2024年7月21日 (日)

Maintenance : 奥まつり縫い仕立ての裾上げ

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 自分のズボンは、買ってすぐには、例え無料でも裾上げしてもらわないことがほとんど。コットン製だと必ず2回ぐらいは洗濯して縮ませてから、自分で裾上げします。ウールの時も家で履いてみて、シングル、ダブル、どちらかにそのデザインに似合う方を決めてからゆっくり仕上げています。

娘が自分で服を買うようになって、ジーンズを買ってきて、一度洗濯した後、私が裾上げしてやらなかったので、お直しのお店に出したよう。その引き取りを頼まれて行くと、3000円もかかりました。しまった、そんなにかかるなら、私がやってあげれば、よかった、と反省。ウォッシュッドの黒いジーンズでステッチは赤。赤のジーンズ用のミシン糸は家にはなかったので、それはそれで、よかったのだけれど。

てな感じのことがありました。先日、またまた、娘が一見、高級なサマーウールのような、リサイクル・ポリエステルという素材のパンツをセールで買ってきました。今度は、ちゃんとやってあげようと思い、ミシンで縫ってしまわずにきちんと手縫いで表に響かないような、「奥まつり縫い」にして仕上げてやりました。

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①まずは、履かせて、裾上げの位置に折り上げまち針。そして、その折り山を黄色のしつけ糸でぐし縫い。そうすることで、裾を伸ばした時もどこが裾上げ線なのか、わかります。ひと手間だけど、針と糸でしかできない目印。

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②それから完全三つ折りに出来るほど、生地はあったので、二つ折りした時の布端が①の裾上げ線にかかる位置で布を断ちました。

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③折山にアイロンをあて、生地を整えます。まち針を折り幅の半分くらいの所でぐるりと留め、裏から見た時の縫い代の際、5㎜ぐらいのところをしつけ糸でぐるりとぐし縫い。

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④手縫い用の同色の糸で、端から5㎜の縫い代を外側に折りながら内側の縫い代の布を2㎜ぐらいすくって、5㎜くらい左の向かいの内側の布の縦糸1本を右から左にすくい、5㎜ほど進んだ手前の布内側1枚をすくう、ということを繰り返していきます。出来たら、しつけ糸を引っ張らないように所々で切ってから、引き抜いて、出来上がり。

こうすると、表に見える糸は、少しで、裾に平行にぐるりと縫い止められます。裏は、縫い糸が内側に隠れるので、脱ぎ着の際に擦れることが少なく、引っかけたりしないので、裾がほつれたりしにくい仕上げとなります。

この方法は、ていねいな裾上げの方法。結婚前の4ヵ月だけ、洋裁学校に通った時に教えてもらった裾上げの方法。その時、自分のWedding dressを作らせてもらいました。

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2023年8月 1日 (火)

Basket collection : Maintenance : 籐かごの補修

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30年ものの籐かご。ドラム式洗濯機の上にポンと置いて、着替えを入れたりして使っていました。

ここまで壊れてしまっては、もう使えません。捨てなくちゃと思いながら、そのまま奥の部屋においていましたが、これを直してみることに。写真右の材料は芯籐。3㎜のもの。母からもらった40年ものがあるので、使わなくてはもったいない。

芯籐は、使う前に水につけておきます。そうすると、柔らかくしなるので、編みやすくなります。

1時間ぐらいは、たらいに入れてつけておき、作業はベランダで。

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縁の丸籐と呼ばれる部分を取り除き、竪芯の折れた部分に新しい芯を補強のために入れます。

ここでは、2本の横に1本入れましたが、技法書を見ると、足し芯は、真ん中に入れる、とのことでした。D7k_8434

ざる編みと呼ばれる竪芯の前後に編み芯を入れる編み方。

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かごの縁に巻いてあった皮籐を外しました。新しいものはないので、これも再利用。水につけておきました。

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以前に差し込まれてい位置に木工ボンドを少しつけて竪芯を戻しました。隙間は、皮籐を巻いたあと、編み芯をまた編み入れて埋めます。

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皮籐をぐるぐると巻きます。長さは決まっているので、つなぎながら巻きます。足りなくなったら、新しい皮籐を差し込み、前の皮籐の残りをこれから巻き進む方向に折りかしてからその上から巻くようにします。

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実は悩みながら8時間もかかって完成。翌日の朝に撮った写真。どうにかまた使えそう。

 

 

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2022年6月 8日 (水)

Maintenance : 網戸の張替え

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AFTER

 網戸の張替え、完了。2年前から網戸に穴があり、今年は、よくよく見ると、縁のあたりも大きく裂けていました。これから、網戸をよく使うシーズンなので「今年こそは!」と思い、休みの日にホーム・センターで網、道具類を買いそろえ、翌日作業。

初めてでしたが、なんとか出来ました!網自体は、内側からは外が良く見え(黒面)、外からは見えにくい(銀色面)という作りの24メッシュにしました。

お店に行く前に、網戸のサイズを測り、メモしておくことと網を押さえているチューブを一部溝から外して、見本としてお店に持っていくといいです。

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まずは、ゴム・チューブを外します。するとネットもパラリと外れました。

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我が家の網戸は、天吊り。留め具のストッパーが青の時は、安全イコール外れません。赤に切り替えて、ガタガタさせると網戸自体が外れました。網戸の溝やレールを掃除。スチーマーがあるので、細かな砂を吹き飛ばしておきました。

写真の左に見えるケバケバも上下にスライドさせると抜けるので、抜き洗って干しておきました。

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平な場所で作業。枠より10㎝ぐらい大きく網を覆う感じで、必要な長さにカット。最終的には、ぎりぎりでカットするので、正確でなくても大丈夫。

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溝にゴムを押し込んでいるところ。直径6.8㎜のもの7m巻 ブロンズ色を使いました。

左手で網を外側にひっ張りながら、押さえゴムをローラーで埋め込んでいきました。便利な仮押さえ様のゴム製の円盤なども使って、なるべく枠に対して平行に網が入るように作業。

この後、はみ出した網をカット。専用のカッターもありますが、使い方がわるいのか少し網の断面が残って、手に当たると痛いので、最終的には、普通のカッターでギリギリをカットしました。

網戸を再び、窓の外にセットして完了。

ですが、なかなかはめられなかった!!窓の外側のサッシ部分の上側がカットしてある部分から上の網戸用のレールにはめ込み、内側に回ってストッパ―を青にして下のレールにもガタガタさせていると入りました。

いろいろ、ネットで調べても同じタイプの網戸の取り付け方法が分からなかったので、諦めかけましたが、なんとか入った!

後は、滑りをよくするために潤滑油をスプレーすると、前よりもなめらかに網戸が動くように。

 

今回の網戸は、網戸をしていないような感じで、夜など網戸をしていないような感じです。

 

 

 

 

 

 

 

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2022年6月 5日 (日)

Maintenance : ピクニック・バスケット

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 ラタン(藤)のピクニック・バスケットの修理をしました。持ち手の付け根が外れ、ふたつきの物入れになっていました。

藤芯は、母から譲り受けた50年ぐらい前のものをずっと持っていたのですが、「色が合わない。」ということで、そこで考えがストップ。しかし、今年の3月、浅草橋ぶらぶら一人旅をした時、ラタン材料のお店や革材料のお店で「ラタンを染料で染ては。」ということにたどり着き、修理を昨日の朝、決行。

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まずは、皮革用アルコール染料 スピランの茶 (誠和)で藤芯を染め、乾燥。

その後、藤芯を20分ぐらい水につけて、柔らかくしておきました。

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藤芯を留める場所に通し、編み始めは、15㎝ぐらい残しておいてから、本体と持ち手基部の間をぐるぐるとらせんを描くように軽くからませながら、4周ぐらい編みました。編み終わりは、本体の編み目の模様に沿わせ目立たないように絡ませ、はさみで切りました。

編み始めも同じように本体の編み地に絡ませ、処理。

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完成。これに家族で食べる運動会のお弁当や近所の山の公園などに焼きた立てのベーグルと具材、水筒、コップ等入れて食べたりしました。

社会人になって家を出た息子もベーグル・ランチのことは、今でも時々「公園で食べたベーグルの味は忘れられないよ!」と味の思い出を話してくれています。

これでまた外に持って行けそうです。

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2020年10月17日 (土)

Maintenance : 研ぎ直し

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 2005年に購入したZWILLINGのTWIN Cermax のシェフズ ナイフ

私は、手がとても大きい(外国の手袋もL)方なので、刃渡り18㎝のこのナイフを使っています。

先日メーカーのシャープニング センターで研ぎ直しをしてもらいました。

月曜日に出して、金曜日には、戻ってきました。

お手紙に

「熟練したテクニカルマネージャーが丹精込めて磨き上げました本刃付の切れ味はいかがでしょうか。素晴らしいを実感していただけると、大変うれしく思います。」

と書かれてあり、早速、大根の千切りをしてみました。

いやーいい。断面がすぱっと切れているのが分かりました。

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いつのまにか、私が刃先を欠けさせてしまったところも、スムーズなカーブにして今回、削ってもらっていました。

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実は先日、娘用に小ぶりなナイフを購入しようとしたところ(Outlet Mall にて)もう、百貨店には、置いていなかった同じシリーズ ペティ ナイフ (刃渡り 13㎝)を偶然、発見。

持ち帰り使ってみると、よく切れる。自分のものも同じ素材のはずなのに・・・、と思い、購入してから15年経過しましたが、メーカーの研ぎ直しサービスを利用してみることにしたわけです。

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これが、専用の砥石で、15年間は、これを使って研いできましたが、やはり、両刃を研ぐことは、難しいな、と思っていました。

玉ねぎを切る時、涙が出るようになったら、大体、研ぎ時かな、と思い研いできました。

今回、戻ってきて、ハンドルもきれいになってきました。自分で研ぐことと今回のサービスを利用させてもらえれば、まだまだ、これからもこの包丁を使えると思いました。

前回の鋼入りの包丁が14年で、ボロボロにハンドルの所にも錆が出たことを考えると楽々15年経過した感じです。

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ハンドルの作りがエルゴノミクス デザインで持ちやすい。ハンドルの耐久性も積層キャンバスらしく、ウッド ハンドルよりも耐水性がある。

ハンドルの木端の所に肉たたきがあるので、便利。

こうなると、料理できなくなる日まで、もつのではないかとも思えてきました。

研いでくださった方、ありがとうございました。

以前にこの包丁について書いた記事は こちら

 

 

 

 

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2020年6月21日 (日)

Maintenance : クロスバイク

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In Cherry blossoms season         April.2020

今年は、自粛期間中、朝早く起きて、サイクリングして、運動不足を補っていました。

これは、近所をぐるぐる回って、昔子どもたちとよく行った川辺や公園など、行ってみました。

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自転車は、PEUGEORT METRO クロス バイク。もう20年乗っています。

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まったくのママチャリ使用。昔は、後ろに子どもをのせられるラックをつけていました。

サドルやグリップは、3回ぐらい交換しているし、5年前ぐらいは、フレーム以外、かなりのパーツ交換してもらいました。

ギア、ペダルなど新しい自転車が買えるぐらい費用がかかったのですが、気に入って乗ってきたので、愛着があり、消耗している部品を変えてまた、乗っています。

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掃除してピカピカにして、土日の早朝に乗っていたら、先日前輪の空気が抜けていました。

パンクしたかなと思いましたが、空気を注ぐ時に、シューシュー抜けていく状況。

昔のっていた自転車は、こういう症状はなかったけれど、この自転車は、英式バルブというタイプで、中に入っている虫ゴムが劣化するので、それを交換するといい、ことを思い出しました。

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そういえば、虫ゴムは、無印良品で購入した空気つぎの中に入っていました。

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バルブを外し、虫ゴムを交換しました。

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空気を入れても、シューシュー抜けなくなりました。

もう予備がないので、どこかで買っておこう。

 

 

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2019年8月 2日 (金)

Maintenance : キッチンの混合水栓の交換

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GLITTRAN グリットラン                     IKEA

 台所の混合水栓をDIYで交換しました。いろいろ大変でしたが、どうにかパパがアイディアを出してくれて作業もしてくれました。

背の高いのがIKEAの製品。左にあるのが、浄水器に水を送るもの。今まで使ってきた浄水器をいかして使うためにパパさんが工夫してくれました。

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元の水栓。20年以上使用。食洗器をつけた時に分岐金物が中間部に入れられました。食洗器が壊れたのを機に、手洗いにすることにしました。子どもたちもパパも帰宅がバラバラな生活になり、ちょこちょこ洗う方が片付くし、キッチン カウンターも昔のように広く使えるようになりました。

私がネットで調べて、この分岐金物を自分で外そうとしたのが、そもそもの始まり。

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簡単に外れると思った部分が外れず、近所の金物屋さんでこの道具を購入してきました。まわると思いきやどうも設置の時にしっかりとした接着もされているようで、外せませんでした。

そこで、以前からもうそろそろ新しいもIKEA に急遽出かけ、以前よりいいな、と思っていた金物を購入。

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ここからは、ちょっとハラハラで深刻な事態。本当は、カウンターの既存の25㎜の穴2つに合う水栓器具を選ぶのが良かったのですが、IKEAの金物は一つ穴で設置するもの。既存の穴を広げようと考えましたが、新たに2つの穴の真ん中に35㎜の穴を開けることにしました。

シンクしたの給水ホースもなかなか古くネジが固着していたりして、大変でしたが、どうにかパパが新しいものと交換に成功。

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カウンターキッチンになっているので、水栓金物がクラッシックな曲線のデザインなものになり、満足。

機能的にもワンハンドルで水の出方を調節できることや、高さがあるので、鍋を洗ったり、水を入れたりするときに作業しやすい利点があります。

かなり慌てて、一時はどうなるかと思いましたが、今はネットで作業方法なども調べることができるので、役に立ちました。

ああよかった。きれいな水が出るっていうことに改めて感謝。

 

 

 

 

 

 

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2019年4月27日 (土)

Maintenance : 眼鏡チェーンの修理

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3年前ぐらいから、仕事で作業する時に、近くが見えにくくなってきました。失敗してはいけないので、Reading glassを使うようになりました。眼鏡はドイツのEchenbachのもの。これは、2つめ。1つめを購入した時に、バロックパールの入ったビーズの眼鏡チェーンを見つけ、首から眼鏡を下げながら、必要な時にかけています。

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チェーンを眼鏡のつるに取り付けるのに、シリコンの輪が使われています。チェーンをどこかに引っかけて、この部分が抜けてしまい、どこかに飛んでいってしまいました。

これを取り扱っていそうな近所のお店はなかったし、ネットで見ると、50個単位だったり・・・。

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先日、みなとみらいのMark'sにアクセサリーのパーツを売っているお店があり、立ち寄って店員さんに聞くと、「ありますよ!」との答え。

わーい!ということで、シリコン2つ、その他、丸環などが入ったものを購入できました。

金属が、Goldのものもありました。家で早速直し眼鏡チェーン復活。

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後、これはサングラスにつけている眼鏡チェーン。サングラスもかけたり、外したり案外忙しい。そこで、旅行先の松山の雑貨屋さんで見つけたフランスの方が作ったという眼鏡チェーンを取り付けることにしました。

これは、耳元で垂れるあたりのチェーンのパーツが大きく、イヤリングをしているようにも見える作りになっています。また首回りは皮紐で髪の毛にひっかかったりしないようになっています。よく考えられています。

 

 

 

 

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2018年2月25日 (日)

Maintenance : バックのストラップの穴あけ

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バックのストラップが長くて、ショルダーとしてもう少し短く使いたいと思い、皮に穴を開けることに。必要なのは、既存の穴の直径と同じサイズの穴を開けられる「穴あけポンチ」という金物。

手芸屋さんの皮革工芸に売っているが、穴のサイズをちゃんと調べて買いに行った方がいい。

ここでは、直径4mmの穴が開けられるものを準備した。
その他、金槌と衝撃を吸収する板など。ここでは、皮革工芸用の硬質ゴムマットを使っている。

穴を開ける場所は、既存の穴の間隔を測り、目立つように白の修正液で印付けした。

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垂直にポンチをあて、ポンとしっかり一回で叩き、穴を開ける。

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すっきり、きれいに皮をカット出来ているので、何事もなかったようにサイズ合わせが出来るようになった。

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2018年2月12日 (月)

Maintenance : カーペットのブラシかけ

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SUPA GROOMA           The Hill Brush Company        

テレビでカーペットの掃除にゴム手袋でこするとあそび毛やゴミ、髪の毛などかき集めることができる、と放送していた。それを見て、以前から気になっていたゴムのブラシを買って掃除してみることにした。

製品は、イギリスの雑貨屋さん『Labour &Wait』のものを販売しているB-Shopさんで購入したもの。

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ブラシでカーペットをブラッシングすると、いっぱいゴミが出てきた。日頃、掃除機と時々、コロコロ粘着ローラーで、掃除するだけで、上からこするだけ。根こそぎブラッシングは出来ていなかった。

かなりゴムの匂いがするのだが、その弾力性と粘りで掻き出したゴミをキャッチし、外に押し出すよう。

箱の説明を読むと、「馬や犬の毛を布製品から取り除く。それから顔のフェイス ブラシとして使える。」と書いてある。

カーペットという西洋の敷物のお掃除道具として、こんな便利なものがあったのだと初めて使って、納得した。

ウールカーペットだけでなく、コットン マットにも使える。

匂いがすごいので、これをシリコンで作ったら、かき集めるのに違いはあるのだろうか?などと思っている。


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