2024年9月 1日 (日)

Maintenance : ふすまの塗り替え

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Before

  我が家のマンションの間取りは、LDの横に和室があるタイプ。襖が何枚かあるのですが、さすがに襖紙が黄ばんで、汚れもついて気になっていました。ホームセンターの襖紙は、色、柄、素材でピンとくるものがありませんでした。

今年は、LDKと廊下の壁を自分で塗り替えをしました。ちょっと自信がついたので、ふすまも自分で何とかできないかと考えていました。

そうこうしていると、アクリル絵の具のジェッソに貝の粉が入っていることを知りました。つや消しのような白い下地が出来、上に塗るアクリル絵の具の食いつきをよくするものです。他の色を入れて混色OK!水は使うジェッソの20%まで。手持ちの絵の具で「出来るかも!」と考えるようになりました。

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色は、一番大事な要素。自分でB5程度の紙に絵の具を混色したものを塗った紙や日本色研の和紙の色紙をマスキング・テープで何枚か貼り、時間帯によって変わる光線の色の変化を何日か貼って、見ていました。一番、気にならない色にしました。

今。いろいろなアクリル系ペンキが各社より出ていますが、色の比較ができないし、家で塗ってみることもできないので、決め手がぶれて、一番悩みどころ。自分で今回は、混色するのですから、とことん色作りにこだわれます。きれいな色=その場所にある色とは限らないのです。

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大きな面積を塗るので、足りなくなった時のために混色で何色を何グラムいれたのかを記録しながら、イメージに近い色になるようアクリル絵の具を入れていきました。

ふすまには、木の部分にマスキング・テープを貼り、カバー。所々、へこんだ部分があったので、つぶれた部分の紙をカッターの先やピンセットを使って戻し、敗れた部分には、半紙を同じような形に手で破いたものをのりで貼り、平にしておいました。

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天袋から塗っていきました。縁は刷毛を使って塗り、広い面は小型のローラー。2枚塗った時にちょっときれいすぎる色であることに気づきました。そこで、少し黒を足して、グレイッシュな成分を足すと、落ち着いた気持ちで見れる色になりました。

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After

完成。春の少しかすんだ空のような色。

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ふすまで仕切られた和室ですが、リビングとのつながりをつけるように室内もしつらえています。

 

 

 

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2024年5月18日 (土)

Maintenance : 色あせたフローリングの手入れ

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BEFORE 

 ハイハイし始めた孫がやってくるというので、久しぶりにワックスがけをすることに。特に今回は、部分的に色あせたフローリングのメンテナンスについて。

以前に紹介したフローリングの浮きの補修については、こちら

フローリングの傷の補修については、こちら       

色あせが気になる場所は日が当たる窓際のベランダへの出入り口とテーブル下の子どもたちが座っていた椅子の下。いろいろなものをこぼしたり、椅子の引きずりが多かった場所。ワックスが部分的にはがれ、木地の色が見え出していました。

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ネットでワックスを頼もうと思っても、どれがいいのか分からず保留にしていました。お休みの日、ホームセンターに行って、いろいろな種類の中から選びました。

まずは、家具を移動させて、ワックスはがし。簡単に書いていますが、ワックスがけはソファ、テーブルと家具の移動が大変です。水ぶきをして乾かし、その後、部分的に色あせがひどい部分のみ、リンレイの「色つや復元コート」を2回塗りました。

実は、手持ちのステインなどを塗って、補色出来ないかやってみたので、ムラがあったのですが、どうにか、この復元コート(写真右)で色が薄いところもカバーできました。

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AFTER (2週間後 新たな擦り傷あり)

その後、初めて使うお値段が高めのリンレイの「ウルトラ・タフコート」を2度塗り。アクリルとウレタンが使われていて強力そうなワックス。

2回塗りしたので、かなりグロッシーな仕上げとなりました。実際には、木地がみえてしまったところは、以前としてあるのですが、反射光で気にならなくなったという感じです。

もう少し、早く補修しておけば、よかったというのが、今になっての感想。

 孫が来て、あちこちハイハイしてニコニコ動き回っていましたが、おそうじをしっかりしておいたので、慌てないで、こちらもニコニコ、お迎えできました。滞在中、ハイハイも距離が延び、つかまり立ちも上手になってきました。

ワックスがけしておいてよかった!

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2024年5月15日 (水)

Maintenance : 廊下の壁塗り

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BEFORE 

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AFTER

 ゴールデン・ウィークに来客の予定もあったので,キッチンに続き、廊下の壁塗りもしました。今まで大掃除の時には、住居用洗剤で拭いたり、スチーム・クリーナーで汚れを溶かして、掃除したりしてきましたが、スイッチ周りは頻繁に手が触れるので,拭いても黒ずみが取れなくなっていました。

使用したペンキは,ターナーのミルク・ペイント・アンチ・ウィルス。色名はカシミア・ホワイト。今回は,廊下のみですがリビングも同色で仕上げる予定で4ℓ缶をネットで購入。届いて、即、養生。スイッチ・プレートを外し、扉の廻縁にマスキング・テープ。

まずは、際から刷毛で塗り、面をローラーで塗りました。色は、元の壁紙に重ねても白の調子がほとんど同じに見える塗料でした。キッチンは、シャンパン・イエローで少し遊んでみましたが、こちらは、元のイメージを変えないようにと思って色選びをしました。Img_2076

BEFORE

色目がぴったりでしたので、調子にのって、もうちょっと塗りたくなり玄関まで養生。

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AFTER

写真では、あまりわかりませんが、明らかに明るく、気になっていた薄汚れは、見えなくなりました。Img_2075

BEFORE 

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AFTER

セミ・クローズド・キッチンの出入り口の突き当り上部の壁は、特に気になっていた部分。煙がたまる部分でどうしても黒ずんでいました。住居用洗剤で汚れを落としてから、ここもペンキ塗り。すっきり、天井が高くなった感じです。

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すっきりしすぎて、心配になってきた廊下。腰壁があると、頻繁に手が触れたり、物がぶつかったりしても、その部分を拭くなり、補修することが出来るのかな、と現在、面一になった壁を見て思います。

少し、腰壁のことも調べてみようと新たなるメンテナンスを思いついている私です。

 

 

 

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Maintenance : 玄関枠の塗装とゴムの交換

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 大規模修繕工事の最中にドアの鉄部の塗装ということでしたので、お任せしていたら、ドアの廊下側だけの塗装でした。それが、共用部ということで、屋内側は、塗られていなくてびっくり。老眼なので、あとからじっくり見てみると、ドアの枠の内側は、錆が発生しているのです。

そこで、自分で内側は塗ろうと思い、近所の金物屋さんに行くと、ちゃんと錆止め剤の入った鉄部に塗れる水性ペンキ(大日本塗料 水性つやありウレタン建物用 黒 1/5ℓ)があり、これを使うことに。

「錆を落として、作業」と缶には書いてありましたが、老眼なので読まずに塗ってしまいましたが、これを詠まれた方は、落としてから塗ってください。

周りにマスキング・テープを貼り、養生。自分も着替えて、頭をバンダナで覆い、作業。乾燥させて、再度塗る、を繰り返し、3回ぐらい塗り、マスキングをはがし、完了。塗膜を作って、錆が広がるのを防ぎました。ひとまず安心。

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 そして、冬場に聞こえたドアから聞こえる風の音や廊下の清掃の水が玄関に入っていた事例、原因がドアの枠に埋め込まれているゴムのエアータイト材であることに気付きました。

劣化によってそのようなことが起きたと思っていましたが工事の際、交換され、隙間が出来、上のようなことが起きていたようです。

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RIGHT エアータイト材 AZ-105 (扶桑ゴム産業 ゴム通)

不具合調整も1年後になるので、自分でゴムの断面を手掛かりにネットでメーカーを探し、注文して交換しました。

新しく取り寄せたものは、円形の部分のゴムの中の気泡が少なく、押すと硬めに沈みました。また、足元のゴムをはがすことで高さ調節できるように作られたもので、1枚だけはがして、主人に埋め込みをしてもらい、隙間はなくなりました。

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これで完了。

日頃、気にしていなかった部分をよく見て修繕出来たので、よかった。なんだか、さびの処置は、虫歯の進行を遅らせるための処置にも似ています。早めに修繕して経過を観察することが大事だと思いました。

 

 

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2024年5月13日 (月)

Maintenance : キッチンの壁の塗り替え

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 昔から、いつかはやってみたいと思って壁塗り。トム・ソーヤがフェンスにペンキ塗りしたという所は、幼い頃に壁紙の上にクレヨンでジュースの自動販売機のボタンの絵を大きく描いて喜んだのもつかの間、ひどく怒られた私にとって、憧れの部分でした。

ビニール壁紙に直接塗れる水性アクリル系塗料があると知っていても、作業量を考えると、なかなか実行できずにいました。しかし、ゴールデン・ウィーク前の4月のお休みの日、時間があった時に塗ることに。

昨年の12月の大掃除の頃,壁の汚れが気になっていて、手持ちのアクリル絵の具を混色しては、壁に塗って、一日の光線の違いによって各色がどんな表情を見せるか自分の目で確かめてみていました。純色プラス白だけでなく、もう一色入れて、なんとも言えないニュートラル・カラーを作ったりしました。名前のある色ではなく,調子がいい色を目指したいという思いで。

現在日本で購入できるアクリル系壁塗り用ペンキは、いろいろ出ていますが、色も価格も様々。わわ憧れのイギリスのメーカーのもののサンプル帳を眺めては散々、ため息をついていたのですが、価格の面で台所にはもったいないと思い、まずは、国産メーカーのもので、探しました。

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たまたま、仕事で見かけたカタログにターナーから出ている「ミルク・ペイント アンチ・ウィルス・プラス」が牛乳のカゼインを含んだアクリル系塗料で抗カビ、抗ウィルス材を添加しているものを見つけ、これにすることに。色目は、パウダー・イエローのような色味が食事を作るのにいいとも思っていたので「シャンパン・イエロー」に。

お休みの日に一日かけて作業。つなぎに頭をバンダナで覆い身支度。

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BEFORE

壁を住居用洗剤で拭いて乾かしてから、養生作業。台所の家具類は、すべてキャスター付きなので、動かし、あらゆる見切りの部分にマスキング・テープを貼りました。その他、マスキング・テープにポリエチレンのカバーがついているものや全体を覆うためのロール状の資材も購入しておいたので、しっかりまわりを覆いました。

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それから壁紙の隙間が広がっている部分には、シリコンの充填剤を入れ、はみ出したところは、ぬれぶきんでふき取りながら平らにならして、乾かしておきました。

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最初は、幅の小さ目の刷毛で際をすべて塗り、最後は、ローラーで平滑に見えるよう厚さを意識してゴロゴロ7.塗っていきました。天井もローラーで塗ると一気に広がり、そんなに苦ではありませんでした。

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AFTER

少し面積に対して量が少なくなったので、家具で隠れる所は、薄塗で仕上げました。

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マスキング・テープを外して、家具を戻しながら、天井付近を見ると、油煙がついて薄暗くなっていたキッチンがしゃっきり、明るくなりました。やっと、ペンキ塗りを思いっきりできた!という達成感!きれいになりました。

 

 

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Maintenance : ユニットバスの入口枠の塗り替え

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BEFORE

 3月末に、大規模修繕工事も終わり、修繕されたいろいろな部分を見て「塗り替えれば、きれいになるんだー!」と実感。

そう思うと、家の中もまだまだ自分でも修繕できるところはあるな、と思い、いくつか修繕を行ったので、紹介していきます。

まずは、お風呂の入り口の枠の塗装です。特に下地が見えるほどの深い傷があちこちにあり、水に塗れる場所なので、黄色信号の状態でした。

近所の金物屋さんで見つけた大日本塗料のサンデーペイント「水性つやありウレタン建物用 1/5L ミルキーホワイト」という小さな缶がありましたので、これを使うことに。最近は、塗装ペイントも水性塗料が多くなっていて、塗装作業中も後始末も匂いなどの有害物質の放出が少なく、楽に作業ができるようになっています。道具も水洗いで再び,使えます。

まずは、気になる傷の部分に木工パテを刷り込み、硬化。しばらくして表面をサンドペーパーで平らにしました。その他,壁用に買ったシーリング材も小さな傷を埋めるのに使いました。

その後、マスキング・テープで周りにペンキが付かないように養生。廻縁をぐるりと塗るので、頭にペンキがかからないようにバンダナで頭を覆い、学生時代から使っているつなぎに着替え、自分も養生。

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スーと塗りながら返しバケ、ちょっと幅が広かったローラーも使ってみました。出来たら乾燥させ、時間をおいて合計3回、塗りました。最後にマスキング・テープをすーっと剥がすとあの痛々しい傷は、見えなくなり、きれいになりました。ペンキが残っているので、近所のお友達のお家にも塗りに行ってあげようかな、とちょっと思いましたが、おせっかいなのでやめておきました。

「やればできる!」と自分にも廻縁にも言い聞かせるように、完成。

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AFTER

自分の家の浴室の廻縁ごときに大満足もなんですが、SDG’s的にもすぐリフォーム業者を頼っていては、お金も資源も労力ももったいない、古くなっているからこそ、逆に思いきって、こんなDIYメンテナンスも取り組める時期ではないかと思っています。

ちょうど、今朝、リフォームを始めるため廃棄される水回りリフォームの部材がトラックいっぱいに積まれるのを眺めながら、(ちょっと、どんな風になるのかな?)私は、自分の楽しみとして修繕していこうと思っています。

引き続き、掃除はちゃんとして、傷んでいるところは、自分でなおせるものはなおし、ダメな時はお願いして、自分の頭と手を使い、メンテナンスに励んでいきたいと思っています。

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2023年12月 1日 (金)

Maintenance : 巾木の補修

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 我が家の玄関の巾木はご覧の通り。あらららという感じでした。

あまり興味のなかった巾木ですが、こんなふうになると,どんな素材で作られているのか,わかってきました。

ホームセンターで木目プリントの幅広シートを見つけたので,補修することに。

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元の巾木はMDF(中質繊維版)という木の繊維を接着剤で固めたものが使われていました。家の中でベニヤ板や素麺の箱など板材を引っ張り出してみたのですが、家の中でノコギリを使うのも近所迷惑なので、「Wild Turlryの箱がMDF!」と思い出し、パパが独身時代からもっていたバーボンの箱を取っておいたものをカッターナイフで巾木の寸法に切ることにしました。

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元の巾木を外すと隠し釘といって内装材をとめるのに使う釘の頭がない細い釘で留めてありました。よく、内装工事で「パーン、パーン!」という音がするピンタッカーで留めてありました。そんな道具は買えないので、残った釘は抜かないで、新しい巾木をあて木をして叩き込むことに。

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シートは、一回り大きくカット。

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購入した木目調シート(REALA リアラ アサヒペン の焦げ茶色)をカットして巾木にピッタリ貼り付けました。

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その後、玄関のたたきとの境目にシリコン・コーキング(コニシ バスボンドQ)を入れました。目地部分の両側にマスキング・テープを張り、チューブを縛り出しながら、目地につめていきました。途中、とまらない方がきれいに仕上がります・

シリコンが乾かないうちに付属のヘラで表面を整え、マスキング・テープも剥がしておくといいです。

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完成。目地が妙に白いですが、これもDIYならでは!他2か所もシートの張り替えを行い、修繕OK。

 

 

 

 

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2023年11月27日 (月)

Maintenance : 洗面ボウルの交換

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恥ずかしながら、磁器質の洗面ボウルに瓶かなにかを落として、ヒビ割れさせてしまいました。この記事については、Instagramでも紹介しました。こちら

マンションに入って、初期の頃で、いろいろな接着剤を使用しては、もたせてきました。接着剤も黄変、硬化しますので、そのたびに修理。

この写真は、2023年7月の状態。合成漆を使って、金継ぎもしていました。洗面ボウルはメーカーでは、廃盤で入手不可能。いろいろ調べもしましたが、お引越しになる方より、洗面ボウルをいただくことに。

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割れた洗面ボウルは、大きなハンマーでたたき割り、撤去。

頂いた洗面ボウルの古いシリコン・コーキング剤を取り除きました。

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コニシのバスボンドQ 50mlを合計4本使用。

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固まるまで車のジャッキで下から支えておきました。洗面キャビネットの下部に使用されている板は、薄い化粧板で、強度がなかったので、スノコや板などを下枠のある部分に渡してからジャッキ・アップしました。半日ぐらい放置。

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吊り金物が4か所あるので、それで基本的には洗面台と洗面ボウルは固定される仕組みです。

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マスキング・テープを溝の両側に貼り、シリコン・コーキングで埋めてきました。

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排水パイプをつないで、やっと水を流したのは、夜の11時ごろ。いただいた洗面ボウルのパッキンは、水漏れがあったりしたので、今まで使っていたものに変えると、水漏れしなくなりました。最後にあせりましたが、大丈夫、完了。

なんだか、あと何年もつか心配ですが、補修部品が入手できるまで使っていきたいです。

費用は,ボウルをいただいたお礼とコーキング材のみ。ゴミのことも考えると、最低限の廃棄物ですみました。

 

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2022年8月16日 (火)

Maintenance : 椅子の座面張り替え

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Dining chairs                  YAMAHA              

 座面が広めの革のダイニング・チェアー。30年経過したので、縁の部分がひび割れてきていました。動画サイトなどを見ながら、革さえあれば、自分でも出来そうだなと思っていたところ、浅草橋でちょうど良さそうなシュリンク加工の牛革半裁の端切れを見つけました。その後、中身のウレタン・マットや道具類を少しずつ揃え、時間の取れた先日実行。

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① 椅子の座面は木ねじで留めてあるので、ドライバーで取り外し。ステープルという大きなホッチキスのようなコの字型の針で裏側が留めてあるのでステープル外しという道具で針を外しました。この専用道具は、買って良かったもの。一脚目はマイナス・ドライバーとガン・タッカー付属の簡易的な道具で外しましたが、手が腫れるぐらい大変な作業でした。

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② 既存のウレタン・スポンジの構造確認。中心に一枚1㎝ぐらいのものがあり、それを覆うものが木端に接着されていました。

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③ 芯になるチップ・ウレタンは「硬め 500㎜×500㎜×2㎝厚さ」にしました。DIY向けに一脚分が貼れるサイズを既にカットしているものを購入。積層合板の座面と同じ大きさにカット。DIY用ウレタンショップKoh Yohさんで購入しました。

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④ 仕上げ用のウレタンスポンジは1㎝厚さ。座面の木端に異素材も接着可能なセメダインXを接着面両側に塗り、10分放置してから木端を包み込むように接着。乾燥中は、取り外した革で包み、ガムテープで固定させておきました。

乾燥後、カッターの刃を長めに出し、のこぎりのようにギコギコ動かし、スポンジの断面をすっきり座面と合わせてカット。

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⑤ 次は革の準備。以前の革は4枚はぎになっており、糸を抜き、解体し、型紙を厚紙で作りました。

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⑥ 新しい革に当てると、4脚分取るためには、2脚分は、一枚革で残り2脚分は革を縫い合わせるしかないということになりました。

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⑦ 革の裏に型紙を当て、白いチョークで線を引き、はさみでカット。

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⑧ ガン・タッカーを使う作業は室内では音が大きいので、外に出て作業。

スポンジを張り替えた座面と裁断した革とガン・タッカー、替え芯 MAX T3-6M (幅12㎜ 高さ6㎜)、ステープル外し

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⑨ 前後左右の位置を確認し、十字の部分にまず、ガン・タッカーを打ちます。それを起点に対称に革を引っ張りながら、四辺の直線部分にタッカーを打ちます。たわみがある場合は、芯を抜いて、打ち直します。

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⑩ 角の部分は、ギョーザのヒダを入れる時のように、なるべく同じ幅のヒダを寄せながら、タッカーを打っていきます。「『ℤ』形に打つといい。」という動画サイトの情報からやってみましたが、『くずれZ』になりながら、留めました。これも数をこなさないと上手くならないものだと思って、これでOKとしました。

⑪ 前にも貼ってあった黒い不織布を裏にタッカーで貼りました。

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⑫ ネジで椅子本体に留めつけ、完成。

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取り合えず、2脚は完成。あとの2脚は、革を手縫いで縫い合わせなければいけないので、またいつか。   

 

 

 

 

 

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2022年8月 6日 (土)

Maintenance : バックの革底の取り換え

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Weekend travel bag                     Land' End CANVAS 

 もう10年以上使っている夏のバック。週末旅行向けにデザインされたもので、容量が多く、帰省の時も水筒などもどんどん入れてもいいので、大活躍してくれたもの。

さすがにオンボロなんですが、特にお茶をこぼした革底が、しみになって、ひび割れてしまいました。革を手縫いで縫うことは、出来るようになったので、今年3月に浅草橋に行って、ちょうどいい端切れを探してきました。種類もあまりわかっていない私ですが、どんなものを作りたいかをイメージして革を選ぶといいような。

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①まずは、革の裏革に補強材を塗っておきます。

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② バックから外した底の直径を測り、型紙を作り、裁断。黒い布は、たぶんバリスティック・ナイロン。補強のために貼られていたもの。再利用します。

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③ 縫う部分は厚みが出るので、サンダーでやすります。

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④ 革の端から5mmのところに溝をつけます。道具は、ステッチング・ルーパーというもの・D7k_4651_20220806171001

⑤ 縫い穴の位置をルレットで穴を開けます・道具はステッチ・ルレット。間隔が3種類から選べます。

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⑥ 菱目切りという道具で一つひとつの穴を開けます。下には、コルク・マットを敷くと、作業しやすい。

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⑦ 縫い糸#20の麻糸でハリ2本を使いながら、革とキャンバスを縫っていきました。

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縫えた。

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⑧ ひっくり返して、中袋の脇を閉じて完成

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⑨ 色が薄くなっているところは、革の染料を塗り色を補いました。プラスクリームを塗り、油分を補いました。

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⑩ 防水スプレーを全体にかけておきました。

なんとかあと何年かは、持てそう。

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