2023年12月23日 (土)

Home music : レスリー・オドム. Jrの "Simply Christmas"

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 昨年,Instagramのリール動画につける音楽を探していて数ある “My favorite things” のカヴァーの中でも一番いいと思ったLeslie Odom Jr. の歌声とアレンジ。昨年のクリスマスには,この曲の入っているアルバムをずっと流すようになりました。

娘が,昨年クリスマスプレゼントにとCDを注文してくれたのですが、今年の1月まで入荷待ちで,年が明けてやっと送られてきました。

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アルバム自体は2016年のものですが、ご覧の通りの名曲揃い。静かで心に響くクリスマスに聴きたい名曲が入っています。Tommy Kingのピアノの伴奏も息が合っていて,自然に音楽が流れていきます。

このレスリーさんのことを調べると、アメリカ建国史の中で財政面で活躍したAlextunder Hamiltonとそれをライバル意識していたレスリー演じるAaron Burrが、中心となってを展開させていくミュージル “Hamilton” に行きつきました。アメリカで流行っていた頃に日本にいたアメリカ人の知人がヘッドフォンでハミルトンを聴きながら,Hip Hopを口走っているぐらい,アメリカで大変話題になったミュージカル。

その頃は、その音楽も内容もついていくことができず,かなり高度なイメージかつ見ることが出来なかった『ハミルトン』も今年やっと字幕付きで見ることが出来,アメリカの歴史も少し知ることが出来ました。

彼の声の少しハスキーでざらっとしている声は、Nat King Coleの深みのある懐かしい感じの歌声にも似ています。男性にしては裏声で歌う部分も多く、キーが私と近いので随分一緒に歌えるようになりました。

今年もお風呂の中で 一曲目の “Have yourself Merry little Christmas”をかけながら一緒に歌い出し,ついつい長風呂してしまう,いいアルバムです

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2023年12月 1日 (金)

Home Music : Jon Batiste

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”Hollywood Africans ”  piano score

 今年私が一番聞いた曲は、ジョン・バティステの”What wonderful world”だったとストリーミング・サービスが教えてくれました。

昨年、この曲のカヴァー曲を聞き比べていると、このジョン・バティステのアレンジが一番、サッチモの表現した世界観に通じるものを感じ、彼のアルバムを聞くようになりました。私はピアノを弾くのが趣味なので、自分もバティステごっこしたくなって、楽譜を海外から送ってもらいました。

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このアルバムは、2017年のもので、今頃聴いている私はかなり時代遅れなのでしょうが、彼の伝えたいメッセージがシンプルなアレンジの中、しみじみ届き、すーっと心に響いてきます。

ニューオリンズ出身なのでJazzが基本、クラシックも学んでいるので、ショパンのノクターン 20番がJazzにアレンジされていています。それは、黒人霊歌のような曲になっていて、元からこうであったかのように聴こえます。ショパンもきっと驚くようなアレンジになっています。

2022年には、”WE ARE”というアルバムがグラミー賞最優秀アルバムに選ばれましたし、今年のアルバム”World music radio"もノミネートされています。

先日も彼のドキュメンタリー映画 ”AMERICAN SYMPHONY” がNETFLEXで配信されました。彼が、新しい試みをしようともがく姿やパートナーのスレイカのことなど日々の内面の世界が綴られていました。

楽しく歌って踊る姿が全面に出ることも最近は、多くなっているのでしょうが、深い精神性を秘めた表現を目指している彼の音楽は、何度も聴く価値のある音楽です。

 

 

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2022年2月23日 (水)

Home Music : Diana Krall ’Wall Flower’

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 冬中聴いていたダイアナ・クラールの2015年のアルバム『ウォール・フラワー』のピアノ譜。年末に頼んで、イギリスから送られてきて、正月明けぐらいから手元にあります。

アルバムの中の曲をサブスクリプションで流していたのですが、CDアルバム自体を買っておこうと思いながら、今日もネットで流していました。

わたしよりちょっと上の世代の方たちが懐かしいヒット曲 哲学的な内省的なぐるぐる寂しげな気持ちを歌った男性シンガーの曲。1970年代のBob Dyran,Paul McCartney,Elton John, Eagles, Gilbert O’sullivan等のカヴァーアルバムですが、Randy Newmanの90年代の曲もあります。

それをダイアナの低いハスキーな曲でしみじみ歌い上げて、どれも彼女の歌のように聴こえます。

特にこのアルバムで好きになった曲は、イントロが哀愁漂う Eagles の ’Desperade’, Randy Newmanの 大らかな優しい気持ちに包まれる ’Fells like home’。

はもるところにMicheal Boubrais 等が加わっていて、一曲、一曲丁寧に録音されています。

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 娘が「アレンジがいいね。ストリングス使ったりして…。」と言って、アレンジを調べて、「David Fosterだよ!」って教えてくれました。

曲だけ流していて、そういう情報一切、知らずに繰り返し聴いていた源は、David Foster だったのです。

2015年のアルバムなので、記憶があってもいいのですが、その頃の私は、たぶん音楽をゆっくり聴いている状態ではなかったのでしょう。

お家時間が増えた今だからこそ、このアルバムの良さを知っているところです。

David Fosterのセンスは、’Hard to say I'm sorry'の時からのファンで、作品の追っかけをしていました。写真のピアノ譜は、Chicago参加以降の代表作のピアノ譜。映画 ’St Elmo’s fire'、'The Karate kid 2' , ’The secret of mysucccess', 等映画音楽の挿入曲も含まれているので、時々弾くと、どれも微妙な音の重なりが教会音楽のように美しい響きです。

そのDavid Fosterが懐かしい名曲をリ・アレンジしているので、なるほど荘厳なイメージも加わり、原曲をより印象深く感じさせてくれるのでしょう。

歌詞の意味も昔は、ほぼ素通りしてしまっていた私ですが、何度も聞くうちにそれぞれの持つ世界観がようやくわかってきたような感じがします。

これからもたぶん、聴くし、CDも手に入れよう。デラックス・ヴァージョンっていうのもありるようだから、よく考えて決めよう。

 

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2020年9月 6日 (日)

Home Music : 阿部海太郎さんの音楽

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 夏休みに行った静岡のクレマチスの丘に併設の本屋さんで見つけたピアノの楽譜。

以前NHKの番組『世界で一番美しい瞬間』で流れていたきらきらした美しい曲の作曲家として阿部海太郎というお名前をインプットしていました。また、最近では『日曜美術館』や『京都人の秘かな愉しみ』の音楽も担当されており、その曲の味わいをじわじわと拝聴し、ファンになっていました。

娘も気になった曲だったようで、自分で『世界で一番・・・』の冒頭あたりは、数年前耳コピでピアノの前で弾いていました。

今回、楽譜を見つけ、もしかしたらあの曲入っているかも、と思ってお土産に買って帰りました。

帰って、すぐに一曲目からピアノで弾いてみました。すると2曲目。あの曲が、楽譜になっていました。

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Moments Musicaux

冒頭がきらきら木漏れ日が揺れるような感じ。そして子どもの頃の夏の思い出をなつかしく思うようなワルツの調べ。

せつない感じも加わり、夏がまた過ぎていく・・・。

そんな感じの曲。

短かった今年の夏、帰省も出来ずにいましたが、この曲を弾けるようになったことで、いつもの夏が脳裏によみがえってくるように感じ、満たされた気持ちになります。

この楽譜の中の他の曲も少しずつ紐ときながら、弾いています。

日曜美術館のテーマ曲”Reperages - for piano"や『京都人の密かな愉しみ』の”Miyako Sawafuji"もありました。

それから、新たにこの楽譜で知った今、一番のヒット曲は、”Le jardin chez M。Elzeard Bouffier".

昔、フランス プロバンズ出身のJean Giono ジャン・ジオノの原作の『木を植えた男』のアニメーションをHiroshima Animation Festivalの会場で観ました。カナダのフレデリック・バックの色鉛筆のアニメーションで、その柔らかなタッチと動き、色彩の美しさは、それまで見たことのないアニメーションでした。

ストーリーは、その頃も世界的に叫ばれていた環境問題をどうするかという中で、一人ひとりの自然を守ろうとする営みがその後の未来の世界を変えていくことを伝えた作品でした。

その話の中の主人公がエルゼアール・ブフィエ。三国廉太郎さんのナレーションで話が展開していきましたが、その名前を覚えていました。

黙々と禿山にどんぐりを埋め、長い時間をかけて、山の森を再生させていった主人公。

その曲は荘厳な響きの中、静かな感動を伝え、余韻を感じさせる曲、教会の音楽のようです。

 

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2020年5月16日 (土)

Home Music : Josh Groban ”The Prayer”  祈り

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先ごろ、行われたCoronavirusに対する医療従事者の方を応援する ”One World together at home” で最後にLang Langさんがピアノを弾き、Lady Gaga,Celine Dion, Andrea Bocelli, John Legend 、みんなで歌った "The Prayer"がこのアルバムには入っています。私もこの曲が好きで、購入したのですが、実際、人が懸命に歌っているのを目にしながら、聴くと涙がどっと出てきました。不安が吐き出され、世界の人と願いが通じ合えた気持になりました。

特に、歌詞の

♬ Lead us to a place,

  guide us with your grace,

  to a place where  we'll be safe

「(神よ)、あなたの恵みで私達を安全なところへ導いてください。」というところが、今世界がCovid-19の猛威に脅かされる中、人々が再び安全に暮らせる生活になりますようにと願っている気持ちと重なります。

この曲は、作曲がDavid Foster、歌詞はCarol Bayer Sager。最初は映画『魔法の剣 キャメロット:”Quest for Camelot"』(1998年公開)のための曲でした。主人公の娘を心配する母が亡き夫に天国から見守ってください、と願うシーンに、Celine Dion が歌っていました。歌詞の内容もそういった場面の内容であるため少し、今の歌詞とは違います。また、現在の”The prayer" の曲想が変わる部分は、映画の別のシーンに使われていた曲で、後から映画の中の2つの曲を合わせ、歌詞を変えたものが現在の曲であることが本日、映画を見てわかりました。

最後のEnd Rollで流れる曲の最後にAndrea Bocelliが歌うイタリア語Version がオーケストラ バックに流れており、この曲の現在まで事あるごとに歌われてきている懐の深さの片鱗を伝えていました。

その年のGolden Globeの主題歌賞を取っていますが、同じ年Whiteney HustonとMaraia Caryが主題歌を歌ったアニメ映画 ”Prince of Egypt"の主題歌 ”When you believe" がバッティング(この曲もすごかった)していたので、Grammyはノミネートのみで、受賞は逃しています。その後Celine Dion、Andrea Bocelliのそれぞれのアルバムに入れられ、二人がDuetしたversionが生まれ、ヒットし、2000年に、GrammyのBest Pop Collaboration for vocals 部門で受賞しています。

私がこの曲は、最初に聴いたのは、2002年2月のSalt Lake city Olympicの閉会式でした。

銀盤の上でスケーターが滑る中で、暖かそうなムートンのコート(実際は毛皮にダウンコートだった)を着た16歳だった可愛いCharlotte Churchが澄んだ声で歌い出し、ぐーと引き付けられた後、Josh Grobanがいつのまにか登場し、歌を引き継ぐように落ち着いたバリトンで加わり、二人のDuetになり、あれよあれよと感動的に盛り上がり、二人のハーモニーで静かに終わっていく、聖火も消えていくという場面でした。

その時の映像はこちら

動画のコメントを見ていると前年の2001年に9.11が起こり、安全への不安が募っていた頃、人々の気持ちを代弁するように歌われたタイミングであったことを思い出しました。

その当時、ライブ映像であっという間に終わってしまって、もう一度、聞きたくて彼のアルバム”Josh Groban ”を購入しました。Producer は David Foster。

予想通り、いいアルバムであり、お家でよく聞いたり、ひいひい一緒に歌ったりしていて、かなり聴いてきたアルバムです。

いろいろな ”The prayer" のVersion がありますが、一番好きなのは、この若い二人が歌ったVersion。

他にも4曲目には、Morricone の “New cinema paradise” のテーマ曲を歌で抒情的に歌っているのもいいし、12曲めの Bach の "jesu, joy of man's desiring"も Joshの歌い上げる所が、圧倒的な荘厳さを醸し出しています。

珍しいのが画家 Gogh(ゴッホ)の作品『星月夜』を通してGoghのことに想いを馳せる詩の”Vincet"(starry ,starry night)

歌になるうたわれる絵画というのもあまりないような・・・”Mona Lisa"はあるけれど、あまり思いつかないので、貴重な曲。

 

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2018年9月25日 (火)

Home Music : Gregory Porter

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グレゴリー ポーターのCDを渋谷のTOWER RECORDSのおすすめアルバム コーナーで知ってから、その時は、全然知らなかったので、すぐ買わなかったのですが、「やっぱり、欲しい!」と思って、もう一度出かけなおして購入したのが、2016年の夏。

それ以来、昨年、暮れに出された アルバム NAT"KING"COLE & ME は、待ってました!の美しいStringsをバックにした Nat King Coleへのオマージュ アルバムでお風呂につかりながら、よく聴いています。

落ち着きのある低い声で安定感であり、オペラのように作った声でもない、びみょうなしゃがれや語りかけるような歌声は唯一無二の歌声。

速いテンポの曲もコントラバスぐらいのボンボン低い音をぶれずに出せる。

録音も専門用語で何というのかわかりませんが、スタジオでバンドメンバーと一緒にライブ録音しているものなので、楽器のSoloの入りもこれ以上ないだろうというぐらい自然に入っていて、いいのです。

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初めて店先で聴いた時は、"TAKE ME TO THE ALLEY" の宣伝だったのですが、その前のアルバム"Liquid Spirits"も視聴して、すごく良かったし、BLUE NOTEでのスタンダードを歌った複数のアーティストと一緒の録音盤もよくて、ずい分、最初の一枚をどうしようかと迷った思い出があります。頭を冷やして、家に帰って動画サイトなども見て聴いていくと、ヨーロッパでのコンサートのオーケストラをバックにスタンダードを歌っているのもゴージャスでいいな~と思っていたのですが、その時は、その編成でアルバムはまだ出ていなかった・・・。

昨年、横浜のBLUE NOTEに出演予定でしたが、そのJAZZ FESTIVALは中止になったので、今度いつ日本に来るのかなと思っていたら、年末素敵なアルバム NAT"KING"COLE & ME が発売になったよう。近所の電器屋さんのCD売り場に並んでいたので、即購入し、聴きまくっていたわけです。

今回のアルバムの中で特にチャップリン作曲の"Smile"のカヴァーは、今の時代にも希望のメッセージを再び届けてくれるパワーを持ったアレンジとポーターの歌声で圧巻。


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2016年9月24日 (土)

Home Music : Adele

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Adeleは、娘が好きでお付き合いで聞くようになったのですが、昨年3年ぶりに出された『Adele 25』は、それまでの恋愛を歌ったものよりも一回り大人の雰囲気で、「むむっこれはいい!」と真面目に聞くようになりました。
彼女の落ち着きのある低音から生み出されるパンチの効いた抑揚のある歌唱力は素晴らしい。歌う姿に引き込まれます。

お休みの3年の間、出産を経験し、以前よりも愛に満ち溢れ、母として自信も兼ね備えたSuper womanになって帰ってきた、という感じです。

今回のアルバムは発売前から予約殺到で、売り出された時には、一気にセールス記録を出したという怪物アルバム。
それまでの実績があってのことだと思いますが、私のような新たなファンもきっと、このアルバムで生まれてくると思います。

来年のグラミー賞がどんな風になるか、楽しみです。

特に私が一番好きな曲は"Wnen we were young"。老眼が入って、CDの歌詞カードが読めない今日この頃ですが、拡大コピーしてAdeleと一緒に歌おうとして、家の中で歌いまくっていました。

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先日、ピアノ譜が出ていることをアメリカの楽譜屋さんのサイトで見つけ、送料もろもろ計算すると日本のアマゾンでも同じ HAL LEONALDO社から出された輸入楽譜があり、こちらの方が早くて安かったので、購入。

今、Adeleの声に合わせてバンドメンバーのようにピアノを弾くのにはまっています。

歌詞、コード、メロディー譜、ピアノ譜が併記。ピアノは、録音の時のアレンジではなく、メロディーも絡めながらの記載になっているので、一人で弾くときは、メロディー入りで、Adeleの声を流しながらの時は、コードだけを弾く感じで楽しんでいます。

一緒に弾いて思うことは、「やっぱり、彼女は、歌が上手い!」。たぶん、バンドメンバーもアデールと一緒でとても楽しいと思います。

彼女の歌は真剣勝負ですが、時々、おしゃべりしながら「ハハハ・・・!」と笑う姿、とてもチャーミングな女性です。ライブの映像を見ると、彼女の衣装やメイク、舞台のセットなどイギリスのクラッシクな趣味が見え隠れしてとてもおしゃれ。娘に「アデールみたいなつけまつげ、つけたい。」とか、「あんなお洋服、ママも来てみたい!!」とか言っています。

そろそろ、日本にも来てほしい。アデールのおしゃべりにどれだけついていけるか分からないけれど、一緒に歌う準備はしておきま~す。

Dear Adele, Please come to Japan !

と書きましたが、先ほど、他のサイトを見て知ったことが・・・。もしかしたら、子どもさんのためにまたお休みするかも、とのこと。

それが、いいと思います。Adeleらしい。

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2016年8月21日 (日)

Home Music : Toots Thielmans

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 今年の暑い夏にじっと家の中で聞くためにハーモニカのトゥーツ・シールマンさんの『ブラジル プロジェクト Vol.2』を買い込み、時々聞いています。

外のセミの声とこのブラジルの音は、リンクしていて、暑気払いにちょうどいい。

1993年に録音されたアルバムで、現在期間生産限定盤でとてもリーズナブルな価格で販売されていました。「これ!」という感じで選んだわけは、トゥーツさんの音色は、小野リサさんの1993年の"Namorada"で聞いたことがあり、とてもいいなと知っていたから。2曲だけのゲスト演奏だったので、もっと聞きたい!と思っていながら、あまり調べていなかった。

それから、アコースティック ギターのアール クルーの"Midnight in San Juan"の中の演奏も哀愁があって印象的でした。

今回、トゥーツさんのアルバムというものを、発見し、山野楽器さんだったのでじっくり視聴させてもらってから、購入しました。トゥーツさんは、現在94歳で、2014年に演奏活動を停止されたとのこと。多くの演奏家とコラボレーションされてきたベルギーの方です。

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このアルバムのコラボレーションしているメンバーがすごい。私の大好きなミルトン ナシメントの『トラヴェルシア』。ミルトンさんも歌って、トゥーツさんも入る!

ルイス ボンファの『オルフェのサンバ』のアレンジも当然のことのようにいい。どの曲も自然に流れ、オリジナルの曲を損なうことなく、演奏されている。

4曲目のドリ カイミの"Obsession" は、昔ラジオを録音した時にバックで流れていて、曲名やアーティストがその当時分からなかったもので、やっと発掘出来た感じで、うれしい。

よくよく、調べてみると、この曲は、昔よく聞いていたサラ ヴォーンのアルバム"Brasilian Romance"の中でも歌っていたし、ダイアン リーヴスも歌詞をつけて歌っていたことに気づきました。男性のドリ カイミが『ダダラダラララ~」』と歌ってギター演奏で曲が流れていくオリジナル バージョンとt女性ヴォーカリストが歌っているものとは、いくら二人が低音ヴォイスだと言っても別の曲のように思えていたことに気付きました。

ということで、行ったことがないブラジルの風を感じながら、暑さに耐えている今日この頃です。

『ブラジル プロジェクト』の一番目のCDもゲットしておかなくては・・・!


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2015年12月13日 (日)

Home Music : Francesco Sartori ♬

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私が、今とても気になっている作曲家が、イタリアのフランチェスコ サルトーリさんです。遅ればせながらのマイ ブーム。サラ ブライトマンとアンドレア ボチェッリのデュエットで世界的に大ヒットした"Time to say Goodbye""Con te partiro"(1995)の作曲をされた方です。実は、流行った当時、私自身作曲家の名前は全然無関心で、あの曲を聞いていました。

その後、フィリッパ ジョルダーノさんの最初のCD"Passioni"(1998)を聞いていたら、最後の3曲が妙に気になり、よくよくCDの解説を見ると F.Sartoriと書かれていました。「Fってなんの略?」と思ってから3か月ぐらいかかってから、ようやくイタリアのサイト等を探して、Francesco であることがわかり、フルネームを確認。彼の代表作があの"Time to say Goodbye" と分かり、謎が一気に解けた感じでした。

このアルバムののびやかなイメージは、フィリッパさんの歌声の柔軟さとこの曲自体にあったのでした。特に最後の"Maria (by the sea)"という曲が一番素敵です。秘かに始まり、後半、爆発的に広がる感じがすごい。旋律が意表をつかれる感じで、面白い。そして、アラブの音楽も影響しているところが、地中海の国々の文化が混じりあって存在してきたことがこの音楽にも表れているように思い、異国情緒を感じるのです。

そしてつい一週間前、たまたま、昔のサラ ブライトマンのウィーンのシュテファン大聖堂でのコンサートの映像を見ていたら、サラが「次の曲は、フランチェスコ サルトーリが書いた曲 "Canto della terra"です。」と紹介してデュエット曲を歌っているシーンに遭遇!ここでもサルトーリの名前が!!ということで、この曲についてもう一度、調べ、You Tubeで公式映像を見ると、すごく感動的な映像とともにアンドレア ボチェッリ Andrea Bocelliさんが歌ったものが出てきました。この曲は、最初は1999年に出されたBocelliさんの"Songo"に収められた曲。

日本語に訳すと、『大地の歌』という意味だそうです。2011年に出されている公式ビデオは、私も前に一度映像は見た気がしましたが、その時よりも今やっと私の心にも響くようになってきた感じです。

それは、伝えようとするメッセージが今の世界情勢の混乱を包むように聞こえるから。イタリア語の歌詞は、Lucio Quarantotto さん。Time to say Goodbyeもこの方の作詞です。

太陽が等しく地球上に降り注ぐことの恵みを感謝し、皆、等しく地球上に生かされているんだ、それを忘れてはいけないと伝えてくれる壮大な力を持った曲すごい、地球讃歌、人間讃歌だと思います。

遅ればせながら、やっと知った素晴らしい作品を作っている方々で、これからの作品も楽しみです。関心を持たれた方は、公式ビデオですので、ご紹介しておきます。

"Canto della terra"(official video) Andrea Bocelli

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2015年5月 7日 (木)

Home Music : LA FOLLE JOURNEE

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                                                       May.3.2015
5月3日は、東京国際ファーラムで行われた『ラ フォルネ オ ジャポン』で行われたコンサートに行きました。これは、コンサートの後に見た東京駅と満月一日手前の月。寒くもなく、夜風が気持ちのよい夜でした。

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時々、国際フォーラムの横を通ると、何やら皆、わいわい屋台の料理を食べて楽しそうな雰囲気で、「何だろう?」と思っていました。
茂木健一郎さんの本を読んでいると、このフランスのナントからうまれた音楽のお祭りのについての話が書いてあり、仕組みがどうなっているのかわかった次第。

垣根の高いクラシック コンサートのイメージを変えるイベント。家族向けとなるようコンサートには3才からOKなどと明記されたものがほとんどすべて。一つのコンサートが約45分と短く、その分チケットもリーズナブル。

そして、演奏の質が高いことがこのイベントのはずせない部分だそうです。日本の演奏家の方を見ても、話題の方が出演されていることが分かりました。

クラシックコンサート初心者の私には、どこに行けばいいのか、迷いましたが、自分のスケジュールに合わせて、ぎりぎりチケットを取ることが出来ました。

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今回は、ショパンのピアノ コンチェルトを聴きたくて、このコンサートにしました。娘曰く、「のだめちゃんがヨーロッパデビューした時に演奏した曲」です。

娘が「オーケストラがすごく優雅な感じで演奏が上手だった。」と感想を言っていましたが、ピアノの小林愛実さんの演奏がそのバックの演奏と絡み合いながら曲が進んでいきました。

主人と姉と娘でコンサートを楽しみ、音楽が頭を離れないまま、月を見ながら食事をし、家路につく素敵な夜でした。
来年も行けそうだったら、早めにスケジュール表をGetして、真剣にどこに行くか決めたいと思っています。


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