2025年7月13日 (日)

季節のGarden Work : ユッカの高取り木のその後

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Yucca elephantipes          July.12.2025

 マンションのロビーにある植物、ヒョロヒョロしながらた背が高くなり25年以上経過したユッカがありました。それを「高取り木」という茎の途中で発根させてから、上部を切り離しそれを植え込む方法でコンパクトに仕立て直しを行ってきました。作業してから2年経過した状態を紹介します。

写真左の茎は、上部を決断したもので、根はあっても葉がなかった方でしたが、今は萌芽して、青々とした葉を伸ばすまで回復。

2023年の作業の記事はこちら

2024年に発根した茎を切って、植え替えした時の記事はこちら

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現在の様子は、こんな感じになりました。

元の茎は、なんとか、3か所萌芽し、2つの芽を残し、後は欠きました。

「高取り木」で発根させた写真右側は、根がまだ少ないので不安定です。添え木をして、植木鉢の中でどうにか根を広げてほしいところです。

下葉は、根に対して多かったので不必要なものは枯れこんでいきました。それなりの所帯で、というところでしょうか。

以前、挑戦した時は、失敗でしたが、今回は、うまく発根、萌芽してくれました。

 

植物でおもしろい、と改めて感じています。

 

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2024年11月 2日 (土)

季節のGarden Work : コニファーの剪定後の生長

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Juniperus scopulorum'Moon glow'   Oct.20.2024

今年の春に鉢植えで育てているコニファーの鉢増しと強剪定を行いました。その時の記事はこちら

それとともにそれまで壁際に向けていた部分が、枝が枯れこんでいたので、今年は春から90度向きを変え、萌芽を促すように置いてみました。

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壁際だった面を太陽光が当たる方向に向けて7か月育てた結果

コニファーの葉は、針状でいつ大きくなっているのか、なかなかわかりにくいのですが、3月に剪定した時と比べて、明らかに葉が茂ったことが分かりました。

木の幹の上部から新しい枝が発生。

下半分からは、萌芽は見られませんでした。先端部の方が優勢に生長するので、来年もう少し、先端部を切り、下半分の生長にエネルギーを回すと出てくるのかなとも思いますが、横から見た時の円錐形のボリュームのバランスは、悪いです。

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今まで正面を向けていた面。やはり、こちらの面の方が茂りがいい。

しかし、3月に一回り大きな鉢に植え替えたことで、根の方も生長するのにエネルギーを使っていたと思われるので、来年もこの向きで太陽の光を当てていこうかなと思います。

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2024年3月31日 (日)

季節のGarden Work : リリオぺの切り戻し

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Liliope muscari 'Variegated White'  Mar.18.2024

春先にやっておかなくてはいけないことの一つに斑入りヤブランを切り戻す作業があります。寄せ植えに使ったヤブランを増やしていったもので、今やレイズド・ベッドからあふれ出してくるようになってきています。一冬過ごすと、さすがに日陰に強いヤブランも古葉がぐったりします。花が咲いた様子は、こちら

このまま、ほおって置いて新芽をあげさせてもいいわけですが、くたっとなったわしづかみにしてザックっとカットしておくと、きれいな新葉だけが噴水状に広がるので、きれいです。

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この植え込みは、5か所あり、お休みの日の早朝にしゃがみ込んでカット。

 

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2024年3月22日 (金)

季節のGarden Work : 水鉢のタリアの株分け

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Thalia dealbata             Aug.3.2022

 植えて昨年で20年経過のミズカンナ。原産地はアメリカ南部からメキシコ。昨年の「観測史上最も暑い夏」の中では、明るい葉色で、すくっと生える姿は、清涼感があったのですが、蒸発、蒸散による水切れで毎日水を入れなくてはならず、大変でした。

今年こそは、と思い、泥水に手を入れ、塊茎にハサミを入れ株分け。以前は、家から果物ナイフを持ってきて、切ったのですが、土と根を引っ張り上げるのに大変。腰が痛くなりました。

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 Before                   Mar.17.2024

また、泥水を浴びながら、タリアと格闘するのかと思うと、勇気が要ったわけですが、ふと、IKEAで購入したステンレス製の弓型調理ばさみが使えるのでは…!と。お肉を切るのに、まな板を汚さないで切れるので、最近使い始めたものです。

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PRESTERA プレステラ 調理ばさみ ステンレス製  by IKEA

このハサミをぐっと水鉢の中に入れ根鉢をザクザク。ショウガのような塊茎と呼ばれる太い塊が横たわっている所から新芽が上に伸びていきます。古い茎もそのまま、付いて黒ずんで水中にありましたので、元気な部分と分けました。

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これを稲にように、泥水の中の土にぎゅっと差し込むように植えました。

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After

ごっそり取り除き、土もぐっと減ったので、他から残土を持ってきて、入れました。本当は、荒木田土がいいのですが。中に入っていたパーライトやバーミキュライトが灰汁のように浮いてきました。それらは、すくい、最後に注水。

メダカを入れていますが、前回に行った時には、しばらくして姿を現しました。たぶん、自主避難して隠れていると思いますし、水が濁っていて、姿は確認できませんでした。

一応、当初の計画として、ミニ・ビオ・トープとして置いたので、エサは、やらないでも植物プランクトンを食べてメダカは、生育させていました。が、メダカの世話をしたいという方もおり、メダカを飼っている、というスタイルに今は、なっています。

 

 

 

 

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2024年3月18日 (月)

季節のGarden Work : ユッカの高取り木の植え替え

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Yucca elephantipes                           Mar.17.2024

 

 春になってきたので、昨年7月から挑戦していたユッカの高取り木を茎から切り離し、土に植えました。

以前にこのヒョロヒョロのっぽのユッカの高取り木をした時の記事はこちら

このユッカの元の形は、茎を切った所から萌芽していたように覚えています。もう駄目になった親株の横から地下から分かれて発芽して伸びたいったものがこのユッカ。

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水苔を巻いた部分をはずすと、11月の時よりも根が増えていました。この部分の下をハサミでカット。

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切断部にゆ合剤を塗ったらいいのでしょうが、ちょっとどこに置いたか分からず、今回は塗っていません。墨汁を塗るのもいいと聞いたことがあります。

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鉢数をふやすことも出来ないので、お隣に植えました。右側の茎からも萌芽するであろうと思っています。

高さが抑えられ、まずまずOK。長年の悩みが解決。これをしなければ、天井にタッチしそうなのっぽになっていました。

 

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季節のGarden Work : ボックス・ウッドのトピアリー剪定

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Buxus sempervirens   Boxwood   Mar.3.2024

Before

 育てて20年ぐらいは、経った西洋ツゲ。お店に売られていた時から、トピアリー仕立てになっていたもの。昔、近所に合ったDoItoさんの園芸コーナーで見かけ、何度も買うのをためらったことを思い出します。持ち帰る時は、自転車の後ろのかごにのせて子どものように持って帰りました。

名前を「ボーちゃん」とつけて、ベランダに置いていましたが、ちょっと我が家のベランダには大きいので、マンションの緑化のためのコンテナーとして、アクセント的に置くようになりました。昨年の大規模修繕工事の時は、このボーちゃんのみ、エントランス前に置いておきましたら、埃っぽい灰色一色だった工事期間の潤いなっていたように思います。  2006年の様子はこちら

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冬を越えて、これから新芽が伸びて、球体が縦長に崩れてくるのは、必至なので、今回は、余裕を持って、3月上旬に剪定しておきました。

ツゲの葉は小さいけれどしつかりしていて意外に葉が半分切れているのは、目立つので枝先を4~5㎝、すき込む感じで切ります。刈りばさみで一気に刈り込むこともしましたが、枝数が倍になり、混み合って病害虫が入り込むこともありましたので、最近は、適度にスカスカさせて、全体は球形になっていくようにイメージしながら切っています。

上部は、萌芽して伸びあがってきますので、厚目に切っています。

この時は、土は替えませんでしたが、ここ数年、同じ土で、カナブンの幼虫が気になりますので、今度ひっくり返して一回り根鉢のまわりを削って、新しい用土を入れておきたいところです。

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After

散髪したあとのよう。あ~すっきりしたぁ~!

続きを読む "季節のGarden Work : ボックス・ウッドのトピアリー剪定"

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2024年3月11日 (月)

季節のGarden Work : コニファーの鉢増しと強剪定


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Juniperus scopulorum 'Moon glow'


自宅マンションの外構部に2003年より緑化のために置いた鉢植えのコニファー。育て始めてあっという間だったような20年経過。昨年、2回目の大規模修繕工事の際、移動させましたが、今は元の場所に戻し、春に向けて新緑を茂らせて欲しいと願っているところです。2007年の記事はこちら

このコニファーは、コロラド・ビャクシン’ムーン・グロー’ という品種で、ブルーの葉色と最終樹高が3mという、コニファーにしては小型であったので、鉢植え栽培に向いているのではと思い、宇都宮にあったワンダー・ガーデン花工房 (現在は、廃業されたようです。とても詳しくコニファーの品種を紹介し、栽培されていました。)から送ってもらったものです。

今回は、樹高に対しての鉢のサイズがバランスが悪くなってきているので、一度、ポットから出して直径42㎝のDEROMA、リム・ポットに植え替えました。一回り土を足す感じでした。

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それから、今まで壁面に向けて葉が茂っていない部分、この春より眠り芽を萌芽させていと思い、全体を強剪定。全部刈り込んでは、光合成出来ないので、枝のボリュームをぐっと2周りは、刈り込みました。透かしもしました。

樹芯も勢いのあるもの切り、上への生長を一時ストップさせようと試みています。

最後に今まで葉が茂っていなかった面を南向きにして、春からの生長に備えるようにしました。さあ、これからどうなるかな。

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2023年11月27日 (月)

季節のGarden Work : ユッカの高取り木

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Yucca elephantipes       青年の木

マンションのロビーの置いてあるユッカ。時々,世話して25年になるのかな。高取り木という方法で、ヒョロヒョロと伸びている茎の中間部から発根させました。成功したことを11月中旬確認。今年7月17日に作業をはじめたものです。

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2mぐらい。ずっと、ロビーで、時々、反転させ、傾いて伸びないようにしてきました。

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水苔を準備。ひとつかみを水に半日前ぐらいからつけておきます。

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発根させた位置で外皮をカッターで剥ぎ取りました。

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水苔をその部分に巻き付けます。

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ラップなどでぐるぐる巻きました。上は、水やり用に開けておきます。最初、密封させてしまって、のぞくと腐りかけていました。

もう一度、参考にした本を見ると、開けておくことがちゃんと開けておくことが書いてありました。発根には、空気も必要なのです。

以前、同じことをして失敗しているので今回は、「放置、気長に」と思って、放任しておきました。

11月に入り、さすがに気温も下がってきて今年もダメかな、と思ってラップを取ると、水苔にからむように根が出ているのを確認。

これから、茎を切り離して、植え直すのも気温が低いので、このままにしておこうかと思います。

植え替えは来春に。

 

 

 

 

 

 

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2022年6月 6日 (月)

季節のGarden Work : 花後の剪定

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Rosa ’White Drothy’              Jun.5.2022

 遅咲きのバラ’ホワイト・ドロシー’もさすがにおしまい。花びらが反り返ってひらひらと散り始めました。梅雨に入ってきたので、昨日の朝、花後の剪定を行いました。

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BEFORE 

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花が咲いた枝はすべて地際からカット。株元に茂っていたゲラニウムも半分ぐらい切り戻し。

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Buxsus sempervirens          Boxwood

春から葉が伸びた西洋ツゲの刈り込みもしておきました。密に茂らせると、虫の住処になってしまいます。枝を透かすように剪定。

全体は球形に。

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AFTER

中心のコニファーも枝を透かして、こざっぱりさせました。

バラは、今年の春先から伸びた枝のみ誘引。これから新しい枝が数本長く伸びてくることでしょう。

 

 

 

 

  

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2022年2月13日 (日)

季節のGarden Work:鉢植えのバラの土替え 2022

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                        Feb.6.2022

 寒い日が多い冬ですが、少しずつ春を感じるようになってきました。少し、昼間に暖かい日にベランダのバラの土替えを行いました。

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生育旺盛なバラを鉢からバラを抜くと、元気な白い根が下の方に伸びていました。ジュビレ・アンぺリアルというバラ。

古土を落とし、根を1/3ぐらいハサミで切りました。古土をふるいにかけ、根を取り除き、大きな赤玉土や鉢底石を集め再利用。Img_1985_20220213173101

赤玉土中粒 一袋、古土(ヤシガラチップ入り)   6割

バーク堆肥 一袋、     3割

もみ殻燻炭         1割 

ゼオライト         0.5割

有機石灰          少々

ベランダにシートを引いて、上記のような配合で混ぜます。古土は、緑の箱に入れておき、休ませておいたものを使用します。

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① 鉢底ネットを敷き、鉢底石を3㎝ぐらい入れ、用土と1/3ぐらい入れます。

② 顆粒の有機質の元肥を一握り入れ、用土とよく混ぜ、根を開くようにして、バラを鉢に入れました。

③ 接ぎ木部分が埋まらないようして、用土を根の周りに入れました。角材で苗を支えておくと用土を入れやすいです。こちらを参照

④ メデールを水に溶かし、潅水しておくと、植え替えのダメージを軽減してくれます。

⑤ 最後に枝の剪定を芽の上で斜めに行いました。

 

いつも、ちょっと冬場の負担ですが、これを行わないと鉢バラは、限られた土の中で生育しているので、生育不良になっていってしまい、いい花が咲きません。

2022年現在は、以下のバラをベランダで育てています。

Moonlight

La France

Jacqueline du Pre

Jubile Imperial

Honorine de Brabant

Coupe d'Hebe

 

 

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