Petunia×hybrida 'Lovely sky' Aug.17.2024
マンションの入り口にあたる場所に寄せ植えを置いています。ボランティア活動ですが、地元のみどりの協会に所属することで、年に一回、肥料などの購入費は、そちらの園芸資材券を使わさせてもらっています。また、今まで、樹木の相談に相談員を招いて見てもらったり、植物園などで園芸の講習も受けさせてもらいました。実習できたことや各地域の同じ志を持つ方々とお話できたことは、とかく一人で作業しがちな私にとって支えとなりました。私は、植物を愛でる楽しみは、自分だけの楽しみではなく、まわりの人々とも共有した方が、暮らしやすいものとなると思っています。自然に誰もが緑に触れ合える周辺環境であることが理想であると思っています。
ということで、娘が幼稚園に通い出して、ふと空いた時間に自宅マンションの共用花壇に植えられた草花に水をあげたことで初めたボランティア活動。2003年からになりますから、今年で21年目に入っています。
今年、新しくにマンションに入居された方から、声をかけられました。「ここのお花がきれいなので、このマンションに決めました。」と。
私は、思わず、感動して涙が出ました。別に私が販売したわけではないのですが、私のやってきたことを見ていてくださった人がいたんだ、ということに対して、心から嬉しいと思いました。植物が好きで、ついつい無茶な作業もやって、体を壊したことも多々ある私です。
これを始めた最初の頃は、否定的なご意見も耳に入り、胸を痛めたこともありました。逆によくやってくださるから、少しお礼をなどと言われたこともありました。でも、みどりの協会の集まりで聞いた話、ボランティアというのは、「例えば、行政側が何時にお集まりください、等言って集めるのはダメなんだ。」と。あくまでも志を同じくする人たちの中で「何時に集まりましょう。」というのは、いいんだと。
そういえば,英語を勉強した時に"volunteer"を訳すると「自発的に申し出る、引き受ける」となり、その気高さに日本で使われている「お金を払ってもらえない労働」的な意味と全く違うものを感じました。
私は、日本的な意味ではなく、「自ら行う活動」誰にも拘束されない前向きな社会に貢献するための活動としてとらえたいと思って、やってきたことを思い出し、「お礼」をもらうことで「仕事」になってしまうことが発生してしまうので、断りました。
そんな、こんなで、やってきたこと。
新しく入居された方は、素晴らしい方で自分も手伝いたい、とおしゃってくださって、この活動に参加してくださることになりました。
そういうことで、新しいメンバーも増え、他の皆さんも今年の猛暑を乗り切るために植物のためにそれぞれがお水やりをしてくださいました。
南側の一番日当たりのよい場所に植えられた寄せ植えは、酷暑にも負けないで、涼しげな紫色の絞りを見せながら、風に揺れながら咲き続けました。

May.25.2024
写真は、今年の初夏から現在まで入り口に置いた寄せ植えです。4月にタキイ園芸のペチュニアをホームセンターで見つけました。「とにかくに強い!」というコピーと開花の写真が写ったラベルを信じて2ポット購入。パンジーが終わったあと、土壌改良剤を土に混ぜ込み、切り戻しをして、植え付けました。背後の植物は、カメリア′カスケード’。開花時の写真はこちら

July.26.2024
一時、花の絞りが出てない時があり、「そういえば、肥料っ気が切れているのかも?と思い、固形肥料を置いたり、堆肥をまいておくと、絞り模様がきれいに出るようになりました。

夏の間は、厳しい暑さでしたが、仲間の方たちが、曜日毎に水やりを担当してくださっているので、水切れなく、暑さにも負けず、咲き続けていました。

Oct.6.2024
また、今回は、開花前は、切り戻しをして枝数を増やしてから開花させていきましたが、そのあとは、無剪定。花柄つみもしませんでした。
セルフ・クリーニング(開花して花柄が落ちる)に任せてどのくらい楽しめるのか、ということも様子を見てみました。
近寄ると、茶色く枯れ落ちた花柄が見えるのですが、新しい花もどんどん咲いていたので、遠目では、花柄が気にならない状態でした。
本日、さすがにおしまいだな、と思って写真を撮っていました。
2024年夏の猛暑、台風、大雨の中、Volunteerの支えの元、植物たちよ、よく頑張りました!といった感じです。
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