Container Gardening : 冬から春へのコンテナー
Spring 2024 Apr.7.2024
記録的な猛暑の名残を感じながら10月に入り、もう秋だよね、と心に言い聞かせながら過ごしています。
エアコンばかりで、窓さえ開けられず、虫の音もセミから秋に虫の音に代わっていることに改めて気づく今日この頃です。私のふるさとの球団の試合は昨日で終わり、「勝った、負けた!」と大騒ぎしていた日々も来春までしばらくは、お休み。
早いけれどマンションの寄せ植えも植物を変えていく時期に入ってきました。写真は、この春のものです。
基本、玄関にあたる部分なので花の色を楽しめるものをおきたいと思っています。鉢は、この場所の近くに置いた水鉢の茶色とおそろいになるので、Deroma社の珍しいチョコレート色の陶土のリム・ポットをここ数年、使っています。
そこに手前に一年草の花もの、背景の高さのある植物。手前には、アイビーを植えこむのがスタンダードになってきました。基本的に、ローメンテナンス、ロングラン、ローコストで管理したいところです。
Dec.26.2023
それから、私の寄せ植えは、最初から完成形を作らないのがモットー。最終的に自然に開花していく姿が植物は美しいし、そういった過程を愛でる楽しみこそ、園芸の楽しみだと考えています。ですから、根を張る余裕を残した植え込みをしています。
ここ数年、育てて特にいい植物だなと思うのは、サザンカ ’エリナ・カスケード’。中国南部の原産の植物です。枝が噴水のように吹き上がり、しなだれるという形に生長。暖かい地域の植物ですが、関東でも冬場、葉を落とさず、常緑で生育します。葉色は、暗緑色で、地味ですが、季節によって、赤味が入ります。
Camellia sazanqua ’Erina Cascade’ Apr.20.2024
4月ごろに、かわいい桜貝のような花びらの小さな花を下向きにいっぱい咲かせ、春の訪れを伝えてくれます。
育てて、4年目。徐々に枝数が増えてきましたが、樹高は、60㎝にしかならず、コンテナー向き。
Apr.20.2024
昨年の冬は、マンションの大規模修繕工事があり、いつもより、パンジーの植え込みが遅れましたが、逆に生産者がゆっくりピンチして自然開花させた苗が出回る時期に購入して、ポットの中の根は、引き締まりながらもポットにまだ余裕があるぐらいの苗が入手できました。
私は、地元の生産者さんが作られた苗が健康的で好きです。遠くから植物を運んできたものは、店先では管理しきれないで、徒長していくものも多く、値段も最初から地元苗の倍ぐらいはします。
SDG’s的に考えるなら地産地消という考えは、園芸にも言えると思います。珍種の植物に値段を高くつけるということは、昔からありますし、珍しい植物を買ったこともありました。でもそういう環境の違いで生育している植物をうまく育てられなくてダメにしたことは何度もあり、結局今はほっておいても自然に繁茂してくれるものを植えた方がいいと思っています。運送費をかけて遠くから植物を持ってくるのも植物自体にダメージを与えていきます。
むしろ、自分が旅行してその場所の植生が自分の住んでいる場所と違うことに気づくことだけでいいのでは、と思っている今日この頃です。
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