Clearly Delicious : 山椒の佃煮とピクルス
Zanthoxylum pipertium Japanese pepper
マンションの植え込みに山椒の木が自然に生えています。タケノコが手に入った時は、若竹煮の上に木の芽として葉を使いますが、実はなりません。いつかはなるのかな、と思って数年待つけれど、一向になりません。品種が違うのかな、と思って調べると雌雄異体で実をつけるのは、雌木ということ。なーんだ、と思っているとスーパーで、山椒の青々とした実が売られているのを発見。これを昨年購入して作ってみましたが、買うのを迷っていた分、実が硬くなって、あくが強くて、佃煮作り失敗。
今年は、早めに宅配で頼み、500gの山椒が到着したらすぐに水につけてアクぬきを丸一日しました。
それから、熱湯にいれて、指でつぶして柔らかくなっていたら、引き上げ冷ましました。
それから、小枝を取り除くのですが、これが、大変な作業。胡椒の産地の人の苦労が少し、体験できたような。
山椒の佃煮
山椒 250g
醤油 100㏄
みりん 大さじ3
砂糖 大さじ1
●作り方
① 調味料を煮立て、山椒を入れる。
② 弱火で焦げ付かないように混ぜながら、汁けがほとんどなくなるまで、煮詰めて仕上げる。
山椒のピクルス
山椒 250g
塩 25g (10%)
酢 100㏄
砂糖 大さじ1
はちみつ 大さじ1
●作り方
① 生の山椒を塩漬けにする。
② 水があがったら、酢、砂糖、はちみつを煮溶かして冷ましたピクルス液を入れる。
左が佃煮。牛肉の有馬煮には、牛肉の薄切り肉をみりん、酒、醤油で炒め煮する時に山椒の佃煮を入れて煮ると肉が柔らかくなる。
山椒のピクルスは、鯛の刺身と合わせて食べるとさっぱりして美味しかった。
山椒の実には、サンショオールという成分が入っていて、食欲増進、胃腸の働きを活発にする働きがあるそうです。
抗菌、殺菌作用があるので、保存も長持ちするそう。大人の味。
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