Basket collection : Maintenance : 籐かごの補修
30年ものの籐かご。ドラム式洗濯機の上にポンと置いて、着替えを入れたりして使っていました。
ここまで壊れてしまっては、もう使えません。捨てなくちゃと思いながら、そのまま奥の部屋においていましたが、これを直してみることに。写真右の材料は芯籐。3㎜のもの。母からもらった40年ものがあるので、使わなくてはもったいない。
芯籐は、使う前に水につけておきます。そうすると、柔らかくしなるので、編みやすくなります。
1時間ぐらいは、たらいに入れてつけておき、作業はベランダで。
縁の丸籐と呼ばれる部分を取り除き、竪芯の折れた部分に新しい芯を補強のために入れます。
ここでは、2本の横に1本入れましたが、技法書を見ると、足し芯は、真ん中に入れる、とのことでした。
ざる編みと呼ばれる竪芯の前後に編み芯を入れる編み方。
かごの縁に巻いてあった皮籐を外しました。新しいものはないので、これも再利用。水につけておきました。
以前に差し込まれてい位置に木工ボンドを少しつけて竪芯を戻しました。隙間は、皮籐を巻いたあと、編み芯をまた編み入れて埋めます。
皮籐をぐるぐると巻きます。長さは決まっているので、つなぎながら巻きます。足りなくなったら、新しい皮籐を差し込み、前の皮籐の残りをこれから巻き進む方向に折りかしてからその上から巻くようにします。
実は悩みながら8時間もかかって完成。翌日の朝に撮った写真。どうにかまた使えそう。
最近のコメント