2017年4月 7日 (金)

Beautiful Things : 欅のお盆と肥松の茶托

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今日は、ピアノの調律をしてもらった。作業が終わる頃、お茶の準備をし始めました。いつも角盆を使っているのですが、洋風なので、緑茶を出すのには、似合わない。「そうだ、宮島のお盆がある!」と思い出し、ほとんど初めて使うことに。

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欅の一枚盆。無塗装なので、大事にしまっていました。湯呑は、母が使っていた萩焼。面取りしてある底部がかっこよくて子どもの時から好きだったものをもらい受けたもの。

茶托は、肥松といって、松の油分が多い部分を使ってくり出した茶托。こちらも無塗装。使う度に、布で磨いていくといい、と母に教えてもらいながら、使ってきました。

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宮島には木工製品の加工所が数件ある。島を訪れた時、作業している所が道に面している所もあり、見るのが楽しくて、必ず立ち寄っていた所がある。宮島の歴史博物館の向かいあたりにある『藤山』というお店はろくろでくり出した茶道具が並べられていて、美術を学び、工芸の世界に興味があった私には、無塗装で木目をいかし、形の美しさを追求して仕上げた道具を見せてもらうだけで心に栄養をいただき、満足して宮島をあとにしたものです。

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数年前、インターネットで調べていたら、そのお店のご主人は亡くなられて、今は残った品を販売しているのみだと知りました。店とは少し離れた場所に作業所があり、そこは、道に面して作業していているところが見えるようになっていました。亡くなられたことを知った後、そこにも数年前行ってみた。作業に合わせて、あて鉋などの道具を自分で作られていたということで、今もご主人が作業しているかのようにそのままになっていたのを記憶しています。

私が、黙々と作業しているのを覗かせてもらったご主人も宮島のために尽力していた父もこの25年の間に天国へ。

思い返すと寂しいけれど、この25年で私は母になることができ、2人の子どもは、それぞれの道を探しながら、今は大学生となった。

花が咲くように素晴らしい仕事をなしてきた人々を思い出しながら、もうそろそろ欅のお盆もこれからの人生で使ってもいいのかなと思えてきました。

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2017年1月 8日 (日)

Beartiful Things : 真工藝さんのひよこ

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 年末に初めて浅草に行きました。オレンジ ロードという通りに手ぬぐいの『かまわぬ』さんがあり、そこで、民藝の関係のお店が集まって展示販売していると知ったから。

クリスマスの前に大掃除もしたし、クリスマスの片づけも済んだ12月30日に「やっと行ける!」と思って出かけてきた。

そこで見つけたのが、干支の置物。以前から、欲しいなあと思っていた木綿の布に木版で色刷りしたものにもみ殻をしっかりつめて作ったもの。初めて見た小ぶりのシリーズを発見。お値段も少しリーズナブル。

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手にとって、よく見ると植物は、実際のものを図案化していることに気付き、よく考えているな、と感心しました。
ワスレナグサとアカツメグサ。野草を見ると、子どもの頃、小さな花を見つけては、摘んだことを思い出しました。

二十数年前、独身時代に友達と行った飛騨高山の通りにお店があり、写真を撮っておいたほど気に入った『真工藝』さんの干支飾り。

今回のひよこは仔(こ)シリーズにあたるようで、昨年新作として作られたようです。他の干支も全部仔もそろっていて、私の干支の蛇もとても可愛かった。

色のにじみや濃淡など一つひとつ違うことにより手作りの良さを感じます。

毎年、一つずつ揃えることにしたいな、と思っています。


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2016年8月28日 (日)

Beautiful Things : 玄関のベルベーヌの香り

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Scented Bouquet Verbena DURANCE

夏、玄関を入った時に、家の匂いが気になっていたので、バーベナの香りの瓶を置いています。フランスのデュランス社のもの。他にもいろんな香りがありますが、ラベンダー、ローズ等も好き。

瓶を置くと、さわやかな香りで、気になっていた匂いがカバーされました。

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以前の瓶と違ったデザインになっていた。詰め替えを買ってきて使うので、いつ変わったか、意識していなかったけれど、こちらもアンティークな形なので、今回は、瓶ごと購入しました。

いろいろな香りの製品が出回っているけれど、プロバンス地方の品質のよい材料を使って、エッセンシャルオイルを取り、ていねいに製品を作っているデュランス社のものは、使って心地いい。

何もないより、うっとりする香りで過ごすのも暑さをまぎらす良い方法。


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Beautiful Things : ベルベーヌの香りのキャンドル

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Perfumed handcrafted candle Verbena DURANCE

夏のセールでフランスのデュランス社のアロマ キャンドルを見つけました。今まで違うものを使っていましたが、もう少しナチュラルな香りのキャンドルが欲しかったので、試しに購入してみました。

香りは、バーベナの香り。

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火をつけると、バチバチの芯に使っている薄い木が燃えます。これには、びっくり。ふつうのアロマ キャンドルに比べると、炎も大きく、これは、失敗作?と思ったりしましたが、次第に慣れてきました。

今年の夏は、バーベナのすっきりさわやかな香りで、暑気払いして過ごしました。

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2016年1月 4日 (月)

Beartiful Things : かまわぬのぼち袋

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New Year's Mt. Fuji     2016                             Jan.3.2016

年が開けました。帰省して、帰ってくるときの夕暮れ、富士山のシルエットきれいでした。甥っ子に渡すためのぽち袋、ちょっと今年は、準備が遅くてあわてました。

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ここ数年、注染手ぬぐいで有名な『かまわぬ』の木版刷りのぽち袋を準備していました。干支が図案化されていて、図柄、配色、紙の質感が味わい深いぽち袋。手作業の良さが私の中では他のものとは一線を画す。3枚入って2枚だけ使うので、毎年一枚手元に残ってきました。

コレクションになりつつあるな、と思いながら、年末準備するのを忘れていて、帰省する前日に思い出した。あわてて、近所の文房具屋さんに行ってみたりしたけれど、『かまわぬ』さんのものは、やっぱりない!

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飛行機に乗る前に、家族より先に家を出て、『かまわぬ』さんの直営店に飛び込んだ!でも、残念ながら今年の干支の猿の図柄のものは売り切れ。

・・・年末のTo Do Listに入れて置かなくては、いけなかった。気を取り直して、鶴と亀の図柄のぽち袋を購入することにした。

紅い色のあざやかなおめでたい図柄。これもコレクション。

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2015年10月17日 (土)

About Pottery : カフェ オ レ ボウル

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先日、20年間ぐらい実は経っていたお気に入りのピカソのDoveが描かれたマグカップが壊れてしまいました。同じものは、最近、美術館で見かけないし、元はスペインのピカソ美術館のものらしいので、手に入らない。いい思い出としてお別れすることに。

不思議なもので、これがないと落ち着かない。何かと、こうやってブログを書いたりするときも、仕事をしなくちゃいけない時も傍らにはミルクティーかカフェ オ レを置いていている。他のものは間に合わせに過ぎず・・・・。私の、というものが欲しい。といことで、昔、使っていたカフェオレボウルもよかったな、と思い出し、どうするかと考えていました。

昔使っていたものは、イギリスの陶器のクリーム色のぽってりしたかわいいの。実家にいた時から、自分用に使っていて、お嫁入り道具にも入れていた。しかし、やはり陶器は、材質が柔らかい。あちこち欠けてきて、最後は危ないから、使うのをやめた。

ということで、長く使うなら、磁器。となれば、お気に入りのPillivuytでは?と調べると、「あるある。」やはり本場。ずっしりしたものがあります。恵比寿にVerreというお店が扱っているようなので、送料を払って送ってもらうよりは、じかに行って他のものも見せてもらいながら、買ってくることに。

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駒沢通り沿いに恵比寿からてくてく歩いて、ありました。Pillivuytのほかのラインもいろいろある中に、丼茶碗よりは、幾分か小さ目で磁器にしては分厚いカフェ オレ ボウル。

本当は、一つでいいのかもしれませんが、昔、お話した陶芸家の方が「独りでも対で揃えておくことがいいですよ。」とという含蓄のある言葉が忘れられず、つい、対で買ってきました。

家族ぞれぞれ、マグカップは、お土産などで、好きなものを買ってきて、使っていますから、どうかな、とも思いましたが、娘が帰ってきて「わ~かわいい!おしゃれ~!」と早速、カフェオレを入れて、傍らに置いていた私に言うのです。

ですから、「使う~?」と聞くと、「いいの~?」と嬉しそう。彼女のためにTea au Lait を使ってあげました。
だいたい、八分目ぐらいで250㏄ぐらいは、入ります。

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傍らにおいても倒したり、しにくそうなずっしりボウル。お茶を飲むときのように両手で抱えて飲むといい。
重たいのがいいも悪いも、そのように抱えて飲むと美味しく飲めるという構造になっている気がする。


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2015年9月 2日 (水)

Glassware Collection : Snow Mountain

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雪山がグラスの底に浮かんでいます。父にプレゼントしたものを息子がWhiskyが好きなので、もらってきました。実家にいたころ、私が眠る前に仕事をしていた父の部屋を覗き、「何か飲みたいものある?」と聞くと、「グラスに氷を入れて、ちょっとWhiskyを入れて!」とリクエストされた。実家を離れてから、このグラスをお店で見た時、Geographer
だった父は、この雪山のグラスをきっと喜ぶだろうな、と思ってプレゼントしたものでした。

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たぶん、フィンランドのグラスメーカー Ittala社 のものだったような。ここの製品で有名なのが、泡が一つグラスの下の部分に入っているもの。これもその発想と似ていて、分厚いガラスの底に下から型押しのように山の形が作られています。

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これが、息子のWhisky Collection 右側が20歳になった時にサンタクロースが持ってきてくれたもの。左側は、なんでも限定の復刻版だそうで、「エリーさんが亡くなった後にまっさんがこもって作った。」と言っていたもので自分のお小遣いで買ってきたもの。

おじいちゃんのグラスを使いながら、お酒を飲むようになりました。

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2015年8月31日 (月)

Useful Tools : エスプレッソ メーカー 

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夏休み、実家にあったエスプレッソ メーカーをもらってきました。イタリアのBIALETTI ビアレッティのもの。
実家にいた時は、なんだか圧力をかけて、怖い!と思っていたのと、苦いコーヒーがあまり好きではなかった。それから、丸いろ紙を使うものだと思っていたので、消耗品が多いのも…と敬遠していた。

しかし、海外の番組などで見ると、ろ紙なんて使っていないなぁと最近思うようになってきました。とりあえず、もらってきました。使い方を見ると、ろ紙は、使わないでもいいよう。やった!

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でもジョイント部分のゴムのパッキンは、さすがに劣化していました。1991年製造のもの。購入してから一度も交換などはしていない。

ということで、パッキンをネットで探してみたら、案外簡単に手に入った。

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熱でとけたりして、はがすのに苦労しましたが、どうにかきれいにとれました。新しいものは、カンタンに交換できました。

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さて、エスプレッソまでの道のりは遠い。コーヒーミルで、ふつうの挽いたコーヒーをさらに細かく挽きました。

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下の容器にお水を入れておき、粉をその上にのせる穴あきの漏斗状の入れ物に入れます。表面を平らに押すとよいようなので、めん棒でぐっと押しておきました。

ガスコンロの小さい口のところで温めます。火が大きいと取っ手を溶かしてしまうそうなので、注意。

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温めている間、ミルクをレンジで温めてからフローサーで泡立てておき、カップにアワアワのミルクを注いでおきます。

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ぼこぼこコーヒーが上の容器に上れば、完成。そーっと、カップに注ぐと、カプチーノの出来上がり。シナモンを振ってみました。

この日は、クルミパンにイタリアの蜂蜜をたらりとかけて、朝ごはん。蜂蜜をすくう木の棒をそのまま、カプチーノに入れると少し、甘味をつけて飲めました。

やっと、できた。


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2015年8月24日 (月)

Beautiful Things : 倉敷民芸館

Img_0806_2                                                     Aug.19.2015
かれこれ20年ぶりに岡山の倉敷に行ってきました。美観地区が近づくにつれて、わくわく。この日は、小雨。川面にたれる柳や萩が雨に濡れて一層、きれいに見えました。

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土蔵の続く美観地区の中に倉敷民芸館があります。今まで何度、訪れただろう。

パンフレットから

「民芸」とは「民衆的工芸」という意味で、大正末期に柳 宗悦らによって創られた言葉です。鑑賞を主な目的とする美術工芸品に対して、人々の暮らしの中で使われる丈夫で美しい品々のことを民芸品と呼びます。
 日常生活の中で使う物には、用途に直接結びついた美が備わっていると考えたところに「民芸」という考え方の特色があります。

なんと、清々しい物の見方なのだろう。民芸の美は、作りて手の奉仕の心、誰にも等しくその恵みをもたらす。
私にとって「民芸」をわかりやすく伝えてくれたのが、この倉敷民芸館であり、初代館長の外村 吉之介さんの言葉です。

写真の撮影をOKいただけたので、撮影させてもらいました。

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階段を上がると、蔵の二階の展示室。窓からもれる光が美観地区のタイムスリップしたような空気を伝えています。

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李朝(1392~1910年)のやきもの

白磁。お皿がふたになっているようです。椀とぴったりサイズがあっているところがていねいに作っているなぁとじっと見ていました。

NHK BSの番組 【温故希林 骨董(とう)珍道中 in ソウル】で樹木希林さんが日本民芸館にお勤めだった尾久彰三さんと骨董品を見に行く旅で、「韓国では、青っぽい白を好み、日本では、アイボリーっぽい白を好む。」という話を思い出しました。「これは、青っぽい。」

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倉敷ガラス

この倉敷ガラス、昨年夏、青山のベニヤ民芸店さんで見て、「あ~、倉敷に行きたい!」と無性に思ったガラス器。
今も昔も変わりなく、とろりとしたつやのある質感や、一つひとつ微妙に形が違うところが、人が作ったことをイメージさせます。

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この竹かごもパッと見て「すてき!」と思い、写真に撮ったのですが、よくよく見ると、かごの底面を補強するために幅広の補強の竹が縦芯に使われていたり、直接底面が床に触れないように角に丸い竹を使って、脚をつけているます。これこそ「用の美」です。

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染付の徳利

茶色に仕上がる呉須でさらっと絵付け。さらっと描くのにいったい、どれだけの絵付けをしたのでしょう。形もぽってりした胴とすっと細くなる首のあたりの自然なカーブがいいな。

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館内の壁にバウハウスの校長であったワルター グロピウスの文章が展示してありました。

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背もたれがはしごになっているラダーバック チェアやウィンザー チェアー、車輪の形がついているホイール バック チェアーなど、飴色を通り越して黒光りして美しい。娘がすぐに「座りたい!、座りたい!」と言ったのですが、展示品なので、やめておくよう言いましたが、本当は私も座りたかった。こんなセッティングの場所に入るとすっと座りたくなりますね。

他にも、私の心にビビっとくるものがいろいろありましたが、このぐらいで。

展示の仕方も多すぎず、かつ説明し過ぎず…といったところが、見るものを自由に解放してくれるような品々と空間でした。

我が家に久しぶりに戻って、即、「ものが多すぎる。」と反省。寝る前までせっせと荷物の片づけ、部屋の掃除をして、本日も食器棚の整理。私の中に倉敷民芸館訪問効果あり。

初めて倉敷に行った娘にも「『家にも同じようなものがあったな。』とか思った。」、「行ってよかったよ。」と何か今までとは違うものの見方を感じた様子。

初代館長の外村 吉之介氏の書かれた本「少年民芸館」を小学校の図書館で何度も熟読していた私にとって、倉敷民芸館は、初めて訪れた時からなつかしく、再び訪れたいと思う場所でした。

大学時代美術科の学生だった私は、ただ絵を描くことに疑問を感じていた時期で「ものをつくる」意味や「ものの価値とは」といったことを真剣に考えさせてくれ、導いてくれた場所でした。その考えは今もずっと影響を与えています。

外村氏の言葉で、私が何度も読んだ文章がホーム ページに掲載されていますので、リンクさせていただきます。民芸品の性質

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2015年8月20日 (木)

暮らしの中のMy Work : 木箱の再利用

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木箱の再利用。実家にあった何かが入っていた桐箱。そのまま、子どものミニカーを入れたりして、使っていたけれど、黄ばんできたので、再塗装しました。

前から金属製の名札入れもつけていたのですが、今回は、場所を変えようかな。

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ずい分、黄ばんでいたので、やすりで表面をきれいにしました。

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磨けば、こんなに白くなりました。

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植物油、ワックスから作られていて環境に優しく、仕上がりも耐久性もお気に入りのOSMO社の塗料 オスモ ウッドカラーワックスのホワイト スプルース。底に沈殿しているので、よく混ぜてから使うようにするといいです。

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最初は、結構マットな感じにつきます。

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余分な塗料を布でふき取ります。

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使った刷毛は溶剤で洗います。この容量のボトルしかなかったので、どうしようか迷いましたが、この塗料は、よく使ってきたので、溶剤も買っておいて正解でした。

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ホワイト ウォッシュした感じに仕上がります。ランチョンマットを半分に折ったものが入るサイズなので、各種マットを入れるのに使っています。

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