2022年10月 2日 (日)

季節のBlooming Flower : 道端のMornig glory

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Ipomoea purpurea                       Sep.22.2022

 忙しかった9月。ふと三叉路のつきあたりに青く輝く光を感じ、近づくと澄んだ空色の朝顔がフェンスに絡まりながら、いっぱい咲いていました。昔、Johnson’s Seedsの種で育てた紫の花が咲く’Grandpa’s Ott’s'に花の大きさや葉の形は似ているけれど、こちらは秋空のような深い空色。

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花の直径は、小型で5㎝ぐらい。葉には切れ込みがなく、ハート型。「まるばあさがお」とも言われているらしい。熱帯アメリカ原産。

Self Seedingと言って、自家受粉し種をつけ、そこらじゅうに広がっていく。ここは貯水池を囲むフェンス沿いですが、15mぐらい両脇にも広がって朝の開花の時間は見事に輝いてさいていました。

調度この日は、花のピーク。カバンからスマホを出してしばしの鑑賞タイム。

その時のリール動画をInstagramにあげています。よろしければ、どうぞ。こちら

 

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2021年8月23日 (月)

季節のBlooming Flower : タカサゴユリ

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 マンションの植え込み升の端。クルメツツジが枯れてしまった部分、数年前よりゼフィランサスを植えていますが、脇にタカサゴユリも咲くようになり、白い美しい花を見せてくれています。

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Lilium formosanum           開花3日目            Aug.23.2021

 以前にもタカサゴユリのことを書いたのですが、いよいよ身近なところでも見かけるようになってきました。

2016年の記事はこちら

今回は、昨年の開花の後の繁殖の様子をまとめて紹介。

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                     Nov.14.2020

種子で繁殖するので、あちらこちらに咲くようになってきたの花後の種子ができるところを見たくて、枯れ枝をそのままにしておきました。

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さやの中には、このような種がいっぱい。風によって、ばらまかれていく。この種は、周辺にそのまま落としておきました。

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その地面を見ると、「あれれ!もしかして、これ?」という剣状の葉が放射状に5枚、展開しているのを確認。

いつから発芽しているのかわかりませんが葉のみの状態で昨年の11月にスタンバっていたのが、今年開花したもの。

種から何年かかって、このような状態になるのか、わかりませんが、少なくともバラまいた昨年の種子は、今年は開花していないことより複数年かかる、ということ。

学研の図鑑で見ると、チューリップも種から育てると開花まで5年かかるそうです。

 

侵入生物と呼ばれていますが、しょうがないような気もします。

 

 

 

 

 

 

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2020年11月 1日 (日)

季節のBlooming Flower :シュウメイギク

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Anemone×hybrida 'Honorine Jobert'    Oct.31.2020

一週間前あたりから、マンションのハナミズキの木の下にあるシュウメイギクが咲き、可愛い。

今日は、朝からカメラを持って可愛い姿を撮影。ちゃんと一眼レフのカメラで撮った方が陰影やピントがばっちり合っていいです。

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こちらがスマホのカメラで写したもの。姿かたちは写っているけれど、きらっとした光や背景の暗さも一眼レフのカメラの方がその時の様子をリアルに表現できています。

最近は、軽くて手軽なスマホのカメラばかり使ってしまいますが、かわいいお花ちゃんの一年に一度の開花の時期なので、一眼レフで撮影。

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後姿もかわいい。

花の少し下に小さめの葉がついています。

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こんな風にハナミズキの下に地下茎を伸ばしながら自然に広がっています。

大抵、台風の頃にきれいだった葉が傷み、秋の開花の頃にも濡れて傷んだりとアクシデントが続きますが、どうにか今年もあっけらかんと咲き、ただただかわいい!

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                       Oct.1.2020

冬は、地上部が枯れますが、春先にいたる所で、地下茎で増えた株から掌状のギザ葉が芽吹いてきます。それを株分けして鉢植えに植えつけたものです。この鉢の中に何株も植えてみたのですが、真ん中のこの株だけ夏越し、元気そうな葉色を見せています。今年の開花はできませんでした。自然淘汰、住み分けなのか、一番いい場所の株だけが生育。

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もう一か所、夏越ししたのは、バラを植えている大きなプラ鉢の脇。

シュウメイギクの鉢植え栽培に関しては、いろいろネットで調べても、あまりはっきりしていません。

ただ言えるのは、秋に園芸店で購入した株をその後、育てるのは、難しいということ。何回も(本当に何回も好きなので、購入してしますのですが)ダメにしてしまします。

鉢から抜くと、必ず根がぐるぐるに巻いていて、花を上げるためのぎりぎりのストレス状態で栽培されていたことがわかります。

これを地植えにすると育つのかもしれませんが、鉢植え栽培から鉢植え栽培は、根が新しい環境になれるのが難しいのでしょう。

本来は、根が地中深く伸びるタイプで、どこまでも根を伸ばせる地植えが好きな植物なのでしょう。

ただ、春先、地下茎で芽吹いた小さな株のように、その場所でだんだん大きく株が育った場合は、鉢植えでも花を咲かせるようです。

Rhs(英国王立園芸協会)のサイトで見ると、土はどんな酸度でも構わない、冬に濡れるのを嫌う、移植を嫌う、繁殖は、春先、あるいは秋にdivision 株分けや root cutting 根伏せ(根を5㎝ぐらいに切り、横に倒して埋める)で、となっています。

実家の庭のシュウメイギクは大株で、酷暑の夏でも葉が傷んだりしながらも丈夫に育っています。実家を離れて以来、秋に見たことがないのですが、その頃から大好きな植物でした。

ネットで見ると、夏越しの時、二重鉢にして育て、開花まで成功させた方もいらっしゃるようなので、どうにか鉢栽培、成功させたいです。

 

 

 

 

 

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2020年10月15日 (木)

季節のBlooming Flower :斑入りヤブラン

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Liliope muscari 'Variegated White'   Oct.15.2020  

ヤブランの花が今年はいっぱい咲きました。薄紫の花色。終わりかけなので、実もできています。

最初は花もあまりつかず、咲いても目立たないので、よく見かける黄斑の葉と濃紫のヤブランがいいな、と思っていました。

しかし、予算も葉物にかけられず、寄せ植えの残りの白斑をひたすら増やしてきたもの。

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こんな感じの場所、5か所あるのですが、そこに植えています。

よく見ると、地下茎で増えるので、レンガを越えて育っています。

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                     Aug.22.2020

8月下旬の様子。群生していると花穂の色も存在感が出てきて、今年はGood!Img_6795

花が咲いた時に白いものもあり、品種が違うことに気付きました。

右側が白斑で薄紫の花のつく上で紹介したもの。

左側は、斑の色が少し黄味帯びて、花が白花のもの

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Ophiopogon jaburan 'Variegata'

花壇の一部になので、今日、掘り起こし右の品種を植えつけそろえました。

似ているけれど、左は、株元の脇に新たな株が増えていました。

増え方のタイプが違うので、科名が違うらしいです。

抜いたものも捨てずに、繁殖。

 

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2019年8月 2日 (金)

季節のBlooming flower : ペール カラーのハイビスカス

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Hibiscus rosa sinensis    Peppermint wind

 春先、良い土に鉢土を替えてあげたので、今年はしっかり良い花を咲かせたハイビスカス。

真っ赤な色ではなく、少しピンク色の花が咲きます。

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                        July.30.2019

この日は、とても暑い日。でも朝からこのハイビスカスが咲いているのが見えたので、うれしかった。

一度に三輪も咲いたのは、初めて。

 

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2019年7月21日 (日)

季節のBlooming flower : えんじ色のダリア

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Dahlia Cav.                 July.20.2019

昨年の秋にポット苗で購入したダリア。モリモリ咲いてきました。えんじ色ですが、先が白くなっていくのが、おしゃれでしょ。

昨年秋、寒くなるにつれ、地上部が枯れていきました。メキシコ原産なので、低温化では、休眠します。

芋のような塊茎と呼ばれるものが土の中には、残っていたので、掘り起こして保存しておきました。といっても鉢皿の上にのせていただけですが。

それを春が訪れたころに、とりあえず小さな鉢の中の土に埋めておくと、発芽し、茎葉が出てきました。

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Petunia、Dahlia                June.5.2019

ペチュニアと寄せ植えにすることにして、大きな鉢に植え込みました。この時は、まだあまり大きくなかったのですが、今やペチュニアが負けそうなくらい葉や蕾を茂らせるまでに大きくなっていきました。

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今やこんな感じ。

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最近の日照不足な中でもどうにか、蕾をたくさんあげてびっくり。

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一本の茎に四方八方に花茎を伸ばすので、南の太陽に花が向いて咲き方ではありません。

それが、日照不足のせいなのか、ダリアの習性なのか…これから観察しながら知っていこうと思います。

取りあえず、立派な生長をしているので、うれしい。

ちょっとうどん粉病が出ているので、今日はスプレー式の薬剤を散布しておきました。

 

 

 

 

 

 

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2019年7月 1日 (月)

季節のBlooming flower : Holly hock 2019

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Althea rosea                                           June.15.2019

子どもの時に住んでいた場所の花壇にタチアオイが咲いていました。遊んでいると、近所のおじさんがこのタチアオイの花びらを一枚取って、付け根の厚みのところをはいで、ねとねとした粘液を利用して、鼻につけ、「ニワトリ!」ってやって見せてくれました。

しばらくは、この花が咲いている頃は、毎年、そんな遊びをしていました。

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高さ2.5mぐらいは生長しました。現在は、咲き終わり、昨日株元からカット。

今年の花は、終わり。こぼれ種を周辺に振りまき、いつの間にか、場所を移動しながら、成長しています。

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この中心が赤くグラデーションしている所が、好き。

洋風なイメージですが、万葉集にも詠まれているタチアオイは、少なくとも奈良時代には日本で見ることができたよう。原産は中国や中近東当たりということなので、シルクロードを伝わって、種の大きなタチアオイは、日本に持ち込まれたのかもしれない。

日本の絵画の中でも桃山時代から江戸時代にかけての襖絵や屏風絵にも描かれているのを時々見かけます。

逆円錐形にすっと高く伸びた姿や大ぶりなシンプルな花、葉の形も五裂で形がいいので、「絵になる植物」として昔から愛されてきたのでしょう。

私は、子どもの時の思い出とともにこの植物は好きですが、時々、拒否反応を示す人もいます。

不思議な魅力のタチアオイ。

 

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2019年4月 5日 (金)

季節のBlooming Flower : オオシマザクラ

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Cerasus speciosa                                                  4.April.2019

実生で育ったオオシマザクラ。今年は、ずい分花が咲きました。この桜のことを書いた記事はこちら

たぶん12年生。

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青いサクランボの実を植えたら、発芽。ひょろひょろ伸びてきた小さな若木は、ちゃんと桜の葉の形をしていました。ちゃんと紅葉、落葉しながら、翌年には大きくなったな、と思いながら雑草として抜かれないように見守っていました。

3年ぐらい経った2010年10月にこの場所に植えました。葉だけ広げる時期を繰り返しながら、開花するのを毎春待っていました。

3年前から花を少しずつ咲かせるようになり、今年はもう人間でいったら、中学生ぐらいには、なったような咲きっぷり。

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こちらが親木。ソメイヨシノよりも少し早めに咲きます。

かなり、枝が折れたりしながらもこの場所でたぶん50年ぐらいは経過していると思います。

いのちをつなげようと地際からひこばえを出すので、かなり樹としては、老年期だと思います。

この実がちゃんと次世代を作り出したということをこの目で確認できて私は嬉しいです。

 

 

 

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2019年3月15日 (金)

季節のBlooming Flower : オオカンザクラと『奇想の系譜』展

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Cerasus × kanzakura 'Oh-kanzakura' 10.March.2019 at Ueno Park

上野の東京都美術館にて行われている『奇想の系譜』展へ行ってきました。美術史家の辻 惟雄氏が雑誌『美術手帖』に1968年の7月号から12月号に連載した原稿に手を加えて出版された本『奇想の系譜』で紹介された江戸時代の絵師の作品を一堂に展示したのが今回の展覧会。

村上龍氏が辻先生のこの本に影響を受けたことを紹介していたことから。私も読んでみたいと思い、東京国立博物館の書籍部にてちくま学芸文庫より再出版されていた文庫本を入手したのが4~5年前。

タイトル通り、一癖、ふた癖ある江戸時代の画家が紹介されていました。今回、その本の白黒写真を見ながら、それぞれの特徴をイメージしていた本物の作品が見れるということで、行ってきました。

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 上野公園では、早咲きの桜が数種類咲いており、それを見ながら、美術館へ。写真のオオカンザクラは、染井吉野よりもピンク色が濃く、下向きに房咲きに咲いていて、とても可愛い。

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大島桜と寒緋桜との交配種らしいです。大島の花の大きさと寒緋桜の下向きの花つきの様子を受け継いでいるよう。

 『奇想の系譜』展の印象は、岩佐又兵衛の緻密な筆さばきに驚いたこと。武士の家に生まれながら、信長との戦いで敗れた家の子で素性を隠して育った又兵衛。昔、NHKのドラマで平賀源内が出てくる時代劇がありましたが、又兵衛がその中で浪人のような風貌で絵を必死に描いていたことを覚えています。本物の又兵衛の絵は画業への執念を感じるものだった。

それから、狩野山雪について。本を読みながら、狩野派の中でも王道が出尽くした後の別の表現を求めてあえて、奇妙な構図を取り入れた画家ととらえた画家でした。ルネサンスの終わりの方で、マニエリスムが生まれたような流れに似ているのかな、と思いながら知った絵師。

展覧会には『梅に山鳥図』襖絵がありました。本物を見ると、それほど、変わっているようには感じませんでした。

それは、自分が自然の中で実際の梅の古木を見ると、結構、倒れ掛かった枝にも脇芽を伸ばし、そこに花を咲かせる梅を見かけることがあるからです。

本当は日本の土地に合っていない「生きにくさ」を感じる梅。枝を深く剪定されながらも細い枝を出し、花を咲かせようともがいているようにも見えます。あたりがまだ寒い時期に花を咲かせていく姿も外来を感じさせる季節を取り違えている様子。その梅の違和感のある姿をそのまま描いているように思えました。

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2019年2月18日 (月)

季節のBlooming Flower : ミツマタ

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Edgeworthia chrysantha

和紙を作る材料として、子どもの頃から名前は聞いていたミツマタ。数年前よりこの時期に咲いているのが自分でもわかるようになってきました。寒い時期ですが、いい香りが漂っているので、あれっと見まわすと、ミツマタが咲いている!ということが幾度となくありました。

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立派なミツマタの木がありました。こんなに大きいものは、樹齢何年なんだろう。
ミツマタの名前の通り、枝先が三つに分かれて、その先端に花芽を持ち、現在、開花し始めていました。

地味な感じですが、山吹色の花を咲かせています。小さな花が全体に開いていきます。また。蕾は、シルバーグレーですが、起毛している所が、なんだか見ていて、暖かい気持ちになります。香りがいいのは、ジンチョウゲ科であるということで納得。

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