2015年10月17日 (土)

About Pottery : カフェ オ レ ボウル

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先日、20年間ぐらい実は経っていたお気に入りのピカソのDoveが描かれたマグカップが壊れてしまいました。同じものは、最近、美術館で見かけないし、元はスペインのピカソ美術館のものらしいので、手に入らない。いい思い出としてお別れすることに。

不思議なもので、これがないと落ち着かない。何かと、こうやってブログを書いたりするときも、仕事をしなくちゃいけない時も傍らにはミルクティーかカフェ オ レを置いていている。他のものは間に合わせに過ぎず・・・・。私の、というものが欲しい。といことで、昔、使っていたカフェオレボウルもよかったな、と思い出し、どうするかと考えていました。

昔使っていたものは、イギリスの陶器のクリーム色のぽってりしたかわいいの。実家にいた時から、自分用に使っていて、お嫁入り道具にも入れていた。しかし、やはり陶器は、材質が柔らかい。あちこち欠けてきて、最後は危ないから、使うのをやめた。

ということで、長く使うなら、磁器。となれば、お気に入りのPillivuytでは?と調べると、「あるある。」やはり本場。ずっしりしたものがあります。恵比寿にVerreというお店が扱っているようなので、送料を払って送ってもらうよりは、じかに行って他のものも見せてもらいながら、買ってくることに。

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駒沢通り沿いに恵比寿からてくてく歩いて、ありました。Pillivuytのほかのラインもいろいろある中に、丼茶碗よりは、幾分か小さ目で磁器にしては分厚いカフェ オレ ボウル。

本当は、一つでいいのかもしれませんが、昔、お話した陶芸家の方が「独りでも対で揃えておくことがいいですよ。」とという含蓄のある言葉が忘れられず、つい、対で買ってきました。

家族ぞれぞれ、マグカップは、お土産などで、好きなものを買ってきて、使っていますから、どうかな、とも思いましたが、娘が帰ってきて「わ~かわいい!おしゃれ~!」と早速、カフェオレを入れて、傍らに置いていた私に言うのです。

ですから、「使う~?」と聞くと、「いいの~?」と嬉しそう。彼女のためにTea au Lait を使ってあげました。
だいたい、八分目ぐらいで250㏄ぐらいは、入ります。

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傍らにおいても倒したり、しにくそうなずっしりボウル。お茶を飲むときのように両手で抱えて飲むといい。
重たいのがいいも悪いも、そのように抱えて飲むと美味しく飲めるという構造になっている気がする。


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2015年3月 8日 (日)

About Pottery : レリーフのある白い食器たち

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Claire, sold by Ralph Lawren and made by Wedgewood

一番大事にしているTea setsは、ラルフ ローレンのHOMESで出された、ウェッジ ウッドが製作したクレアーシリーズ。今は、もう生産が終わっているものです。ウェッジ ウッドが作ったので、磁器と思いきやアーザンウェアー Earthenware 陶器です。地肌の乳白色は、温かみがあり、磁器 Stoneware よりも心もち厚手の作りとなっています。強度が弱いので、扱いに要注意。

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レリーフには、広葉樹の枝をロープでリボンに結んでいるデザインで縁取られています。それらの背景にはヒダのあるレースもあります。

結婚のお祝いにまず、Tea Potをいただいたのがコレクションの始まり。そこから主人が少しずつ私の誕生日にクリーマー、シュガーポット、そして最後はカップとソーサーをプレゼントしてくれたものです。

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ところが、子どもたちが小さい頃、お誕生会の時に、お母さんたちに紅茶を入れるのに出して片づけの時、ポットの口のところにグラスを落として、欠けさせてしまいました。


がっくり・・・・。自分の扱い方を後悔・・・。

それから数年は経ったかもしれませんが、インターネットで同じものがないか世界中を探しました。何度もトライしていくと、Replacement Ltd というサイトにどうも、あるような・・・・!

そこの会社は、アメリカのノース カロライナにあり、広大な敷地に陶磁器、ガラス製品、金属製品等の新旧取り混ぜた過去100年を超えて作られた40万パターン、1200万の製品をストックしていているということです。そして私のようにお思い出のものを壊したり、なくしたりして同じものを探している人にそれらを販売している会社でした。
初めての利用で、大丈夫かな、と思いましたが、勇気を出して、注文しました。

すると、ちゃんと非常に厳重にパッキングされた同じクレアのポットが航空便で安全に送られてきました。

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何という、サービス!!!
あまり、多用はしたくないのですが、本当にありがたかった!

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それ以来、3.11の時に、食器棚の中で、ガラス戸に倒れ掛かってしまい、主人が扉を開ける前にお箸を使って立て直して壊れるのを回避してくれたりすることもありました。

これからも何が起こるか分からないけれど、なんとか思い出を保ちつつ、誰かのお誕生日の時やクリスマスなどにだけ使っている大事な食器たちです。

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2014年9月 9日 (火)

About Pottery : Pillivuyt の Lion Bowls

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フランス リモージュの磁器 ピリヴィ社のライオン ボウル。やっと、手に入れました。ネットでは買えたのですが、微妙なサイズの違いが分からず、決めかねていたところ、雑貨屋さんのMaduさんで売られていたのを夏休みに発見。

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フランス料理の本の写真を見ながら、オニオン グラタンスープは、やっぱりこれに入れたいと、ずっと思っていました。日本でもいろいろなメーカーのものが購入可能ですが、ピリヴィの少し青みがかった白い色がいい。購入する時、お店の人がカウンターに在庫のものをたくさん並べてくれました。一つひとつ微妙に色味が違っていました。

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昔、最初に見た時、「どうしてライオンがついているのかな?」思いました。今では、あこがれ続けて、これが普通に感じるようになっています。
形の特徴は高さがあって、スープが冷めにくい壺状をしていつこと。容量は、(これは350㏄ぐらいは入ります。)


オーブンに入れられることも必須条件。
今まで、がんばってオニオン グラタン スープを作っても、ココットやスープ皿を使っていたので、アツアツではなくって、少し冷めた状態なっていました。フランスパンにグルエール チーズをのせたものはオーブンで別に焼いて、浮かべていたのです。

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まだ、オニオン グラタン スープは、季節柄、作っていませんが、先日、朝にトマトとごはんを使ったポタージュを作って、パン ド カンパーニュを添えて、浸しながら食べました。しあわせな気分でした。

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2014年4月 7日 (月)

About Pottery : 一保堂の片くち

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昨年、初めて一保堂の丸の内 仲通りにある東京店に行きました。そこで、お茶を購入しましたが、包装を待っている間、お店のお茶道具を眺めたり、併設の喫茶で和菓子とともにお煎茶をいただいたりと、ゆっくりとした時間を過ごしました。お茶の入れ方を教えていただき、美味しいお茶の入れ方に遅ればせながら、最近目覚めています。

そこで、気になっていたのが、片口。お抹茶をこの大きめの片口で点て、湯呑や好きなデミタスカップに分けて、飲んだりしてもいい等々の説明書きにいいな、と思っていました。

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春になり、気分一新と思い、購入してきました。実際、使ってみると、どこにでもあるような片口にも見えますが、お湯が冷めにくい陶土、厚み、お茶を立てやすい底、片手で持ちやすく、注ぎやすい形などよくデザインされていることが分かり、気に入っています。

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いつも使っている万古焼の急須の色とも似ているこげ茶色を選びました。この色は東京店、京都店の限定だそうです。片口は常滑焼。万古と常滑は伊勢湾をはさんで向かいにある場所であり、陶土も近いのでしょう。

娘が前から家にあったよう、と言っていたように違和感なく我が家になじみました。

緑茶の湯冷ましにも使い、普段のお茶も以前よりも格段、美味しく入れられるようになりました。


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2013年2月16日 (土)

About Pottery : ぶどうの葉のレリーフのある皿 

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これは、数年前に購入した Comptoir de Famille の陶器。グリーンとオリーブグリーンのガラス釉がブドウのレリーフの上に施され凹部に溜まり、濃淡を作ってきれいです。家のウォール ライトのある壁面に飾っています。

あれこれ、買うと物が増えるので、陶磁器もなるべく、増やさないようにしていますが、これは、昔、購入した料理家の上野麻梨子さんお『DINNER』というフランス料理の本に載っていたブドウの葉模様のレリーフのある皿に似ていました。Williams-Sonnmaでもグリーン釉薬のものを扱っていたような記憶があります。その当時は、きれいだなと思っても、鑑賞のためのお皿のような気がして、手元に置くことなど、恐れ多い気がしていました。

これは、なんでもポルトガルでリプロダクションされたものらしく、価格も手ごろ。南欧の植物、オリーブやレモンの柄もあったけれど、植物の葉の中でも形が美しいブドウの葉の柄にしました。いざ手にして見ると、この皿のキラキラしたガラスの溶けた色釉薬のことや、同じものを何枚も作った型についてのことなど歴史を調べたくなりました。そこで、行きついたのが先日ブログに書いた16世紀のフランスのルネッサンスの陶工ベルナルド パリシ―。

パリシ―の没後、19世紀にパリシ―の失われていた田園風陶芸と呼ばれた自然をモチーフに浮き上がらせた作陶技術や鉛釉薬(透明色ガラス釉)の技術を復活させようと取り組んだのがフランスのシャルル ジャン アヴィソー Charles-Jean Avisseau。研究し、多くの人にその技法を伝えました。フランスは元よりイギリス、ポルトガルへも。

1851年 イギリスのMinton社は、ロンドン万博において、'Palissy ware' パリシ― ウェアの名のもとにこの技法で作品を発表。1855年のパリ万博でも作品を展示し、人気を集めたようです。この流れはその後、イギリスのWedgewood社が 'Greenware' というシリーズで作ったり、フランス、アメリカのたくさんのメーカーがそれぞれの人気の型を使って製品を大量に作りました。皿、水差し、ティーポット等にバラ、ユリ、サギ、ベゴニアの葉、貝殻、サンゴ、海草、トウモロコシ、竹、キャベツの葉、イチゴ、シダ、花束やかご模様や東洋的なモチーフなどをレリーフしたものなど。私の持っているリプロダクションの皿は、画像検索で調べていると、元の陶器は、フランスのSarreguemine社がその当時作っていたものだとわかりました。アンティークで今もたくさんあるようです。

しかし、オリジナルの原型が少なくなってきたことや芸術的な価値が少なくなってきたことから、1901年 ビクトリア女王が亡くなるのと同時にこの生産も終わりました。よって、これらを Victorian majolica ビクトリアン マジョリカ と呼ぶそうです。

このようなスタイルのレリーフのある色ガラス陶器を Barbotine バルボティーヌとアンティークの世界で呼んでいますが、レリーフのないものも Barbotine としてフランスでは今でも生産されています。

???と思いましたが、'Barbotine' は英語の'Slipcasting'の意味と同じことで、石膏の型に液状にした粘土(Slipスリップ)を入れ、水分が蒸発して粘土が少し収縮した時に、型から外す製法で同じ製品がたくさん作れるもの。
という粘土の成型過程のみの用語として理解するのが正しいよう。

また'French majolica' と言う時は、釉薬にガラス釉薬となる鉛を使っていることを意味していて、スペイン、ポルトガルで生産されている錫を使った不透明の釉薬の陶器 'Majolica ' または、V&A Musum では 'Maiolica'として釉薬の違いを区別して使うようにしているそうです。

なかなか理解するのに時間がかかりました。

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2012年12月22日 (土)

About Pottery : Pillivuyt のTea Pot

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有田焼の急須のようにも見える地肌。細い線の凹凸が縦に入り、そこに釉薬が溜まり、薄緑色にも見える。

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これは、フランス リモージュの陶磁器メーカー ピリヴィのティー ポット。PLISSEというシリーズ。たぶん20年前から日本では、Papas Cafe で使われていたと思う。

半年前にミッド タウンの DEAN & DELCA のキッチン用品のコーナーで久しぶりの対面。先日、使っていたガラス製のポットが、壊れたので、いよいよこのポットを使うことに。

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使い心地は、OK.注ぎ口の角度は、息子曰く、「こりゃあ、あんまりしないねぇ。(たれない)」
容量は、、飲む人数によるけれど、私と子ども2人でおやつを食べる時のミルク ティーを2杯飲むには、事足りる。

磁器製で、硬く衝撃に強い所も、普段使いに良い。

紅茶好きの子どもたちも気に入ってくれて、茶渋をみがいてきれいにしてくれたり、新入りのポットをかわいがってくれている。

丸の内 CONRAN SHOP には、現在ポット以外のアイテム、カップ&ソーサー、マグ カップ、シュガー ボウル、皿、スープ皿などが置いてあった。白いシンプルな磁器は、いろいろなメーカーが出しているが、厚み、陶土や釉薬の色、透明度など、それぞれ違う。

日本製も精巧に作られたいいのがあるけれど、ピリヴィの自然な形、色、質感が気に入っています。オーブン、食洗機OK.

ここのオニオン グラタンスープ用のライオン ボウルが家族の人数分4個欲しいと思っている今日この頃。


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2010年2月 4日 (木)

About Pottery : アビランド

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東京ドームで行われている『テーブルウェア フェスティバル』。洋食器、和食器などがたくさん展示されていました。私が「一番素敵だな。」と思ったのが、この展示。1842年創業 フランス リモージュのアビランドのコーナー。

センターのお花は、絵付けのスミレに合わせて、タキイのビオラ ビビシリーズのアンティーク ラベンダー シェードが使われていました。器のまわりには、大きな銅葉が貼り付けてあり、「土の中からスミレが咲いている。」感じ。

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Impératrice Eugénie           Haviland limoges

野に咲くスミレを散らしたこの器、飽きのこない柄ですね。ピスタチオカラーのアンダープレートの色が全体を明るくさせています。日本でいえば、この色はフキノトウの色。スミレとともに全体のイメージは「春」の喜びを感じさせます。そうそう今日は、立春ですね。

アビランドの説明を調べていたら、このシリーズは、ナポレオン3世のユジェニー皇后のために1901年に作られたもの。人気のあるシリーズでフランスの国賓接待公式ディナーウェアとしてエリゼ宮でも使われているそうです。

先日行ったルノワール展の会場出口でも、アビランドの美しい金彩を施した磁器が数点、展示販売されていていました。思わず近寄って見ていると、お店の方が詳しく説明してくださいました。

ルノワールもリモージュ生まれで、最初は、磁器の絵付けの勉強をしていたそう。知人のアビランドの創始者の孫の肖像画をルノワールが描いており、今回展示されていたので、アビランドの磁器も展示販売されていたそうです。

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