2019年4月25日 (木)

About Pottery : 緑釉の片口鉢

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実家からもらった小鉢。緑釉の溶けて色が変わっていくところが封じ込められていて、なんともきれい。

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30年前ぐらいに母もご近所からいただいたもの。6寸鉢。

ちょうど、今が旬の新じゃがの子芋の揚げ煮などをこの鉢に入れると、小料理屋さんのお惣菜みたいになります。

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この片口と呼ばれる部分から煮汁などを注げますが、あまり使いません。でもとても上手く片口がつけられています。

たぶん、西日本の焼き物なので、画像検索しながらどこのものか調べてみました。

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高台部分の素焼きの色は、ベージュ色。きめが細かい。

形は、バランスよく作られています。

島根県の石見焼。窯もここではないか、というところもありますが、間違っていたら失礼なので、書きません。

今年の夏、玉造温泉に行くことに決めたので、向こうに行って焼き物をたくさん見比べて、この鉢がどこのものか調べたいと思っています。

 

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2019年4月18日 (木)

About Pottery : 象嵌のある皿

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 結婚のお祝いに近所の方に2枚いただいた皿。

どうやって、作っていくのかとか、どこの産地なのか分からないまま、使っていました。

はじめは、ピンとこなかったけれど、使い始めてこの皿に料理を盛るとすごくおいしそうに見えることがわかり、贈ってくれた方の意図がわかったというお皿。

しかし、気に入っていたのに、一枚割ってしまいました。

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残念に思って、いただいた時の包装紙が「クロワッサンのお店」のものであったので、神戸のクロワッサンのお店にお願いして同じ皿を4枚頼みました。右が最初にいただいたもの。左が後から購入したもの。作り手が違う様で、模様のイメージが違います。

その時、韓国の新聞紙に包まれてきたので、このお皿が、韓国で焼かれたものなのかな、と思うようになりました。

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日本の小原焼や小鹿田焼きの飛び鉋で模様を作るところと似ていますが、これはさらにそこに白い化粧土が詰められています。そして、全体に釉薬がかかっています。

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ん~。この裏を見ると、焦げ茶色の陶土に灰釉薬をかけ、白い化粧土で、ぐるりと刷毛で縁を塗っているよう。

やっぱり、分からない。

インターネットで似たような焼き物を探すと『高麗三島手』と日本で呼ばれている焼き物と似ていることに気付きました。

これが本当なら、私の好きな焼き物は源流までさかのぼっていたのかと思うと、感慨深いです。

 

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2019年4月15日 (月)

About Pottery : 唐津の粉引

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Small bowl                              Karatsu Pottery

 唐津焼、隆太窯の粉引ふちなぶり皿。縁が波打って、花のようにも見えます。

2008年の雪の降る2月。箱根のMOA美術館で尾形光琳の『紅白梅図屏風』を初めて見ました。庭の梅も雪の中咲いていました。

まさに「耐雪梅花麗」。大きな屏風の光琳の屏風絵の中の梅の木は、ひこばえをたくさん出しながらも花を咲かせている姿で、対峙すると、光琳が込めたメッセージが私にも伝わってくるようでした。

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 鑑賞後、ミュージアム ショップで唐津焼の隆太窯の器を偶然見つけました。いつか行ってみたいと思っていながら、なかなか行けない唐津。お目当ては、この唐津焼。地元の材料を使い、釉薬や絵付けも素朴で気取らない所が私は、好きです。

「ちょっと贅沢かな。」と思ったのですが、誕生日も近かったので、自分へのお祝いとして求めたのが、この小鉢。

茶色の陶土に乳白色の釉薬をかけている粉引。一つひとつの雲のように景色がそれぞれ違います。

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蹴ろくろで形をあげ、陶土が柔らかいうちに均等に縁にへらで跡を入れるようです。

素人がこわごわ真似しても出来ない技です。たくさん器を作った手だけがなせる技。

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唐津の土の色は、こんな色。粉引は、お化粧しておめかしさせてあげたかわいい器のように思えます。

 

 

 

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2019年4月12日 (金)

About Pottery:植物と備前焼

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Small flower base        Bizen pottery

 神戸に住んでいた時に車で備前に行き、購入した小さな花入れ。パパのお気に入り。

備前焼き祭りの時にいろいろな窯元やお店を巡らせてもらいました。

その時に、野草をこんなふうに活けて、飾っているのをよく見かけ、お手本にしました。

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Bowl                   Bizen pottery

備前焼には、植物のフレッシュな緑が似合います。こちらは、大皿。これも備前祭りの時にいろいろ見せてもらって決めたもの。

縁が少しふくらみがある作りになっていて安定感があります。

豆苗を置いています。この大皿にあうのは、クレソンをいっぱい敷いた牛のたたき。

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子どもの頃から、母が持っている備前焼が好きで、いつかは窯元に行って備前焼をいっぱい見てみたいと思っていました。

26年前に行ったきりですが、多くの器の中から自分が選んだものなので、大事にしています。

地色が大地の色そのものだからかな。

 

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2018年10月 1日 (月)

About Pottery : 砥部焼の蕎麦猪口

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 CLASKAさんで数年前に蕎麦猪口2客を子どもたち用に購入していましたが、同じものがあと2客欲しいと思っていたのですが、もうお店では見かけなくなっていました。

砥部焼であることは、わかっていましたが、夏休み、松山に行って、中田窯のものであることを知りました。松山の商店街のいろいろな器屋さんにもたくさん並んでいたり、お茶を飲んだお店でも蕎麦猪口に角砂糖を入れていたりと、素敵な使い方をしているところをいっぱい見かけました。

前に買ったのが鉄釉の茶色の横縞が入る「こま文」であったので、今回は藍色の「こま文」と「市松模様」のものにしました。

砥部焼は、磁器に入るのですが、一見そのひなびた感じから陶器のような風情もあります。磁土に荒土を練り込んでいるため、茶色の粒がところどころに入ったりすることが真っ白なイメージの磁器とは、違う雰囲気を醸し出していると思います。地色も少し青みがかった灰色をしていることも。

磁器の丈夫さと絵付けの大らかさから、これから揃いの蕎麦猪口は、どんどん使えそうです。

ネットでも購入可能であることを今は知りましたが、やはり実際、目で確かめることは大切。

松山、道後温泉の思い出です。


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2015年10月17日 (土)

About Pottery : カフェ オ レ ボウル

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先日、20年間ぐらい実は経っていたお気に入りのピカソのDoveが描かれたマグカップが壊れてしまいました。同じものは、最近、美術館で見かけないし、元はスペインのピカソ美術館のものらしいので、手に入らない。いい思い出としてお別れすることに。

不思議なもので、これがないと落ち着かない。何かと、こうやってブログを書いたりするときも、仕事をしなくちゃいけない時も傍らにはミルクティーかカフェ オ レを置いていている。他のものは間に合わせに過ぎず・・・・。私の、というものが欲しい。といことで、昔、使っていたカフェオレボウルもよかったな、と思い出し、どうするかと考えていました。

昔使っていたものは、イギリスの陶器のクリーム色のぽってりしたかわいいの。実家にいた時から、自分用に使っていて、お嫁入り道具にも入れていた。しかし、やはり陶器は、材質が柔らかい。あちこち欠けてきて、最後は危ないから、使うのをやめた。

ということで、長く使うなら、磁器。となれば、お気に入りのPillivuytでは?と調べると、「あるある。」やはり本場。ずっしりしたものがあります。恵比寿にVerreというお店が扱っているようなので、送料を払って送ってもらうよりは、じかに行って他のものも見せてもらいながら、買ってくることに。

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駒沢通り沿いに恵比寿からてくてく歩いて、ありました。Pillivuytのほかのラインもいろいろある中に、丼茶碗よりは、幾分か小さ目で磁器にしては分厚いカフェ オレ ボウル。

本当は、一つでいいのかもしれませんが、昔、お話した陶芸家の方が「独りでも対で揃えておくことがいいですよ。」とという含蓄のある言葉が忘れられず、つい、対で買ってきました。

家族ぞれぞれ、マグカップは、お土産などで、好きなものを買ってきて、使っていますから、どうかな、とも思いましたが、娘が帰ってきて「わ~かわいい!おしゃれ~!」と早速、カフェオレを入れて、傍らに置いていた私に言うのです。

ですから、「使う~?」と聞くと、「いいの~?」と嬉しそう。彼女のためにTea au Lait を使ってあげました。
だいたい、八分目ぐらいで250㏄ぐらいは、入ります。

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傍らにおいても倒したり、しにくそうなずっしりボウル。お茶を飲むときのように両手で抱えて飲むといい。
重たいのがいいも悪いも、そのように抱えて飲むと美味しく飲めるという構造になっている気がする。


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2015年3月 8日 (日)

About Pottery : レリーフのある白い食器たち

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Claire, sold by Ralph Lawren and made by Wedgewood

一番大事にしているTea setsは、ラルフ ローレンのHOMESで出された、ウェッジ ウッドが製作したクレアーシリーズ。今は、もう生産が終わっているものです。ウェッジ ウッドが作ったので、磁器と思いきやアーザンウェアー Earthenware 陶器です。地肌の乳白色は、温かみがあり、磁器 Stoneware よりも心もち厚手の作りとなっています。強度が弱いので、扱いに要注意。

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レリーフには、広葉樹の枝をロープでリボンに結んでいるデザインで縁取られています。それらの背景にはヒダのあるレースもあります。

結婚のお祝いにまず、Tea Potをいただいたのがコレクションの始まり。そこから主人が少しずつ私の誕生日にクリーマー、シュガーポット、そして最後はカップとソーサーをプレゼントしてくれたものです。

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ところが、子どもたちが小さい頃、お誕生会の時に、お母さんたちに紅茶を入れるのに出して片づけの時、ポットの口のところにグラスを落として、欠けさせてしまいました。


がっくり・・・・。自分の扱い方を後悔・・・。

それから数年は経ったかもしれませんが、インターネットで同じものがないか世界中を探しました。何度もトライしていくと、Replacement Ltd というサイトにどうも、あるような・・・・!

そこの会社は、アメリカのノース カロライナにあり、広大な敷地に陶磁器、ガラス製品、金属製品等の新旧取り混ぜた過去100年を超えて作られた40万パターン、1200万の製品をストックしていているということです。そして私のようにお思い出のものを壊したり、なくしたりして同じものを探している人にそれらを販売している会社でした。
初めての利用で、大丈夫かな、と思いましたが、勇気を出して、注文しました。

すると、ちゃんと非常に厳重にパッキングされた同じクレアのポットが航空便で安全に送られてきました。

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何という、サービス!!!
あまり、多用はしたくないのですが、本当にありがたかった!

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それ以来、3.11の時に、食器棚の中で、ガラス戸に倒れ掛かってしまい、主人が扉を開ける前にお箸を使って立て直して壊れるのを回避してくれたりすることもありました。

これからも何が起こるか分からないけれど、なんとか思い出を保ちつつ、誰かのお誕生日の時やクリスマスなどにだけ使っている大事な食器たちです。

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2014年9月 9日 (火)

About Pottery : Pillivuyt の Lion Bowls

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フランス リモージュの磁器 ピリヴィ社のライオン ボウル。やっと、手に入れました。ネットでは買えたのですが、微妙なサイズの違いが分からず、決めかねていたところ、雑貨屋さんのMaduさんで売られていたのを夏休みに発見。

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フランス料理の本の写真を見ながら、オニオン グラタンスープは、やっぱりこれに入れたいと、ずっと思っていました。日本でもいろいろなメーカーのものが購入可能ですが、ピリヴィの少し青みがかった白い色がいい。購入する時、お店の人がカウンターに在庫のものをたくさん並べてくれました。一つひとつ微妙に色味が違っていました。

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昔、最初に見た時、「どうしてライオンがついているのかな?」思いました。今では、あこがれ続けて、これが普通に感じるようになっています。
形の特徴は高さがあって、スープが冷めにくい壺状をしていつこと。容量は、(これは350㏄ぐらいは入ります。)


オーブンに入れられることも必須条件。
今まで、がんばってオニオン グラタン スープを作っても、ココットやスープ皿を使っていたので、アツアツではなくって、少し冷めた状態なっていました。フランスパンにグルエール チーズをのせたものはオーブンで別に焼いて、浮かべていたのです。

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まだ、オニオン グラタン スープは、季節柄、作っていませんが、先日、朝にトマトとごはんを使ったポタージュを作って、パン ド カンパーニュを添えて、浸しながら食べました。しあわせな気分でした。

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2014年4月 7日 (月)

About Pottery : 一保堂の片くち

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昨年、初めて一保堂の丸の内 仲通りにある東京店に行きました。そこで、お茶を購入しましたが、包装を待っている間、お店のお茶道具を眺めたり、併設の喫茶で和菓子とともにお煎茶をいただいたりと、ゆっくりとした時間を過ごしました。お茶の入れ方を教えていただき、美味しいお茶の入れ方に遅ればせながら、最近目覚めています。

そこで、気になっていたのが、片口。お抹茶をこの大きめの片口で点て、湯呑や好きなデミタスカップに分けて、飲んだりしてもいい等々の説明書きにいいな、と思っていました。

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春になり、気分一新と思い、購入してきました。実際、使ってみると、どこにでもあるような片口にも見えますが、お湯が冷めにくい陶土、厚み、お茶を立てやすい底、片手で持ちやすく、注ぎやすい形などよくデザインされていることが分かり、気に入っています。

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いつも使っている万古焼の急須の色とも似ているこげ茶色を選びました。この色は東京店、京都店の限定だそうです。片口は常滑焼。万古と常滑は伊勢湾をはさんで向かいにある場所であり、陶土も近いのでしょう。

娘が前から家にあったよう、と言っていたように違和感なく我が家になじみました。

緑茶の湯冷ましにも使い、普段のお茶も以前よりも格段、美味しく入れられるようになりました。


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2013年2月16日 (土)

About Pottery : ぶどうの葉のレリーフのある皿 

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これは、数年前に購入した Comptoir de Famille の陶器。グリーンとオリーブグリーンのガラス釉がブドウのレリーフの上に施され凹部に溜まり、濃淡を作ってきれいです。家のウォール ライトのある壁面に飾っています。

あれこれ、買うと物が増えるので、陶磁器もなるべく、増やさないようにしていますが、これは、昔、購入した料理家の上野麻梨子さんお『DINNER』というフランス料理の本に載っていたブドウの葉模様のレリーフのある皿に似ていました。Williams-Sonnmaでもグリーン釉薬のものを扱っていたような記憶があります。その当時は、きれいだなと思っても、鑑賞のためのお皿のような気がして、手元に置くことなど、恐れ多い気がしていました。

これは、なんでもポルトガルでリプロダクションされたものらしく、価格も手ごろ。南欧の植物、オリーブやレモンの柄もあったけれど、植物の葉の中でも形が美しいブドウの葉の柄にしました。いざ手にして見ると、この皿のキラキラしたガラスの溶けた色釉薬のことや、同じものを何枚も作った型についてのことなど歴史を調べたくなりました。そこで、行きついたのが先日ブログに書いた16世紀のフランスのルネッサンスの陶工ベルナルド パリシ―。

パリシ―の没後、19世紀にパリシ―の失われていた田園風陶芸と呼ばれた自然をモチーフに浮き上がらせた作陶技術や鉛釉薬(透明色ガラス釉)の技術を復活させようと取り組んだのがフランスのシャルル ジャン アヴィソー Charles-Jean Avisseau。研究し、多くの人にその技法を伝えました。フランスは元よりイギリス、ポルトガルへも。

1851年 イギリスのMinton社は、ロンドン万博において、'Palissy ware' パリシ― ウェアの名のもとにこの技法で作品を発表。1855年のパリ万博でも作品を展示し、人気を集めたようです。この流れはその後、イギリスのWedgewood社が 'Greenware' というシリーズで作ったり、フランス、アメリカのたくさんのメーカーがそれぞれの人気の型を使って製品を大量に作りました。皿、水差し、ティーポット等にバラ、ユリ、サギ、ベゴニアの葉、貝殻、サンゴ、海草、トウモロコシ、竹、キャベツの葉、イチゴ、シダ、花束やかご模様や東洋的なモチーフなどをレリーフしたものなど。私の持っているリプロダクションの皿は、画像検索で調べていると、元の陶器は、フランスのSarreguemine社がその当時作っていたものだとわかりました。アンティークで今もたくさんあるようです。

しかし、オリジナルの原型が少なくなってきたことや芸術的な価値が少なくなってきたことから、1901年 ビクトリア女王が亡くなるのと同時にこの生産も終わりました。よって、これらを Victorian majolica ビクトリアン マジョリカ と呼ぶそうです。

このようなスタイルのレリーフのある色ガラス陶器を Barbotine バルボティーヌとアンティークの世界で呼んでいますが、レリーフのないものも Barbotine としてフランスでは今でも生産されています。

???と思いましたが、'Barbotine' は英語の'Slipcasting'の意味と同じことで、石膏の型に液状にした粘土(Slipスリップ)を入れ、水分が蒸発して粘土が少し収縮した時に、型から外す製法で同じ製品がたくさん作れるもの。
という粘土の成型過程のみの用語として理解するのが正しいよう。

また'French majolica' と言う時は、釉薬にガラス釉薬となる鉛を使っていることを意味していて、スペイン、ポルトガルで生産されている錫を使った不透明の釉薬の陶器 'Majolica ' または、V&A Musum では 'Maiolica'として釉薬の違いを区別して使うようにしているそうです。

なかなか理解するのに時間がかかりました。

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