2025年1月15日 (水)

About cooking:おせち 2025

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 主人の実家に帰省するときは、いつもお重を頼んでくださったので、美味しい北海道の食材のつまったおせち料理をいただいてきました。

肉も魚も野菜から穀物、豆に至るまで全国に美味しいものを提供できるほどの場所なので、自宅に帰る頃には、「もう、この世のごちそうは食べつくした!」という気持ちになるほどでした。孫の顔を見せたい一心で毎年、帰省したものでした。

そんな私たちも今年は、帰省される方になり、掃除や料理のことなど老体に鞭打って、初めてほとんど一人で準備をしました。

子どもたちも独立したり、予定があったりで、わいわい、「こうやるの!」なんて伝えながら、手伝ってくれていたこともかなりの労働力を担っていたんだと、今回は、つくづく感じましたし、パパさんに家事を覚えてもらわないといけない、といったことも感じました。

きれいなデパートのおせち料理のカタログを見ながら、「この手もある。」と思いながら、締め切りを素通りして年末に突入。なんとか、掃除が出来れば、料理はなんとでも、と思ったところがまさかのインフルエンザ。混沌とした頭で、おせちのことを考え、作りたいものだけを作ろうと決めて体調が戻ってきた28日から料理に入りました。

それが、レシピをブログにあげた28日の黒豆、29日の栗きんとん、30日の紅白なますです。それから、お煮しめは31日。

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お重から取るものと銘々皿に取り分けておいた方が食べやすいものを分けています。D7k_0470-1

山の幸 伊達巻、★牛肉の八幡巻、よもぎ麩、錦玉子

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海の幸 紅白かまぼこ、数の子、★エビの養老煮、昆布巻き

 無印良品の磁器には、銘々にわけておいたほうが食べやすい黒豆,栗きんとん,紅白なますを事前にもって出すようにしています。

ただ、数が足りなかったので、お嫁さんの分も揃えておきたく、数年前から販売されている角鉢、木瓜型の豆皿、小皿など一つずつ追加でクリスマスの日に買いに行きました。もう生産中止ということもありますが、これらは、現在も購入が出来たので、うれしかったです。電車賃の方が高くつく買い物でしたが、12月は宅配業者も忙しいだろうと思い、自分で遠くの大型店舗まで買いに行きました。

イメージ通り、黒豆は角鉢、木瓜型の豆皿には、紅白なます、丸い小皿に栗きんとんを銘々に並べて出すことが出来ました。

センターにひいたのは、注染手ぬぐいの「かまわぬ」さんの手ぬぐい。梅のおしべが紅の地色の上に染め抜かれたもの。年末恒例のポチ袋を購入したと時に丸の内で求めたもの。お重は、深澤真人さんデザインの山田平安堂の長手の黒漆の二段のお重。小鉢は、唐津焼の隆太窯のふちなぶり皿。

そんな器たちも並べて、お重におせちを詰めるのをお嫁さんに手伝ってもらいながら、無事にお正月の朝を迎えることができました。

何風とかどこ風などというものはなく私が過ごしてきた日々の中でいいな、取り入れたいなと思った味やものたちが並びました。

ちなみにテーブルクロスは、結婚以来持ち続けている白い麻のテーブルクロス。

どの色よりも光を反射する白のテーブル・クロスで新しい朝の始まりを迎えるのがベストだと思っています。

 

 

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2025年1月13日 (月)

About cooking : お煮しめ 2025

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 今回は、いつもは、筑前煮を作るところをお煮しめに変えてみました。母は、お煮しめを作っていました。こどもの頃は、地味な料理であまりうれしい感じはしなかったけれど、いろいろと下ごしらえのお手伝いをした思い出があります。

そんな私も年齢的に薄味に、ということもあり、久々に高野豆腐の入るお煮しめを作りました。

日本列島の地図でこの2つの煮ものをおせちに作る実施地図作ると九州は、筑前煮なのは、確かであると思いますが、関西以西は、お煮しめ、東日本はどうなのだろう思いますが。筑前煮とはいわず、いり鶏、うま煮という地域もある。名前は違っても、2つの煮ものは根菜の種類もほとんど似ているけれど、油でいためてから煮る、というのが筑前煮で、煮しめは油は使わず、だしで煮るという違いなのだろうと思っています。

実家の母は、煮しめを作っていましたが、具材は,それぞれ煮て最後にちらし寿司のように器に合わせてもっていました。

私が参考にしたレシピは松本忠子さんが雑誌ミセスで紹介した「関西風 煮しめ」です。こちらには、筑前煮には入れない高野豆腐が入ります。またとりのつくねを入れるというものです。高野豆腐は、最近では、手軽に電子レンジで戻しながら粉末付きの煮汁を吸わせるものもあり、昔より調理しやすくなっていることに最近ようやく気付くほど、食べていませんでした。先日、生協で頼んで作ってみるとおかずの一品として十分食べ応えがあり、脂肪分の少ない植物性たんぱく食品としてもっと取り入れようと思っていたところ。

〇材料 (レシピの量を半量にしています。多品種のものを入れ、量が多くなりますので半量で。昆布だしは、前日の晩に水につけておく。)

・煮汁 

 昆布だし 4カップ

 酒 1/4カップ

 塩 小さじ1

 薄口しょう油、砂糖 各大さじ1と1/2

 みりん 1/4カップ

・ゆでたけのこ 1/2本

・里芋 3個 (皮をむいて半分に切る、今回は京芋使用 六角形に面取り)

・干ししいたけ 3枚 (水につけて戻し、軸を取り、そぎ切り)

・にんじん 1本 (1㎝厚さに切り、梅型に抜く)

・レンコン 1節 (皮をむき、1㎝厚さに切り、水にさらす)

・ごぼう 1/2本 (皮をこそげ取り、斜め切りにして水にさらす)

・ゆり根 適宜 (昆布だしに砂糖、塩を少々入れた煮汁で煮る)

・ぎんなん 適宜 (炒って、殻を割って薄皮を取り除いておく)

・高野豆腐 1枚 (手がようやく入るぐらいの湯につけ、皿などで抑え、もどし、厚さ1㎝に切る)

・油揚げ 1枚 (熱湯をかけ油抜き、4㎝幅ぐらいに切る)

・こんにゃく 1/2枚 (1㎝厚さに切り、中心に切り込みを入れ、片方を穴に入れ、たづなこんにゃくにして、ゆでる)

・きぬさや 適宜 (昆布だしでさっとゆがく)ゆがき過ぎて、色が悪くなってしまったので、かわりにグリーン・ピースを使用

・とりつくね団子 (鶏ひき肉を粘りが出るまで混ぜ、調味料を入れ、別鍋に取った上の煮汁の中にお団子を入れて、煮る)

 鶏ひき肉 150g

 卵 1/4個

 しょうが汁 小さじ1/2

 酒、片栗粉 大さじ1/2

 塩 少々

 

〇作り方

① なべに前日からつけておいた昆布と水4カップを沸騰直前まで煮立て、昆布を取り出す。(ゆり根、きぬさやを煮るだしを取っておく)

② みりん以外のすべての調味料を入れて、にんじん、きぬさや、ゆり根以外のすべての材料を入れ、20分煮る。あくを取っていく。

③ 煮汁を別鍋に取り、とりつくねを丸めて落とし、煮ていく。

④ ②にニンジンとみりんを加え、さらに10分ほど煮る。

⑤ 器に④と③の鶏つくね、きぬさや、ゆり根、ぎんなんを散らして出来上がり。

久しぶりに母の煮しめに近いものができました。記憶をたどれば、ぎんなんを歯で割るのも、たづなこんにゃくを作るのも、高野豆腐が戻っているのかを注意してみるのも子どものころのお手伝いの一つでした。

これだけの食品を揃えると、年末の食費は奮発しかない、という大盤振る舞いでしたが、これも一年に一度のハレの食事。昔から家族でとる食事を大切にした証。大地の恵みを盛り込んだものだったことがわかります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2025年1月12日 (日)

About cooking : 紅白なます 2025

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 絶対作りたいおせちの一品は、三浦大根で作る紅白なます。年末、三浦半島に行くことが出来たら、ラッキーですが、今回は、何十年かぶりにインフルエンザになってしまい、そんな時間的余裕は一切ありませんでした。ただ、30日に近くの食材店に行くと、三浦大根があったので、希望通り、紅白なますを作ることが出来ました。青首大根と何が違うかといったら、繊維が柔らかい、透き通っていてきめが細かい舌ざわり、優しい甘味。ふろ吹き大根にすると、それが如実に表れるのですが、生で食べた時も、その違いは、表れるのです。一昨年は、久しぶりに実家でお正月だったので、三浦大根をお土産に持って帰り、ふろ吹き大根を母に作ってあげました。

紅白なますのレシピは、松本和子さんが雑誌『ミセス』に掲載されていたものを参考にさせてもらっています。このレシピのポイントは「二度漬けする」というところ。なますは、ダイコンやニンジンからの水が味付けした後も必ず出てきます。決めたと思った味が変わってしまうということが、子どものころ、おせち作りを手伝っていた時に経験したことがあったので、この松本さんの抜かりのないレシピに飛びついた私でした。

酢は、純米酢と自家製柿酢を使いました。前に熟した柿をもらってきて、保存瓶の中で発酵させて柿酢を作ったものが冷蔵庫に保存してあるので、単体だと酸味が弱いけれど、ブレンドすることで、フルーツのさわやかさと微かな甘味、うま味を感じる酢として主に、すし酢に使ってきました。

〇材料

 ダイコン(三浦大根) 正味800g

 ニンジン (京人参) 正味50g

 イクラ 少々

【下漬け汁】

 酢、昆布だし(前日より昆布を水につけておき、火にかけ沸騰直前で昆布を引き上げたもの) 各1/2カップ

 てんさい糖 1/4カップ

 塩 小さじ1

【本漬け汁】

 酢 (柿酢)1/3カップ

 昆布だし 1/2カップ

 てんさい糖 大さじ3

 塩 小さじ1/2

 

〇作り方

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 ① ダイコンはマッチ棒よりも細く、ニンジンは、さらに細く切る。

 ② それぞれに塩少々を振り、しんなりしてきたらしっかり手で絞る。

 ③ 下漬け汁の調味料をよく混ぜて煮溶かして冷まして、②に混ぜ、4~5時間おく。

 ④ ざるに開けて再び水気をきっちり絞り、本漬け用の調味料を合わせて煮溶かし、冷ましたものと合わせ、保存瓶に入れて、保存。

 

 30日に漬けて元日の朝から、銘々の小皿にもり、イクラを少しもって、出しました。冷蔵庫がいっぱいでいれられなかったのですが、酢にしっかり使っているので、大丈夫でした。鏡開きの11日まで、箸休めのように出して食べきりました。最後が一番おいしかったような。

 

 

 

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About Cooking : 栗きんとん 2025

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 栗きんとんって手間がかかるのに、スーパーに行くとドテッとプラ容器に入って売られて、なんだか、買う気にはなれません。子どもの頃、母がゆでたサツマイモを姉と杓文字を使って、目の細かい網を張った裏ごし器で一生懸命裏ごししたりしたことを思い出すと、手間をかけてでもその記憶を辿ることをあえてしてみたいと思ってしまい、「簡単、手軽、時短!」が叫ばれる世の中に背を向けている私です。忙しい時期に手間をかけるだけの意味があるのかというと、ただ、自己満足の追憶でしかないのかもしれません。

栗きんとんは29日の午前中、コンロで前日から作っていた黒豆を煮返しているのと並行して作りました。

私は、文化出版局の雑誌『ミセス』に掲載されたり、付録についていた松本和子さんのおせち料理のきんとんの作り方が丁寧な作りなので、参考にさせてもらっています。掲載されていた量の半分量。また、糖分を控えたいので、お砂糖は、てんさい糖に。栗のシロップも甘味をみながら、あまり入れずに仕上げました。くちなしの実できれいな色になりましたが、てんさい糖を入れると、色は栗色になりました。自然な色で甘さを引きずらない美味しい栗きんとんになりました。

必要な道具として裏ごし器がないので、困っていましたが、今回は、油跳ね防止ネットをよく洗って使うと、きめの細かい裏ごしが出来ました。また、裏ごしした芋をさらし布で作った袋に入れ、流水でもみ洗いします。これも手持ちのさらし布を切って、手縫いで両端を急きょ縫って、作りました。

〇材料

サツマイモ 鳴門金時 500g

クチナシの実 1個

栗の甘露煮 一瓶 (10個以上は入っていたかな。)

栗のシロップ 1/2カップ(加減して)

砂糖 150g 低GI 大東製糖「からだにやさしいお砂糖」使用

塩 一つまみ

みりん 大さじ2

 

〇作り方

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① サツマイモは、3cm厚さの輪切りにし、縁から5㎜ほおのところにある輪の内側まで厚く皮をむき、水に落としてさらす。

② クチナシの実は、半分に切り、だしパックに入れておく。

③ 鍋にたっぷりの水を入れ、サツマイモとクチナシの実を加えて、柔らかくなるまでゆでる。

Photo_20250112164701 ④ ざるに上げ、熱いうちに裏ごしをする。

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⑤ さらし布で作った袋に④の芋を入れ、浄水器の水を流しながら芋臭さがなくなるまで、もみ洗いをする。

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⑥ 鍋に⑤の芋と調味料、シロップを合わせ、弱火で40分以上、透き通るような照りが出るまで練り上げる。

⑦ 鍋底に道が出来るようになったら汁気を切った栗の甘露煮を加え、さらに10分ほど軽く混ぜながら火を通す。

⑧ 保存容器に入れ、冷ましてから蓋をして冷蔵庫で保存。

 

おせちの中のデザート。お重に入れないで、栗が一人一粒入るようにして小皿に盛りました。

 

 

 

 

 

 

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About Cooking : 黒豆 2025

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 おせち料理は受験生がいる時など帰省しない時に、その子と二人のお正月を過ごすためにささやかながら、作ってきました。実家にいた頃、黒豆は、母の領分で、夜に無水鍋で炊いて、何日か火を入れていた印象があります。母は、リング・ノートに書いた手書きのお料理の先生に倣ったレシピを見ていて、国産の赤玉ポートワインを入れるのが特徴でした。私は、この味に慣れていて、結婚してから「こんな感じかな。」と適当なのですが、ポルトガル産のPort wineを入れて作るようになっていました。

黒豆は、生協で購入した兵庫の丹波篠山市の小田垣商店のもので大玉特選です。他の料理家の方のレシピも作ったことがあるのですが、この袋に書いてあるレシピは皮は破けずに、中は柔らかく一番上手く煮れますので、空き袋を保管しており、今回も参考にしています。砂糖は。血糖値が上がりにくい低GIの大東製糖の「からだにやさしいお砂糖」を使ってみました。今回は、12月28日から作りました。

〇材料

丹波黒大豆 大玉特選 小田垣商店 200g

水 1000㏄

ポート・ワイン 200㏄ 

砂糖  170g 「からだにやさしいお砂糖」サトウキビ由来100%

しょう油   20ml

塩  小さじ1/3

鉄玉

 

●作り方 取りかかる時間帯も【】に書いています。

① 【朝一番】黒大豆を水で洗ってざるに取ります。

② 厚手の鍋に水とポート・ワインを入れて強火にかけ、沸騰したら調味料全部入れて火を止め、黒大豆を入れて、そのまま5時間くらいつけておきます。

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③ 【午後から】再び、中火にかけ、沸騰前に火を弱くして泡を取り、さし水1/2カップぐらいをして、もう一度煮立て、さらにさし水1/2をします。泡は全部取ります。

④ 落とし蓋をし、さらに鍋に蓋をして。吹きこぼれないように弱火で5~6時間煮ます。途中で蓋を取らないようにします。

⑤ 一晩おいて、翌日水の量を確認して足りないようであれば、水を少し足して、豆が柔らかくなるまで弱火で3~4時時間ぐらい煮て火を止め、そのまま味をしみ込ませます。

⑥ 保存容器に入れ、冷蔵庫、あるいは、寒い場所で保管。

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以前ブログに書いたときは、黒豆300gのレシピでしたが、今回は200gのもの。

今年は、生協で頼んだ3Lサイズの黒豆の値段を見て、びっくり!年末年始の食材全般、高かったことが、ここ最近の状況を反映していました。

ただ、上記のように作った黒豆、みんなが「おいしい!」と言ってくれたので、作った甲斐がありました。お砂糖も味が違った要因かも。熟練した職人さんが選別しただけあって、煮あがった時に皮が破れたものがたぶんなかったと思います。

以前、煮た時に皮が破けて、煮汁も濁ってしまった時もありましたので、いい豆を使うこともきれいに仕上がる条件のようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2024年10月16日 (水)

Useful Tools : 栗の皮むき

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 9月の下旬、生協で頼んだ栗が届きました。我が屋では、カルヴァドスと白ワインで栗を手羽元と蒸し煮にする料理を作るのが定番。でも、今まで出刃包丁で剥いていて、なかなか、気合がいる作業でした。栗の平な面の下の方に少し切り込みを入れて水を張った耐熱容器にいれた栗をレンジで加熱して、温かいうちに出刃包丁の角を切り込みにひっかけて下から上に剥いていました。

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栗むき道具                    suwada

今回は、夏休みに実家に帰った時に見つけた栗の皮むき道具。そういえば、私が母に買ってきたような気がしてきました。これをもらってきていたものがあったことを思い出し、久しぶりに使ってみました。メーカーは、SUWADAと刻印してありました。現在、新型が出ているので、このタイプは、ないのですが、さらに使い勝手がよくなっているのだと思います。

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生では、使っていませんが、前述のように少し、切込みを入れて、今回は鋳物鍋のStaubに少し水を入れて蒸し、むく栗のみ取り出し、他は、鍋に入れて保温しながら、作業しました。冷めると、むきにくいのです。ギザギザの刃で栗を抑えて、刃が研いである方で皮をむいていきます。

渋皮は、少々残っていても気にならないなので料理で、むいた後、しばらくは、あく抜きのつもりで水に浸しておきました。

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手羽元に対して、栗が多いぐらいでしたが、ブイヨンで炊いたピラフを添えて、こっくり甘じょっぱい、一皿をたいらげました。

この料理のレシピはこちら

 

 

 

 

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2024年8月 1日 (木)

About Cooking : きつねうどん

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 手間がかかりますが、自分で煮たきつねと出汁も一から取ったものでうどんを食べるのにちょっとはまっています。お揚げは、「手揚げ風」などと呼ばれている厚いお揚げを使います。噛むとじわっと汁が出て、食べ応えもあるので、「肉がない!」と主人も言わないうどんとなります。参考にしたのは、『クロワッサンの本 あの店のあの料理を真似したい』マガジンハウス刊に掲載された「今井」さんのきつねうどんのきつねの炊き方を自分なりにアレンジした分量です。

きつねの炊き方

●材料 

手揚げ風お揚げ  4枚

水 1000㏄

混合削り節(さば、片口いわし)  25g

砂糖 100g

薄口醤油 大さじ5

●作り方 

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① 揚げを鍋に入れ、かぶる位の水を入れ、落とし蓋をして40分くらい煮て、油ぬきをする。

② 水を火にかけ、沸騰したら、混合削り節を入れ、すぐに火を止め、削り節が沈んだら、濾す。

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③ ②に揚げと調味料を入れて、弱火で一時間半ぐらいコトコト煮る。

④ 煮あがったら、そのまま汁につけて味をふくませる。

⑤ 半分に切って、使う。残りは、汁ごと冷凍。

「関西風うどんだし」の作り方(3人分)参考サイト Foodie

●材料

羅臼昆布(合わせ出汁では、真昆布や日高昆布が合うそうです。)5×10㎝くらい

さば、いわしの混合削り節(関東のスーパーで置いている所とないところがあります。にんべんのものを使用)50g

煮干し 5尾

水  1200㏄

薄口醤油 90㏄

みりん  90㏄

うどん、きつね、九条ねぎ

●作り方

① 鍋に水を入れ、昆布、煮干しを入れて弱火にかけ、沸騰直前で昆布を取り出す。

② 混合削り節を入れて弱火のまま、10分ぐらい煮出す。別鍋でうどんを茹でる準備をしておく。

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③ 火を止め、蓋をして1分ほど蒸らす。

④ 出汁を濾す。

⑤ 別の鍋で薄口醤油とみりんを中火にかけ、煮切る。

⑥ ④に分量を1200㏄に水を入れ調整し、⑤を加え、弱火にかけ、沸騰直前で火を止める。

⑦ 茹でたてのうどんを入れ、出汁をはり、きつねと九条ねぎをちらすと、出来上がり。

 

この記事を書いたのは、7月上旬でした。今は、ちょっと日中、台所仕事敬遠気味なので、お揚げの冷凍を刻んで、そうめんの時の具にして食べようっと。

 

 

 

 

 

 

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2023年12月25日 (月)

About cooking : 鴨のソテー・カシス・ソース

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 ほぼ毎年,作ってきたクリスマスのお料理。Shun Cooking という千趣会から出版された本の2月号でフランス人の方が紹介されていたレシピをアレンジして作っています。

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🎄材料 ソースは4人分

赤ワイン (カヴェルネ・ソーヴィニオンのタンニンが合います。)     100cc

ポルト酒 100cc (ない時は赤ワインでその分代用)

カシス・ジャム (St.Dalforeがベスト) 100g

固形ブイヨン 1個

水   200cc

塩、黒胡椒   少々

コーン・スターチ 小さじ1

バター 10g

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鴨肉バルバリー種 津軽産 2人分で1枚 (成城石井にて冷凍を購入)

クレソンなどの香味野菜 適量

 

🎄作り方

1. 鴨肉は袋から出し、室温に戻しておく。

2. [ソース作り] 小鍋に赤ワイン,ポルト酒を入れ,強火でアルコールを飛ばす。

3. ブイヨン・キューブ1個と水1カップも加える。

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4. カシスジャムも加え、大体1/3ぐらいに煮詰めていきながら、塩,引き立ての黒胡椒を入れ,味をみる。

5. コーンスターチを少量の水で溶き,様子を見ながらソースに加え、最後にバターを入れる。

6. [ソテー]鴨肉は,焼く30分ぐらい前に筋を切り,皮目の方からも包丁の先で所々刺しておく。塩を両面に振っておく。

7. 温めたフライパンに皮目を下にして強めの中火ぐらいで焼き、いい焼き色がついたら,ひっくり返す。

8. 火を弱火にしてふたをして5分ぐらい火を通す。

9. アルミホイルの光っている面を内側に焼いた鴨肉を包み、まわりを布巾で包んで10分ほど,保温しながら,肉汁を安定させる。

10. 5ミリ厚さにスライスして皿にならべ、香味野菜も添える。

11. カシス・ソースをかけ、完成。

 

今年は、パパと二人のクリスマスイブでしたが,いつも通り作って,満足。

子どもたちもそれぞれの場所でこのカシス・ソースで鴨肉や,鴨肉が手に入らなかった息子は地元の鹿肉を焼いて食べたよう。

クリスマスといえば、この料理が食べたくなる味の思い出となっています。

 

 

 

 

 

 

 

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2023年9月11日 (月)

About cooking : モロッコ鶏 Poulet au citron

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夏になると食べたくなるモロッコ鶏。

新婚旅行で訪れたパリ。へとへとになりながら美術館を周り、またまた夕飯に何を食べるかで裏通りを探しまわっていました。疲れていたので,店先から漂うなんとも言えない食欲をそそるスパイスの香りに自然と足が向き、看板も読めない店に入った。これが人生初めて食べたアラブ料理。インド料理ともまた違う料理。

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日本に帰ってきてから、上野麻梨子さんのレシピを見た時に「これに近いのでは?!」と思って作るようになった料理です。

オリジナルは鶏の骨付きもも肉ですが,手羽元でいつも作っています。昨晩は「子どもの頃は,苦手だった。」と言いながら,夏バテ中の娘も「美味しい,大人になったということね。」と言いながらしみじみ食べていました。

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モロッコ鶏

鶏手羽元 1kg

前の晩から

ターメリック小さじ11/2

しようが せん切り 1片分

レモン 輪切り 1/2個分

オリーブオイル 50cc

レモン汁 1/2個分

塩 ひとつまみ

に漬けておく。

グリーンオリーブ 100g

レーズン 20g

ケイパー 大さじ1

玉ねぎ 薄切り 1個分

白ワイン 150cc

チキンストック 100cc

オリーブオイル 大さじ3

はちみつ 小さじ1

塩,胡椒

⚫︎作り方

① 前日やら漬け込んでいた手羽元をオリーブオイルを入れたフライパンで表面に焼き色をつけるて程度にソテー。

②玉ねぎを煮込み鍋にオリーブオイルを入れて中火でキツネ色になるまでゆっくり炒める。

③①のフライパンに白ワインを入れ,木べらで底の旨みを溶かし込みながらフランベしてから、②の鍋に加える。

④鍋にソテーした手羽元を入れ,スープストック,オリーブ,レーズン,ケイパー,ローレル,塩,胡椒を入れ,煮立ったら,火を弱めて,蓋をして45分ぐらい煮込む。

⑤鍋の蓋を開け,煮汁の煮詰まり具合を確認し,味を見て、はちみつを入れる。

⑥ピラフやタブレにかけて食べる。

フランスは地理的にも歴史的にもアラブと近いことが,料理を通して実感できた料理です。

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2022年1月 9日 (日)

About Cooking : おせち

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Osechi    New year’s dishes              Jan.1.2022

  今年も帰省は控えたので、自宅でお正月を迎えました。お重を使うのは、2年目。お料理が出来ていれば、後はお重に詰めればなんとか恰好がつくだろうと思いながら、31日は、ひたすらお料理を作っていました。お重のことについては、こちら

スケジュールはこんな感じでした。

12月27日 黒豆の煮汁を煮溶かしたものを冷まして、黒豆を一晩つけておく。今回は、アルコール分を飛ばすためにこの時点でポルト酒を1/2カップ入れてから翌日から煮ました。黒豆の作り方の記事はこちら

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12月28日 朝から黒豆を炊く。STURBで蓋をして、10時間ぐらいは、ゆっくり煮て、今年は、つやぷっくりの大成功。

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12月30日 買い出し 三崎の産直センターで三浦大根等野菜やカズノコを購入。夜に紅白なます下漬け。

★昆布を水につけておく

12月31日 紅白なます本漬け、一番出汁、二番出汁、栗きんとん。生協のお正月食材到着、いり鶏、サーモンのディル風味マリネ、牛肉の八幡巻、ラフテーと切り昆布の炊き合わせ、おまけにモカロールケーキ 

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作ったものは、冷蔵庫に入りきらないので、北側の部屋の出窓へ。

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元旦 お雑煮を煮ながらお重詰め。今回は4人分なので、ぎっしり詰めていきました。黒豆、きんとんは個々に盛り付け。

お重☆印のついたものを自作。あとは、生協で頼んでおいた加工品を使いました。

海のもの 紅白蒲鉾

     数の子

     海老の養老煮 ☆

     胡桃入れ田作り

     紅鮭の昆布巻き

山のもの 錦玉子

     八幡巻 ☆

     ラフテー ☆

     きのこのマリネ ☆

     グリーン・オリーブ、カシューナッツ    

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いり鶏、紅白なますを鉢へ。

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若狭の小鯛笹漬けを玉ねぎ、三つ葉でゆずドレッシングでさっと和えたもの。

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お雑煮は、主人の実家の味に寄せて。一番出汁に鶏や根菜が入り、薄口醤油で仕上げました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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