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2025年1月12日 (日)

About Cooking : 栗きんとん 2025

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 栗きんとんって手間がかかるのに、スーパーに行くとドテッとプラ容器に入って売られて、なんだか、買う気にはなれません。子どもの頃、母がゆでたサツマイモを姉と杓文字を使って、目の細かい網を張った裏ごし器で一生懸命裏ごししたりしたことを思い出すと、手間をかけてでもその記憶を辿ることをあえてしてみたいと思ってしまい、「簡単、手軽、時短!」が叫ばれる世の中に背を向けている私です。忙しい時期に手間をかけるだけの意味があるのかというと、ただ、自己満足の追憶でしかないのかもしれません。

栗きんとんは29日の午前中、コンロで前日から作っていた黒豆を煮返しているのと並行して作りました。

私は、文化出版局の雑誌『ミセス』に掲載されたり、付録についていた松本和子さんのおせち料理のきんとんの作り方が丁寧な作りなので、参考にさせてもらっています。掲載されていた量の半分量。また、糖分を控えたいので、お砂糖は、てんさい糖に。栗のシロップも甘味をみながら、あまり入れずに仕上げました。くちなしの実できれいな色になりましたが、てんさい糖を入れると、色は栗色になりました。自然な色で甘さを引きずらない美味しい栗きんとんになりました。

必要な道具として裏ごし器がないので、困っていましたが、今回は、油跳ね防止ネットをよく洗って使うと、きめの細かい裏ごしが出来ました。また、裏ごしした芋をさらし布で作った袋に入れ、流水でもみ洗いします。これも手持ちのさらし布を切って、手縫いで両端を急きょ縫って、作りました。

〇材料

サツマイモ 鳴門金時 500g

クチナシの実 1個

栗の甘露煮 一瓶 (10個以上は入っていたかな。)

栗のシロップ 1/2カップ(加減して)

砂糖 150g 低GI 大東製糖「からだにやさしいお砂糖」使用

塩 一つまみ

みりん 大さじ2

 

〇作り方

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① サツマイモは、3cm厚さの輪切りにし、縁から5㎜ほおのところにある輪の内側まで厚く皮をむき、水に落としてさらす。

② クチナシの実は、半分に切り、だしパックに入れておく。

③ 鍋にたっぷりの水を入れ、サツマイモとクチナシの実を加えて、柔らかくなるまでゆでる。

Photo_20250112164701 ④ ざるに上げ、熱いうちに裏ごしをする。

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⑤ さらし布で作った袋に④の芋を入れ、浄水器の水を流しながら芋臭さがなくなるまで、もみ洗いをする。

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⑥ 鍋に⑤の芋と調味料、シロップを合わせ、弱火で40分以上、透き通るような照りが出るまで練り上げる。

⑦ 鍋底に道が出来るようになったら汁気を切った栗の甘露煮を加え、さらに10分ほど軽く混ぜながら火を通す。

⑧ 保存容器に入れ、冷ましてから蓋をして冷蔵庫で保存。

 

おせちの中のデザート。お重に入れないで、栗が一人一粒入るようにして小皿に盛りました。

 

 

 

 

 

 

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