The Roses : マハネ 2024
Rosa ’Mahane’ HM Delbard 2023 May.5.2024
ゴールデン・ウィークに横浜のみなとみらいの国際展示場で行われたフラワー・ショウに出かけました。横浜では、2027年に国際園芸博覧会が行われるので、このような企画や庭園の整備が行われてきています。この日は、会場内でいろいろな催しがあったのですが、私が特に印象に残ったのは、やはりバラ関係。バラの新品種の紹介展示やフランスのバラの審査会で活躍されている柳楽桜子さんのお話、バラの専門誌『New Roses』の編集長の玉置一裕さんと柳楽さんのガイド・トークもあり、なかなかお勉強になった一日となりました。
ヨーロッパでの新品種の審査のポイントとして色、形、香りの優れたものという点に加えて、バラが年間を通じていかに健康的に薬剤の散布なしに生育していくのか、どんな花弁の散り方をするのか等が審査の対象になっているそうです。花の散り方まで、見ていることを初めて知りました。また、日本では、虫が寄ってくるのを嫌がる傾向がありますが、蜂が寄ってくるのも薬をかけていないバラであることの証であり、好ましいということも。
そして、大前提として、同じ品種でも栽培地の環境 (気候、土壌など)によって、生長に差が出るというお話もありました。
そんな中で、会場のバラの中で、ひと際輝いて「きれいだな!」、と思わず写真を撮っていた会場の中でシンボリックに咲いていてバラがデルバールの新品種 ’マハネ’ であるとお二人のお話から知りました。柔らかなアイボリーのカップ咲きで、オベリスクに仕立てられ、枝いっぱいに花を咲かせていました。また、近寄ると香りもかなり強く香り、さわやかさが漂う後からダマスク香が残る感じでした。
そして、このバラは、デルバールの ’ナエマ’ から日本で枝代わりで発生した白花品種なんだそうです。
玉置さんのお話にもありましたが、交配の片方は、ER。追記:松本路子さんのホーム・ページには、Heritage(ER)×Grand Siecle(HT)と書かれてありました。
実は数年前、ナエマは、新苗を何度か購入したのですが、酷暑や新しくサンプルでもらったニーム核入り肥料による鉢内の排水不調で枯らしてしまったのでした。もう失恋の記憶しかないようなナエマとは違う妹のマハネ(アラビアンナイトのお話に出てくる双子の名前)の新苗を一鉢、購入してしまいました。
現在、3週間目。ついていた蕾を咲かせて家で香りを楽しみながら、花形を楽しんでいます。販売ブースの方とお話しましたが、冬の剪定の時に強剪定をして低めに育てるようにしていくと鉢栽培でもいいのかなと思っています。
ま、私のベランダでは、そこに至るまでの鉢栽培での新苗は夏越しができるかどうかが、第一関門です。
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