The roses : ジャクリーヌ・デュ・プレ 2024
Apr.24.2024
Rosa ’Jacqueline du Pre’ Shrub Rose Harkness, UK 1989
もう少しで桜の開花の知らせが聞こえてくる頃の今年3月、仕事帰りに寄れる園芸店で「やっぱり、買おう!」と思って、持ち帰ったバラ ‘ジャクリーヌ・デュ・プレ‘。きれいな咲き方で、ベランダで4月下旬、一番早く咲き出しました。
昨年の9月から始まった大規模修繕工事中、ベランダには何も置けず植物はロビーで太陽光の波長に近付けたLEDランプを組みあわせた照明を当てて育てていましたが、最終的には、光合成不足であったのでしょう、枯れてしまいました。このバラが咲き始めるとムスク香が漂うのですが、この春それが感じれないのは、やっぱり残念。それで、春先ギリギリに家に持ち帰ったのでした。
これで、3鉢めのジャクリーヌ・デュ・プレ。いつも新苗で購入していましたが、横に伸びる枝も多く、どう管理していくか、難しく感じていました。今回、岐阜で栽培され、プロの剪定を受けてた大苗でしたので、よくよく見ると、株元から上に伸びる枝をたくさん発生させてあったり、強すぎる枝を他の枝に合わせて高さを制限している剪定を施したりしていることに気付きました。
おかげで扇型を広げたようにバランス良く、つぼみがつき、開花しました。繰り返し、現在、2回目の開花をぽつりぽつりしています。花びらがたくさんあるバラもいいのですが、野に咲くバラのようにさらりと開花するこのバラの姿は、自然体。
Rosa ’Maigold’ Shrub Rose Kordes, Germany, 1953
このバラの片方の親 Rosa ‘Maigold' の開花を横浜の港の見える丘公園のバラ園で見たことがありますが、花形と雄しべの花糸が紅いのも一緒ですが、色が山吹色という元気はつらつなイメージでした。アンニュイなこのバラの親は、誰かさんのような天真爛漫な親でした。
私がバラの辞書として使っている ”THE ROYAL HORTICULTURAL SOCIETY encyclopedia of ROSES" 2003 Dorling Kindersley
には、Harkness氏は、『作出したバラの中でベストなものの一つだ。』としていると書かれています。
2021にこのバラのことを書いたブログはこちら
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