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2023年12月25日 (月)

About cooking : 鴨のソテー・カシス・ソース

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 ほぼ毎年,作ってきたクリスマスのお料理。Shun Cooking という千趣会から出版された本の2月号でフランス人の方が紹介されていたレシピをアレンジして作っています。

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🎄材料 ソースは4人分

赤ワイン (カヴェルネ・ソーヴィニオンのタンニンが合います。)     100cc

ポルト酒 100cc (ない時は赤ワインでその分代用)

カシス・ジャム (St.Dalforeがベスト) 100g

固形ブイヨン 1個

水   200cc

塩、黒胡椒   少々

コーン・スターチ 小さじ1

バター 10g

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鴨肉バルバリー種 津軽産 2人分で1枚 (成城石井にて冷凍を購入)

クレソンなどの香味野菜 適量

 

🎄作り方

1. 鴨肉は袋から出し、室温に戻しておく。

2. [ソース作り] 小鍋に赤ワイン,ポルト酒を入れ,強火でアルコールを飛ばす。

3. ブイヨン・キューブ1個と水1カップも加える。

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4. カシスジャムも加え、大体1/3ぐらいに煮詰めていきながら、塩,引き立ての黒胡椒を入れ,味をみる。

5. コーンスターチを少量の水で溶き,様子を見ながらソースに加え、最後にバターを入れる。

6. [ソテー]鴨肉は,焼く30分ぐらい前に筋を切り,皮目の方からも包丁の先で所々刺しておく。塩を両面に振っておく。

7. 温めたフライパンに皮目を下にして強めの中火ぐらいで焼き、いい焼き色がついたら,ひっくり返す。

8. 火を弱火にしてふたをして5分ぐらい火を通す。

9. アルミホイルの光っている面を内側に焼いた鴨肉を包み、まわりを布巾で包んで10分ほど,保温しながら,肉汁を安定させる。

10. 5ミリ厚さにスライスして皿にならべ、香味野菜も添える。

11. カシス・ソースをかけ、完成。

 

今年は、パパと二人のクリスマスイブでしたが,いつも通り作って,満足。

子どもたちもそれぞれの場所でこのカシス・ソースで鴨肉や,鴨肉が手に入らなかった息子は地元の鹿肉を焼いて食べたよう。

クリスマスといえば、この料理が食べたくなる味の思い出となっています。

 

 

 

 

 

 

 

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2023年12月23日 (土)

Home music : レスリー・オドム. Jrの "Simply Christmas"

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 昨年,Instagramのリール動画につける音楽を探していて数ある “My favorite things” のカヴァーの中でも一番いいと思ったLeslie Odom Jr. の歌声とアレンジ。昨年のクリスマスには,この曲の入っているアルバムをずっと流すようになりました。

娘が,昨年クリスマスプレゼントにとCDを注文してくれたのですが、今年の1月まで入荷待ちで,年が明けてやっと送られてきました。

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アルバム自体は2016年のものですが、ご覧の通りの名曲揃い。静かで心に響くクリスマスに聴きたい名曲が入っています。Tommy Kingのピアノの伴奏も息が合っていて,自然に音楽が流れていきます。

このレスリーさんのことを調べると、アメリカ建国史の中で財政面で活躍したAlextunder Hamiltonとそれをライバル意識していたレスリー演じるAaron Burrが、中心となってを展開させていくミュージル “Hamilton” に行きつきました。アメリカで流行っていた頃に日本にいたアメリカ人の知人がヘッドフォンでハミルトンを聴きながら,Hip Hopを口走っているぐらい,アメリカで大変話題になったミュージカル。

その頃は、その音楽も内容もついていくことができず,かなり高度なイメージかつ見ることが出来なかった『ハミルトン』も今年やっと字幕付きで見ることが出来,アメリカの歴史も少し知ることが出来ました。

彼の声の少しハスキーでざらっとしている声は、Nat King Coleの深みのある懐かしい感じの歌声にも似ています。男性にしては裏声で歌う部分も多く、キーが私と近いので随分一緒に歌えるようになりました。

今年もお風呂の中で 一曲目の “Have yourself Merry little Christmas”をかけながら一緒に歌い出し,ついつい長風呂してしまう,いいアルバムです

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2023年12月22日 (金)

暮らしの中のMy Work : スモッキングのベビー服

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 息子が生まれる前に雑誌「ミセス」に作り方が載っていたスモッキングのベビー服を作りました。とてもかわいい写真で紹介されていてどうしても作ってみたいと思ったものでした。

自由が丘の今はなくなってしまった生地屋さんでスモッキングできる水玉模様の生地を見つけ、製図して作りました。

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およそ30年前のものですが,これを見るとついこの間のようにも感じます。

先日,今年生まれた息子の赤ちゃんにどうかな,と思ってほつれた部分を直してみました。

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ウエストまわりにスモッキングが入ります。

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着てもらえると,おばあちゃんうれしいという思いで,IKEAの布絵本と共に先日送りました。

お嫁ちゃんが、「今,ちょうどいいサイズなので今度,クリスマス会で着せます!」って言ってくれました。

ありがとう!こんなに嬉しいことが舞い込むなんて、神様に感謝です。

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2023年12月21日 (木)

Useful Tools : コーヒー・ミル

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Left : Kalita   Right : Peugeot

   結婚した頃より、Kalitaのセラミック・コーヒー・ミルを使っています。その頃,結婚祝いに電動のコーヒー・メーカーを送るのが流行っていたけど,私はプラスチック電化製品の耐久性はないだろうと思い,自分でも欲しいとは思いませんでした。

値段が金属の歯のものより少し、高かったような。そして30年以上、これを使い続けています。今、思い出せば歯がオール金属の実家のコーヒー・ミルに比べ、ゴリゴリする時のあたりがセラミックというだけあって、すりつぶすして粉砕している感じが強いです。

一番の思い出は、子どもたちに大うけだったこと。お誕生日やクリスマスで夕食後、ケーキを食べる時に大人はコーヒーを飲むので、豆がある時は、これでゴリゴリするのですが、誰がゴリゴリするのかで、「えらい、もめた!」ことが思い出です。

ゴリゴリは、台所の床に置いて、子供たちは座り込んで挽くのですが、その権利を得た子は、非常に満足そうにゴリゴリを全うしていくのです。何回づつ,という時もあったな。

大人は、「あれ、お手伝い、いいの?」という感じですが、今、聞いても「楽しかった。」と言います。

先日、息子がコーヒーミルを買っていたのですが、簡易のもので「壊れた!」と、言っていました。誕生日も近かったので、同じセラミック・ミルを買ってやろうと調べると、同じものは、ないようでした。

金属の歯のコーヒー・ミルがありましたが、買うのはやめておきました。

この息子に先日、いただきもののPEUGEOTのペッパーミルを送ってやったのですが、日本の輸入代理店のホームページで、1840年デザインの歴史的なコーヒーミルも扱っているのを発見!偶然セール中であったので、息子にプレゼントすることにしました。

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まずは、現物を見ると、木の部分の作りも塗りも丁寧、ドームの金属部分もキラキラしてきれいでした。歯の部分をのぞくと、鋼鉄製(鉄に2%未満の炭素を含み,きたえて堅く強くしたもの)の削りだしされた歯が見えました。

入れた豆は、内側の心棒に取り付けられた刻みの付いている歯とその周りを取り囲むリング状の刻みがついた部分との隙間に入り込み、すりつぶされるという仕組みになっていました。これを臼(うす)式というらしいです。

この刻みの形状も試行錯誤を繰り返して、この形になったのでしょう。パンフレットには、木材は、ヨーロッパの木材を使っていることと、組み立てはフランスの創業の地 フランシュ・コンテ(Franche-Comté )で行われていると書いてありました。

きっと、一生物になるであろう,いえいえ,今年生まれた孫も使ってくれるかもしれない,しっかりしたもの。

おばあちゃんになった私はこれをクリスマス・プレゼントとして彼らの家に先日,送りました。

 

 

 

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2023年12月 8日 (金)

Interior decoration : ピアノ・ライト

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 夕飯の準備のめどがたっていたら夕方6時ぐらいから7時に,ピアノを弾くのが趣味です。もうかなり老眼なので,ライトが欠かせません。今まで,70年代デザインもどきのシェードがアルミニウムのフロアー・ランプを使って背後から楽譜を照らしていました。

しかし,動かそうとすると困ったことにポールがベースからスポスポと抜けてしまうのです。このデザインは実用的でいいのですが、ピアノを弾く時は、もう少しクラッシックなデザインが似合っているように感じていました。

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東京メタル工業 白熱灯照明器具 ピアノ・ライト ML-203GZ

それで、前から気になっていたピアノ用のライトをネットで見ていたら、日本のメーカーのライトが一つ検索で出てきました。

製品は中国で作られ、値段的にもリーズナブルだったので、早めの自分へのクリスマスプレゼントとして送ってもらいました。

ベース部分は重たく、アームがつき、つまみが2か所あり、角度を変えられるようになっています。イメージ通りの作りと素材感。

ピアノの上に置くとキラキラ光るところが、アクセントになりました。

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電球は、シャンデリア球20wが一つ入っていました。電球色なので、雰囲気があるのですが、一応、口金E17というものを使えば、LED電球も入るので、IKEAのシャンデリア球 40wに変えて使っています。

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シェードの裏のネジを外してソケットを取り出してIKEAのシャンデリア球を入れました。明るくなりました。

後、コードの長さがもう少し長くないと、アップ・ライト(高さ120㎝)のピアノの上に置いた時に、コードが床上20㎝の所までになってしまうので、もう少し、長くしているといいな、と思いました。アップライトも高さがいろいろあるので、120㎝が基準ではないのですが。

このデザイン、元は1901年にアメリカでシェードが緑色の硝子製のスタンド ’エメラライト’(Emelalite)が特許登録されていて、その後、他のメーカーも違う名前をつけて製造したようです。アメリカ中の図書館で使われたよう。

真鍮製のシェードの Banker’s light は、イギリスで1927年、特許登録がされているそうで、その時、台座とシェードの角度調節が出来る形となったようです。(Wikipediaより)

ですから、これほ、「イギリス版バンカーズ・ライト」と呼ぶのが正しいかな。譜面が両開きの冊子の時は、幅13.5㎝でも真上から照らすので、照射範囲は大丈夫。

以前よりも光源が近いので、集中できるような気もしますが、相変わらず、同じところでつっかかるピアノで、根本は、「もっとまじめに練習しなさい、ライトのもんだいではない。」ということだけは、明白な事実でした。

 

 

 

 

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2023年12月 4日 (月)

About An Artist : David Hockney

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 11月5日まで東京都現代美術館で行われていた『デヴィッド・ホックニー展』に10月に行ってきました。コロナ下ですっかり美術館に行けないことに慣れてしまいましたが、この展覧会だけは「行こう。」と思っていた展覧会でした。

ホックニーを知ったのは、私が美術科の学生になった頃。図書館にあった『美術手帖』で見たのかな。そして池袋のSEIBU美術館で初めて作品を見たような気がします。

とにかくその当時、生きている人たちの作品で日本では、まだ真価が定まらないので公立の美術館はその頃は、展示していませんでした。

私は、ほぼ正方形に近い、額装もシンプル、厚みも薄い、リキテンシュタイン、ウォーホール、ホックニーなどの作品を見て、その時代の新しい作品を目の当たりにしました。学生でお金もないので図録などは、買えず、しっかり目に焼き付け、エネルギーを受け止め、うきうきして帰ったことを覚えています。それらの作品は、まだ日本で解説したものが少なく、Tom Wolfe の"THE PAINTED WORD"の日本語訳『現代美術コテンパン』(晶文社刊)や『アメリカン・アート』石崎浩一郎著(講談社現代新書刊)などがアメリカでの美術の動向を解説するもので、熟読していました。

20世紀の美術は作品だけを見ると、「なんでこうなっちゃったの?」という感じで展開していきますが、当時の背景を知ることで「なるほど。」と分かるわけですが、「だれのため?」と考えると、必ずしも「人のため」の美術ではなくなり、自分を認めてもらいたい欲求だったりします。そうなると「どうぞ、ご勝手に」と大衆からは、見られたりしていました。で30年ぐらい経ってその人たちの突っ張った作品もやっと大衆に受け入れられ、Tシャツの絵に使われたりしています。30年くらい平気で先を行っているという表現が正しいのかな。

ホックニーを初めて見た時、子どもの頃、きれいで好きだった、プールの水面に揺れる不定形の輪をつないだような光の形を作品に取り入れていたことで、「うまいな~!」なんて、思ったことを覚えています。

芝生でスプリンクラーが回っている作品も子どもの時の体験を思い出しました。水しぶきに当たって「気持ちいい!」とか。

リトグラフの作品だった思いますが、油絵の重厚さに比べ平面的で軽く、色彩は明るく、カジュアル。作品を見て「楽しい!」という気持ちを呼び起こしてくれたような作品であったことを覚えています。

そういった点で、新しく、自分の木版画やシルク・スクリーンの制作では、「何となくホックニー」的なのほほんとした作品を作ったりしました。ですから、結構、影響を受けておりました。その後、私は就職、結婚、育児に追われ、ホックニーのその後の活動は、知らなかったのですが、子どもが中学生になった時、ホックニーのコラージュの作品が資料集に取り上げられていて、作風が変わったことを知りました。一枚の写真のように人間は空間を把握していない、絶えずあちこち、視点を動かして、空間を私達は把握している、だから、こんな作品を作ってみました、というような実験的なコラージュ作品でした。

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2017年 大英博物館で行われた"Hokusai : Beyond the Great Wave" という北斎の展覧会に合わせて撮影されたドキュメンタリー映画にホックニーは、解説者のように出演。彼自身が北斎のことを画家の視点で語っていました。そこで日本の美術にも精通し研究熱心な人であることを知り、より尊敬するようになりました。

そして今回の作品展で、ホックニーが人生をかけて研究している「人は空間を平面にどう表現してきたか、またその新しい方法とは?」をまた見させてもらえ、実りの多い展覧会でした。

ちょっと、じわっと感動したのは、ホックニーがお母さんの肖像画を描いた『My Parents』という作品でした。自分も学生時代、何をキャンバスに描くか悩んだ挙句、家族一人ひとりをスケッチし、それを組み合わせて油彩画にしました。その時の気持ちは、「これ以上ない感謝の気持ち」からでした。

ですから、ホックニーが両親の肖像画を一世を風靡したロサンゼルスの作品群の後に描いていたことに自分の最も大事な家族の絵を愛情を持って描いていたことにとても人間的なものを感じました。

また、9つのカメラを車に乗せて微妙に視点と視線が違う同時撮影の道沿いの森を写した動画のコラージュ4作品は、自分がその道を本当に散歩をしているように感じさせてくれました。鳥のさえずりで樹の上の方を眺めたり、光に透ける葉の輝きを眺めたりしながら、あちこち視点をずらしながら、人が五感で空間を感じる気持ちよさを疑似体験しているようで、「またもやうまいことをするな!」と会場で笑ってしまいました。

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ホックニーの「水」の表現への探求も印象に残りました。1971年に日本に訪れた時の感想が載った本が会場の一角にありました。そこに『(その当時の日本の風景が浮世絵に描かれていた)イメージした景色とは違って(工場が立ち並び)、がっかりした。』というような記述があるのですが、『それでも日本の絵の水の表現方法は、素晴らしいものがある。」と書いてあり、ホックニー自身も「水」の表現、プール、スプリンクラー、雨、水たまり,池などの表現に今もこだわっていることがiPadで描いた作品からも伺えました。

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渋谷のBukamuraの本屋さんが閉まる前に「この本は買っておこう!」と買い求めたホックニーの『絵画の歴史 洞窟壁画からiPadまで』は、まだ読破できていないのですが、今回また、美術館で『春はまた巡る』(いすれも青幻舎刊)を買ってしまいました。

ただでさえ、Slow readerなのに、老眼も加わりどうやって本を読もうか悩む今日この頃ですが、、ホックニーのまなざしや考えを追体験しながら、読んでいきたいと思っています。

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2023年12月 3日 (日)

Useful Tools : PEUGEOTのペッパーミル

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PEUGEOT Pepper mills Left : Paris Natural H 18cm    Right : Paris u’Select Chocolate  H22cm

  昨年結婚した息子が辛い料理を作るのが好きでたまに料理を作っているそう。寮生活の時から自分でこしょうひきを買っていたのだが,壊れたというのでカタログギフトでいただいた右側のもの u'Select という新機能がついたものを送ってやりました。

左側のが今,私が使っているもの。写真に撮ると改めてろくろ挽きのアウトラインがため息をついちゃうぐらい美しい。内側も木材をくり抜いているため、外観はぽってりしていますが、最低3㎜ぐらいの厚みの所もあるような仕上げ。木肌をみるとBeech(ヨーロッパブナ)であろうと思っています。

送る前に比較するとネジが変わたよう。現行品は上のネジが丸味を帯びて縦に刻みが入った形になっています。真鍮製。

左側の'Paris'は今でも作られていますが、新機能の入った’Paris u-Select'は、一番下のくびれの所が可動し、そこで、胡椒を挽くときの粗さを選べるようになっています。そういえば、料理中、ネジの締め具合で粗さを調節するのですが、「粗いんだか、なんだかわからない」状態で使っていました。

高さによる持ち手の持ちやすさは、手の大きい私でも右側は少し大きくてステーキを人前で焼くようなコックさんが似合う感じ。一般家庭では左でいいと思う。ただし容量があるので,たくさん胡椒を使う人は,度々詰め替えしなくて済む右側がいい。

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小さなしおりがついていて、プジョーのモノづくりの歴史が書いてあった。最初は1812年 のこぎりを作ったのが最初。それからコーヒーミル、1874年 こしょう挽き、自転車、車、電動ミルなどのイラストが描いてあります。

結婚する時,ヨーロッパのキッチン用品を扱うお店でプジョーのペッパー・ミルとソルト・シェイカー高さ10㎝のタイプを買ったのが1台目。迷わず買ったのは、実家で母が使っていたから。母自身、広島アンデルセンの人が「プジョーのものは、歯が違う。」と言っていたことがきっかけだったよう。

最終的には12年使用。木の方が割れてしまいました。それ以来、現在のを20年使っています。

高さ10㎝は、料理中濡れた手で持つこともあり、小さくて持ちにくいと思ったので、2台目は、高さ18㎝のにしました。高さ10㎝は、テーブルでの使用に向いていると思います。

こう書いてきて、「そうだ、このアウトラインは、美しいからだけではなく、濡れた手でも持ちやすいからだ。」と結論が出てきました。

『用の美』が宿っているからこそ、150年も愛され、生産され続けているのです。

 

 

 

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2023年12月 2日 (土)

Interior decoration : Holiday season

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 12月に入り,流石に寒くなってきました。先日自分が作った金色のパイピング・コードが入ったヴェルヴェットやコーデュロイのクッション・カバーにタッセルをつけました。ちょっとしたことだけど楽しい。

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それからカーテンもコットン・ヴェルヴェットのものが、IKEAで出ていたので,この冬は掛け替えてみました。丈は長いまま。洗うときっと縮むのでまたいつか調整しよう。

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まだ大規模修繕工事をしているので不自由な生活ですが,室内はクリスマスらしく飾ってみました。日が短い時期ですが,こんなふうにすると気持ちも明るくなってきました。

 

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2023年12月 1日 (金)

Maintenance : 巾木の補修

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 我が家の玄関の巾木はご覧の通り。あらららという感じでした。

あまり興味のなかった巾木ですが、こんなふうになると,どんな素材で作られているのか,わかってきました。

ホームセンターで木目プリントの幅広シートを見つけたので,補修することに。

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元の巾木はMDF(中質繊維版)という木の繊維を接着剤で固めたものが使われていました。家の中でベニヤ板や素麺の箱など板材を引っ張り出してみたのですが、家の中でノコギリを使うのも近所迷惑なので、「Wild Turlryの箱がMDF!」と思い出し、パパが独身時代からもっていたバーボンの箱を取っておいたものをカッターナイフで巾木の寸法に切ることにしました。

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元の巾木を外すと隠し釘といって内装材をとめるのに使う釘の頭がない細い釘で留めてありました。よく、内装工事で「パーン、パーン!」という音がするピンタッカーで留めてありました。そんな道具は買えないので、残った釘は抜かないで、新しい巾木をあて木をして叩き込むことに。

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シートは、一回り大きくカット。

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購入した木目調シート(REALA リアラ アサヒペン の焦げ茶色)をカットして巾木にピッタリ貼り付けました。

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その後、玄関のたたきとの境目にシリコン・コーキング(コニシ バスボンドQ)を入れました。目地部分の両側にマスキング・テープを張り、チューブを縛り出しながら、目地につめていきました。途中、とまらない方がきれいに仕上がります・

シリコンが乾かないうちに付属のヘラで表面を整え、マスキング・テープも剥がしておくといいです。

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完成。目地が妙に白いですが、これもDIYならでは!他2か所もシートの張り替えを行い、修繕OK。

 

 

 

 

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Home Music : Jon Batiste

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”Hollywood Africans ”  piano score

 今年私が一番聞いた曲は、ジョン・バティステの”What wonderful world”だったとストリーミング・サービスが教えてくれました。

昨年、この曲のカヴァー曲を聞き比べていると、このジョン・バティステのアレンジが一番、サッチモの表現した世界観に通じるものを感じ、彼のアルバムを聞くようになりました。私はピアノを弾くのが趣味なので、自分もバティステごっこしたくなって、楽譜を海外から送ってもらいました。

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このアルバムは、2017年のもので、今頃聴いている私はかなり時代遅れなのでしょうが、彼の伝えたいメッセージがシンプルなアレンジの中、しみじみ届き、すーっと心に響いてきます。

ニューオリンズ出身なのでJazzが基本、クラシックも学んでいるので、ショパンのノクターン 20番がJazzにアレンジされていています。それは、黒人霊歌のような曲になっていて、元からこうであったかのように聴こえます。ショパンもきっと驚くようなアレンジになっています。

2022年には、”WE ARE”というアルバムがグラミー賞最優秀アルバムに選ばれましたし、今年のアルバム”World music radio"もノミネートされています。

先日も彼のドキュメンタリー映画 ”AMERICAN SYMPHONY” がNETFLEXで配信されました。彼が、新しい試みをしようともがく姿やパートナーのスレイカのことなど日々の内面の世界が綴られていました。

楽しく歌って踊る姿が全面に出ることも最近は、多くなっているのでしょうが、深い精神性を秘めた表現を目指している彼の音楽は、何度も聴く価値のある音楽です。

 

 

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