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2023年11月27日 (月)

Maintenance : 洗面ボウルの交換

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恥ずかしながら、磁器質の洗面ボウルに瓶かなにかを落として、ヒビ割れさせてしまいました。この記事については、Instagramでも紹介しました。こちら

マンションに入って、初期の頃で、いろいろな接着剤を使用しては、もたせてきました。接着剤も黄変、硬化しますので、そのたびに修理。

この写真は、2023年7月の状態。合成漆を使って、金継ぎもしていました。洗面ボウルはメーカーでは、廃盤で入手不可能。いろいろ調べもしましたが、お引越しになる方より、洗面ボウルをいただくことに。

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割れた洗面ボウルは、大きなハンマーでたたき割り、撤去。

頂いた洗面ボウルの古いシリコン・コーキング剤を取り除きました。

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コニシのバスボンドQ 50mlを合計4本使用。

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固まるまで車のジャッキで下から支えておきました。洗面キャビネットの下部に使用されている板は、薄い化粧板で、強度がなかったので、スノコや板などを下枠のある部分に渡してからジャッキ・アップしました。半日ぐらい放置。

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吊り金物が4か所あるので、それで基本的には洗面台と洗面ボウルは固定される仕組みです。

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マスキング・テープを溝の両側に貼り、シリコン・コーキングで埋めてきました。

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排水パイプをつないで、やっと水を流したのは、夜の11時ごろ。いただいた洗面ボウルのパッキンは、水漏れがあったりしたので、今まで使っていたものに変えると、水漏れしなくなりました。最後にあせりましたが、大丈夫、完了。

なんだか、あと何年もつか心配ですが、補修部品が入手できるまで使っていきたいです。

費用は,ボウルをいただいたお礼とコーキング材のみ。ゴミのことも考えると、最低限の廃棄物ですみました。

 

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季節のGarden Work : ユッカの高取り木

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Yucca elephantipes       青年の木

マンションのロビーの置いてあるユッカ。時々,世話して25年になるのかな。高取り木という方法で、ヒョロヒョロと伸びている茎の中間部から発根させました。成功したことを11月中旬確認。今年7月17日に作業をはじめたものです。

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2mぐらい。ずっと、ロビーで、時々、反転させ、傾いて伸びないようにしてきました。

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水苔を準備。ひとつかみを水に半日前ぐらいからつけておきます。

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発根させた位置で外皮をカッターで剥ぎ取りました。

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水苔をその部分に巻き付けます。

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ラップなどでぐるぐる巻きました。上は、水やり用に開けておきます。最初、密封させてしまって、のぞくと腐りかけていました。

もう一度、参考にした本を見ると、開けておくことがちゃんと開けておくことが書いてありました。発根には、空気も必要なのです。

以前、同じことをして失敗しているので今回は、「放置、気長に」と思って、放任しておきました。

11月に入り、さすがに気温も下がってきて今年もダメかな、と思ってラップを取ると、水苔にからむように根が出ているのを確認。

これから、茎を切り離して、植え直すのも気温が低いので、このままにしておこうかと思います。

植え替えは来春に。

 

 

 

 

 

 

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2023年11月26日 (日)

Visiting a garden : Acao Forest

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Rosa ER ’Pat Austin’

 10月の秋晴れのお休みの日,静岡県の熱海にあるアカオ・フォレストに行きました。昔,ハーブ・ガーデンとして公開されていた頃に

バスに乗って家族で行ったことがありますが、ランドスケープデザイナーの白砂 伸夫さんが取り組まれてからは始めて。

着くと,マイクロバスで山を登り,相模湾を望みながら山の秋景色やガーデンを巡っておりていくような設計になっています。

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Tibouchina urvilleana 

シコンノボタンが海に向かって咲いていました。こんなに大きく育つことを初めて知りました。秋に自然に開花する花木は、少ないのに環境にも合っているのでしょう。

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テーマごとのガーデンを巡っていきます。イングリッシュ・ガーデンの植え込みには、トレニアとコレオプシスが石垣からこぼれるように咲いています。

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Rosa roxburghii var. normais ヒメサンショウバラ

上田義弘氏の寄贈した珍しいバラのコレクション・ガーデンには、直径3㎝ぐらいの黄色いローズヒップがなっているバラがあり、びっくり。

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ロサ・オメイエンシス・プテラカンサ

こんな赤いとげのバラもあった。ネットで調べると「中国の四川省我眉山に自生するバラ」と上田さんが紹介されていた記事を見つけました。

新しく伸びた枝がこんなふうになるようです。

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昔、来た時もこのバラを見て可愛いと思ったノイバラ。

ちょうどローズヒップもついているのに開花しているものもあるという、超かわいい状態。ノイバラも海岸に面した場所に各地で見かけますが、ここのノイバラは、「超」が私の中でつく。もしかして初恋のノイバラだったような。

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谷筋の道を下りながら、山を見上げると立派なクスノキの巨木が立っていました。

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Rosa  ’Yves Piaget’

フレンチ・ローズガーデンでは’イヴ。ピアッチェ’が大輪の花を咲かせ、良い香りを振りまいていました。やはりここのバラの香りは格別です。

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大好きなシュウメイギク。秋のななめからの日差しに照らされ、イメージぴったりに咲いている姿。

今回は、秋のバラの時期でしたが、今度は、5月のバラを見に、いつか訪れたいと思いました。

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About An Artist : レオナール・ツグハル・フジタ

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左から『三王礼拝』『十字架降下』『受胎告知』 1927年 ひろしま美術館蔵

 ひろしま美術館にあるレオナール・フジタの絵。私が美術の学生だった頃見たフジタの最初の絵であり,作者の願いと共にひろしまの地にあると思ってきた作品。

その頃の私はフジタの名前にどうしてレオナールとつくのかわからなかった。「この人はどんな人だったのだろう?」と思いながらも絵の表現しているものが聖書のシーンであることは、自分の想像していたシーンと重なり、すっと理解できた。

とにかく細い、迷いのないすーとした墨で描かれた輪郭線。こんなに自信を持ってシンプルな線をひけるなんて!とその潔さに驚いた。それを引き立てる白い肌の色。平面的なようで、薄墨で陰影をつけている。

私の家には、集英社の大判の西洋美術全集があって、今程子どもの娯楽もなく暇なときは、一人で画集を開いては、じっと見ていた。それがあってだと思うが画家ごとのタッチや色使いを感覚的に分類できるようになっているのだが、この日本人の画家のタッチや白い肌の色は、私にとっては、逆に珍しかった。むしろ、学生時代私自身が日本美術に疎かった。

「受胎告知」やクリスマスの晩の場面もあるが、とにかく中心のキリストの姿と悲しむマリア達の姿が傷ましい。

背景の仕上げが屏風絵の金箔を貼った仕上げになっていることや3枚のキャンバスが並んで、展示されていることで、屏風絵をみているように感じていた。学生時代、画題に迷い,かつての画家たちの作品を貪欲に見ていた自分には、何度も見た3枚の絵が私の中では、フジタの代表作なのにほとんど、その情報がないまま時間が経っていた。

「何がきっかけでこの絵を描いたのか?」ということが引っかかってきた。

ここ15年ぐらいであろうか、ずい分フジタに関する研究も進み紹介されるようになり、美術館や映画『foujita』、テレビ、随筆集によって、フジタの人生について知ることが出来るようになった。でも、あの3枚の絵について取り上げたものはなかった。

昨年、ポーラ美術館に行った時にフジタの展覧会の図録の見本をぱらぱらと立ち読みさせてもらった。「あの絵についての話はないか?」と探していた。すると、フジタがフランス滞在中、気に入った絵があり、それを見るためにその絵のある場所に1ヵ月滞在したという話が載っていた。

「もしや、?」と思い自分の手帳にその絵の名前を控えた。『アンゲラン・カルトン  ヴェルヌーブ・ザヴィニョンのピエタ 1455年 ルーヴル 1ヵ月滞在』と。

これを頼りに、家でルーヴル美術館のサイトで出てきたのが、

F0082_Louvre_Pietà_de_Villeneuve-lès-Avignon_RF_1569_rwk_B.jpg (4056×3018) (wikimedia.org)

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Pietà_de_Villeneuve-lès-Avignon_ 1455    Enguerrand Quarton  Louvre 

この絵が出てきた。「これだ!」と思った。

フランスのアヴィニヨンの教皇庁があった場所の対岸の場所の地名が Villeneuve-lès-Avignon であり、そこにあったピエタ(キリストの遺体を膝に抱いて悲しむ聖母マリアの図像)という題名がついており、現在ルーヴル美術館に収蔵されている絵だった。

1455年といえば、油彩画自体が珍しい頃。油彩画の創始者と言われるヤン・ファン・エイクが『ゲント祭壇画』をネーデルランド(今のベルギー)で油彩画で描いたのが1432年。ちなみにダ・ヴィンチが板に油彩で『モナ・リザ』を描いたのが1503年。

この絵のマリアやキリストの顔を見るとビザンティン美術のように人物の描写や光輪を描くことなどに形式があるようにも見えるが、その他の人物には自然なグラデーションで陰影をつけ表現できる油絵の具の特性をいかし、人物が写実的に個性的に描かれている。左の人物がネーデルランドの寄進者だそうだ。背景の金色は、人物をくっきりと引き立てながら、空間が広がっていくように見せている。遠くに描かれているのは、コンスタンティノープルの聖ソフィア寺院。1453年にビザンツ帝国がオスマン帝国に占領され、東のキリスト教国の終焉という歴史が実際にあったことを嘆いている姿にも重なっているようだ。

それまでキリスト教では、布教のためにモザイク画やフレスコ、テンペラで聖書の話を視覚化させてきているが、この頃になると画家が独自に構図やポーズに工夫を加えながら描き始めている様子がうかがえる。

そういった型にはまらない自由さをフジタはこの絵に見出し、気に入ったのかもしれない。

フジタは西洋の美術に触れながらもそのまま取り入れるのではなく、自分は日本人であるという独自性をはっきりと打ち出した作品を描き、認められたことを一つに成功体験としてこの絵もそのように仕上げたのであろう。

1925年、フランス政府よりレジオン・ド・ヌール勲章を贈られた。このことは、フジタにとって、それまでの苦労が報われた大きな喜びになったことであっただろう。 1927年上の3枚の絵を発表したわけだが、この作品がその後の人生をも暗示していた。

2つの大戦を生き、祖国に懸命に尽くしたフジタであったが、苦渋の決断の末、日本を離れた。人間は基本的に人に認めてもらい、前向きに生きたいと思って生きていこうとするものだと思う。だからフジタのことを人生で初めて認めてくれた国、フランスにもう一度戻り、1955年国籍を得、1957年にはレジオン・ドヌールのシュバリエを贈られた。自分を受け入れてくれた国、その宗教的基盤であるフレンチ・カトリックに改宗し、藤田 嗣治は、フジタレオナール・ツグハル・フジタとなった。

それから日本に帰ることはなかったが、日本人であることを大事にしていたと思う。

悲しいことに精神的に最も安心してくらせる場所を日本は、彼に与えられなかったのである。

フジタが日本に残してくれた祈りの形であるこの大作を私はこれからも心の中で大切にしていきたいと思う。

日本人が表現したキリスト教美術の絵画、フランスも認める表現、そのようなものは、私が思いつくもので今現在、世界中を探してもあの3枚の絵以外にはないのだから。

 

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2023年11月23日 (木)

Veranda Garden : 植木置き場

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 大規模修繕工事でベランダの植物を移動させましたが、まったく緑が見えないのも嫌なので、ハンギングにしていたシダのみ室内で育てています。

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私のマンションでは大規模修繕工事は2回目で外部に置き場所を作れないため前回同様、ロビーに足場材で棚を作り、そこに植物を置くことになりました。しかし、前回、枯れていく植物が多くなり、次第に日の当たる植え込みの中などに移動していかざるを得ない状況となり、ロビーに置く人はほとんどいなくなりました。今回は、タキイ種苗の月刊誌で一回、見かけたLEDを使った太陽光の波長に近づけて開発したという富士倉の「蛍光灯型 植物育成ライト KY-20W-SC」を探し当てて、4灯使用することを提案し、購入、取り付けを行い使用しています。

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針金を使って、ライトを吊り、コードは、針金を上部に渡した部分にからめて配線。延長コード、タイマー使用。朝6時から夕方6時まで照射。

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どのくらいの光が必要かは,植物によって違うので、どうなるかは、植物実験のようで、保証もできない形ですが、なんとか2か月経過した現在、枯れていくもの、花を咲かせるもの、いろいろ変化しながら生育しています。

他の方の植物の種類も観察させていただき、生育状況をまとめると、以下のような感じです。

生育状況変化なし・・・Clivia miniata クンシラン、Crassula ovata カネノナルキ、 Echeveria 'Monroe' エケベリア、Cactaceae サボテン類

開花したもの・・・Rosa HT ’La France’ バラ、Lantana camara ランタナ

完全に枯れたもの・・・Pelargonium ゼラニウム、Evolvulus pilosus エボルブルス、Catharanthus roseus ニチニチソウ、Jasminum ジャスミン、Salvia rosmarins ローズ・マリー

休眠に入ったもの・・・Hydrangea arborescens セイヨウアジサイ ’アナベル’

休眠から覚め、葉が出たもの・・・Cyclamen persicum シクラメン

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紅葉したもの・・・Vaccinium sect. Cyanococcus  ブルーベリー

変化少ないが落葉しはじめたもの・・・Itea virginica コバノズイナ

想定外で枯れてきたもの・・・Hedera helix アイビー、Chlorophytum comosum オリヅルラン

茂りがよくなったもの・・・ヤブラン Liriope muscari

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バラには過酷な環境だと思われましたが、ハイブリッド・ティー第一号’ラ・フランス’花茎を伸ばし、開花できました。ただし、枝は細かった。

ここに植物をおろしてきて心配で水を与え過ぎて根を腐らせてしまい、枯れたものもあると思われますが、まずまずの効果ではないかと思います。年内には、ベランダ側の脚場は撤去らしいので、植物もあともう少しの辛抱です。

植物にとっての食べ物は太陽光。それから人間は、植物を大事する生き物であることを再認識。

 

         

 

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