暮らしの中のMy Work : Key Holder
バッグの底の修理に使ったオイルをしみこませた牛ヌメ革の端切れでキーホルダーを作りました。
アルファベットの刻印の打ち棒は少しお値段が良くて、悩みましたが、せっかくオリジナルで作るのだから、と思って購入しました。
●材料
オイル鞣しヌメ革 10㎝角
手縫い糸
両面カシメ 直径8㎜
キーホルダー用金具 直径3㎝
●作り方
① 厚紙に型紙を作り、カッターで革を裁断。
イニシャルを刻印する場所を水で湿らせた布で革に当て湿らせたから、刻印棒を木鎚で打って刻印しておきます。(写真は別の作品用のもの)
感覚で打つと文字列が曲がったりするので、写真のように窓を開けた型紙を作り、文字の中心位置も決めてから、それぞれの刻印についている合印を合わせといいようです。でも曲がったりするので、難しい。
② 革の裏側を彫刻刀の平刀で全体をすき、厚みを減らしました。コバ(革の断面)を専用の保護剤を縫ってからウッド・スリッカーと呼ばれる木の棒で磨きます。今回使った革は、磨くとつやが良く出る革で、小さな作品も細かな部分、ていねいに仕上げる楽しさが味わえました。
縫う場所の裏側は、コバから3㎜ぐらいの部分をステッチング・ルーバーで溝を彫り、縫い糸が食い込むようにします。表側も、ステッチング・ルーパーをへらのようなものに付け替えて、コバから3㎜のところを押し、くぼみをつけました。
③ 真ん中を膨らませるためにキルト芯を縫い線よりも内側になるように置き、ゴム糊を使って貼りました。
④ 表革、裏側を合わせゴム糊を使って、貼り合わせ乾いてから、縫い穴を開けます。ルレットで縫い穴の位置の間隔を仮印しておき、菱目きりで革に対して垂直に穴を開けます。
⑤ 革を手縫い針2本でで縫っていきます。表革のタブのような部分も縫い、ぐるりと一周して留めます。
⑥ キーホルダーの輪を入れてみて、タブを留める位置を確認し、キリで穴の中心に印をつけます。
⑦ 直径2㎜ぐらいの穴を貫通させておき、両面カシメの脚を通して、裏側のカシメの頭をかぶせ、打ち台、打ち棒を使って、木づちで叩き、カシメの脚をつぶし、固定させます。
⑧ 完成。裏面の縫い穴の処理が良くなかったり、カシメの頭がきれいでなかったりしますが、反省を今後にいかすということで…。
出来たできた!で息子に送っちゃいました。
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