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2022年1月 5日 (水)

Glassware Collection : 骨董の硝子猪口

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2022 NEW YEAR’S PLANTS

 新年になりました。年末より行事に追われながら、「あれもこれも!」と掃除、料理、お墓参り、三浦めぐり、美術館めぐりとよくばった感の年末年始でした。ギリギリまで手に入れたClassic carで帰省しようとしていた息子も寒波の到来を受け、ロング・ドライブを諦め、Short flightで帰ってきました。

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Jyouga-shima             Dec.30.2021

年末の30日に三浦半島へ。フライング初日の出と朱鷺色に染まる富士山を拝んできました。

現地で『なぎさ』という京急のまちマガジンを眺めていると、「うらりマルシェ(三崎港にある産直センター」でおみやげに買ったニンジンジャムや紫芋ジャムを作った高梨農園のことが紹介されていました。

「Plowtheland プラウザランド (大地を耕す)」という名前で高梨農園とその産物による加工食品、そしてそれを受ける土から作られた器等を販売していると紹介されていました。うらりマルシェでのディスプレーに吹きガラスのピッチャーや沖縄の焼き物(どうしてここに沖縄のものが?)、商品ラベルには味のある型染め等が使われ「なかなかこだわっていますね。」と声をかけていたので、謎が解けてきたような。

そういえば以前、買った三浦大根の切り干し大根もここのもの。型染めは岩手の小田中耕一さんと紹介されており、調べると、その方は久野恵一さんが監修したグラフィック社から出版された一連の民藝の本の表紙タイトルの文字や絵を手掛けた方でした。)

御主人が選んできた民芸品を扱っているという「讃々舎」も紹介されており、三浦にいる間に是非寄ってみたくなり、「要連絡」と書かれていたので、電話をかけ、仮店舗兼倉庫を訪ねさせてもらいました。

 そこには、日本各地から選んできた民藝の骨董の品々が置かれていました。お話を伺うと、御主人は鎌倉のもやい工芸さんで久野恵一さんの元で働いていたそうで、「手仕事フォーラム」という民藝の流れをくむ現代の集まりに参加しているとのこと。日本各地を車で回り、自分の目で骨董の買い付けをしてくるのだそうです。

私は、骨董というと、なかなか敷居が高くて、購入したことがほとんどなかったのですが、吹きガラスに目が留まってしまいました。

「これは、小谷さん?真三さん?」とガラスの猪口をつまみながら尋ねると、「そうそう。」と。「うわっ!」

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Eiji Kotani  

子どもたちの成人の祝いに倉敷ガラスの小谷栄次さんの猪口をべにや民芸店と倉敷民芸館でそれぞれ一つずつ買い求めていたのですが、最近私達夫婦の酒器も吹きガラスのものが欲しいな、と思うようになってきていたのでした。小谷栄次さんの作品について書いた記事はこちら

とこちら

お正月も近いし、なかなか民藝館以外で見かけることはなくなったので、ちょっと奮発して、お父様の小谷真三さんの猪口を2つ買い求めることにしました。

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手前 小谷真三作      奥 小谷栄次作 

 思えば大学1年生の時、初めて倉敷に行った時、ガラスケースに入っていた小谷真三さんのガラス器にうっとり。販売もされていましたが、私にとっては高嶺の花。溜息をつきながら、その形の美しさに見惚れて、じっと何度も見たことを思い出しました。

一輪挿しや脚付きのグラスが飾ってあったと思いますが、西洋の形や用途への憧れ、素材そのもののとろみのある質感、斜めに入った模様、光の反射、そんなものがすべて美しいと感じたことを今でも覚えています。

倉敷に行くたびに工房を訪ねて作品をもっと見せてもらいたいとも思ったものでした。

こうやって、自宅に持ち帰ってみて、並べると、作品の制作年と使う人の年が合っていることに気付きました。お父さんの真三さんの作品が私達夫婦が使い、息子さんの作品を子どもたちが使う。

時を経て、来るべきものがここに集まったと感じました。

主人は、孔雀色の少し緑みのあるブルーの色が一目見てお気に入り。息子が私達へのプレゼントとしてくれました。

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LEFT:Shinzo Kotani     Right:Eiji Kotani

親子といえども、微妙にラインを独自なものに栄二さんは、変えていることに気が付きました。飲み口の反りの広がりと高台があること。

しかし、ガラスの質感は同じ。モール(斜めの凹凸の線)のねじれの角度も大きい。

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今年のお正月は、この猪口で日本酒を頂きました。珍しく二杯飲むほど、美味しくすっと、いただけました。

お酒が瓶のままだったので、いつかは、栄次さん作の徳利を求めたいと思います。

 

 

 

 

 

 

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