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2021年12月 6日 (月)

Visiting a garden : 瑞泉寺 鎌倉

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 Zuisen-ji                Dec.2.2021   

 お休みの日、鎌倉の紅葉を見に行きました。今回は、瑞泉寺にまだ行ったことがなかったので、ここをメインにルートを決めて。

あちこち、寄り道しながらでしたが、たどり着いた時には、大きな杉のある寺までの階段の前で溜息。圧倒的な緑に囲まれて、山奥深くにきた感じがしました。この辺りは、まだモミジは紅葉しておらず、陽ざしに透けた柔らかなモミジの黄緑の葉陰がきれい。

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階段が二手に分かれていて、苔むした男坂と呼ばれる方を上りました。

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山門に入る前に立てられていた昭和47年製の絵図。分かりやすい。左下に『客山富士山』と書かれています。背後の山に登ると、富士山を望むことができるようです。この絵図を見ると、宮島の大聖院の背後を上って弥山の頂上に上がると、枯山水の庭園が模したような瀬戸内海に島々が浮かぶ景色を望むことができるという山登りと似ていると思いました。お寺は鎌倉時代末期(1327年)に夢窓疎石によって開山。疎石53才頃の作庭。様々な寺で修業しながら、自然に対する畏敬の念を持ちながら、作庭していった僧侶。仏殿に手を合わせ、庭園に回ってみました。

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「これは!!!」庭園というより、敦煌莫高窟、石仏、という言葉が思い浮かびました。鎌倉の地質に多い凝灰岩の崖にお堂のような洞穴を掘っています。

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花頭窓のような形の部分にかつては本尊が彫られていたように見えます。作られた時には、浮彫りされた釈迦の姿があったのでは、

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右の方に目をやると、小さなアーチ型の祠が一つ。また、その右には、絵図で確認すると上部より水が流れてくる滝の水が通る窪みが垂直に彫られていました。

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雨戸が閉まっている仏殿裏手からこの庭を望める。現在の建物は、大正以降の再建だそうです。

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左手には、橋が2つかかっており、その奥の岩肌には階段が掘られているよう。ここから山の方へ上っていけたようです。

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かなりのショックを受けながら、仏殿前に戻りました。

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色変わりしている椿の花が咲いていました。

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家に帰ってからも「あれは、何だっただろう!」とぐるぐる考えていました。5日目の朝、起きる前に頭の中で私の中でひらめいたことがあります。

疎石があの庭で伝えたかったことは、「生きることは、あの岩肌のような壁が眼前に立ちはだかることばかりで上手くいかない。けれど、じっと耐え、努力を重ねていると、一筋の水の流れが現れる時がある。その時を狙い、鯉が滝を上るように這い上がれば、別世界に到達できるかもしれない。」と。

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鎌倉末期から室町にかけて生きることそして亡くなることについて自分の足で各地を回り修行してきた疎石が確信した考えを形に表したものが庭。700年前の疎石の伝えたかったことが、じわじわと少し分かってきたような気がしています。

 

 

 

                               

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