Wild Fermentation : ヨーグルト 2
前回、シュークルートの発酵液を使って、ヨーグルトを加温して作った話を紹介しましたが、今度は、そのヨーグルトを種菌として、室温でヨーグルトを発酵させてみました。その時の記事はこちら
朝、ガラスの広口の1㍑の密封ビンに30㏄のレードル2杯分ぐらいと牛乳1㍑を入れました。
カウンターの上に置いて、夕方、家に帰って見てみると、ちゃんとプルプル揺れていました。固まっていた。
すくってみると、ご覧の通り。なんだか、加温して発酵させた時より、トロリと垂れていきます。
12時間経つと完成しており、酸味は加温して作った時より、少ない感じ。
瓶の側面を見ると、泡がぷくぷくヨーグルトの中に浮かんでいました。生きている。
このやり方だと、後始末が楽ちん。市販のヨーグルトは、食べた後のヨーグルト・カップを洗うのが何だか、面倒でした。紙カップだと思い、きれいに洗って、乾かして紙ごみとして回収に回していましたが、発酵食品の入っていた紙はリサイクル・ペーパーに混ぜてはいけないそう。
結局、一応洗って、燃えるゴミへ・・・。非常に食べた後の片づけに手間がかかりすぎる市販のヨーグルト。
今回、ヨーグルトが出来た後、冷蔵庫で保存しながら、家族にもレードルですくって、好きなだけ食べていいよ、と伝えるとそれぞれ、この瓶からすくって、ガラスのコップに入れて食べていました。
なくなる前に、瓶を洗わずに牛乳を注ぎ、再び室温下、発酵させてみると、またまた12時間もすれば、ちゃんとカウンターの上で出来ていました。
楽。
なんだか、ネットや本屋での立ち読みで始まった発酵食品作り、いろいろザッピングの中で一番、この本が知りたいことが書いてある本で、何度も本屋に行って立ち読みしていたので、とうとう購入させてもらいました。
この本によれば、長い時間、ヨーグルトを発酵させて作ると『より多くの乳糖が乳酸に変わるため、もっと酸味が出ます。また発酵時間を長めにとると、乳糖不耐性の人でも消化できるほどのヨーグルトになることも良くあります。』
それから、種菌の量については、『多すぎると、酸っぱい仕上がりになってしまいます。菌に十分な「生活空間」があると、豊かで優しく、クリーミーな味わいになります。』とも書いてありました。
種菌は、大さじ1杯(15㏄)でよいそう。
また、『ヨーグルトにはかなり特異な性質があり、成長している間に衝撃を加えられることを好みません』ともあり、発酵は、定位置で行わせると良いそう。
この方法で、落ち着きそうですが、何かアクシデントが起こるかもしれない。一応、腸は大丈夫だし、何より、発酵食品作りにはまり、いつのまにか、Lost Weight!何か、体の調子が良くなっているようです。
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