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2021年3月30日 (火)

Visiting a place : 樅ノ木は残った

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Toxicodendron succedaneum   ウルシ科ウルシ属 ハゼノキ

                                                                     Nov.21.2020 

 
  昨年秋、26年ぶりに宮島の紅葉を見に行きました。今は他界した父がお腹の大きな私のことを嬉しそうに紅葉とともに写真に収めてくれたことを思い出します。昨年は、コロナでなかなか移動できませんでしたが、この時は思い切ってGO!

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この日は、紅葉狩りが目的なので、ずっと山の遊歩道を歩きました。紅葉谷を見下ろす道を歩いていると、この写真では、伝わらないのですが、立派な針葉樹が森の中、すくっと立って存在感をアピールしていました。いつも帰省する夏の森の中ではあまり目立たなかった。

 

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この日は1万8千歩きましたが、最後は遊歩道の西端、大元公園へ。私が小学生の遠足の時、ここでお弁当を食べて、みんなでかくれんぼして、楽しかった場所。

そこに今回は、巨木の倒木。径がすごく大きく、樹皮が朽ちてはがれて倒れてから、ずい分経っている様子でした。色も灰色になり、バリバリとヒビが入りながら、朽ちていっていました。まわりは、広場になっていたので、他の木にぶつからずに、ただ一本、ドーンと倒れた感じでした。たぶん、このまま、朽ちさせ、自然に返すのだと思いました。大きな倒木をみることは今までなく、とにかく、すごかった。生と死を含んでいる・・・。

 Momi

                     Mar.2018

昔の写真を見ていたら倒れたモミノキが映っていました。3年前に訪れた時は、立っていました。大きい木だったので、雷に当たったのだろうか。

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現 国民宿舎 杜の宿(旧宮島ホテル)前    Nov.21.2020

最後に、以前ブログに書いた旧宮島ホテル前に今も残っているとGoogle Earthで確認していた石灯篭を現地で確認。その時の記事はこちら

この石灯篭は、写真右方向に宮島島内で厳島神社よりも古い創建と言われる大元神社へ続く参道沿いに置かれているものでした。

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古い写真の中でもひときわ大きかった石灯篭も確認。彫られた年号を見ると「慶応元年」と刻まれていました。西暦1865年のようなので、これは、比較的新しい灯篭。ベージュ色の花崗岩。

昔の写真では、この灯篭は、海沿いの参道沿いに建てられたいましたが、今は、浜が埋め立てられ、海岸線より奥に位置するようになっています。昔は、灯篭の中に火を灯すと、さぞかし、夜には海岸線にならぶ、灯りが美しかったことでしょう。

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Acer firma  マツ科モミ属 モミ

昔の写真に写っていた背後にあった大きな針葉樹、これも現存。しっかり確認できました。樹種はすぐには、わからなかったのですが、家に帰ってから、宮島の案内絵図を見てみると、しっかり『もみの木が海岸線から群生していて、学術的にも珍しい場所。』と書いてありました。

「そうか、今日見た針葉樹は全部モミノキだったんだ!」

確かに、山深い場所生育しているイメージのモミノキ、宮島の対岸の山深くの北上した吉和には「もみのき森林公園」という場所がありますが、宮島はずいぶん南下した場所。ここは、島の北東斜面。ひっそりとした場所です。

昔、ここに来た人たちが、この木の特異な生育環境を見て畏敬の念を抱き、ここを「神が宿る島」としたとしても不思議ではないということに改めて気づきました。

この日一日、私が目を見張った針葉樹はすべてモミノキで、立ち姿、倒木の姿、圧巻でした。

西洋でもモミノキを「神々の宿る木」と崇めていることも改めてううなずけました。

『樅木は残った』という大河ドラマがありましたが、ここに建てられた宮島ホテルはなくなっていったけれど、石や樹木は、今も変わらず、そこに存在していました。これらに比べると今を生きる自分も含め、「人間の一生は、はかないもの、はー!」と思ってしまいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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