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2020年1月23日 (木)

Basket collection : 葛のおしぼり入れ

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昔、たぶん倉敷の民藝のお店で手に入れた葛で編んだおしぼり入れ。竹で作られたものはよく見かけるけれど、葛で編んだものはこの時、初めて見ました。

葛の表面のざらっとした自然な感じや焦げ茶色の落ち着いた色が気に入っています。

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もう30年近く前のものですが、いつも食器棚に置いて、時々お客さんの時にしぼりを置いて出しています。

おしぼりを出す習慣は、もしかしたら日本独自のようにも思いますが、乾いたナプキンよりも私達には合っているように感じます。

今でも現役。その時、ちょっと高いかな、と思ったけれど、安物を買っていたら、大切にしていなかったような気がします。

葛のつるを取ってきて、編める状態に準備し、太さをそろえ、熟練の技で、一気に編む。

簡単な造りのように見えるけれど、素人が真似の出来ない仕事だと思います。

 

 

 

 

 

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2020年1月19日 (日)

暮らしの中のMy work : 傘布をリメイクした傘袋

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娘が10年以上使っていた赤い折り畳み傘の布で作った傘袋。

裏には、マイクロファイバークロスを内張して、濡れた傘の水気を吸わせるようにしています。

傘の骨が折れてしまい、捨てるために分別していると、傘布は全然、傷みや汚れがないので、前から再利用したいと取っておいたもの。

パパが持っていたファスナーでとめる傘袋を参考にもっと作りやすくしてみました。

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元の傘をまとめていたマジック テープ付きの紐も再利用。くるっとまとめ、バスや電車に乗った時にさっとかばんに入れられるように。

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骨を外した布にぎりぎり入る長方形の型紙を置いて、布を2枚裁ちます。

型紙は横は15㎝、縦28㎝。縫い代1㎝が含まれています。3か所角丸にしました。

左辺は、縫い合わせていきます。右辺は、上から9㎝のところに合印がありますが、袋の口の縫いどまりとなるところです。

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2枚の表布を縫い合わせますが、アクセントにパイピング テープを入れることにしました。

まずは、この辺だけ、パイピングもはさむので残りは切らないようにしておきます。

しつけ糸で一枚目にとめておき、もう一枚を上に置き、まち針で留めてミシンで縫います。

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ミシンの押さえ金具をファスナー付け用の押さえに変え、ゆっくり、パイピングの位置をを確認しながら縫います。

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縫えたら、裏布と中表に合わせ、袋の口の部分、縫いどまりまで、縫い合わせます。

マイクロファイバークロスは、28㎝×28㎝のものが近所のスーパーにあり、サイズがちょうどいいのでそのまま、使っています。

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ひっくり返すとこんな感じ。

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表布、裏布ともに底のぐるりを袋状に縫い合わせます。赤い表布は、パイピング テープを縫いどまりまではさみ、縫い合わせます。

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黄色の内袋は、返し口をとるために最後手前8㎝ぐらいでミシン縫いを止めておきます。

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表袋、裏袋ともに返し口から表にひっくり返し、返し口は、手縫い糸でははしごまつりしながら、閉じていきます。

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それぞれ袋状に縫いあがったところ。

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紐を開口部の下の方にジグザグ ステッチでしっかり縫い留め。完成。

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娘のが左で、私のが右。2つめは、紐は綾織りのテープにマジック テープを縫い付けて、作りました。

傘は8枚ハギで縫い合わせているので、あと2袋分作れる。まだ、布は捨てずにとっておこう。

 

 

 

 

 

 

 

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Basket collection : い草の鍋敷き

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い草で編んだ鍋敷きのセット。細いい草を1本づつきれいに輪に編んでいて、とてもていねいな造りです。

昔、中国自動車道の岡山あたりのサービス エリアで見かけて購入したもの。

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よく見ると、2枚編んだものを2枚糸で合わせているのです。

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一番小さいのは、コースターにしたり、一輪挿しの花瓶の下に敷いたり、その他も焼き物や花瓶の下敷きに使っています。

平に仕上がっているので、使いやすいです。

岡山、福山あたりはい草の生産地。何か、農閑期に作られた小物であり、お店に並べたのかな、と思うぐらいお値段は安かったのを覚えています。

購入してもう四半世紀は経過しているのに、今なお、い草のつややさわやかな印象を保ち続けています。

雑貨屋さんは、いろいろ見て回るけれど、このように手のかかったものは、見かけません。

二度と手に入らないと思って、大事に日々使っています。

 

 

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2020年1月17日 (金)

Basket collection : 柳のラウンド トレー

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Willow round tray

 かれこれ25年ぐらい前に自由が丘にあったアンティーク雑貨屋さんDepot-39で手に入れたもの。

焼きあがったばかりのパンやお菓子を冷ます時に置いておくためにずっと使っています。

しっかりした柳の枝で編まれているトレー。直径40㎝

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大きいので、食パン2ローフも楽々置けるのです。

ちょっと自分がコンロの側に置いて、こがしたことがあったのですが、それ以外は、かご編みのゆるみなど全くなし。

いつもキッチンの壁につるしています。

たまに見かけたことはあったけれど、今ではこんな籠自体、見かけなくなりました。

アメリカのアンティークだったので、私が使っている以上に長持ちしているということになります。

質実剛健という言葉が相応しい。

 

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2020年1月13日 (月)

Basket collection : 岩手の丸盆笊

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たぶん、2012年の夏。横浜のそごうで日本の職人・工芸展のようなものが催しであり、その時、作っている方から購入した竹の丸笊。

家族四人でざる蕎麦やざるうどんを食べる時にちょうどいい一尺(30㎝)。

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高さは2寸〈6㎝)を目安に作られているよう。

このヨコから見た時のカーブが深すぎず、浅すぎない所が、笊蕎麦を覗きこまなくてもとりやすい。水分も適度に残しつつ麺がはりついたりしないで、最後まで仲良く麺を取り合えます。

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竹ひごの縦、横ともに竹の表皮を裏面に向けて使っています。縦ひご6㎜、横ひご3㎜。

ある程度の水分を吸収する役割を表面にもたせるためにこのようにしているのかな、と思います。内側のひごは断面がかまぼこ型に加工されているような気がします。

縁かがりも竹の表皮のみ。

今使って9年経ちますが、竹の繊維がささくれたり、網が破れたりは、なし。竹の繊維を熟知して鉈(なた)を使う技を持った人が作ったものだから。

ほぼ毎日、切った野菜を入れておいたり、魚に塩をする時、また、茹でた青菜や麺もこの笊にあげ、調理の初めから、終わりまで使いまわしています。

お値段は、お札が何枚かなくなったけれど、作ってくれる方のお礼のような気持でお代をお支払いしました。

今、何でも安くものが買える時代ですが、本当に丁寧に作っていることが確認できることや自分の感覚でものを選び、作った人にお代を払うことがほとんどなくなってしまいました。

一緒にいた子どもたちもこの笊を作っている職人さんから買ったことを覚えており、思い出となっています。

 

 

 

 

 

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2020年1月12日 (日)

Basket collection : 勝山竹細工のパンかご

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日本の道具の中には、各地で編まれた籠がいろいろありますが、この籠ほど、美しく編まれ、実用的に耐え、大事にしたいと思う籠はないと思います。二人分のざる蕎麦を入れ、テーブルの真ん中に置くのにるちょうどいい珍しい小判型。

1980年代後半、百貨店の伝統工芸の催場で直接、職人さんの作業を目の前で見せていただき、買い求めた思い出のある籠です。なのに最近見かけなくなって、「ない、ない!」と心の中で思いながら探していました。昨年暮れ、「残すは冷蔵庫の後ろ!?」と大掃除の時、冷蔵庫をひっぱり出すと「やった~!」出てきました。

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久しぶりに対面して、どこが、他と違うかをあげてみると、縦ひご(写真では横)の幅が1.5㎝と広く、逆に編んでいく横ひごが非常に細い1.5~2mm。細いひごは竹の表皮を上(写真は裏面)になるように向けているので、つやを持っています。しっかりと手で編んでいるので、久しぶりに冷蔵庫の裏という悪条件にあっても型崩れせず、発見されました。

また、縁のまとめ方も1㎝幅の表皮の節をふくんだひごを八重に巻く中で、内側の縦と横のひごの端を治めてあり、その縁を葛でしっかりまとめています。節の位置が徐々にずれて重ねられている所も美しい。

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自分の記憶もおぼろげでしたが、この茶色の葛を使っている技法により、勝山竹細工であったことが判別できました。

私の籠は30年物で青竹の色をしていた表皮の部分も、今は飴色になってきていました。そのことも出会った職人さんは、話してくれていたような気がします。

インターネットで私が出会った方はどなただったのか、など知りたいと思い、調べると、その後、職人も減っていったことや、後継者が不足という事態になっていたこと、そして現在、若手の伝統工芸士の方が一人かつての技法で製作されていることなど知りました。

その方の編んだもので「これと一緒だ!」とわかったしだいです。

忠実に思いを引き継がれていることに安堵の気持ちです。

控えめで派手さはないのですが、真面目に生活に即して使われる道具としての性格を持たせ続けています。Excellent!

 

 

 

 

 

 

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