« About An Artist : Tadao Ando : 水の教会 | トップページ | About An Artist : Ryuichi Sakamoto "IS YOUR TIME" »

2017年12月 2日 (土)

暮らしの中のMy Work : カード スタンド

D7k_5890

 季節に合わせて、手持ちのポストカードを変えたりしている。もう12月に入ったから、暖かそうな刺繍のポスト カードを選んでみた。自分で買ったものや母が送ってくれたものなど、ポストカードは手軽なアートとして楽しめ、ストックしている。これをわざわざ、額に入れることもあるけれど、以前に購入したガラス製のカードスタンドにポイっと立てるのが、手軽でいい。

D7k_5893_3_2

たぶん渋谷のBunkamuraで購入したような。色のついたものも売られていたけれど、透明にした。絵の邪魔をしないので、透明でよかったと思う。値段は、1000円もしなかったけれど、ちょっと、高いな、と思う値段だった。何回か行く中で、考えた挙句、購入したことを覚えている。実際、使ってみると、ガラス製なので、しっかり重みもあり、安定性にも優れている。高さもちょうどいい。家の中、色々なところに欲しいと思いながら、2個目を我慢していると、今では購入したお店でも取り扱わなくなってしまった。

ネットで調べると、たぶんこれだろう思う写真を一枚見つけた。でもそのガラス製造会社は、買収されてしまったらしく、同じものは、もう作られていないよう。残念だ。いい製品だったと思う。完全なマシン メイドではなく、上部の角が丸く溶けたような丸みがあり、氷のようにも見える。それにグラインダーで溝を彫っていた。だから、あの値段であったのだ。

ということで、時々、似たものを探しながら、数年経っていると、一つアイディアが浮かんだ。「石で作れるかも!」

D7k_5899_2

石は、篆刻を彫る材料として売られている滑石。「高麗石」という名前で販売されているが、中国産が多いそうだ。英語名で ”Talc" タルク と呼ばれるもので、ベビーパウダーや化粧品にも粉が使われている。石としては、硬度が1という硬さでとても柔らかい石だ。

だから、自分でのこぎりで切れる。3㎝角の高さ7㎝の石を3等分ぐらいに切った。そして、カードを立てる溝ものこぎりで8mmぐらいの深さに刻んだ。少しだけ、斜めにすると、カードが前に倒れない。あまり角度をつけすぎると、カードが倒れすぎておかしい。最初、角度をつけすぎたので、切り直した。3つ出来た。あちこちで使える。プレゼントにも出来る。参考にしたガラス製のカード スタンドとほぼ、同じサイズのものが出来た。

D7k_5901_3

耐水ペーパーで、表面を磨き、角も斜めに面取りした。もっと、角を丸くしたりしてもいいが、とにかく早く使ってみたいので。のこぎりの跡が見えない程度に磨き、カードを立ててみた。角度、OK.

先日、行った『安藤 忠雄』 展で購入した水の教会の冬景色のポスト カード。クリスマスが近いので、飾ってみた。きっと、「北海道は、もうそろそろ、こんな景色たな~」と思いながら、冬を感じている。


| |

« About An Artist : Tadao Ando : 水の教会 | トップページ | About An Artist : Ryuichi Sakamoto "IS YOUR TIME" »

◇暮らしの中のMy Work」カテゴリの記事

ハンドメイド」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« About An Artist : Tadao Ando : 水の教会 | トップページ | About An Artist : Ryuichi Sakamoto "IS YOUR TIME" »