Maintenance : 傘の修理
Magritte-esque umbrella
昨日の冷たい雨に濡れた傘をベランダで干していると、空は青空に。
たたむ時に本物の青空とリンクして、傘からのぞく空もいい気分。
マグリットの描く青空に浮かぶ、雲のよう。
この傘は、昔、日本にもお店があったNature Companyで買ったMoMAのMusueum goods。
今でも、多少、雲の柄も違うようだけれど、外側が黒く、内側が青空と雲のデザインで販売されたいる。
表参道にもお店が出来ていて、見かけた。
少なくとも購入してから、23年は経過したような・・・。
骨が折れたので、使えない時期もあったけれど、いつか直そうと思い、捨てないで、持っていた。
こんな修理部材を準備すると、直せた。ホームセンターで購入できるのだけれどとりあえず、傘の修理セットというものを購入したけれど、ちょうどいいものが中に入っていなかった。部材は、色々種類があって、果たして、どれが、必要なものか、なかなか分からないで、時が過ぎてしまっていた。
結局左から2番目が、今回の傘の折れた骨を直すのに使えた。親骨というメインの放射状に広がる骨が折れた時に、それを包み込むように補強するもの。「四ツ爪」というらしい。
左から3番目は、メインの骨を傘が広がった時に真ん中あたりで支える受け骨が折れた時に使うもの。
左奥は、万能爪といい、親骨と受け骨をつないでいるリベットの部分も壊れた時に、使えるらしい。
直した部分。先ほどの部材をラジオペンチなどを使って、爪を折って、取り付けた。頭を傘の中に突っ込んで、直すので、ちょっと難しかった。
でも、ちゃんと直せると、また使えるようになった。近所のお使いに行くときなど、この傘で、雨でも明るい気持ち。
最近、風の強い雨の日もあり、骨が折れて傘を捨てなくてはいけないことが多い。樹脂製などは、こんな風には、直せないので、どうにかならないものか、と思う。昔の傘は、強かったし、こんな修理でまた使える。
ものの値段を下げるために、作りや材料の質を落とすようになったのは、バブル崩壊以降の安易な悪い製造方法。
ここ数年、何回、傘をばらして、捨てたことか。なるべくなら、直して使いたい。
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