Visiting a garden : バラショウ 2016
Laurent.B Bouquetier May.15.2016
2006年にガーデン デザイン部門で入賞させてもらってから(その時の記事はこちらとこちらをどうぞ)
ちょうど10年が経ちました。「今年は、育てているバラも咲きだしていることだし、のんびり家バラでお休みの日、過ごそうかな。」と思っていましたが、やはり、テレビで紹介されたのを見て翌日、いそいそ、国バラを観に西武ドームまで出かけていきました。
写真は、毎年楽しみにしている ローラン ボーニッシュさんのコーナー。フランス文化を一貫して紹介してくださっており、毎年試行錯誤されながら、テーマを決め、作りあげているところが、非常に素晴らしいと思いながら、わくわく見させていただいております。
今回は庭が併設の花屋さん。渋めの葉色の樹木、草花などの中にフーシャ ピンクのバラのラウンドのブーケの色が目に刺激的。
これなんだらう?葉を見ると柏葉アジサイの系統、ガクアジサイのようなつき方。萼片の枚数が5枚はっきり見えて、かわいい。
これなんだろう?2 斑入りの菩提樹?とにかく、野趣あふれる感じが出ていました。
ローランさんの花屋さん。今年の外壁の色は、バラ色。私には、この色を使うセンスはほとんど持ち合わせていません。それをさらりと目の前に見せてくれるところが、ガーデンショウならでは。
花屋さんのカウンターや道具なども置いてあります。注文を受けて、ブーケを作っている途中の様子も伝わってくる設定で隅々までじっくり見ていました。
新発表のバラコーナー。
気になったのが、デルバールのエドワール マネ。印象派の火付け役となったマネの名前がついているバラ。マネの絵のようにキラリと光る色が隠されれいるような組み合わせの美しい絞り模様のバラ。デルバールのが画家シリーズは、印象派の画家たちの名前をつけたバラが今までも出ていますが、今更ながら、「マネのバラってなかったっけ?」と思いながら、カタログを見ましたが、なし。マゼンダ ピンクどパステル イエローの絞りが、ベリー系のジャムの入ったようなアイスクリームに見えて、美味しそう。
「もうバラは、持って帰らない。」と言いながらこの看板を見て、気が変わりました。昨年、83歳で亡くなられたフランスのアンドレ イブさん作出のバラがバラの家さんのブースにて新苗、大苗ともに販売されていました。
2012年 世界文化社より出版された『別冊 家庭画報 バラ愛好家のガーデン スタイル』に「フレンチ ローズの神様と称えられる・・・」とアンドレ イブさんは紹介されており、現地取材のお庭で降るように咲いているバラの姿がとても自然な咲かせ方で印象に残っていました。この時は、イブさんのバラは日本ではまだ販売されていなかったので、よけいに憧れを抱いていました。
今回、私はマンションの共用部で育てるために アカデミーオルレアンというレモン色のバラの新苗を購入しました。
10年以上育てていたアイスバーグをおととしの残暑の9月に水切れで枯らしてしまい、ぽっかりとその場所が開いているところに育てていきたいと思っています。
ラベンダー色のクレマチスとのコラボレーションを考えて、黄色のバラを考えていて、数種類の候補も会場で検討したのですが、初物といったところで、アカデミー オルレアン決定。
かなり、耐病性もあり、金賞をたくさん受賞しているバラのようなので、その真価を育てながら実感したいと思います。
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