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2015年12月24日 (木)

Colors : 赤い実 2

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Pyracantha angustifolia                          23.Nov.2015

紅い実シリーズ 第2弾。第一弾はこちらちょっと、ぎょっとする実のつき方をするピラカンサの実。ご近所を通る度に、ぎょっとしながら、この日は写真を撮らせていただきました。よくあるオレンジ色のピラカンサは、あまり好きではないのですが、こちらのような赤い色は、いいなと思います。

もし、ピラカンサを植えるなら、こちらの色がいいな。

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樹形は、こんなに徒長枝が出て、ひぇーという感じです。

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Sarcandra glabra 20.Dec.2015
赤い実で有名なのが、ナンテン。12月も中旬を過ぎると、実がずい分、鳥に食べられてしまっていました。

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Rosa multiflora 20.Dec.2015
こちらのノイバラの実もマックスの8割減あたりまで、食べられていました。

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Ardisia crenata                                          23.Nov.2015

マンリョウも赤い。実が下の方にあるので、食べられていないよう。

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20.Dec.2015

もう一度、ピラカンサに戻ると、最初の写真から、一か月経つけれど、あまり実の量が変わっていません。これは、ピラカンサに毒があるからのようです。でもその毒はだんだん、消えていくそうなので、鳥は、その頃、食べに来るのでしょう。

ノイバラの実は、乾いたリンゴのような味がしたのですが、鳥もきっと、美味しい順に食べているのだろうと思いました。赤い色もちゃんと認識しているということなのですね。

今読んでいる本ジャレド ダイアモンド氏の『銃、病原菌、鉄』の中に、『種が充分に成熟した時に、果実は紅くなる。』ということが書いてありました。

植物は、自分から、繁殖のためにしっかりと発芽できる状態になった種子が出来た時に、鳥などの生き物に運んでもらうために果実を赤く、または、美味しくさせるというのです。

果実を、生き物側の栄養と考えることが多かったのですが、これをひっくり返した話で、「そうか。」と思いました。

確かに赤い実のなる植物は、植えてもいないのに、勝手に幼木が出ています。これは、植物の戦略だったのです。

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