季節のBlooming Flower : ハナミズキ
Cornus florida
School Gardenに植えたハナミズキ。今年は、ずい分花が大きく咲き、存在感が出てきました。
植えたのは、2007年の秋。緑の協会から贈られた苗木を場所を確認し、私が植えました。大きな穴を掘り、堆肥を根元にたくさん入れて、しばらくは、ホースで穴に水をはって、植えこみました。最初は、ヒョロヒョロで、支柱を立てていました。しばらくは、根を張るばかりだったため、花は全然咲きませんでした。ここ4,5年前から花をつけるようになったと思います。
娘が、図工の時間にこのヒョロヒョロだった頃のハナミズキを、大きな画用紙に絵の具を使って描いてくれていました。立派な木もあるのにどうしてだろうと思い、聞いてみると、「ママが、植えたから・・・。」と。ありがとう。
苦労を知っていたので、描いてくれたのでした。描くことで、娘にとっても思い入れのある木になったと思います。
ハナミズキを私が初めて知ったのは、私が11歳頃。その頃、非常にはまっていたペーパーフラワー作りの本に載っていたのです。紙で作ったハナミズキの写真でしたが、子どもながらにそのシンプルさとPurityを感じ取り、本物を見たこともないのに、そのページを溜息まじりに見ていたことを思い出します。このハナミズキに似ていたことを思い出しました。
その時の名前は『ドッグ ウッド』と書かれていました。「いぬ~の木~?」はっきり言って、北米の雰囲気を感じながらも、「なぜに犬?」という大きな疑問があったことを今でも覚えています。
お花を作るのに相当はまっていた私も四枚の花びらというのは、意外な姿でした。今となっては、これは、総苞であり、本当の花は、中央の緑の部分の中に黄緑色の4枚の花びらを持つものだと知りました。
白いクレープペーパーで、総苞(花びらのような部分)を4枚作り、ペップという雄しべのような形に作られた材料を入れて、ワイヤーを添えて花を作りました。
そして、ちゃんと総苞の外側中央に茶色のマーカーで、ちょっと模様を入れることもして、よりハナミズキっぽく作りました。
本物を見たのは、いつだったでしょう。
来歴を調べると、1912年(明治45年)にワシントンへ桜を贈ったお返しに40本の苗木が1915年(大正4年)に贈られました。その後、太平洋戦争の際、敵国の植物ということで大事にされなくなり、その時の苗木は現在、わずかに残るのみ。しかし、戦後1971年(昭和46年)にペンシルベニアより300本の苗木が贈られ、その後各地に広がったそうです。1973年(昭和49年)の贈られた苗木は、東京 北の丸公園に今もあり、私は、2007年に見事なハナミズキに出会ったことをブログに書いていました。
ハナミズキの日本での歴史は、人間の歴史と深く結びついていることを改めて知りました。
お互いの植物を大事にすることも平和の証だと思いました。
北の丸公園のハナミズキはこちら
参考記事 竹橋パレスサイドビル竹橋ガイド
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