暮らしの中のMy Work : ピアノ椅子のカバー
昔、いただいたグリーンとストライプのリバーシブルのキルティングを使ってピアノの椅子のカバーを作りました。キルティングの生地の良さは、端の始末をバイアステープでくるめば、縫い代なしのサイズで作品が作れること。
座面と側面を覆う分量にぎりぎり間に合うことを確認して、四隅をつまんで直角三角形に折ってミシンで縫いました。
ミシンの針は、キルティングの生地の時は、中厚地用の14番を使います。重なった時、かなりの厚みになるので、太い針の方がらくらく縫えます。
椅子の高さを調節する部分は、布に切り込みを入れておきました。
グリーンのバイアステープで裾にあたる部分をくるんでいきます。違う方法もありますが、私は、しつけ糸で仮縫いしてからミシンで縫いつける方法が好きです。それは、結構、裏面を見るとバイアステープからミシンの針目が落ちてしまうからです。
縫う表をくるむバイアスよりも裏になるバイアスが若干幅が広い方を使うと、裏のミシンの針目も落ちにくくなります。
角の部分は、直角にバイアスが折れるよう、対角線に織り上げ、きれいに45度に三角が出るようにします。裏もきれいに角を同じ様に折り、しつけ糸でとめておきます。
切り込んだところは、バイアスがのびる性質を利用して、U字型にバイアスでくるみました。
しつけが終わって、一気にミシンがけをして完成。
グリーンの方は、マチの三角が脇に見えますが、裾をきれいにバイアスでくるんでいるので、気になりません。
夕ご飯の支度が一段落した時に、ピアノを弾くのが私の楽しみ。
前からオリジナルの生地は、アクリル繊維をウール フェルトのように起毛させたもの。ちくちくして、ほこりがつきやすいところが気になっていました。
これで、夏場の汗をかく時期もカバーが洗えます。オリジナルの生地の耐久性も高まることでしょう。
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コメント
初めまして。
ピアノ椅子座面がボロボロに傷んでしまい、カバーの作り方を探していてたどり着きました。
そうしたらビックリ!
お写真のピアノ、我が家のとお揃いだと思います。
たしか我が家のは78年製です。とても珍しいモデルですよね?
そして、記事の日付が8/25と、私達の結婚記念日と同じで、何か因縁を感じてしまい、コメントさせていただきました。
その後カバーの働き具合はいかがですか?
キルトだと、何年くらい持つものでしょうか?
投稿: かなこ | 2017年11月 9日 (木) 19時10分
コメント、ありがとうございます。
ピアノは、2010年製のYAMAHAのYUS1のWalnutです。リビングの家具もこんな色なので、揃えました。高さ121㎝のピアノは、視線より下なので、圧迫感がないと思い、これにしました。椅子のカヴァーは、家にあるもので、作ったもので、お恥ずかしい限りですが、結構、多くの方がこの記事をご覧くださっているようなので、みなさん、お困りなのだろうと思っています。耐久性は、今のところ、まったく問題なしです。椅子の昇降の両脇のダイアルの所が、鬼門ですが、ざっくり切り込みを入れ、バイアス・テープでなんとか、くるむこの方法以外、いい方法が思いつかず、このように作りました。ご参考まで。
投稿: Wendy | 2017年11月11日 (土) 18時58分