« The Roses : Coupe d'Hebe 2013 | トップページ | Clearly Delicious : Japanese pickeled ginger »

2013年6月23日 (日)

Ecological Steps : Mildew

Img_6999

先日、NHKの再放送でベニシアさんの番組を見ました。その中で、畑の相談に近所の男の方が登場。「植物のためには、いろいろな方法を試した結果、納豆とヨーグルトで作った液肥がいい。」との弁。

「家にあるもので、液肥が出来るなんて!」と思い、インターネットで調べてみました。すると、「えひめAI」というヨーグルト、納豆、イーストを使った微生物資材を知りました。愛媛県の産業技術研究所の曽我部義明さんという方が海洋汚染の原因である排水を浄化するために考えたものでした。販売もされていますが、家庭でも出来るようにと作り方を公開されている、ということ。愛媛県のホームページはこちら
ちょうど、梅雨でバラのうどん粉病も発生してきたので、いつもは、何もしないでかなり葉をだめにしてしますのですが、今回は、この「えひめAI」がうどん粉病にも効くらしいので、作ってみました。

えひめAI-2の材料 (24時間発酵タイプ)

砂糖 15g
ドライ イースト 5g
ヨーグルト 25g
納豆 0.1粒 (植物用であれば1粒)
ぬるま湯(35℃程度) 250㏄
水   250㏄

ペット ボトル 500mL用
40℃ぐらいにペットボトルを出来るもの ふた付きの発砲スチロール箱やヨーグルトメーカーなど

Dsc_7325
1.砂糖にドライ イーストを混ぜ、

Dsc_7327
2.それにヨーグルトに納豆を入れ、混ぜ合わせる。

Dsc_7326
3.35℃に温めた水を準備する。

Dsc_7329
4.3のぬるま湯に2を入れる。

Dsc_7332
5.ペットボトルに移し替え、よく振る。

Dsc_7342
6.ガスが発生するのでキャップはゆるめ、保温しながら24時間発酵させる。
  
写真は、発砲スチロールの箱に携帯カイロを貼りつけて、温度をキープさせようとしたところ。

Dsc_7349

ヨーグルトメーカーは、35℃ぐらいで保温出来るので、最終的にはこちらにしました。

Dsc_7350
7.24時間後 250㏄水を加え、完成

使用の際は、500倍~1000倍に水で薄めます。保存はラベルを貼って、家族にもちゃんと知らせて、冷蔵庫で。

Dsc_7363

早速、スプレーボトルに入れて葉面散布。

現在、使い始めて2週間が経ちますが、うどん粉病は広がっていません。なんでも納豆菌が葉に定着し、病原菌のすみかを奪うことで病気を予防するらしい。

液肥として、水やりのジョーロの水に溶かして散水もしています。えひめAIに含まれる糖類、アミノ酸、酵素、菌体タンパク(菌の死がい)が餌になり、土着の微生物の働きを活性化させ、植物が元気に育つようです。

また、お掃除に大活躍しています。台所のレンジ周りに吹きかけておいて、しばらくしてから雑巾で拭くと、サッと汚れが取れました。

ついでに、ということで、トイレ、お風呂場のお掃除にも。洗濯機には、漕洗浄に使用。排水フィルターのぬめりもなくなっていました。汚れが分解され、排水されたことを実感。

以前より微生物を利用した○○菌の類がこのような働きをすることは、知っており、ご近所でもその方法で育て花壇の植物がイキイキしていることは、見た目にもわかり興味がありました。しかし継続するには、コストがかかるため、あまり深入りしないようにしていました。その代り、市販の有機の液肥を購入し、使用していました。

この「えひめAI」-2はコスト面や作りやすさを考慮して、開発し、作り方を公開してくださっているだけあり、家計に優しいところがいい。

発酵の時、工夫がいると思いますが、夏場の気温なら、外気でもOKだそうなので、試すのには、これからがチャンスでしょう。


| |

« The Roses : Coupe d'Hebe 2013 | トップページ | Clearly Delicious : Japanese pickeled ginger »

ガーデニング」カテゴリの記事

□Plant Problems」カテゴリの記事

●Ecological Steps」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« The Roses : Coupe d'Hebe 2013 | トップページ | Clearly Delicious : Japanese pickeled ginger »