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2012年9月21日 (金)

About An Artist : ジャン シメオン シャルダン

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『シャルダン展 静寂の巨匠』     Jean Siméon Chardin

先日、東京駅の復元工事がほぼ完了したというニュースを聞いて、見に行こうと丸の内へ。

だけど、東京駅を見る前にこのシャルダン展のポスターを見てしまい、「あっ!私、シャルダン好きだった!」と脳の中に押し込まれていた記憶がよみがえり、三菱一号館美術展館で行なわれている展覧会へ。

日本では、初の回顧展だそうです。

丸の内にある写真の絵は、飴色になった柳のバスケットに山盛りに積まれた木いちごと手前に置かれた白いカーネーション。グラスに入っているのは、水それとも白ワイン?それから桃、サクランボ。

画面の中で大きな割合を占めるいちごの色がとても美しく、みずみずしさや甘酸っぱが伝わってきました。

カーネーションがもう一枚の絵にも登場していたけれど、その頃、露地栽培で手に入ったのかな?とか、ここでバラの花でないのが「シャルダンらしい。」のかもと思いながら見ていました。バラだったら、オランダ絵画かロココになる・・・。

同じ時代のロココの絵画が今から見ても派手さが際立っているのに対して、つつましいという言葉が浮かぶシャルダン。

絵を描くテクニックが確かなことは、わかりますが、「モチーフの選び方」という点でも画家の個性がちゃんと反映され、それをまわりが認めていたという点で、人間として恵まれていた方ではないかと思いました。

時代が変わるフランス革命前にルーヴル宮の一室で80歳で亡くなっています。

人物画は、庶民の姿が見る人に共感を与えるようなテーマで象徴的に描かれており、その後のミレーにも影響を与えたことがよくわかりました。

印象派へつながる絵画の橋渡しを確かに担っていたシャルダン。作品数が少なく、なかなか知られていなかったけれど、じわっと今の私達にも伝わる良さを持っている画家だと改めて思いました。

モチーフに描かれている台所用具も雑貨好きの人にはおすすめだと思います。Museum shopのフランスの雑貨類が集められているのも楽しかったし、一号館のクラシックな雰囲気の中、日常からエスケープし、「油の静物画」に浸るのも学生だった頃を思い出しました。

宝物を再発掘したような気分で満足して帰ってきました。

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