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2012年5月 7日 (月)

About An Artist : Cezanne Paris-Provence

Dsc_4712

現在、6月11日(月)まで、国立新美術館にて『センザンヌ  パリとプロヴァンス』展が開催されています。4月の下旬の土曜日に行ってきました。

国立新美術館の開館5周年の展覧会で見たこともないセザンヌの若い頃の作品もたくさん展示されていました。

今回のサブタイトル 『パリと・・』の部分は、若いころにパリに行き、官展に絵を出品するけれど、落選を繰り返したということやパリの印象派との交流の場としてセザンヌが時々、パリとプロヴァンスを行き来したということです。

初期では、美術館に通ったり、模写をしたりと試行錯誤している様子が感じられる作品群でした。

また、銀行家のお父さんが購入した別荘を飾る4枚の大型の『四季』という4枚の絵なども、はじめて見るもので、驚きにも近かった。こちらは、無理をして、華やかに描こうとした感がありました。

そして、故郷のプロヴァンスで絵を描くようになってからの、「人と自分は違う。」と割り切り制作し始めてからの作品群。ここからが、悟りの境地への出発点となっていく時代。セザンヌのセザンヌらしい作品の誕生となる時代を過ごしたプロヴァンス。

「パリをリンゴで見返してやる。」というセザンヌ言葉が引用されていますが、確かにアカデミックな官展を落選したからには、何か戦略的に絵を描こうとした精神がこの言葉から伺えます。

最晩年になって、認められ、パリからも絵を購入するために画商が訪れるなど、うれしいことも経験したセザンヌですが、本人の気持ちの中には、若い頃感じた劣等感は、ずっとあったと思います。
そういった点で、とて人間臭く生きたセザンヌを再び身近に感じた展覧会でした。

今回おもしろかったのは、絵に描かれている壺、びんなどの実物が展示されていることやアトリエの再現など。
プッサンの『アルカディア』の白黒印刷の絵が額に入っていました。

展覧会のホームページのセザンヌの言葉「自然に即してプッサンをやり直す」より、風景画において、目標としていた画家の絵を壁に飾っていたことを知りました。

P5220615
Rosa 'Paul Cezanne'

これは、フランスのデルバール社が ‘ポール セザンヌ’ という名前をつけたバラ。
このバラは、アプリコット ピンクとソフト イエローという優しい色合いですが、絞り模様の珍しい模様のバラです。

「どうして、これが、セザンヌなんだろう?」とずっと腑に落ちないでいました。

でも今回のセザンヌの大回顧展を見て、やっとわかった気がします。この2色は、静物画のモチーフとして描いた「リンゴとオレンジあるいはレモン」なんだと。

P5140381

咲きはじめの花芯が丸く閉じてころんとしているところは、果物のよう。香りは、「シトロン、ローズの香り」

絞り模様は、独自を追求したセザンヌの姿勢。あるいは、時々絵に使われるストライプの模様ともにている所から
など、想像はふくらみます。

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