Glassware Collection : 醤油さし
先日『柳 宗悦展 -暮らしへの眼差し-』を松屋 銀座で見てきました。
柳の集めた品々と柳の文章や解説が展示され、良い展覧会でした。
柳の心を動かしたという朝鮮の白釉の壺。
白釉の色が変わっている部分、絵付けの花の絵がさらりとして嫌味がないところ、私の脳にもぴぴっと一つひとつのものの持つ良さがインプットされ、満足満足。
展覧会の外には、日本各地で使い勝手の良いものたちを作っている方や雑貨屋さんなどがお店を並べており、一回り見せてもらいました。
そこで、谷中 松野屋 さんが扱っているガラス製の山形で作られているという醤油さしを見つけ、購入しました。
ガラスの面取りしてあるデザインにくらっ!
今まで使っていたものは、実家でもらってきたもので、GOOD DESIGN選定 というものでしたが、注ぎ口に醤油が残り固まって、「お醤油が出ない!」という癖ありのもので、困っておりました。
いつごろから作られてきているものかなどとは、分かりませんんが、プラスチックという素材がなかったころから作られてきたものでしょう。
蓋は、瓶の口にぴったり入るよう、研磨されてすりガラスのようになっていて、一部溝が縦に入っています。ここで、注いだ醤油の注ぎ口に残っていたものが、すっと瓶に戻る仕組み。
写真を撮った後、醤油を入れて、垂らしてみました。Oh ! Beautiful !! 全然、液だれしていない。
柳の説いた「用の美」を私はこんな感じで解釈しています。
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