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2010年8月 4日 (水)

Container Gardening : パウダーピンクのムクゲ

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Hibiscus syriacus 'Momohanagasa'

3年前から気になっていた近所で夏に良く咲いているムクゲ。今年は、6月に苗を入手。

一ヶ月ほど前に良く行く園芸店で夏の花木を探していました。ムクゲが各品種1種類ずつ入荷していて、目が釘付け。いろいろありましたが、一番気になっていた柔らかなピンク色でダブル咲きのムクゲは、どれだろう?やっぱり、ピンクのハイビスカス(Hibiscus rosa-sinensis )にしようかな?と思っていたら、
別の場所に「桃花笠」とラベルのついたムクゲが一鉢だけありました。もしかして、あのムクゲ?と一かばちかで購入。

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家に帰って検索すると、大当たり!

5号のビニールポット入りで、蕾がいっぱいついていました。植え替えると蕾が落ちそうだったので、根鉢は崩さず、DEROMAのトール ポットへ。バランスから言って9号ぐらいの口径の鉢に。メネデール入りの水を潅水し、直射があたらない場所で1週間以上管理。

やっぱり、かなりの蕾を落としてしまいましたが、大きな蕾は、ふくらみ開花し始め、ほっ。
落ち着いた頃に、鉢を設置しました。

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先週からの暑さの中でもどうにか、新しい場所に慣れてきた様子。先日花をいっぱい咲かせていたので、写真にぱちり。夏に花を咲かせる木は、貴重です。

調べると、普通のムクゲは一重ですが、このタイプのまん中に盛り上がっている花びらと同色の部分は、オシベが変化したものだそうです。

それから、ムクゲは、学名はHibiscus syriacus。「シリアのフヨウ」という意味になり原産地が中東のシリアという意味にもなりますが、インド、中国という説の方が、現在多くいわれています。

でも英名で"Rose of Sharon"(「シャロンのバラ」は、イスラエルにあるシャロン平原に咲く花のこと)と呼ばれているので、中東あたりとの関係もある。

旧約聖書に恋に夢中になっている娘が自分のことを「私はシャロンのバラ、野のユリ」と例えていったことから、シャロンのバラという表現は、文学に良く登場するらしい。

でもシャロンのバラは、クロッカス、チューリップのこととかヨーロッパでは、ヒメキンシバイのことだという説もあるそうです。
とにかく、ムクゲは中東、アジア、ヨーロッパ、アメリカそれぞれの場所で昔から愛されてきている銘花であることは、確か。
今まで、アジア的な花だと思っていましたが、もっとワールドワイドな花のよう。「夏のバラ」と名づけてもいいかも。

海外のサイトの画像を見ると、むくげをスタンダード仕立てにしている場合も多く、もっと洋風にも演出できそう。
管理も普通のハイビスカスと同じ。鉢植えだと春になってから土を替え、その時に剪定するつもり。
花芽は、その年の春から秋に延びた枝に次々と形成される。

上手く育てたいものです。


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