The Roses : ベル イシスの剪定 2010
Rosa 'Belle Isis' Gallica Parmentier, France, 1845
2010.1.23
ベランダのばらの作出年度が3番目に古いのは、1845年のガリカ ローズの 'ベル イシス'。昨年、大苗の開花株を購入したものなので初めての剪定。「どこで切ってもよく花芽をあげる。」と本に書かれてあるので、昨年の剪定位置から推測して、ちょうど、鉢の高さとバランスが良いであろう高さで、四季咲きのバラより高めの位置で切りました。花の写真はこちら。
いろいろなバラが手に入るし、情報も得やすいものですが、このバラを選んだ時は、頭に残っているガリカ ローズの知識はほとんどないに等しい状態でした。ただ、自分のベランダに置いて、他のバラと少しタイプの違うものを、と思って選びました。
香りを実際に嗅ぎ、自分の感覚で決めたのですが、'ベル イシス' は、香りの分類で、特にバラらしいダマスクの香りを持っているバラであるとあとから知りました。この香りは、ダマスク ローズの 'カザンリク' というブルガリアのバラの谷で栽培されている香料採取用のバラの香りの系統と同じ。私の臭覚、まんざらでもないと今頃満足。
トゲも変わっています。細いトゲがいっぱい。枝は、細め。
ガリカ ローズは、バラの分類では原種を除いた栽培品種の中では、もっとも古いものです。紀元前の西アジア、古代ローマでも栽培されていた品種の系統。それらが、昔、'Gallia'(ガリア)と呼ばれていたイタリア北部以北のヨーロッパで香料用に栽培されるようになったため、'Gallica rose'(ガリカ ローズ)という呼び名になったそうです。フランスでの栽培が盛んであったため別名 フレンチ ローズとも呼ばれます。小型の品種が多く、コンテナ栽培が、適しているものも多いのでベランダ ガーデン向きかな。ただし、一季咲き。
今は、枯れ木のバラたちですが、5月が楽しみ。
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