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2009年11月11日 (水)

Container Gardening : Frosty Color : Steven's Office

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 少し、早めに先のシーズン向けの寄せ植えを作りました。イメージは「初霜」かな。

真綿色したシクラメンはフリル咲き
ビオラは、Thompson&Morgan の ヴィオラ 'ペニー オーキッド フロスト'
葉ものは、朝霧草 これもシルバーグリーンの葉の質感は霜の降りたイメージ
それから、初雪草

こうやって、選んだ苗の植物名を文字に表すと、皆、「冬」を連想させる名前でした。そういえば、札幌では、もう初雪が降ったと聞いています。

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植え込んでから、根を伸ばすのにエネルギーを使わせるため、花をわざと摘んだので、今花が少ないのですが、赤みの紫系のパステルが白くかすんでいく、きれいな色のヴィオラです。タキイ種苗でも種を販売しています。

Thompaon & Morgan [THE SEED CATAROGUE 2001] によれば、このビオラのことについて、次のように書かれていました。

「これこそ、もっとも プリティーなヴィオラの一つだ」とT&M社は考えている。この花色は、ヴィオラ史上初のもの。全体にコンパクトで、こんもりと茂る。花の中心部と外側のコントラストもみごとだが、花弁そのものの形状も美しい。コンテナーや花壇に理想的。寒さや暑さにも強いのも魅力。

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植え込み用土は、ブレンドしておいたもの。

赤玉(中粒)3、赤玉(小粒)3、バーク堆肥3、クン炭1の基本ブレンドにバーミキュライトを入れたもの。その他、シクラメンの根元に小粒の火山礫や珪酸白土を入れて、排水性や保肥性を持たせるようにしています。

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また、ここ数年前から、苗を「根洗い」して植えつけています。根を引きちぎったり、ハサミで切ったりするのではなく、水に入れて土を落とす方法です。こうするとボリューム ダウンするので、たくさんの苗が植え込める、というのが、寄せ植えにおける表向きの理由のようにもとれます。でも、アンダーグランドの世界では、根の先をなるべく傷めない方法だから、「根洗い」が良いと解釈しています。

理科でならった根の構造を思い出して見ると、根の先にある根毛は、水分を盛んに吸収する場所。私のイメージでは、根の先は、ストローの先のようなもの。だから、先を傷められた根は上手く水を吸えないので、その後の生長も悪い、というコースをたどってしまうと考えています。

だから、根を大事に扱うことが、大切。

花がいっぱい咲いている春の花苗が店頭に並ぶこのごろですが、一番花の咲いている苗を選ぶのではなく、まだまだこれから、といった苗を選ぶのがベスト。

でも、色、形も気に入っているのに、根がポット内でまわっているものの場合は、今回のように、根洗いプラス花摘みもしくは摘心して、新しい環境で根がなるべく早く活動できるよう調整したいものです。


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