The Roses : ベル イシス 2009
Rosa 'Bell Isis' Gallica
Parmentier, France, 1845
size 8cm
Scent : Storng, nusky, and myrrh-like
先日、ベランダの取材がありました。いつもお花いっぱいできれいにしているベランダでもないのですが、バラの花が咲いている5月は、やはり一番華やかなので、その頃に合わせて、来ていただくことにしました。
ところが、予定していた日に咲いているだろうと思っていた、前回紹介した'マダム フィガロ'などが、まだつぼみ状態。
せっかく写真を撮っていただくのなら、と急きょ近くのナーセリーでバラではない花木を購入しようと・・・。でも第一候補のビバーナムは、花の盛りを過ぎていて今回は見送り。
かといって、どうしよう。花が少ないのも・・・と迷った挙句、やっぱりこの時期は「バラ」しかない!!。'マイ バラ'を一つ選ぶことに。3時間以上は、ナーセリーにいました。
「どこに、どんな大きさの、どんな形の、何色の、どんな花形の、どんな香りのバラを育てるのか?」
自問自答。ベランダの床置きで中型(腰高ぐらいまで)のシュラブ形。ピンク系で自分が持っていない色合い、花形と深く吸い込むと強くいい香りがするバラ。
自分が持っていないタイプ、というところが今回のキーポイント。ということで、オールド ローズのあたりでうろうろ。
結局、実際、花が咲いているものがやはり候補にあがります。
デュセス ドゥ モンテベロ 'Duchesse de Montebello', デュセス ダングレーム'Duchesse d'Angouleme'など、ガリカ ローズの系統が今回は興味を持ちました。
最後の決め手は、'ベル イシス'のつぼみの時のガクの代わったとげのようなひらひらとした形。非常に面白さを感じ、このバラに決定。
帰りながら、「バラを一鉢増やすために今日は行ったんだったけ?」と思いながら、自転車のかごに載せたバラのいい香りの脳を刺激されながら、帰りました。
翌朝、窓を開けるとバラの香りがふわ~。これが "myrrh-like"ミルラ、没薬の香りのようなと表現される香り。
家にある Encyclopedia of Roses : Dorling kindersley社 によれば、『ベル イシスは、David Austinが作出した最初のバラである'Constance Sply' コンスタンス スプライやその他のEnglish Rosesの祖先となり、香りは、それらに引き継がれている。』と記述。
ちょうど、並んで撮った'シャルロット オースティン'は、'ベル イシス'のひ孫ぐらいになるそうです。
自分が選んだバラには、こんな関係があり、不思議な縁を感じました。
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