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2009年3月28日 (土)

季節のBlooming Flower : 椿 王昭君

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Camellia japonica 'O sho kun'  1966

我が家で育てた椿が先日一輪開花し、ツバキの良さをしみじみ感じています。なんといっても、寒いのに蕾を膨らませて開花するその生命力。それを見ると、「春から私も元気にパッとがんばらなくちゃ。」と感じる今日この頃。

先日、久しぶりに自転車を飛ばして近くのナーセリーに出かけてみました。ここは、敷地が広く、植物園のようなところ。あらゆる植物がありますが、温室にあるツバキは今が盛りでした。美しく咲いた一年に一度の花を見せてもらおうとじっくり見ていると、「ん~おうちに持って帰りたい。」という気持ちに。挿し木苗は値段も手ごろなので、一鉢気に入ったものを。ツバキは「冬のバラ」といえる存在感。

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花びらは、パウダーピンク。バラよりも厚みのある花びら。よく見ると、色の少し濃い絞りのような筋が入っいる部分もあります。花形はシャロー カップ。ツバキの分類でいえば、千重咲き。1966年 兵庫県で作出。ツバキ '酒中花' の枝代わり。

名前の「王昭君(おうしょうくん)」の意味は、調べると、中国の四大美人の一人の名前でした。(どうりでかわいいツバキだと思った。)

紀元前の漢の時代、元帝の後宮にいた美しい王昭君は、多くの女性たちが画工に賄賂を渡して、美人に描いてもらっていることに反感を持ち、賄賂を渡さずにいると、画工は、彼女を醜く描いてしまったそう。隣国からの申し出で、お嫁さんを紹介することになり、元帝は、肖像画で醜く描かれていた彼女を嫁がせることに。しかし、最後に会った、本人が顔を上げると、とてもきれいな彼女に皇帝は、驚き、「しまった。」と思い、そのからくりを知ったそう。画工は、罰せられ・・・・などその後嫁いだ後の話もいろいろと残っている人のようです。
ツバキの名前から今まで、知らなかったこと知る機会に。

海外のサイトで Camellia と検索すると、海の向こうで品種改良された華やかなツバキがたくさんあり人気を呼んでいることに驚いています。なかなか、咲いているのを見たことがないので、「逆輸入の外国産ツバキ園」なるものがあったら、冬の寒い時期でもいそいそと楽しみに見に行くんだけれど、などと夢のカメリア ガーデンをイメージしてみたりしました。

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あのシャネルもカメリアをコサージュなどのモチーフに使っているようにその完成された花形と冬の存在感は、海外でも認められているツバキ。

私は、ベランダ園芸なので、鉢植え栽培で気に入ったものをじっくり育ててみたいと思っています。また、手入れ作業などをしたら、紹介します。

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2009年3月24日 (火)

季節のBlooming Flower : 椿 水吉

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          Camellia japonica 'Mizuyoshi'      1968

 昨年から育てている椿 '水吉' が咲きました。前から確認していた蕾は、わずかに一輪でしたが、ここ2~3週間で丸みが出てきていました。春の嵐の夜に開き始め、朝には開花。花びらは、ぼたん咲きとなり、すっきりとした清涼感のある花の香りがします。

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この花を選んだのは、育ててみたい白バラのアルバ セミプレナのイメージが重なったから。バラは、何種類か違う性質のものを育てていますが、ほぼ一斉に咲いてくるので、むしろバラの咲かないこの時期に鉢植えでも咲く花木、ツバキは、ここ数年で徐々に育ててみたいと思っていた植物。

外に出れば、晩秋からサザンカ、ツバキと街路樹や生垣、個人のお庭に咲いていて、いろいろな種類があることに気づきます。最近は、絞りのあるものも面白いと思っている今日この頃。

ツバキは、日本を含むアジア東南部が原産地。日本は、端にあたり、自生する種は、少ないけれど、現在世界で観賞用に利用される園芸品種の大部分は、日本を原産としているヤブツバキ、ユキツバキ、サザンカに由来するそうです。この水吉(みずよし)は、ユキツバキ系で、冬は、雪に埋もれて越冬する日本海側の東北から北陸にかけての地域に自生するタイプの園芸品種。1968年 新潟県で作出。

葉がつやつやして、厚いのは、雨に濡れても水が中にしみこまないため。雪が降るところでは、なおさら濡れたままで葉が凍らないように発達しているということ。

この一輪が終わると、来年まで、このうれしい気持ちはお預け。どうにか、来年は、花数が増えるよう、鉢植え栽培に関して、学ばなければ、と思い先日本も買ってきました。

参考文献:『NHK 趣味の園芸 よくわかる栽培12ヶ月 ツバキ、サザンカ』 桐野秋豊、箱田直紀著 NHK出版

このシリーズは、月ごとに作業が詳しく書かれているので、分かりやすいと思います。

花後、植え替えをしようと思っています。この本によれば、「鹿沼土と日向土(ない場合は桐生砂)の等量を混合した用土」が紹介されているので、5月ごろ行いたいと思っています。

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2009年3月23日 (月)

季節のGarden Work : 栽培カード

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 やっと春の花が開花スタートしてきました。昨年の12月までは、春に咲く花々の植え込みに終われ、球根のラベルや種袋、栽培方法を調べたコピーなどがどっと手元に残りました。2月ごろ、文房具屋さんで売られているカード「京大式整理カード」というものに、必要な情報を書き写し、整理しました。10年前から、このカードを使っていますが、「料理カード」を作ったのが最初。今は、園芸版も枚数が増えてきました。


冬は時間があったので、春への思いを膨らませながらラベルの写真をスケッチしました。水彩色鉛筆で塗ると流行の塗り絵のようで楽しかった。同じ仲間の植物の特徴も絵を描くとそれまで気づかなかった形の共通点なども分かります。

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学名や流通名、英名や別名などを題字に書き、原産地、用土のこと、潅水の仕方、栽培方法など数種類の情報を集めて、まとめていきます。

これらは、新しい情報が入ると、書き足したり、書き換えたりしています。現在、世界中からいろいろな植物が集まってきています。ふと手にした植物の育て方も原産地も知らないで、購入することも多い昨今です。名前だけは分かっても、詳しい栽培方法が分かるまでにしばらくあれこれ、洋書も含めて探し、必要な情報が見つかったら、喜んで書き込んでいます。

また、新しく植物を選定する時にも、数種類調べ、一番条件にふさわしいものを決定するときも、カードに情報を集めて置くと、比較しやすい。

カードの穴にリングを通し、まとめ、必要な時期に一年に一度でも見返しています。せっかく作っても植物をだめにしてしまうこともありますが、それも次回への反省材料になるので、そのままカードは残しています。


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2009年3月21日 (土)

School Garden : 自然開花

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 冬中、明るいクリーム色の姿で、花壇に彩りを与えてくれていたハボタンも春分を向かえ、いよいよ、塔が立ってきました。もう少しで、花も咲きそうです。「冬の間、ご苦労さん」と言いたい。手前の植えっぱなしのハナニラも一気に咲き出しました。英名は、「スプリング スター フラワー」この花を見ると、春が確実になったことを感じます。

ここまで来ると、12月の植え込みラッシュの労が報われたな、という感じがします。

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クールカラー ボーダーでは、タキイ種苗の新しい種、ビオラ ビビ クリア ライト ブルーもこんもり咲いてきました。昨年11月に、いくつかの購入苗を点在させ、その間に種まきした小さな苗を植え付け、冬を越させました。ようやくこれらも開花し、咲きそろってきました。毎年、種を蒔く薄紫のパンジー インペリアル ラベンダー シェードも咲いてきています。

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ホット カラー ボーダーも植えっぱなしのラッパスイセンが咲き出していました。少し、色のあせた感じがニュアンスのある種まきしたビオラ ビビ ピンク アンティークやパンジー インペリアル アプリコット シェードも咲いてきました。この2種は、毎年、はずせない品種。クリサンセマム ムルチコーレの黄色やこばれ種から育ったイングリッシュ デージーなどもぽつりぽつり咲き出しています。

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その他、いつも手入れする花壇ではないのですが、春の植え付けをした花壇。ここは、黄色と紫という補色を組ませています。レモン色のパンジー インペリアル フロスティー イエローと新しい種 ビオラ ビビ フェイシーズの色幅のある紫が、目にすっきりと鮮やかです。地面を覆っているのは、カモミール。昨年の種が自然に発芽したもの。ふさふさして、柔らかな葉が気持ちいい。

クリサンセマム パルドサム も自然にいっぱい発芽。これからもっと大株になるでしょう。

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ビオラ フェイシーズは、なかなか遠めに見ても、近くで見ても色変わりしていてかわいい品種です。


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2009年3月17日 (火)

My Favorite Desserts : キャラメル

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ホワイト デーだったので、キャラメルを作りました。手作りのキャラメルといえば、昔、母が幼稚園のバザーの時に作っていました。すごーく甘い香りが漂っていた記憶があります。私は今回が初めて。流行の生キャラメルに比べて、ハードな飴になりますが、その分長い時間ゆっくりと口の中で溶けて、楽しめます。

参考レシピは、『ル コルドン ブルーのフランス菓子基礎ノートⅡ』  文化出版局より
 
分量を1パック200ccの生クリームに合わせて変えています。2cm角、厚み1cmぐらいのキャラメルが50個ぐらいは出来ます。

CARAMEL

写真は、下の分量の2倍写っています。

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●材料

生クリーム   200cc
グラニュー糖  200g
水あめ      60g
バニラオイル  少々

○その他器具など
温度計 200度計 ない時は、煮詰めたシロップを氷水に取り、固まり具合が、固めのボール状になればよい。
鍋 熱伝導率のよいもの。シロップは熱すると、膨らむので、大きめの容量のものが良い。
刷毛 鍋のふちについているシロップが固まるのを水でぬらした刷毛でふき取るため。
角バット 18cm角ぐらい 内側にサラダオイルを塗っておく、またはオーブンペーパーをひいておく。

●作り方

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1.鍋に生クリーム、バニラオイルを入れ、火にかける。沸騰したら、グランニュー糖を入れる。
2.1に水あめを加え、木べらで絶えず、かきまぜながらゆっくり煮詰める。途中、鍋のふちを水でぬらした刷毛できれいにする。

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3.温度が122℃まで煮詰める。もしくは、氷水に少量たらして、固いボールになればよい。

4.バットに流し、室温で固める。

5.カラメルが固まったら、生地を取り出し、包丁で一口大の大きさに切る。包丁と手にはサラダ油をつけながら作業する。

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6.オーブンペーパーを8cm角ぐらいに切り、キャラメルをくるんで出来上がり。小さな袋に入れ、ラフィアで口を結びました。

少しずつ、たくさんの人にプレゼントしました。延べ人数60名は、このキャラメルを食べたことに。

形は、ふぞろいになりましたが、口に入れたとたん、皆、「おいし~!」と言ってくれました。


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2009年3月13日 (金)

My Favorite Desserts : ぺ ド ノンヌ

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Pets-de-nonne  

雨の降る肌寒い日は、おやつでも作って、子どもの帰ってくるのを待つと、少しは夕方のグレーの時間も楽しく感じられます。今日は、家にあるもので、すぐに作れるおやつ Pets-de-nonne ぺ ド ノンヌ (揚げシュー)を紹介します。

「修道女のおなら」なんていう意味のこのおやつは、シューの生地をポテッと落とし、揚げると、ぷーと膨らむ形からその名がついたのかな、なんて思っていますが、フランスの地方菓子のひとつのようです。時間は、完成まで30分ぐらい。とにかく、簡単で、おいしくって必ず、夕方までにはなくなるのでいつも倍量作るようにしています。

参考にしたレシピは、
『Resettes de patisserie parisienne パリのお菓子屋さんのレシピ』 上野万梨子 文化出版局

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下記の分量の倍量準備した写真です。

● 材料
牛乳   120cc
バター   40g
グラニュー糖 20g
塩    少々
薄力粉  80g
卵    2個
バニラエッセンス 少々

揚げ油      適量
グラニュー糖   適量

オプション
レーズン  1/4カップ プレーンな生地もおいしい。搾り出して揚げるとスペインのチョロスに似ています。
★粉はふるっておく。
★レーズンはお湯で戻す


● 作り方

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1.小さい鍋に牛乳、バター、グラニュー糖、塩を入れて火にかけ、さっと煮立ててバターを溶かす。いったん火から下ろし、ふるった粉を一度に加え、木べらで練る。

2.再び火にかけ、木べらで練りながら、鍋底が乾いてくるまで15秒ほど軽く火を通す。

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3.生地が鍋底から離れるようになったら火からおろし、溶き卵を少しずつ加える。

4.卵が全部入ったらバニラ エッセンスを加え、木べら生地をたたきつけるようにして練り混ぜる。

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5.レーズンの水気をきり、4の生地に加える。レーズンが大きい時は、半分に切る。

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6.5の生地を油を通したティー スプーンですくい、160℃の油に落とす。上に浮いてきたら網にとって油をよくきる。

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7.熱いうちにグラニュー糖をまぶす。

出来上がり。

しみじみとした素朴な味のおやつ、「おいしそう!」と思った人は、ぜひ作ってみてください。

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2009年3月12日 (木)

School Garden : 柔らかな土

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今日は、久しぶりのSchool Gardenの活動再開の日でした。久しぶりに集まって、草ぬきや花がらつみなどをしました。寒さの中、じっと耐えていた苗もこの最近は、ムクムクと動き出し、今日は、花色がさえてきたのを実感。
まだまだ、天気は、安定しませんが、もう春の匂いがしていると私は思っています。

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ハボタンは、ソフトクリームのように盛り上がってきました。

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 Crocus               2009.3.11

クロッカスは、光を集めてとてもきれいでした。アメジスト色のクロッカス。

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C.vernus 'Pickwick'          2009.3.11

こちらは、絞り模様のクロッカス。こちらも純白の地色に紫の模様が入って、ふんわり咲いていました。

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C.cvijicii    2009.2.19

ほぼ、1ヶ月前に一番早く咲いたのは、黄色のクロッカスでした。花びらが細いタイプ。まわりの植物が冬枯れの中、元気に咲く姿は春の到来を告げてくれました。

クロッカスは、かわいい花です。


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2009年3月 6日 (金)

大好きな椅子 My Favorite Chairs :PERFORATED 1900 : Fermob

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Under the Climbing roses in Normandy

これは、以前雑誌のグラビアで見たフランスのノルマンディーにある宿の素敵なお庭にヒントを得て、私が描いた絵です。大型のパーゴラが砂利敷きのお庭にかぶさり、それを登るように数種類のつるばらが絡まっていました。

大らかにのびのびとバラも育てられ、一年に一度のシーズンには、庭にガーデン用のテーブルと椅子を置いて、景色を楽しむようオーナーがセッティングしている姿が幸せそうに写っていました。

ここで使われているのが、今日のお題の椅子。フランス Fermob社の"PERFORATED 1900"とほぼ同じもの。
こちら
この椅子を作っている過程の載っているページはこちら

'PERFORATED'の意味は、「穴の開いた」という意味で、スティール製の座面に穴が開けられています。'1900'は、デザインされた年かな。

1900年は日本で言えば、明治時代。「100年以上もむかしぃー?」と思うけれど、フランスでは、パリにピカソやシャガールなどが集まってきた頃。
同じコンセプトの椅子でFermobに"PERFORATED MONTMARTRE" モンマルトルというものあります。こちら

そんな時代に生まれた椅子、どこかの絵で見たような、映画に出てきたような、そう「絵になる椅子」とも言えます。

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これは、パパが神戸の「旧サッスーン邸」の前で撮影した写真。今日の椅子「1900」が門の前に一脚置かれています。絵になってますね。そして、お庭にもたくさん並んでいます。緑の芝生に白い椅子。ここは、結婚式のパーテ
ィーが開かれる場所なのだそうです。

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それから、これは、1993年、昔、訪れた安曇野の萩原禄山の作品を展示している禄山美術館のお庭にポツンと置かれていた同じような作りの椅子。鋼材を曲げて加工して「禄山」と背もたれに入っています。禄山も明治時代にフランスやアメリカに行って、彫刻を学び、ロダンの影響も受けた作品を作った人です。

夏の光の中、白い塗装が緑陰をバックにひときわ強く反射して、とても印象に残った椅子でした。

こんな自然の中に置いて、絵になる椅子、私は、いそいそと座りたい。

「1900」のような椅子は、人を招く椅子とも言えるかな。


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2009年3月 1日 (日)

The Roses : 鉢バラの本剪定 2009

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Rosa 'La France'

先日、ベランダにある鉢植えのバラの本剪定を行いました。これから、いよいよバラの季節がスタートすると思うとうれしいです。葉が開きだしているものもありましたが、前回残している枝より少し下がったところで、外側に向いている良い芽を探します。

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向かって右側は、3年目の枝。昨年の剪定した位置から春から伸びた一段目の枝が出ています。このあたりで、切りました。また左側の枝は、昨年春以降、元気に延びたシュート。これもそのままだと高すぎるので、低めの良い位置で剪定しました。

少し芽が伸びてきていましたが、位置的に「ここ」と判断し、剪定しました。

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AFTER

他の鉢バラも様子を見て、必要なものは剪定しました。今年は、8種類のバラがベランダにあります。今は、少し、葉を開きだした枝も出てきました。外は寒い日がまだありますが、植物たちは、もう春モードのスイッチを入れています。

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