季節のGarden Work : 鉢植えラベンダーの冬剪定 2009
Lavandula angustifolia 'Imperial Jem'2008.6.12
我が家のベランダは、マンションの6階で南向き、向かいに丘の裾野があるので谷筋を抜ける風がよく吹いてきます。また天井があるので、雨もさほど降り注ぎません。ですから植物は、日当たりを好み比較的乾燥に強い、地中海性気候下で育つ植物が多くなってきました。バラが一番多いのですが、ラベンダーも絶対はずせない植物です。それは、花穂が風に揺れるのを眺めるのがとても '野原チック' で好きだから。
上の写真は2代目のインペリアル ジェム。少し青みのある花です。小型なタイプなので、ベランダ向き。昨年初めて開花させたもの。
Before 2009.1.15
花後、花茎を切り、枝先も少し剪定して冬を過ごしていたものです。このままでも、これから新芽が伸び枝先に花をつけていきますが、芽の伸びる前の今の時期にぐっと低い位置で剪定しておくと、樹形がこんもりとまとまったラベンダーとなります。
After 2009.1.15
ほぼ1ヶ月前に剪定していますので、現在はこれより新芽が伸びて葉を広げてきています。切らないとどうなるかというと、枝が太くなり、あばれて倒れたりしていきます。特にベランダでは、コンパクトに管理をしたいので、このようにしてから春、スタートさせています。
Lavandula angustifolia 'Hidcote'
こちらは、1代目の 'ヒッドコート'。種から育て、7年経過後、2007年夏に枯らしてしまいまったのですが、このラベンダーは、私の中では初めて育てようと思った時から「一番ラベンダーらしい。」と思っている品種。置く場所があればこれもまた育てたいのですが・・・。特に濃い紫色のビロードのようなつぼみの質感が、ノスタルジックな感じで好きです。また、香りも強く、早めに摘んで、ドライ フラワーにしても香りが残りました。これも小型なのでベランダでの鉢栽培向き。Hidcoteはイギリスにあるお庭の名前から由来しています。
ヒッドコートもインペリアル ジェムもコモン ラベンダーという系統に入ります。これは、多湿に弱いのが特徴のひとつですが、逆に雨の当たらないベランダ向きといえる訳です。
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コメント
はじめまして
色々検索しているうちにこちらのサイトにたどり着きました。
10月はじめに近くのラベンター畑でmunsteadという種類を買いました。
6号鉢に植え替え、かったときはまだ花がついていたので花を摘む程度にしか選定しなかったのですが、今はどんどん延びてつぼみまででてきました。
この後花が終わったら春・夏に向けて刈り込みしても大丈夫でしょうか。
突然の質問で申し訳ありませんがよろしくお願いします。
投稿: るな | 2009年12月21日 (月) 02時25分
強剪定は、春先にされるといいのではないかと思います。2月下旬あたりからたぶん、時際の枝元に新芽が見えるようになるので、その芽を確認されたら、切ってみてください。
投稿: Wendy | 2009年12月21日 (月) 16時02分
強剪定しても大丈夫と聞いて安心しました。
それまでは花を楽しみたいと思います。
ありがとうございました。
投稿: るな | 2009年12月22日 (火) 02時12分