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2008年8月23日 (土)

Beautiful Books : ながいながい旅

08231

 久しぶりに絵本を買いました。「最近は、どんな本が並んでいるのかな。」と思って、書店の本棚をじ~と眺めていると背表紙に「『ながいながい旅 エストニアからのがれた少女』 絵 イロン ヴィークランド 文 ローセ ラーゲルクランツ 岩波書店」 と書かれた本に目がとまりました。

「ヴィークランド・・・どこかで・・・」と思いながら本を引き抜くと、「あっ!ロッタちゃんの挿絵を描いた人だ!」と気付き、すぐに読ませてもらいました。エストニアという国は、北欧のフィンランドに近いバルト海にある1991年にソビエトから独立した国です。それまでに大国ソ連、そして第2次大戦中のドイツにより、苦難の歴史を歩んできています。お話の中の少女はヴェークランドさん自身で、故郷エストニアから追われるように出国していった様子、亡命先のスウェーデンで絵を描くことに目ざめ、ひたすら取り組んでいった様子などが語られていました。

読みながら、涙がにじみました。それは、「底抜けに明るいロッタちゃんの絵を描いた方がこんな思いをしてきたのか。」と思い、やっとその「平和な暮らしの描写の意味」がわかったからです。

愛犬とのシーンも孤独の中、どれほど愛情を注いだかを物語るように描かれています。

子どもと戦争のことを話すことも多かった夏休み。自分の国のことだけでなく、様々な時代、場所でそして今も戦争が存在していることを心にとめることが私たちも必要と感じる今日この頃。この絵本はそんな気持ちにぴったりとはまりました。

ロッタちゃんのお話の絵本は、寝る前に読むには長ーいのですが、娘が非常に面白がり、よく一緒に読みました。作者のアストラット リンドグレーンの不思議な魔法にかけられたように子どもも、絵本の中の自由な心の子ども達に共感を抱きながら楽しんだよう。

赤い自転車、おにいちゃん、おねえちゃん、ブランコびゅんびゅん、ブタのぬいぐるみ バムセ、おいしそうなミートボール料理やバースデーケーキ。赤い板壁に白い桟の窓、お花、インテリアなどなど。

北欧の暮らしのエッセンスをヴィークランドさんは丁寧にそして底抜けに明るく伝えてくれました。


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