The Roses :マダム バタフライ 2008
Rosa 'Mme Butterfly' Hybrid Tea Hill, US,1918
2007.7.29
マーサのお庭に先日、地植えにしたバラ ‘マダム バラフライ’が咲きました。マーサとバラを選ぶ時、イメージは淡いピンクで高芯咲きのバラであることがわかり、このバラに。
2008.6.19
実は、このバラは2代目。この品種の元となったバラ 'オフェリア'を最初は鉢で育てていました。
しかし、地植えよりも水分管理に注意が必要な鉢栽培は、ちょっとした隙に水切れを起こし、ダメになってしまいました。やはりお庭にバラが咲くことを味わってもらいたく、今度は色も濃いめで‘オフェリア’より元気な印象のアメリカ生まれの‘マダム バタフライ’を植えることに。
2007.7.29
これは、昨年の開花の様子。つぼみはきれいな高芯の円錐状。花びらの枚数はそんなに多くはありません。外側の花びらは大きく、内側は小さい。咲き進むと花びらが反り返る剣弁咲き。色は少しアプリコットの入ったミディアムピンク。香りもすっきりよかったです。
前述の'オフェリア'は、初期のハイブリッド ティー ローズの一つである‘アントワーヌ リボアール’Antoine rivoireを 'ポールズ ヒマラヤン ムスク'などの作出で有名なイギリスのウィリアム ポールがフランスのリヨンから持ち帰った時の種から育ったバラだということです。
その'オフェリア'の枝代わりの‘マダムバタフライ’、濃いピンクの‘レディー シルビア’、ペール イエローの‘ゴールデン シルビア’藤岡友宏氏の本によれば‘ラプチュア’など30種にものぼり、大戦終結の1945年に発表された‘ピース’もこれを先祖としているそう。大人気なバラとなったわけですね。
‘オフェリア’はイギリスで生まれたバラなので名前は、シェークスピアの『ハムレット』に出てくる女性の名にちなんでいます。お話では、川に身を投げたということで、どうもその名前が実はよくなかった・・・なんてことで、今度は「蝶々婦人」になったのです。
現在、咲いたのは、春の一番花のつぼみを途中で、だめにしたので、切り戻したため、通常のバラより二番花が早く咲きました。
やっと地植えになり、落ち着ける場所を見つけたところなので、花の良さが充分引き出せていないのですが、どうにか安住の地とさせてあげたい。
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