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2008年4月 5日 (土)

The Printings :ローズ ガーデン講座

 昨年にお話があり、お引き受けした日本園芸協会の新しい通信講座『ローズ・ガーデン講座』の資料パンフレット。私がバラを育て楽しんでいる所を掲載したいとのお話でした。原稿のチェック等、ずいぶん前に終わっていて、「いつごろかな?」と思っていましたが、偶然、インターネットで、開講したことを知り、小さな写真ながら、参考写真にのっているのが自分の記事のような気がして、資料請求しましたら、やはり、載っておりました。

この講座に関心のある方は、資料請求してみてください。すぐに送ってくださいます。

ホームページはこちら

たくましい冬の私の姿と栽培の様子のカット写真がコメントつきで載っています。

この原稿のお話の締め切りは、夏休み明けでしたが、「さあ、とりかかろう!」と思って、家に戻ると、以前にもブログに書いた夏の大渇水事件で、多くの植物が枯れていました。

この記事用の写真は取りためていたものでしたが、現実の自分の育てているバラは、すべて、葉が茶色。まるで、悪い空気が我が家のベランダだけ襲ったような有様。

そんな中、「わたしもバラを育てています!」なんて、楽しいキモチには到底なれない時でした。

おまけに、5月の花盛りで、緑がきらきらしている頃の写真をピックアップしながら、私は夜に泣きました。
素直においおい泣き、こどももそれを見て泣かせてしまい、母親としては、大人気ない姿でした。

担当の編集者の方も気を使ってくださり、どうにか文章をまとめ、写真もいくつかの中から、選んでいただき、この私の部分のパンフレット記事が出来上がりました。

今までで一番大きな失敗でした。とにかく、何年間も育ててきたバラに対してごめんなさい、というキモチが今でもあります。何本かは、本当にダメでした。

けれど、本当に喪に服すような時期を過ごしながら、気持ちを建て直し、「種を播かねば、花は咲かず。」と草花の種を播き、小さな黄緑の芽が出てくれたことに喜びを素直に感じ過ごしていましたら、10年以上育ててきたオベリスクに絡ませた‘ムーンライト’や初めて育てたイングリッシュ ローズ‘シャルロット’が、再び、芽を吹き、秋、冬と正常な生育を見せ、今、何事もなかったように春の新しい葉がしっかり覆う姿になっています。

04041

Rosa 'Moonlight' 2008.3.30

こどもの作文より、

○○○のママ

○○○のママは、お花が好きで、よくベランダや学校のお花のていれをしています。だから、ママはよくお花屋さんに行って、たねを買っていっしょうけんめい育てています。ママはあしたになったらすててしまうという花を買ったりして育て、元気にしてあげてお花がとてもうれしそうでした。
夏のときは、お花にお水がいってなくってママは泣いていたけれど、今ではもとどうりになってとってもキレイなベランダになってママはとってもうれしそうでした。
今いち番いっしょうめんめい育てているお花は?ときくと、「○ちゃんと●ちゃんだよ。」ていったのでなんだかちょっとうれしかったです。

こどもは私のことをよく見ていてくれるんだなと思いますし、なんだか、おちもあってなかなかいいお話。
これを読んだ時も、涙が出ました。

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コメント

おはようございます。
お子さんの作文を読みがなら 目頭があつくなりました。
愛した花が 消えてしまっても 一番大切な宝物たちが
美しくそだっていく幸せを 自分のことのように感じました。
小学校の花壇も とっても美しくて感激しました。
ピッカピカの1年生たちの笑顔といっしょに花たちも
最高の笑顔で写ったでしょうね。
手前のハナニラも昨年秋に植え込まれたのですか?

投稿: つれづれ | 2008年4月15日 (火) 10時19分

つれづれさま こんにちは。
コメント、ありがとうございます。つれづれさんのブログを最初訪問させていただきた時、ご家族とともに歩まれてきたつれづれさんのお花育ての姿を知って、私もじわっときていました。大先輩として、心の支えにしているのです。子どもも最近、ようやく、私が何をしているのかわかってきたようで、これからそんな子ども達とどんな日々を送るのか、子ども達がどんな花を咲かせようとしているのか、楽しみです。

ハナニラは、おととしの11月に花壇作りを始めたとき、ほとんど、野生化状態で、あちらこちらに群生していたものを花壇の手前に植え替えたものです。それから、地上部がまったく枯れて存在すら忘れてしまいますが、秋以降、また葉が茂ってきました。冬も枯れ色を見せながらも春への準備をするべく、踏ん張っていました。

天を向いて咲くところが、いいですね。

投稿: Wendy | 2008年4月15日 (火) 15時09分

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