School Garden 16 : チューリップ植え込み
12月7日、School Garden。イロハモモミジの紅葉が西日に照らされてきれいなオレンジ色のなっていました。つい、1週間前は、暗い赤紫でしたが、ずいぶんの変わり様。花壇には、秋に植えつけたビロードのような質感のアメジスト セージと誰かが挿し木にしておいてくれたユリオプス デージーの元気な黄色が、落ち葉の間からわずかに見えるのみ。さすがに、寒くなってきて、このまま、人も自然もこのまま冬に静かに向かっていくような景色。
2007年12月7日
2007年11月27日
さて、この日は、委員会活動の子ども達とチューリップ200球を植えました。そのために、わずかに咲いていた、ユリオプス デージーに植え場所を譲ってもらいました。
子ども達には、「チューリップはね、これから来る冬の寒さに合わないと咲きません。だから今日、みんなには、がんばってもらって植えていきます。春になって気温が上がってくると、それを感じ芽が伸び、花を咲かせます。お部屋の中に置いておいても咲かないよ。」とお話しました。
6年生には、「4月ごろに咲くので、もう卒業して見れないかもしれません。でも、見に来てね。今年も入学式の時、この花壇の前で、きれいだなと思って、たくさんの新一年生が写真を撮ってもらっていました。学校へのプレゼントだと思って、今日は植えてくださいね。」
花壇の中心に2列チューリップを植えました。3週間前に苦土石灰散布、2週間前にバーク堆肥を混ぜ込み、土作りは完了しています。今日はもう一度、バーク堆肥を溝の底に播きました。
ビニール紐にマジックで印をつけたものを花壇にピンと張り、みんなで一気に球根を並べました。もう一列はその間に球根を置きました。土をそっと埋め戻して終了。
こんな感じで、もう一つの花壇も行い、あっという間に作業完了。地域の方からいただいたワスレナグサの苗を6年生に渡しながら「この花は"Forget me not"(私を忘れないで)、という名前だよ。」と言いながら、これも植えてもらいました。
最後に子ども達が今日の感想をいう時間があり、やっぱり、6年生が「今日植えたチューリップを4月に見にきたいと思いました。」と言っていました。
やはり、園芸がいやな人には今日のような活動は強制的な作業になるかもしれないけれど、「今度の春にどんな景色になっているか、楽しみだ。」と思いながら、作業するようにイマジネーションを持って作業すれば、なんと素晴らしい作業になるではありせんか!
また5年生の子どもさんも「久しぶりに土に触って楽しかった。」と。
鉛筆ばかり持って、頭の体操しているばかりでは、子ども達も疲れているはず。時々、砂場遊びで雑草抜きでも、園芸でもするような暮らしだと子どもも元気に育つでしょう!などと、かなり、今の小学生以上の子ども達にはマイナーな遊びを流行らせたくなります。
とにかく、このチューリップを植える時間を追え、昨年から始めたボランティア活動もまる一年経ったことになりました。
反省あり、来年の課題もありました。このブログに日々の様子をつづっておいたことで、次への参考にも自分自身なったので、引き続き、課題も含めて、書き残していきたいと考えております。
園芸の先輩や知人からも時々、ブログの記事を読んでくださった後、手助けのお電話をいただきました。ブログという情報を伝える手段、大変ありがたく思っています。誰にお礼を言っていいのでしょうか。
| 固定リンク | 0
「ガーデニング」カテゴリの記事
- Creating Garden : 日陰の小さな植え込み vol.5(2025.06.07)
- Visiting a Garden : エミール・ガレの庭 in下瀬美術館(2025.05.31)
- Creating Garden : 日陰の小さな植え込み vol.4(2025.05.12)
- Creating Garden : 日陰の小さな植え込み vol.3(2025.05.10)
- Visiting a Garden : アメリカ山公園(2025.05.08)
「□School Garden」カテゴリの記事
- The Roses : クウィーン・オブ・スウェーデン 2024(2024.06.05)
- The Roses : ポンポネッラ 2024(2024.06.03)
- The Roses : Pomponella 2022(2022.05.24)
- The Roses : Pomponella 2021(2021.05.22)
- サントリーナのトピアリー(2017.06.06)
コメント