暮らしの中のMy Work 22:スモック ジャケット
肌寒く感じる季節となってきました。シャツの上に一枚羽織りたい感じ。先日衣替えをしていたら、子どもに編んだ薄いサーモン ピンクのコットン ヤーンで編んだスモック ジャケットがでてきました。
Smock Jacket designed by Debbie Bliss
日本橋の三越で、ちょうど今、「英国展」が開催されていますが、8年前ぐらいもその「英国展」があり、家族で出かけました。実演コーナーもたくさんあり、子どもと一緒に、じっとWEDGEWOOD社のJASPER COLLECTIONのつぼをクラフトマンが作っているところなど、見て歩いたことを覚えています。
ちょうど、このとき、イギリスのニットデザイナー デビー ブリスさんも来日されて、作品と糸、本などを展示販売されていました。
編み物も大好きな私は、彼女の作品の愛らしさに引かれ、まだ、2歳になったばかりの娘に彼女のデザインの作品を編んでやりたく声をかけました。
とても、気さくな方で、すぐに私の思いもわかってくださり、娘のほほをなでて、"How Adorable! なんて あどけないの!"と目を細めて言ってくださいました。そして、「今、本は持ってきていないのですが、あなたの娘さんにもっと似合うデザインがあります。」と簡単にスケッチを描いてそちらをすすめてくださいました。私が「どうして、ウールではないのですか?」と尋ねると、「子どもはチクチクするの嫌がるでしょう!だから、コットン!」との言葉。素材のこともよく子どものことを考えた彼女のデザイン、ますます、編んでみたくなりました。
お願いすることにし、しばらくすると、イギリスから、郵送でコットン、ヤーンと作り方の説明のコピーが届きました。
彼女のホームページは、こちら。とても欧米でとても人気のある編み物作家であり、著作もたくさんあります。特に、子ども用ニットは、愛情のあるまなざしデザインされているところが、ママ心をくすぐります。
数年前、GAPの子供服のニットにデザインされたこともあり、日本でも彼女のデザインしたニットを着ていた子どもが実はたくさんいたのです。
さて、私のほうですが、実はイギリス(アメリカもかな?)編み物の作り方のページは、図ではなく、1段ごとの文を追っていくすすめ方でした。
最初、編み始める前に「え~」とずいぶん、作り方のコピーとにらめっこしましたが、'K'が表目、'P'が裏目だということが、わかってきて、謎が解けてきました。
例えば、' K1,(P1,K1) twice,K to end. 'は、「表目1、(裏1、表1)を2回、最後まで表目」という感じです。
このように左前身頃の下の段(row)から、文を読みながら、編み進めていくのです。
他にも、ケーブルがいっぱい入っていて、とても苦労しましたが、どうにか、完成し、ちょうど、今頃、秋の紅葉を見に出かけた時に娘に着せていました。
そろそろ、今年も何か編み物をしたくなってきました。今年は、モチーフ編みの三角ショールを作りたい。いいパターンを探している所。
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