The Roses :ナエマ:新苗の様子
追記 この苗は、夏に乾かしてしまい、だめになりました。しかし、現在また育てています。2008年の様子はこちら
フランスのバラの3番目。今日はナエマ。雑誌『花時間』の2006年11月号で紹介された~パリのアーティスト、クラリス ベローがいけるデルバールの麗しきバラ~という特集で、このバラで作ったブーケを見て、「かわいい!」と目を細めていたバラ。アーチストの方も『ドモワゼル ドヌール(花嫁に付き添う少女)のイメージって言ったらいいかしら。』と表現されていて、またまたにこにこしてしまっていたバラ。
現在、ものすごく短く切っているので、大丈夫?という写真ですが、紹介しておきます。5月の様子はこちら
Rosa 'Nahema' 1998 Delbard
どうしてこんなに小さくなってしまったのかというと、接木して伸びた枝の5枚葉の位置が高く、昨日紹介した‘スーブェニール ドゥ ラ マルメゾン'と同様にホウキ状に枝が広がったいったため、ぐっと地際から芽を吹いてもらいたく、上部を切りました。5枚葉どころではなく、3枚葉のところでです。
現在、枝の表面が横に割れ目が出来、南側に赤い目北側に緑の突起が出てきました。
大丈夫そうです。
ナエマは、大型のシュラブまたはクライミング ローズとして紹介されています。Repeat flowering 返り咲き性。今年、苗が一般に販売されて初めて花を目にした方が多く、ライト ピンクの花の愛らしさと香りの良さで日本でも人気が高まっているようです。ヨーロッパの結婚式では、コサージュ、ブーケに‘Must have'なバラになっているそう。
‘ナエマ'の名前については、アラビアンナイトに出てくる双子のお姫様の一人の名前が、ゲランの香水につけられ、このバラもその香水の銘柄から。
香りは、シトロネラ(イネ科)、ポワール(洋ナシ)の香り。
交配を調べると、'Unkown 'となっていましたが、日本のバラの栽培をしている方のブログにはDavid Austin社の ‘Heritage' ヘリテージ ER とDelbard デルバール(仏)のHTだという情報もありました。
ヘリテージは、'Schneewittchen'アイスバーグと'Wife of Bath'ワイフ オブ バスのハイブリッドの系統で、「みんなに愛される名花の流れを組むのね。」なんて私がそんな話を一生懸命しているとパパが「なんだか、競馬好きの人の話を聞いているみたい。・・」と・・・コメント
確かにたしかに、新しいバラを作るために昔から国境を越え、交配が試みられたことを考えると今回のイングリッシュ ローズとフレンチ ローズとの交配も驚くことではないのでしょう。
でも、やっぱり驚き!世界中の女性がハッとするようなバラが今でも刻々と生まれていることに!
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コメント
2007年の猛暑に水切れさせてしまい、残念ながらこのバラを枯らしてしまいました。続編をお伝えしたかったのですが・・・。大きく育つバラのようですので、のびのび育った姿をまたどこかで見たいと思います。
投稿: Wendy | 2008年3月25日 (火) 18時36分