季節のGarden Work 42:3月の仕事
イギリスの雑誌 GARDENS ILLUSTRATED のカレンダーから3月の仕事を紹介いたします。イギリスの気候は、日本より冷涼なので、園芸作業の月ごとの進め方に違いがあると思いますが、参考まで。
Corylus avellana
(KOR-ih-lus) (av-el-AY-nuh)
英名 Hazel nuts へーゼル ナッツ 和名 セイヨウハシバミ
まさか、これがあの香ばしくローストされ、かりっとおいしいヘーゼルナッツの雄の花だったとは!ということで、辞書をひき引き、調べている私です。雌雄同株で雌の花はとても小さく赤いよう。晩冬から早春にかけて開花するカバノキ科の植物です。花といってもなんだかモールがぶら下がっているみたいで、おもしろいですね。
MARCH TASKS :3月の仕事
● 戸外での種まきの準備と草抜き(weeding)を始めましょう。
● 収穫に適した野菜と花の種を蒔きましょう。
● 込み合った宿根草を株分けしましょう。
● 夏用の球根を植えましょう。
● スノードロップの花後、掘り上げ、込み合ったものは、分けましょう。
● バラは枯れた枝や、傷んだ枝、病気になった枝などを取り除き、きれいにしましょう。
● 常緑の低木やコニファーの移植に良い時期です。
● 挿し木のための枝を準備しましょう。休眠(dormant)中の植物の根切りをしましょう。
● 3月半ばからカタツムリとナメクジと闘う生物制御(biological control)を使い始めましょう。
解釈
1. コニファーの移植について、この時期だとOKとしている点は、重要。
2. バイオロジカル コントロールについて これは、天敵を放つといった形で害虫(人間が栽培している植物へ被害を及ぼす生物)を駆除していく方法。アブラムシには、テントウムシの幼虫や成虫が天敵といった関係にあたる生物を使う方法。ナメクジにには、センチュウが良いそう。ここら辺は日本では一般的にはまだまだと思いますが、さすがイギリスの園芸雑誌。化学薬品をまきましょうとは、言っていませんね。
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