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2007年3月 3日 (土)

Beautiful Things 2:浄法寺塗り 朱塗り大鉢

今日は、雛祭りだったので、ちらし寿司と蛤のお吸い物を作りお祝いしました。ちらし寿司を盛るのにこの漆器を毎年使います。

03031

朱塗り大鉢 南部漆器 浄法寺塗り (岩手県 花巻市 漆器の君塚)

これは、木地の厚味がかなりあり、丸みを帯びた形。持つとぽってりしています。またそのシンプルさが、現代生活にも取り入れやすいところが、とても気に入っています。漆の朱の色も決して派手すぎず、いい色。

偶然、旅行した際にこの器に出会いました。そのとき、本当にきれいだなとショーウィンドウを覗き込んでいました。それは、私にもこの器は使えそうな気がしたからでしょう。

今回、紹介するのあたって調べると、その魅力の秘密がわかったよう。

岩手県の浄法寺一帯は、国内でも有数な良質な漆の産地で、その量も豊かであったため、1000年前から、漆器がさかんに作られるようになったそうです。また、北国でたくましく育ったケヤキ、トチ、ホオなどを木地として使っていきます。職人さんがろくろできれいに削り、使い勝手の良い形に成形します。何度も何度も時間をかけて漆を重ねていく技は、本当に自然の恵みを有効に利用した、人間の知恵と美意識から生まれたもの。

現在国内で使われている漆の99%は輸入。浄法寺塗りのように、漆から地域で生産しているところは、稀。この地域の方々が大切に育てた漆を大事に漆器製作に使っている愛情が、何も知らなかった私にもちゃんと伝わっていたのだと気付きました。

漆は、器の表面につやのある美しい塗膜を作りながらも、木地の調湿性を妨げない、素晴らしい表面仕上げ塗料。英語で漆を lacquer または、 japan というそうで、この漆工芸は本当に日本を代表するもの。私たち自身もそれを知り、大事にしていきたいクラフトだと思いました。

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