季節のGarden Work 31:つるバラのオベリスクへの誘引
仮誘引状態であったベランダのつるバラを今日は、本誘引しました。葉や花の位置を想像しながら、決めていきました。
'Moonlight'
黄緑の線が、昨年元気に株元から延びたシュート。
クリーム色の線が、今日特にオベリスクに誘引をした枝。
今年は、黄緑の枝だけにして、クリーム色の古い枝は、株元から剪定しようか迷ったのですが、今回は残しておくことにしました。
作業のポイントとしては、なるべく水平に巻きつけ、誘引します。そして、枝と枝の間隔は15cmぐらいは、開けると新しい葉が出たときも、重なりません。
すべての枝を巻きてしまうのではなく、スペースが許される空間では、自然な枝ぶりに任せておきました。
ふわりとした部分がつるバラの美しい姿。なるべくそれを引き出せるよう、葉が出たときの姿をイメージしながら進めました。
オベリスクに誘引することは、バラを矯正してしまうようなものなので、本当は、不自然。しかし、ベランダなどの限られた空間で、つるバラを楽しむには、枝を固定させておくものが、どうしても必要。ないとトゲが通るたびに引っかかる、枝が折れるなどの問題がどうしても発生します。何かにまとめておくことが必要なのです。
オベリスク Obelisk を英語の辞書で引くと戦勝塔(パリのコンコルド広場の塔などのような石造の柱)と書かれてあります。本来のモノの意味がいかめしいものです。
また、よく「西洋の建築は垂直、日本は水平をよく使う。」と言われますが、確かに、日本人にとって、この垂直に伸びるオベリスクは、本質的に異文化的。逆に言うと、このようなものが庭にあると、西洋的に見えることにつながるかな。
とにかく、オベリスクを使うことに、植物の面、視覚的な面とで、不自然さを感じる方も多いと思いますが、私は、やはり、最初に上げたスペースの問題で、オベリスクを使うことも有効と思い、バラをちょっとぐるぐる巻き(ごめんなさい。)にしてしまっています。
このバラに関する以前の記事はこちらを見てみてください。開花の時などの写真が掲載されています。
| 固定リンク | 0
「ガーデニング」カテゴリの記事
- Creating Garden : 日陰の小さな植え込み vol.5(2025.06.07)
- Visiting a Garden : エミール・ガレの庭 in下瀬美術館(2025.05.31)
- Creating Garden : 日陰の小さな植え込み vol.4(2025.05.12)
- Creating Garden : 日陰の小さな植え込み vol.3(2025.05.10)
- Visiting a Garden : アメリカ山公園(2025.05.08)
「□季節のGarden Work」カテゴリの記事
- 季節のGarden Work : コニファーの剪定後の生長(2024.11.02)
- 季節のGarden Work : リリオぺの切り戻し(2024.03.31)
- 季節のGarden Work : 水鉢のタリアの株分け(2024.03.22)
- 季節のGarden Work : ボックス・ウッドのトピアリー剪定(2024.03.18)
- 季節のGarden Work : コニファーの鉢増しと強剪定(2024.03.11)
「□Veranda Garden」カテゴリの記事
- Veranda Garden : やっと秋の日(2024.10.20)
- Veranda Garden : キャンドル・ランタンのホヤ(2024.06.06)
- The Roses : ムーン・ライト 2024(2024.05.20)
- Veranda Garden : ウッド・デッキの再塗装(2024.05.16)
- Veranda Garden : 春の準備(2024.02.23)
「□The Roses」カテゴリの記事
- Visiting a Garden : アメリカ山公園(2025.05.08)
- The Roses : ジャルダン・ドゥ・フランス(2024.11.24)
- The Roses : クウィーン・オブ・スウェーデン 2024(2024.06.05)
- The Roses : ポンポネッラ 2024(2024.06.03)
- The Roses : ジュビレ・アンぺリアル 2024(2024.06.03)
コメント