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2007年1月18日 (木)

Veranda Garden 5:カシワバアジサイ

暖冬のせいで、ベランダの大きな鉢植えで育てているカシワバアジサイが今頃、紅葉しています。
いつもなら、もっとちぢれてあまり、きれいではなかったのですが、今回は、かなり、理想的な紅葉。

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カシワバアジサイ Hydarangea quercifolia 英名 Oak-leaved hydrangea
     ハイドレインジァ クウェスフォーリア

美しい紅葉には、光と湿度が関係するそう。基本的には、ベランダの鉢植えは、からからになる一歩手前まで水をやらないで育てています。半年前からホースで水遣りをするようになり、やる時はかなりしっかり水をやることが出来るようになりました。それが、功を奏したのか、カシワバアジサイも湿度を適度に保ちながら、きれいに紅葉できたのではと思いました。

写真の枝の中心には、花芽を持っています。花後、遅くても7月末までに剪定。その後、伸張していった充実した枝の先に花芽をつけます。早めにしっかり、剪定し、翌年いっぱい咲かせたこともありますが、最近は、枝の総数の半分ぐらいに花を咲かせるやり方をしています。早めに切ると、せっかくまだ楽しめる花を切ることになり、さびしい感じ。グリーンから茶色になる花後も「まあいいか。」と最後まで剪定しない楽しみ方をしています。これだと、その年の花の咲かなかった枝が翌年までに充実し、花を咲かせるというパターンになります。


普通のアジサイと同じ扱いです。アジサイだからといって日陰に置き過ぎても花芽が充実しないので、注意です。
むしろ、枝先にはきちんと日が当たるぐらいの枝に、ちゃんと翌年花がつきます。

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             初夏のカシワバアジサイ

5月の華やかなバラたちの饗宴の後に、アジサイは落ち着いた風情で咲きます。花期も長く、鉢植えのアジサイをベランダガーデンに入れることは、バラと同じくかなりお勧めの花木。ドライフラワーも楽しめます。病害虫で困ったことも特には(ハダニ、コナジラミがつく)ありません。

このカシワバアジサイも苗木から育てて10年め。樹高1.5mぐらいになっています。

ロマンチックなので、お友達は素敵と言ってくれるけど、子ども達には実は不人気。どうしてかというと、このギザギザした形、和室の障子越しから見ると、「わるもの」に見えるとか。「こわい!」と言われたことしばしば。

グリム童話と一緒で、植物にも怖そうな植物も存在するということで、まあ、我慢してもらっています。

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