大好きな椅子 11:トリップ トラップ チェアー
今や子どものいる家庭に本当に多く使われているトリップトラップチェアー。椅子についている使用カタログも11カ国語に訳されており、この椅子はいったいどれくらい世に出たのでしょうと思ってしまいました。
我が家でも2人の子どもが、それぞれのMy chairとして、愛用しています。生後100日のお食い初めの頃にこの椅子に初めて座った息子も今やフットレストが一番床に近いところになり、あらためて子どもの成長を喜んでいます。多くの家庭がきっと同じ思いをしていることでしょう。デザイナーのピーター オプスビック Peter Opsvik氏に感謝!です。
デザイン Peter Opsvik (ノルウェー) 1972年 材質 ビーチ Beech (ぶな)
家族がダイニングテーブルに集って食事をすることを大切に、一人の人間が赤ちゃんから大人になるまで座れる椅子ということでデザインされたTripp Trap 食事のほか、勉強の時、そして、娘は2脚のトリップトラップに毛布をかけて、ちょうどテントのおうちのようにして、おままごとに使ったという楽しみ方もしました。
今回、ホームページを調べてみたら、Rethinking of sitting (座ることの再考)というページがあったので、読んでみました。動画のイラストが、わかりやすいページですから、お時間のある方はのぞいてみてください。
私が、あっと思ったのは、原始時代の人間は、食べ物を得るためにかなり動かなくてはならなくて椅子なんて必要なかった!ということ。石の上にリーダーが座って、みんなに指示していた、なんてぐらいで。
それが、最近では、よくいう「生活が便利になって・・・」という暮らしなので、体を動かす必要がなくなった。そのかわり、長時間同じ姿勢をとることが多い生活となっている。それは、体にとっては、よくなく、調子が悪くなる人が多い。そこで、オプスヴィック氏は、そんな現代の人間の暮らしにあった長時間座っても体を痛めないような椅子、かつ美しい椅子を作ろうと心がけているということでした。
私も最近、首筋を痛め、肩こりそして、偏頭痛にまで、発展し接骨院に通って、ようやく、楽になってきたので、あらためて、体を大事にしなくてはと思っている今日この頃でしたので、今回のオプスヴィック氏のホームページはいい勉強になり、「お休みの日にふらふら公園を散歩したり、やっぱり大事よね。」とあらためて感じました。
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