2024年2月23日 (金)

The roses : 冬のバラ仕事

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2023 Summer

 大規模修繕工事の間,枯れてしまったバラもあり、手持ちは3鉢になってしまいました。一鉢目は、私がベランダで育てていて一番強い「HT第一号」と言われるラ・フランス。リバーシブルのピンクの濃淡でパールが入ったような花びら。毎年初冬までつぼみをあげて咲こうとする姿もたくましいのです。2007年より新苗で育ててきたものです。

もう一つは、Andre EveのHT、ジュビレ・アンぺリアル。育てて8年目。こちらもなんだか、強い。オールド・ローズの花形ですがHT,

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この2鉢の土替えを先日完了。冬剪定は、1月下旬に行っています。昨年も今年も暖冬気味なので、冬でも葉が残っていました。昨年は、葉を落とさないで育ててみると、花がまり良くなかったので、今年は、しっかり手で葉を落として、強剪定しました。

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    Rosa 'Moon light' Hmk   Pemberton 1912 Britain                                                                    

 大規模修繕中、日当たりがベランダと違うので、枝葉が元気に伸びたムーンライト。こちらも冬になっても葉を落とさないので、1月20日に手で葉をむしって、剪定と誘引をしています。

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   Jan.20.2024

今まで、ビニタイは誘引に使わなかったのですが、オベリスクのポールが滑るので、今回使って誘引しました。

ムーンライトは、2代目。先代は、27年育てていました。葉色が明るい緑色で風に揺れる姿がきれいなので、他のバラも考えましたが、やはり、このバラに。

2022年に新苗を購入。今年は、久しぶりに枝が長く伸びているので、上の方でも花が咲きそう。

 

 

 

 

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Veranda Garden : 春の準備

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Feb.18.2024

 先日は、暖かくなってきたので、大規模修繕以降、ほとんど何もしていなかったベランダの鉢植えの植え替えを行いました。

写真は、ヨネヤマ・プランテーションで真冬に購入したパンジー。マンションの工事で手持ちの土も外構の植え込みに入れてなくなっていたので、先日、赤玉土、堆肥を買いに行き、自分でブレンドした用土を作りました。

赤玉土 中粒 3

赤玉土 小粒   3

バーク堆肥   2

もみがらくん炭   1

やしガラ    1

ゼオライト 0.5

いつも,こんな感じ

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鉢底網を置いて,鉢底石を敷きつめ,小輪バンジー2株,両脇にツルニチニチソウ。パンジーは多少白根がまわっていましたがギリギリセーフ。下葉が栄養不足で少し黄色くなり始めていました。

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ベランダ仕事、ひと片付け。


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2024年2月18日 (日)

Organizing ideas : 小さな棚の取り付け

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 キッチンのタイル壁に木製の奥行き13cm,幅60cmの棚をつけました。お塩がゲランド産、能登産,明石産等、増えてきて、用途に合わせて小さな瓶から大きな陶製の容器まで並び、調理台が狭くなってきたからです。

まずは、タイル目地にモルタル,タイルも大丈夫なドリル歯4.8mmで2か所、穴を開けました。片方は下地の角材にあたり,木ネジがしっかり止まりました。

以前にレンジまわりにIKEAのバーを取り付けた時と同じ方法で行いました。その時の記事はこちら

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Fischer プラスチック・アンカー 5.0㎜×25㎜

片方は,モルタルの下は下地でその後,中空。以前も使ったプラスチック製の穴の補強プラグを埋め込み、木ねじを取り付け。

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棚受けは、昔、Doitで購入したアメリカ製のブラケット(棚受け)実は、ベランダの室外機カバーに使っていたものを転用。色もとりあえず、そのまま使ってみることに。室外機カバーの記事はこちら

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木ねじの頭を5㎜ぐらい浮かせて、金具の穴に引っかけました。

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棚板60㎝でモールディングしてあるものをそのままとりあえず置いて、あれこれ置いて完了。

色も、ペンキを切らしているので、このままですが、白っぽい色にするかもしれません。

棚受けと棚板をネジでとめるか、接着剤でとめるかは色塗りの後にするつもり。

水平器できちんと計り、傾きはないです。

 

取り付けてみて、よく使う「お塩一つまみ」という動きが手軽に瓶に触れられるようになり、便利になりました。

娘のお気に入りの能登のお塩もおむすび用に大事にここに置いています。

 

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2024年2月15日 (木)

Organizing ideas : 刺繍糸の整理


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 高校生の頃、本に載っていたクロス・ステッチの作品を作りたくて,学校の帰りに時々手芸屋さんに買いに行きました。中でもDMCの糸が艶や色出しが微妙で最高!と思いながらお小遣いで買っていました。それらをクッキーの空き缶に入れていましたたが、ゴソゴソ探すようなので,ある時から色の系統別に名刺整理用のクリアポケットファイルに入れるようにしました。

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こうすると、パッと見て微妙な色の違いもわかり,いいアイディアでした。しかし、デメリットは、ファイルがふくらんでしまうこと。

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BLIS        IKEA

IKEAの子ども用の整理用品にBLISという小箱があります。中身がうっすら見え,蓋ができて,スタッキングできるもの。そして何よりリーズナブル。

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移し替えていくと,これもいい。しかし今までファイルよりも場所取りですが,なんだか気に入っています。

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バラバラの絵の具を入れるのにも便利。

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2024年2月10日 (土)

Visiting a place : 浄土寺 尾道

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Jodo-ji          Onomichi                           Jan.5.2024

 お正月に帰省した際,尾道の浄土寺に行きました。10年ほど前に読んだ宮大工の松浦昭次さんの著作「 宮大工 千年の知恵」の中で、中世の寺院建築の中で『いちばん美しい』と称していらっしゃったからです。また、娘が映画が好きで、小津安二郎監督の「東京物語」のロケにも使われたことを知っていたので、みんなで行くことにしました。

今回は車で背後の山の脇を通る道路を下って浄土寺に入りました。海岸部との落差が激しい道でした。

車を止め,道路を横断すると,すぐに急な階段があり、ヨイショヨイショと上って行くと、中間部分にJRの高架が目の前に見え,びっくり!

このお寺以外にも、いくつかのお寺が同じようになっています。そのことをこの日、お好み焼き屋のおじさんに話すと、「しょうがなかったんよー。海運から鉄道に変わっていく時、(海からの平地が狭い)尾道はそうするしか。でも踏切がないでしょ。お金を出してくれる人がいて、高架橋を作って鉄道を通したんよ。」っと。なるほど、明治以降、尾道が街の産業を継続していくために運送手段の変更は絶対に必要で、景観よりも鉄道が通ることが優先事項であったということだったのだ、とわかりました。

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階段を登り振り返ると,そこはターコイズブルーの尾道水道と向島が見下ろせ、海がキラキラと光っていました。また,山門の上の空には,鳩の群れが旋回してお出迎え。

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寺の外構の焼杉の外塀が続く道は、花崗岩の敷石で風情のある道でわずかに上り坂。思わず、母,夫,娘に立ってもらい,記念撮影。ここを車が通っていたのには、びっくり。車のCMに使えそう。

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門をくぐると、本堂が見えました。灰色の瓦の色の濃淡がモザイクのようにちらちらして古色を帯びていました。この日は、新年開けた頃でしたので、5色の布でお堂が飾られていました。建物の幅に対して屋根のボリュームが幾分大きいように感じながら、その屋根に目が釘付けになりました。軒先の反りがしなやかに空を切るように上がっています。それを目で追うと背後にある瑠璃山の山体をおのずと見上げ、その上の青空が見え、のびのびとした気持ちになりました。

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松浦さんの本には、この屋根の反りを作るための工夫が書かれていました。浄土寺から帰って来て、もう一度読み返すと、ようやく実感とともに内容がわかってきました。

四隅の柱は、他の柱よりも高く据えられ、大きな屋根を下から支える垂木は、二重に取り付けられ、勾配を緩やかにさせてある。おのずと下がってくる四隅軒先の垂木の間隔を下から見た時に美しく見えるよう広げたり、縮めたりしているそう。そうなってくると、柱と柱の間隔も等間隔ではなか,作られているそう。初めに垂木の間隔があって、柱の間隔が後になっていそう。

こうなってくると、木材を細かく加工する大変な作業なのですが、それをやっている、というのです。

そしてこの浄土寺の昭和の大修理の際、松浦さんは、修復に携わりながら、建てた人物の名前が棟札(建築、修理の記念として、棟木・梁などの建物の高所に取り付けた札)を発見したそうです。そこには、藤原友国、藤原国貞と書かれてあったそうです。

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Todai-ji  South gate         1199年                    Aug.2010

この二人についての歴史的なことは、わからないと書きながら、棟札の二人は、鎌倉時代の東大寺の大工であると、松浦さんは、書いていました。

この寺の歴史は、開基(寺院を創立すること)は、616年、聖徳太子(574年~622年)と伝えらています。飛鳥時代には、聖徳太子自らも船に乗って瀬戸内海を渡ったであろうし、遣隋使を中国大陸に送ったわけですから、地理的にも瀬戸内海の海上交通の要所となる尾道に、聖徳太子のゆかりの寺が置かれた訳です。

その後、『文治2年(1186年)紀州高野山大田荘の政所となり、後白河院(1112年~1192年)の勅願所となった。』と寺の案内板に書かれていました。

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中世の瀬戸内海の海上交通路       国立歴史博物館展示

また、東大寺南大門について調べていると後白河院の院宣(いんぜん・・・上皇の仰せをうけたまわった側近がその意を発信する文書)によって、再建が進められたという記述があり、後白河院がどうもキーパーソンではないかということがわかってきました。そういえば、後白河院は宮島の厳島神社の裏手に今も残る「後白河院手植えの松」というものがあり、船に乗り瀬戸内海を渡っていくことも多々あったのです。

となると、1199年、現存する東大寺南大門は、完成。その後、東大寺の大工は後白河院の勅願所である浄土寺のお堂の設営に派遣された、のでしょうか。でも後白河院の崩御が1192年なので,東大寺再建をした大工がそのまま,派遣されたわけではなくて,東大寺大工としてその後,働いていた大工が浄土寺の再建に携わったのでしょう。いろいろ調べていると,今でも東大寺には東大寺大工作業所というものがありました。1325年に羅災して1327年に建て直したのが、前述の二人。

二人の工匠は東大寺で学んだ大仏様と従来からの和様の長所を合わせた折衷様でこの浄土寺を建てているということです。松浦さんは、工匠は瀬戸内海の陽光きらめく尾道で東大寺南大門よりももっとのびやかな仕事を残している、と評しています。

実際、浄土寺を訪れ本堂も入らせていただきましたが、素人では、どこが大仏様で、どこが、和様だと判断できませんでした。ただ、お堂の中はとても暗く、天井は、格天井、柱や組み物は非常に太いものでした。

家に帰ってから、2010年に訪れた東大寺の写真と浄土寺の写真を比較してみると、屋根の瓦の置き方、反りの形がほぼ、同じことに気付きました。そこで、この屋根の形を使う寺院建築を『日本建築様式史』BSS刊で探すと、法隆寺大講堂(990年)の屋根が見つかり、文には「最古の野屋根(のやね)」というものであることが分かりました。

「野屋根」とは、一つの建物の中に仏堂と拝む場所である礼堂を一緒にして、大きな屋根で覆うというもので、日本独自の建築方法だそうです。雨の多い日本では軒は、必ず必要ですし、空間を覆う大きな屋根を支えるため垂木の部材に工夫を重ねました。複雑になった屋根裏は、天井を張ることで、隠すことができるようになりました。四隅を跳ね上げるのは、美観からだけでなく、少しでも堂内に光を入るようにしていたそうです。これは、唐様の影響。

また日本は、雨が多いので、古来より高床の住居を作ってきたことも寺院建築においても取り入れたいということもあり、禅宗寺院の講堂のような石張りではなく、床を張ったお堂を作っていくという日本独自な建築技法が考えられていったことがわかりました。

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娘がいつの間にか,鳩の餌を買って、パッと投げると、鳩がたくさん舞い降りてきたかと思うと,小さな女の子が,「わー!」って鳩を驚かせて飛び去ってしまいました。娘曰く,「えーん!二度と近寄ってこなかったー!」

でも,後から,お好み焼き屋のおじさんが言ってた話ですが、「尾道の子は,浄土寺の鳩と遊ぶ。」って。

関東だと,そんなことやったら,親は何してるの!と白い目で見られそうですが、ここは、尾道。

子どもらしい姿も、尾道の風土は,のびやかに育んでくれるところなのでしょう。

鐘楼からの眺めを見ていると、ここが笠智衆さんと原節子さんが立ち、「東京物語」のラストシーンを撮った場所だと娘が教えてくれました。

 

 

 

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2024年1月27日 (土)

Organizing ideas : ターン・テーブル

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キッチンの背面は,冷蔵庫の隣に業務用スーパーERECTAのキッチン・ワゴン,そして高さ180cmのHOME ERECTAを置いています。ワゴンの上には、アメリカから送ってもらった棚を取り付けました。

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ここには、よく使う大きめの瓶に入れたベイ・リーフ,コリアンダー、クミン,シナモンなどのスパイスやコーヒーミルを置いています。

スパイスの瓶は空き箱に入れていましたが、使おうとする度に,箱を下ろさなくてはなりませんでした。

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VARIERA  ヴァラエラ IKEA

そこで,他の場所で使っていたIKEAの収納用ターンテーブルを置いてみました。すると、奥のものも手前に回せるので,ラベルが下からも見えて,断然取りやすくなりました。ただ、丸より四角の方が,収納面積が広いので,棚における収納量は減りました。

今度、またもう1台購入したいと思っています。

 

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2024年1月26日 (金)

My Favorite Desserts : 黒豆と栗のロール・ケーキ

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 ココアを入れたロール・ケーキの試し焼きをしたかったので中に黒豆と栗の甘露煮を入れることに。

おまけに生クリームが家になかったので、クリーム・チーズとヨーグルトで代用してみました。日持ち発酵しているクリームなので10日間は冷蔵庫でも大丈夫。むしろ味が馴染んで作り立てよりも美味しかったような。

●材料 (27㎝角ロール・ケーキ型)

A ココア入りロール生地

卵   3個

グラニュー糖 75g (卵白に半分、卵黄に半分)

薄力粉 60g

コーン・スターチ 15g

ココア   15g

無塩バター 10g

水    小さじ2

B シロップ

グラニュー糖  30g

水       60㏄

ラム酒     小さじ1

C クリームチーズとヨーグルトのクリーム

クリームチーズ 50g

ヨーグルト  100g

板ゼラチン   1枚 3g

D 甘味

黒豆の甘煮   適宜

栗の甘露煮   適宜

 

●作り方

A ロール生地

ブッシュ・ド・ノエルのロール生地を参考に こちら

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B クリーム

クリームチーズとヨーグルトは合わせて,ホイップし、ふっくらしたら、水でふやかしておいて,レンジで加熱して溶かしたゼラチンを混ぜます。

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黒豆と栗の甘露煮を散らします。

米粉で作ることも出来ます。栗のモカ・ロール・ケーキの作り方 こちら

 

 

 

 

 

 

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2024年1月23日 (火)

Organizing ideas : 冷蔵庫の上

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Tin box by Muji

冷蔵庫の上、放熱のためにあまりがっちり物を置いてはいけないのですが、あれこれ軽いものなら、と置いてしまいます。冷蔵庫自体の高さが180㎝ぐらいあるので、置いたものを簡単には触れないので、普段使わないお菓子の型とか、保冷剤とか置いています。IKEAで簡単なラックがあり、これを重ねて冷蔵庫に置くと、少しは、整理されたように見えるかな、と思って、購入してみました。

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VARIERA ヴァリエラ 46×29×16㎝

2つ重ねてネジで留め、置いてみると、いい感じ。

その後、無印良品に行くと、ブリキの缶がサイズ的にぴったり入りそうだったので、買って帰りました。しかし、外寸高さ16㎝の棚に高さ16㎝の缶は、入りませんでした。ガーン!

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そこで、家にある端材の角材をノコギリで切り、下の棚にネジで留め、高さを4㎝高くしました。

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入りました。ブリキ缶は、ラベルを入れる枠もついているので、DYMOで入れたもの「COFFEE」「COOKIE」など。

普段,使わないものたちですが,整然としておけました。すっきりして大満足です。

 

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2024年1月22日 (月)

My Favorite Desserts : ブッシュ・ド・ノエル 2023

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 昨年は、久しぶりにクリスマスにブッシュ・ド・ノエルを作りました。作る度にいろいろな方のレシピを試してみたり、自分で変えて見たりするので、ブログに過去4回ものせながら一度もレシピをのせていませんでした。今回は、家庭を持った息子が「レシピを教えて!」というのでできるだけわかりやすくまとめてみました。

天板は、今まで、オーブン・レンジを買い替える度に生地が同じ量でも厚みが変わるといったことが起きていたので、ロールケーキ用の型(27㎝角)を購入したので、これを使って焼くことに。

2023年のケーキは、卵4個を使いましたが、27㎝四方のロールケーキ型に対して、生地が厚かったので、レシピを卵3個に変更しました。

また、巻いた時に外側が割れてしまったので、レシピでは、溶かしバターと水を少し入れたものにしました。今日、このレシピで試しに作ると、口当たりも軽く焼けましたので、大丈夫です。

まわりに何も塗らないロール・ケーキよりも外側にも生クリームを塗るので、内側のクリームは比較的薄く塗る感じです。

材料 

●ロール生地 (10切れ分)

卵   3個

グラニュー糖  75g (卵白に半分、卵黄に半分入れる)

薄力粉     60g

コーンスターチ 15g 

ココア     15g 

無塩バター   10g

水       小さじ2

 

●シロップ

グラニュー糖  30g

水       60㏄

ラム酒     小さじ1

 

●中に入れるクリーム

サワークリーム  90㏄ (中沢乳業 1パック)

生クリーム    大さじ3 (中沢乳業 乳脂肪45分% 200ml 1パックのうち 残りは外側に使う)

粉砂糖      大さじ2

板ゼラチン    1枚(3gぐらい)

 

●プラリネ

ミックスナッツ  60g ( co-op 3袋 アーモンド、クルミ、カシューナッツ、マカデミアナッツ等)

グラニュー糖   25g

水        10㏄ (小さじ2)

別に栗の甘煮   4粒

 

●まわりのガナッシュ(チョコレート・クリーム) 

生クリーム   150㏄ぐらい (中のクリームに使った大さじ3の残り) 

ダーク・チョコレート  75g (お気に入りは コート・ドール タブレット・ノア・デノアー)

コアントロー、グラン・マルニエ等 小さじ1

 

●飾り

ベリー類  適量

 

〇作り方

A ロール生地作り

① 天板にオーブン・ペーパーを敷きこんでいおく。角は対角線に切り込みを入れると角もきれいに敷ける。

  オーブンは予熱180度

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☆写真は、卵4個ですが、レシピは卵3個 (27㎝角 ロールケーキ型用)にしています。

② 粉類(薄力粉、コーンスターチ、ココア)を合わせてふるっておく。

③ 卵を卵黄と卵白に分け、卵白は電動ミキサーで軽く泡立ててから、グラニュー糖を一つまみ入れ、攪拌。泡立ってきたら、グラニュー糖の半分を入れ、角が立つまでしっかり泡立てる。

④ 卵黄にグラニュー糖(残りの半分)を入れ、もったりするまで泡立てる。(軽く湯煎しながら攪拌するといい。)

④ ③に②を半分ぐらい入れ、しっかり合わせる。残り半分は、ゴムベラなどを使いながら泡をつぶさないように大きく切るように混ぜる。

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⑤ ④に①の粉類をふるいながら、合わせる。どうしても泡が沈むが気にしないで合わせていく。

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⑥ 型に流し込み、パレット・ナイフで表面を平にして、180度に熱したオーブンで10分焼く。

⑦ 焼きあがったら、取り出し、粗熱が取れたら、新しいオーブン・ペーパーをかぶせひっくり返して下に敷いていたオーブン・ペーパーをはがす。

⑧ 再び、ひっくり返し焼き色がついた表面部分を取る。

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⑩ 巻き始めと巻き終わりになる部分を斜め外側に切り、巻き始めの部分と並行に浅く、表面に切り込みを入れる。

⑪ 電子レンジで温めて水とグラニュー糖、ラム酒を合わせておいたものを⑩の表面に刷毛で塗ってしみ込ませる。

 

B 中に入れるプラリネ作り

① 分量のグラニュー糖と水を小鍋に入れ、火にかける。泡立ってしばらくして、一すくいを水を入れた小さな器に入れてみて、小さな水玉のように固まれば、ナッツ類を一気に入れる。

② 一旦、火からおろしかき混ぜていくと、ナッツの表面に結晶化した砂糖が白くついてくる。

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③ 再び火にかけかき混ぜていくと、パチパチと音がしてきて、カラメル状に砂糖が焦げてつやが出てきたら、出来上がり。

④ オーブン・ペーパーの上に広げ、フォークなどで、ナッツ同志を離して、冷ましていく。バターを少量入れると、離れやすい。

⑤ 冷めたら、飾り用にかたちのいいものを取っておき、残りは包丁で5㎜角ぐらいに刻んでおく。

 

C 中に入れるクリーム作り

① 板ゼラチンをふやかしておく。

② サワークリーム、生クリームをボウルに出し、当て氷をしながら、泡立て器で緩めながら、徐々に泡立てていく。

② 粉砂糖を入れ、ふんわりとしたクリームにし、①のゼラチンを入れる。

 

D 巻き

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① ロール生地にCのクリームを広げる。巻き終わり側3㎝ぐらいは、クリームが寄っていくので、塗らなくていい。

② Bのプラリネ、栗を刻んだものを全面にちらす。

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③ オーブン・ペーパーの下に滑り止めにキッチン・タオルをしいておく。巻き始めは、両手の4本指を使って、中心に向かってものさしなどを使ってなるべくきつめに巻き、その後はゆったり巻く。

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④ 下に敷いていたオーブン・ペーパーで覆うように巻き、さらにキッチン・タオルで巻いて、両端を選択ばさみなどでとめて冷蔵庫で冷やしておく。最低でも3時間は冷やし固めたい。冬場は、北側の部屋やベランダなど低温であれば、そこでも。

 

E 外側のガナッシュ(チョコレート・クリーム)作り

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① 板チョコを割って、刻んでボウルに入れる。

② 生クリームを小鍋に入れて温め、軽く沸騰させ、攪拌しながら冷ます。

③ ①に熱い生クリームを回しかける。少し、そのままにしてチョコレートがやわらかくなったら、泡立て器で混ぜあわせ、もったりとしたクリームにしていく。

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④ 香りづけにラム、コアントロー、グラン・マルニエ等を入れてもいい。

 

F まわりのデコレーション

① Dを取り出し、両端を切って断面を揃える。片方を外側に向かって斜めに切り、切り株の上に仮置きしてバランスを見る。よければ、Eのガナッシュを接着剤がわりに塗り、切り株をのせる。

② ①を皿の上に置く。ケーキの下に両脇からオーブン・ペーパーを差し込み、デコレーションの時に、汚れが皿につかないようにカバーする。切り株の断面に合わせて、オーブン・ペーパーを円形に切り、カバーする。

② 絞り出し袋に星形の口金を入れ、背の高いコップのようなものに入れておいてから、Eのガナッシュを入れる。

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④ 幹の端から端まで樹皮の模様のように絞り出していく。上にのせた枝のまわりにも絞り出す。

⑤ パレットナイフを使って、クリームを整える。

⑥ ナッツ、ベリー類を散らし、粉糖を茶漉しなどを使って全体にかける。(ここからは、子どもにまかせると楽しい。)

⑦ 他にもチョコレートのプレートやサンタ・クロースの人形など市販のものを飾ったりして、完成。

 

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まとめ

 甘いだけでは、単調になるので、酸味のあるサワークリーム、苦味のあるダーク・チョコレート、ナッツの香ばしさや噛み応え、ベリー類で見た目の華やかさと口に入れた時の清涼感を取り入れています。

メレンゲで作ったマッシュルームも子どもに人気であったのですが、今回は、なしにしました。

 

2日目ぐらいが一番美味しいかな。クリスマス会の前日に準備しておくとベストです。

 

 

 

 

 

 

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2023年12月25日 (月)

About cooking : 鴨のソテー・カシス・ソース

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 ほぼ毎年,作ってきたクリスマスのお料理。Shun Cooking という千趣会から出版された本の2月号でフランス人の方が紹介されていたレシピをアレンジして作っています。

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🎄材料 ソースは4人分

赤ワイン (カヴェルネ・ソーヴィニオンのタンニンが合います。)     100cc

ポルト酒 100cc (ない時は赤ワインでその分代用)

カシス・ジャム (St.Dalforeがベスト) 100g

固形ブイヨン 1個

水   200cc

塩、黒胡椒   少々

コーン・スターチ 小さじ1

バター 10g

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鴨肉バルバリー種 津軽産 2人分で1枚 (成城石井にて冷凍を購入)

クレソンなどの香味野菜 適量

 

🎄作り方

1. 鴨肉は袋から出し、室温に戻しておく。

2. [ソース作り] 小鍋に赤ワイン,ポルト酒を入れ,強火でアルコールを飛ばす。

3. ブイヨン・キューブ1個と水1カップも加える。

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4. カシスジャムも加え、大体1/3ぐらいに煮詰めていきながら、塩,引き立ての黒胡椒を入れ,味をみる。

5. コーンスターチを少量の水で溶き,様子を見ながらソースに加え、最後にバターを入れる。

6. [ソテー]鴨肉は,焼く30分ぐらい前に筋を切り,皮目の方からも包丁の先で所々刺しておく。塩を両面に振っておく。

7. 温めたフライパンに皮目を下にして強めの中火ぐらいで焼き、いい焼き色がついたら,ひっくり返す。

8. 火を弱火にしてふたをして5分ぐらい火を通す。

9. アルミホイルの光っている面を内側に焼いた鴨肉を包み、まわりを布巾で包んで10分ほど,保温しながら,肉汁を安定させる。

10. 5ミリ厚さにスライスして皿にならべ、香味野菜も添える。

11. カシス・ソースをかけ、完成。

 

今年は、パパと二人のクリスマスイブでしたが,いつも通り作って,満足。

子どもたちもそれぞれの場所でこのカシス・ソースで鴨肉や,鴨肉が手に入らなかった息子は地元の鹿肉を焼いて食べたよう。

クリスマスといえば、この料理が食べたくなる味の思い出となっています。

 

 

 

 

 

 

 

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2023年12月23日 (土)

Home music : レスリー・オドム. Jrの "Simply Christmas"

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 昨年,Instagramのリール動画につける音楽を探していて数ある “My favorite things” のカヴァーの中でも一番いいと思ったLeslie Odom Jr. の歌声とアレンジ。昨年のクリスマスには,この曲の入っているアルバムをずっと流すようになりました。

娘が,昨年クリスマスプレゼントにとCDを注文してくれたのですが、今年の1月まで入荷待ちで,年が明けてやっと送られてきました。

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アルバム自体は2016年のものですが、ご覧の通りの名曲揃い。静かで心に響くクリスマスに聴きたい名曲が入っています。Tommy Kingのピアノの伴奏も息が合っていて,自然に音楽が流れていきます。

このレスリーさんのことを調べると、アメリカ建国史の中で財政面で活躍したAlextunder Hamiltonとそれをライバル意識していたレスリー演じるAaron Burrが、中心となってを展開させていくミュージル “Hamilton” に行きつきました。アメリカで流行っていた頃に日本にいたアメリカ人の知人がヘッドフォンでハミルトンを聴きながら,Hip Hopを口走っているぐらい,アメリカで大変話題になったミュージカル。

その頃は、その音楽も内容もついていくことができず,かなり高度なイメージかつ見ることが出来なかった『ハミルトン』も今年やっと字幕付きで見ることが出来,アメリカの歴史も少し知ることが出来ました。

彼の声の少しハスキーでざらっとしている声は、Nat King Coleの深みのある懐かしい感じの歌声にも似ています。男性にしては裏声で歌う部分も多く、キーが私と近いので随分一緒に歌えるようになりました。

今年もお風呂の中で 一曲目の “Have yourself Merry little Christmas”をかけながら一緒に歌い出し,ついつい長風呂してしまう,いいアルバムです

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2023年12月22日 (金)

暮らしの中のMy Work : スモッキングのベビー服

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 息子が生まれる前に雑誌「ミセス」に作り方が載っていたスモッキングのベビー服を作りました。とてもかわいい写真で紹介されていてどうしても作ってみたいと思ったものでした。

自由が丘の今はなくなってしまった生地屋さんでスモッキングできる水玉模様の生地を見つけ、製図して作りました。

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およそ30年前のものですが,これを見るとついこの間のようにも感じます。

先日,今年生まれた息子の赤ちゃんにどうかな,と思ってほつれた部分を直してみました。

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ウエストまわりにスモッキングが入ります。

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着てもらえると,おばあちゃんうれしいという思いで,IKEAの布絵本と共に先日送りました。

お嫁ちゃんが、「今,ちょうどいいサイズなので今度,クリスマス会で着せます!」って言ってくれました。

ありがとう!こんなに嬉しいことが舞い込むなんて、神様に感謝です。

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2023年12月21日 (木)

Useful Tools : コーヒー・ミル

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Left : Kalita   Right : Peugeot

   結婚した頃より、Kalitaのセラミック・コーヒー・ミルを使っています。その頃,結婚祝いに電動のコーヒー・メーカーを送るのが流行っていたけど,私はプラスチック電化製品の耐久性はないだろうと思い,自分でも欲しいとは思いませんでした。

値段が金属の歯のものより少し、高かったような。そして30年以上、これを使い続けています。今、思い出せば歯がオール金属の実家のコーヒー・ミルに比べ、ゴリゴリする時のあたりがセラミックというだけあって、すりつぶすして粉砕している感じが強いです。

一番の思い出は、子どもたちに大うけだったこと。お誕生日やクリスマスで夕食後、ケーキを食べる時に大人はコーヒーを飲むので、豆がある時は、これでゴリゴリするのですが、誰がゴリゴリするのかで、「えらい、もめた!」ことが思い出です。

ゴリゴリは、台所の床に置いて、子供たちは座り込んで挽くのですが、その権利を得た子は、非常に満足そうにゴリゴリを全うしていくのです。何回づつ,という時もあったな。

大人は、「あれ、お手伝い、いいの?」という感じですが、今、聞いても「楽しかった。」と言います。

先日、息子がコーヒーミルを買っていたのですが、簡易のもので「壊れた!」と、言っていました。誕生日も近かったので、同じセラミック・ミルを買ってやろうと調べると、同じものは、ないようでした。

金属の歯のコーヒー・ミルがありましたが、買うのはやめておきました。

この息子に先日、いただきもののPEUGEOTのペッパーミルを送ってやったのですが、日本の輸入代理店のホームページで、1840年デザインの歴史的なコーヒーミルも扱っているのを発見!偶然セール中であったので、息子にプレゼントすることにしました。

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まずは、現物を見ると、木の部分の作りも塗りも丁寧、ドームの金属部分もキラキラしてきれいでした。歯の部分をのぞくと、鋼鉄製(鉄に2%未満の炭素を含み,きたえて堅く強くしたもの)の削りだしされた歯が見えました。

入れた豆は、内側の心棒に取り付けられた刻みの付いている歯とその周りを取り囲むリング状の刻みがついた部分との隙間に入り込み、すりつぶされるという仕組みになっていました。これを臼(うす)式というらしいです。

この刻みの形状も試行錯誤を繰り返して、この形になったのでしょう。パンフレットには、木材は、ヨーロッパの木材を使っていることと、組み立てはフランスの創業の地 フランシュ・コンテ(Franche-Comté )で行われていると書いてありました。

きっと、一生物になるであろう,いえいえ,今年生まれた孫も使ってくれるかもしれない,しっかりしたもの。

おばあちゃんになった私はこれをクリスマス・プレゼントとして彼らの家に先日,送りました。

 

 

 

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2023年12月 8日 (金)

Interior decoration : ピアノ・ライト

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 夕飯の準備のめどがたっていたら夕方6時ぐらいから7時に,ピアノを弾くのが趣味です。もうかなり老眼なので,ライトが欠かせません。今まで,70年代デザインもどきのシェードがアルミニウムのフロアー・ランプを使って背後から楽譜を照らしていました。

しかし,動かそうとすると困ったことにポールがベースからスポスポと抜けてしまうのです。このデザインは実用的でいいのですが、ピアノを弾く時は、もう少しクラッシックなデザインが似合っているように感じていました。

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東京メタル工業 白熱灯照明器具 ピアノ・ライト ML-203GZ

それで、前から気になっていたピアノ用のライトをネットで見ていたら、日本のメーカーのライトが一つ検索で出てきました。

製品は中国で作られ、値段的にもリーズナブルだったので、早めの自分へのクリスマスプレゼントとして送ってもらいました。

ベース部分は重たく、アームがつき、つまみが2か所あり、角度を変えられるようになっています。イメージ通りの作りと素材感。

ピアノの上に置くとキラキラ光るところが、アクセントになりました。

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電球は、シャンデリア球20wが一つ入っていました。電球色なので、雰囲気があるのですが、一応、口金E17というものを使えば、LED電球も入るので、IKEAのシャンデリア球 40wに変えて使っています。

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シェードの裏のネジを外してソケットを取り出してIKEAのシャンデリア球を入れました。明るくなりました。

後、コードの長さがもう少し長くないと、アップ・ライト(高さ120㎝)のピアノの上に置いた時に、コードが床上20㎝の所までになってしまうので、もう少し、長くしているといいな、と思いました。アップライトも高さがいろいろあるので、120㎝が基準ではないのですが。

このデザイン、元は1901年にアメリカでシェードが緑色の硝子製のスタンド ’エメラライト’(Emelalite)が特許登録されていて、その後、他のメーカーも違う名前をつけて製造したようです。アメリカ中の図書館で使われたよう。

真鍮製のシェードの Banker’s light は、イギリスで1927年、特許登録がされているそうで、その時、台座とシェードの角度調節が出来る形となったようです。(Wikipediaより)

ですから、これほ、「イギリス版バンカーズ・ライト」と呼ぶのが正しいかな。譜面が両開きの冊子の時は、幅13.5㎝でも真上から照らすので、照射範囲は大丈夫。

以前よりも光源が近いので、集中できるような気もしますが、相変わらず、同じところでつっかかるピアノで、根本は、「もっとまじめに練習しなさい、ライトのもんだいではない。」ということだけは、明白な事実でした。

 

 

 

 

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2023年12月 4日 (月)

About An Artist : David Hockney

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 11月5日まで東京都現代美術館で行われていた『デヴィッド・ホックニー展』に10月に行ってきました。コロナ下ですっかり美術館に行けないことに慣れてしまいましたが、この展覧会だけは「行こう。」と思っていた展覧会でした。

ホックニーを知ったのは、私が美術科の学生になった頃。図書館にあった『美術手帖』で見たのかな。そして池袋のSEIBU美術館で初めて作品を見たような気がします。

とにかくその当時、生きている人たちの作品で日本では、まだ真価が定まらないので公立の美術館はその頃は、展示していませんでした。

私は、ほぼ正方形に近い、額装もシンプル、厚みも薄い、リキテンシュタイン、ウォーホール、ホックニーなどの作品を見て、その時代の新しい作品を目の当たりにしました。学生でお金もないので図録などは、買えず、しっかり目に焼き付け、エネルギーを受け止め、うきうきして帰ったことを覚えています。それらの作品は、まだ日本で解説したものが少なく、Tom Wolfe の"THE PAINTED WORD"の日本語訳『現代美術コテンパン』(晶文社刊)や『アメリカン・アート』石崎浩一郎著(講談社現代新書刊)などがアメリカでの美術の動向を解説するもので、熟読していました。

20世紀の美術は作品だけを見ると、「なんでこうなっちゃったの?」という感じで展開していきますが、当時の背景を知ることで「なるほど。」と分かるわけですが、「だれのため?」と考えると、必ずしも「人のため」の美術ではなくなり、自分を認めてもらいたい欲求だったりします。そうなると「どうぞ、ご勝手に」と大衆からは、見られたりしていました。で30年ぐらい経ってその人たちの突っ張った作品もやっと大衆に受け入れられ、Tシャツの絵に使われたりしています。30年くらい平気で先を行っているという表現が正しいのかな。

ホックニーを初めて見た時、子どもの頃、きれいで好きだった、プールの水面に揺れる不定形の輪をつないだような光の形を作品に取り入れていたことで、「うまいな~!」なんて、思ったことを覚えています。

芝生でスプリンクラーが回っている作品も子どもの時の体験を思い出しました。水しぶきに当たって「気持ちいい!」とか。

リトグラフの作品だった思いますが、油絵の重厚さに比べ平面的で軽く、色彩は明るく、カジュアル。作品を見て「楽しい!」という気持ちを呼び起こしてくれたような作品であったことを覚えています。

そういった点で、新しく、自分の木版画やシルク・スクリーンの制作では、「何となくホックニー」的なのほほんとした作品を作ったりしました。ですから、結構、影響を受けておりました。その後、私は就職、結婚、育児に追われ、ホックニーのその後の活動は、知らなかったのですが、子どもが中学生になった時、ホックニーのコラージュの作品が資料集に取り上げられていて、作風が変わったことを知りました。一枚の写真のように人間は空間を把握していない、絶えずあちこち、視点を動かして、空間を私達は把握している、だから、こんな作品を作ってみました、というような実験的なコラージュ作品でした。

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2017年 大英博物館で行われた"Hokusai : Beyond the Great Wave" という北斎の展覧会に合わせて撮影されたドキュメンタリー映画にホックニーは、解説者のように出演。彼自身が北斎のことを画家の視点で語っていました。そこで日本の美術にも精通し研究熱心な人であることを知り、より尊敬するようになりました。

そして今回の作品展で、ホックニーが人生をかけて研究している「人は空間を平面にどう表現してきたか、またその新しい方法とは?」をまた見させてもらえ、実りの多い展覧会でした。

ちょっと、じわっと感動したのは、ホックニーがお母さんの肖像画を描いた『My Parents』という作品でした。自分も学生時代、何をキャンバスに描くか悩んだ挙句、家族一人ひとりをスケッチし、それを組み合わせて油彩画にしました。その時の気持ちは、「これ以上ない感謝の気持ち」からでした。

ですから、ホックニーが両親の肖像画を一世を風靡したロサンゼルスの作品群の後に描いていたことに自分の最も大事な家族の絵を愛情を持って描いていたことにとても人間的なものを感じました。

また、9つのカメラを車に乗せて微妙に視点と視線が違う同時撮影の道沿いの森を写した動画のコラージュ4作品は、自分がその道を本当に散歩をしているように感じさせてくれました。鳥のさえずりで樹の上の方を眺めたり、光に透ける葉の輝きを眺めたりしながら、あちこち視点をずらしながら、人が五感で空間を感じる気持ちよさを疑似体験しているようで、「またもやうまいことをするな!」と会場で笑ってしまいました。

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ホックニーの「水」の表現への探求も印象に残りました。1971年に日本に訪れた時の感想が載った本が会場の一角にありました。そこに『(その当時の日本の風景が浮世絵に描かれていた)イメージした景色とは違って(工場が立ち並び)、がっかりした。』というような記述があるのですが、『それでも日本の絵の水の表現方法は、素晴らしいものがある。」と書いてあり、ホックニー自身も「水」の表現、プール、スプリンクラー、雨、水たまり,池などの表現に今もこだわっていることがiPadで描いた作品からも伺えました。

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渋谷のBukamuraの本屋さんが閉まる前に「この本は買っておこう!」と買い求めたホックニーの『絵画の歴史 洞窟壁画からiPadまで』は、まだ読破できていないのですが、今回また、美術館で『春はまた巡る』(いすれも青幻舎刊)を買ってしまいました。

ただでさえ、Slow readerなのに、老眼も加わりどうやって本を読もうか悩む今日この頃ですが、、ホックニーのまなざしや考えを追体験しながら、読んでいきたいと思っています。

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