2019年8月24日 (土)

Visiting a garden : 足立美術館

  Img_3878-2 

                                                       Aug.14.2019

足立美術館に初めて訪れました。この日は、翌日西日本を縦断した台風の影響で、強風が吹く中の夏の暑い日でした。

館内に入って通路沿いに白砂を敷いた一角に水の流れる鹿威し(ししおどし)がありました。黄緑色にモミジの葉が透けて美しい緑陰に夏の暑さを忘れるような場所。

ここは、少し外に出られ、水の音、風を感じれるので、一番印象に残った一角になりました。

子どもの頃に、遊びに行った古い庭のあるお家のことを思い出しました。そこで松ぼっくりを投げ合ったり、飛石の上をぴょんぴょん飛び越しながら、鬼ごっこをしたことなど、さんざん遊んだことを思い出しました。

この一角に工事中の看板があり、魯山人館を建設中ということでした。

Img_3883

The Moss garden 苔庭

川の流れのように白砂を敷き廻し、奥に続きながら両側にアカマツが覆いかぶさるように生えています。

  Img_3890

石橋を見ると、白砂は、水の流れ。松が盆栽のような仕上げ。

Img_3892-2

枯山水庭園

大きな窓から望める枯山水庭園。クロマツが小さく仕立ててあり斜面の緑につながっていく。

背後には山並みの借景。

ツツジ、サツキの剪定は年に8回行うようです。きれいなドーム型に刈られています。

朝早くに手入れをされるようです。

Img_3896

クスノキの大木越しに庭園を見る。

Img_3904

池庭

鯉が泳ぐ池。反射が眩しく、夏の庭の水景色としてホッとする庭でした。

足立美術館の庭はアメリカの日本庭園雑誌 The journal of the Japanese gardening

において2003年より第一位となっているそうです。

 

第2位は桂離宮。

足立美術館は、ガラス越しに観る庭園。桂離宮は実際に庭を歩いて、楽しむ庭園。

そういった面で、楽しむ内容は違います。

 

私が庭を訪れる楽しみは、視覚だけでなく、風や鳥の声,虫の音など自分がその場所に滞在したという記憶を刻むもの。

| | コメント (0)

2019年8月22日 (木)

Visiting a garden : 桂離宮 Katura imperial villa

Img_3769-2_20190822140701

古書院 月見台付近からの眺め  中秋の名月は南東のこの方向に浮かぶ。

                      Aug.6.2019

いつか行って見たいと思っていた桂離宮。とうとう、行くことがかないました。

この日は、台風の影響で、風があり、雲も多く浮かぶ夏の日差しがじりじり暑い日。

写真のような眺めとなる古書院は、1615年(江戸)に最初に桂川の水を引き入れ、別荘庭園を八条宮智仁親王が作らせた時からのもので、今でも桂離宮の中心となっている場所です。

月の名所として古来より有名であった桂で中秋の名月を観るのに合わせて、建物の位置、月見台、池の位置、植栽を配しています。

今では、桂離宮の周辺も住宅が増え、ここからの眺めを維持するために、植栽で覆うなどの手立てを取っているそうです。

Img_3747-2

 州浜より天橋立を望む              Aug.6.2019

見学順に紹介すると、こちらは、智仁親王の子 智忠親王が1642年に作らせた辺りです。増改築を自分の婚儀に合わせて行っています。

前田家出身で徳川家の養女となった妃であったことから、故郷の景色を表現しようと海辺の景色や天の橋立に見立てた石橋を造ったそうです。

Img_3751-2

松琴亭                     智仁親王期

この建物は、室内も見学可能な場所。いろいろと工夫された意匠を見ることが出来ました。網代戸の焦げ茶色になった古びた色が襖の藍色と合います。和紙は、妃のお国の加賀奉書と呼ばれる和紙を使っています。市松文様は、正方形の格子ではなく、長方形でかなり大きい。よく考えてみると、襖の縦横にちょうど収まるよう格子の幅は等分したから、長方形になったのかな。

Img_3755-3

松琴亭の石炉

松琴亭は、特に面白かった亭で、茶室もあるし、池に面して水屋や炉が作られた板の間もあり、こんな場所で「おもてなし」をするのもされるのも楽しそうだな、と思う場所でした。写真の石炉も面白い。ここでは、料理は作らないのですが、池の向こうで作らせた食事を船に乗せ、ここに運び、食べるまでの間、この床の間ほどの面積で床を掘ってある場所に炭を入れ、料理を温めたという場所。

壁には煤がついています。そして、戸袋が上部についていますが、そこに葦にとまるカワセミなどの水墨画がさらりと描かれていました。

娘が「かわいい!」と言うと、ガイドの方が「これは、狩野探幽!」「えー!」と思わず、叫んでしまいました。

後から、調べると幕府の御用絵師である狩野派三兄弟が桂に来て、中書院の襖絵など(未公開)の仕事をしていました。

Img_3759-3

賞花亭の手水鉢

山の景色を表したいう大中島は、樹木も針葉樹を植えてあり、山道に見立てた斜面を登ると賞花亭という眺めのよい建物に着きました。実際にあった茶屋を移築し、今でいう展望台休憩所のような開放的な造りで、見学者の人たちと一休み。

立ち上がり、斜面を下りながら、いい形の手水鉢を見つけました。枝垂れかかっているのは、ハギでしょう。もう少ししたら、花が咲きそうです。

この手水鉢、これも後から調べてみると、五輪塔の水輪の転用だそうです。きれいな鉢形で思わず目を引いてしましました。

Img_3760_20190822162401

古書院に続く土橋付近より

桂離宮と聞いてイメージするのはこの書院の美しい屋根の形。

正式には杮葺き入母屋造り(こけらぶきいりもやづくり)というそうです。瓦の屋根の重厚さに比べ、杮葺きは、簡素。ヒノキ、スギ等の木を薄板にして、少しずつずらして屋根に留めていくもの。

Img_3947-2

書院前の広場は、現在は芝張り。本を読んでいたら、昔は白砂敷きであったと書いてありました。

ここで、蹴鞠をしたそうです。また、これだけの広場があるからまだまだ増改築可能であったということも書いてありました。

床が高いのは、桂川の氾濫で浸水の可能性があるのでこのように上げているのだそうです。

でもこの姿が、用途や大きさなど全然違いますが、コルビジェのピロティのある建築とも似ているように昔から感じていました。

そこには、立面図の縦横の比が西欧の建築に多く使われているバランスの良い黄金比を含んでいることを宮元健次氏の本で知りました。

Img_3774

真の飛石

書院に上がるための玄関に通じる飛石 いろいろなルートが交錯している場所ですが、お客様はこちらをどうぞ、と石を変えて表している所。

このパズルのように組み合わせている飛石部分も黄金比が使われているそうです。

黄金比を使っている建築物としては、法隆寺、薬師寺があるそうですが、それ以降はなく、この桂離宮に突如として多用されているそうです。

それには、智仁、智忠親王とも妃がキリシタンと関係にある家の出であったことも西欧の文化を柔軟に取り入れようとする気風を持った家で

あり、西欧の建築や造園に関する情報を宣教師から教えてもらったという事実があったそうです。

黄金比の他、遠近法なども限られた空間により距離感や立体感を与える工夫がそれとは分からない調子でほどこされている庭であるそうです。

指揮をとったのが智仁、智忠親王であったという説と桂離宮でも出てきた幕府の宮廷付き工人であった小堀遠州説とがあるそうです。

Img_3773-2

Pinus densiflora                  

最後に桂離宮の全体生垣も含めて、植栽管理がとても良いなと思いました。

私が今まで訪れた庭の中では、一番です。桂川の氾濫源ということも土壌がいいのか、植物が活きいき育っていました。

この松の緑が夏の光の中、輝いており、印象に残りました。

また、別の季節にも訪れたいなと思いました。

 

| | コメント (0)

2019年8月21日 (水)

Visiting a garden : 龍安寺

 Img_3710-3

Ryoan-ji    Front gate                        Aug.6.2019

朝早く、家を出て京都へ。真夏の市街地を抜け、10時過ぎには臨済宗妙心寺派の龍安寺に到着。緑陰に覆われた山門の前に立つと涼しい風と虫の音で、一気に避暑地に来たような気分。そもそもこの場所は、北側は衣笠山などの山々に覆われた場所で、古くは墳墓、平安時代には藤原北家の徳大寺実能が山荘を構えた場所。

Img_3711-5

Nelumbo nucifera

山門脇の水鉢に植えられたハスの葉が清涼感をもたらしていました。

Img_3735-2

太鼓橋のかかる鏡容池。大きな池泉式回遊庭園になっています。ピンク色のスイレンや白いハスの花が咲いていました。モネが見たら、びっくりするだろうな、と思うほど、睡蓮がいっぱい育っていました。

Img_3716-2

庫裡 Kuri

石段の先に大きな切妻屋根に木組みの柱や梁が白壁にくっきり見える禅宗寺院特有の庫裡と呼ばれる建物が現れました。山荘に到着したような安堵感。このまま、宿泊したいような感じでした。

Img_3720

素足で方丈に入ると、緑の中、石庭が現れました。花崗岩の風化した石英、長石の多い白川砂を敷いているので、反射光の眩しい瀬戸内海の真夏の海景色にも見えました。

Img_3721-2

みんな縁側や回廊に座って静かに枯山水のお庭を見ていました。大きな石は、裏山の墓陵に使われていた墓石がくずれたものが使われているそうです。

墓石を見つめる=「死」を見つめること、「無」を表現しているとされています。僧侶たちは、この墓石を見ながら「無」=「永遠不滅」という悟りの境地を追求したということです。

こうやって、人間の歴史をはるかに超える時間をかけて、作られた石を見つめることは、人間の存在について改めて感じさせてくれる時間になったと私は思いました。

Img_3717

じっくり見ていくと、入ってすぐの石の大きさは一番大きいものを据えています。これは、絵を描く時に「手前を大きく、奥のものは小さく描くと遠近感が出る。」というのと同じで、限られた空間の中で、錯視によって遠近感を強調させる手法で石組がされています。

また、宮元健次氏の著書によれば、この石庭の縦、横の比率は、黄金比を利用しており(幅24m、奥行き10m)、その対角線上に石組が配置されているそうです。不定形の石なのでランダムな感じがしますが、実はかなり意図を持った配石。

Img_3731-2

油土塀の南面側面

菜種油を混ぜて いるという油土塀の色は、弁柄色とベージュの中間色でした。これも方丈から見た時、通常の塀よりもとても高さが低い〈1mぐらい)なのです。外側のグラウンド レベルはぐっと低い。石庭の乾いた空間に緑のフレームが見え、潤いを与えていました。

油土塀の屋根の瓦をふと見上げると、室町時代に龍安寺を作った細川家の五七桐紋が見えました。白壁の方は新しい。

Img_3718-2

土地の勾配が方丈に向かって傾いていたり、(奥が高い)左側塀が低まっているそうです。これは、空間も先細っていく遠近法を使っているとのこと。言われてみれば、そうだなと思いますが、何も知らないと気付かない感じ。

本を読んでいて、「勾配が方丈側なら、庭に降った雨は方丈の方に流れてくるのでは?」と不思議に思いましたが、現地に行って見てみると、ちゃんと排水のための溝があり、黒い玉砂利が敷かれていました。

こんな工夫が、とても面白く、感じられ昔の人の知恵に感心しました。

作庭の歴史を改めて帰宅してから書物で読ると、

寺院の南庭は、儀式を行う場所であり、石組や植栽をすることは、禁じられていたそうです。(平安時代『作庭記』)しかし、儀式の場が広縁や室内に移行するに従い、南庭は使われなくなり、1619年の寺院制度の改正により、木や石を持ち込むことができるようになったそうです。龍安寺のように南庭の平庭に枯山水式庭園を作庭するようになったのは、江戸時代以降だそうです。

Img_3724-2

『都名所図會』  1780年  離島軒秋里

方丈の中に江戸時代に出版された本の写しが置いてあり、写真に撮っておきました。よく見ると、現在の方丈と枯山水の庭とは違う絵が描いてあるのに気付きました。

図の上の中央に方丈がありますが、廊下のようなものが現在の庭の中央に通っています。現在の庭の場所は、2つに分けられています。

寺のパンフレットによれば、『1797年、火災により方丈、仏殿、開山堂などを失った。現在の方丈は、そのとき西源院の方丈を移築したものである。』とありました。

このことを考えると、油土塀の色が真ん中のあたりが黒くなっていたのは、この火災の跡なのかと思いました。この火災の後、廊下部分をなくし、幅広の敷地に現在の石庭が作庭されたということです。

では、「この石庭を作ったのは誰なのか?」ということになると、諸説あるそうです。

この石庭の作られた年代は1619年から1680年の間。その時期に作庭した可能性があるのは、金森宗和。なぜなら、西源(龍安寺敷地内)の石庭を作庭したという文献があるからです。

それを1797年の火災の後、西源の方丈を移築し、枯山水の庭も移設?

ここが、はっきりしない。庭の面積も違う場所へ重たい石を運んで移設?と私も考えます。

宮元健次氏は、遠近法、黄金比の活用、借景などの手法からその当時、宣教師から西欧の技術を伝えられた宮廷付き工人であった小堀遠州ではないか?という説をあげていました。禅宗信者でもあった遠州。

しかし、文献には龍安寺作庭に遠州が関わったという記録がないそうです。

遠州がすべて仕事を記録していたわけではないという他の例を見ても、遠州の関与が伺われるようですが、遠州は1647年に亡くなっていることから、1797年の火災後の現在の石組の作庭には関われない・・・のでは、と思ったりもします。

 

 

 

☆参考文献:宮元健次著 『日本の美意識』、『京都名庭を歩く』光文社新書、『日本庭園のみかた』学芸出版社

| | コメント (0)

2019年8月 3日 (土)

Organizing ideas : 出窓を利用した本棚 

Img_3683-3  

BEFORE

我が家の北側の通称 タンス部屋。本棚も3本入っています。窓は外廊下の室外機置場の分、室内に入り組んでおり、上部は奥行きのある出窓。ついつい、いろいろなものをここに積んでしまうのですが、かなりのデッド スペース。この奥行きと高さを利用して長年作りたかった本棚を作りました。

文庫本、新書、ハードカバーの高さ20㎝ぐらいまでの比較的小型の本を入れる本棚です。

D7k_8447-2

AFTER

これが、完成した本棚。W380㎜×H1120㎜×D150㎜

青森のヒバ材集成材を使い、塗装はOSMO社のWood wax仕上げ。

Img_3656

新書の収まるサイズとして、奥行き150mmになるように材料の板幅を選びました。青森ヒバの集成材が強度的にも加工のしやすさからも良さそう。厚さは15mm。

Img_3658-2

長さ1820㎜2枚(①、②)、910㎜(③)を1枚購入。

お店でカットしてもらいました。①、②棚板350㎜×2枚+側板1120㎜=1820㎜

③天板、底板380㎜×2枚 残り150㎜

My ジグゾーもありますが、お店でカットしてもらった方が垂直に正確に切ってもらえます。

Img_3665

Paint OSMO Wood wax  ”White spruce"

やすりで面取りをしてから塗装。塗装後20~30分後に布で余分なワックスを拭き取ります。

Img_3666

木目にワックスが入り込み、表面は平滑にカバーされます。木目の美しさを生かした、自然なつやのある柔らかなイメージの塗装面となります。

Img_3667

その他、補強のための厚さ5㎜の合板も端材売り場で見つけ、家で幅38㎜にカット。高さは100㎜ぐらい。

3枚とも表から見える部分のみ塗装。

Img_3668

木ねじの下穴をキリで端より8㎜内側ぐらいに開けておきました。

Img_3669

棚板のダボ穴開け。棚板4枚なので、下から215、230、230、230、215㎜でダボ穴の位置に8㎜深さ、直径4.8㎜の穴を側板の内側2列に開けました。

Img_3675

木ねじをドライバー ドリルでしめていきます。

Img_3679

裏板も止めつけました。これが入ることで、本棚が変形するのを防ぐ役割をもたせています。

Img_3681

完成

この後、ダボ穴に金属の棚受けダボを埋め込み、棚板をのせました。

D7k_8449

設置後、違和感なく、この場所に調和し、あれよあれよと右側の私の本棚からあふれた本が入っていきました。耐震補強のL字金物を壁との間につけておくと完璧。

(まだ、取り付けてはいませんが、持っているので、後で)

この日は、猛暑日。次の日も部屋の片づけをしていたら、熱中症になってしまいました。

でも、ずっと「こうだったらいいのにな!」と考えていたことが出来たのでひじょうに満足。

 

 

 

| | コメント (0)

2019年8月 2日 (金)

Maintenance : キッチンの混合水栓の交換

D7k_8475    

GLITTRAN グリットラン                     IKEA

 台所の混合水栓をDIYで交換しました。いろいろ大変でしたが、どうにかパパがアイディアを出してくれて作業もしてくれました。

背の高いのがIKEAの製品。左にあるのが、浄水器に水を送るもの。今まで使ってきた浄水器をいかして使うためにパパさんが工夫してくれました。

P7270715

元の水栓。20年以上使用。食洗器をつけた時に分岐金物が中間部に入れられました。食洗器が壊れたのを機に、手洗いにすることにしました。子どもたちもパパも帰宅がバラバラな生活になり、ちょこちょこ洗う方が片付くし、キッチン カウンターも昔のように広く使えるようになりました。

私がネットで調べて、この分岐金物を自分で外そうとしたのが、そもそもの始まり。

P7270717

簡単に外れると思った部分が外れず、近所の金物屋さんでこの道具を購入してきました。まわると思いきやどうも設置の時にしっかりとした接着もされているようで、外せませんでした。

そこで、以前からもうそろそろ新しいもIKEA に急遽出かけ、以前よりいいな、と思っていた金物を購入。

P7270721

ここからは、ちょっとハラハラで深刻な事態。本当は、カウンターの既存の25㎜の穴2つに合う水栓器具を選ぶのが良かったのですが、IKEAの金物は一つ穴で設置するもの。既存の穴を広げようと考えましたが、新たに2つの穴の真ん中に35㎜の穴を開けることにしました。

シンクしたの給水ホースもなかなか古くネジが固着していたりして、大変でしたが、どうにかパパが新しいものと交換に成功。

D7k_8457

カウンターキッチンになっているので、水栓金物がクラッシックな曲線のデザインなものになり、満足。

機能的にもワンハンドルで水の出方を調節できることや、高さがあるので、鍋を洗ったり、水を入れたりするときに作業しやすい利点があります。

かなり慌てて、一時はどうなるかと思いましたが、今はネットで作業方法なども調べることができるので、役に立ちました。

ああよかった。きれいな水が出るっていうことに改めて感謝。

 

 

 

 

 

 

| | コメント (0)

季節のBlooming flower : ペール カラーのハイビスカス

D7k_8437

Hibiscus rosa sinensis    Peppermint wind

 春先、良い土に鉢土を替えてあげたので、今年はしっかり良い花を咲かせたハイビスカス。

真っ赤な色ではなく、少しピンク色の花が咲きます。

D7k_8423

                        July.30.2019

この日は、とても暑い日。でも朝からこのハイビスカスが咲いているのが見えたので、うれしかった。

一度に三輪も咲いたのは、初めて。

 

| | コメント (2)

2019年7月21日 (日)

季節のBlooming flower : えんじ色のダリア

Img_e3588

Dahlia Cav.                 July.20.2019

昨年の秋にポット苗で購入したダリア。モリモリ咲いてきました。えんじ色ですが、先が白くなっていくのが、おしゃれでしょ。

昨年秋、寒くなるにつれ、地上部が枯れていきました。メキシコ原産なので、低温化では、休眠します。

芋のような塊茎と呼ばれるものが土の中には、残っていたので、掘り起こして保存しておきました。といっても鉢皿の上にのせていただけですが。

それを春が訪れたころに、とりあえず小さな鉢の中の土に埋めておくと、発芽し、茎葉が出てきました。

D7k_8321

Petunia、Dahlia                June.5.2019

ペチュニアと寄せ植えにすることにして、大きな鉢に植え込みました。この時は、まだあまり大きくなかったのですが、今やペチュニアが負けそうなくらい葉や蕾を茂らせるまでに大きくなっていきました。

Img_3589

今やこんな感じ。

Img_3615-2

最近の日照不足な中でもどうにか、蕾をたくさんあげてびっくり。

Img_3616-2

一本の茎に四方八方に花茎を伸ばすので、南の太陽に花が向いて咲き方ではありません。

それが、日照不足のせいなのか、ダリアの習性なのか…これから観察しながら知っていこうと思います。

取りあえず、立派な生長をしているので、うれしい。

ちょっとうどん粉病が出ているので、今日はスプレー式の薬剤を散布しておきました。

 

 

 

 

 

 

| | コメント (0)

2019年7月 1日 (月)

季節のBlooming flower : Holly hock 2019

Img_3537

Althea rosea                                           June.15.2019

子どもの時に住んでいた場所の花壇にタチアオイが咲いていました。遊んでいると、近所のおじさんがこのタチアオイの花びらを一枚取って、付け根の厚みのところをはいで、ねとねとした粘液を利用して、鼻につけ、「ニワトリ!」ってやって見せてくれました。

しばらくは、この花が咲いている頃は、毎年、そんな遊びをしていました。

Img_3534

高さ2.5mぐらいは生長しました。現在は、咲き終わり、昨日株元からカット。

今年の花は、終わり。こぼれ種を周辺に振りまき、いつの間にか、場所を移動しながら、成長しています。

Img_3538

この中心が赤くグラデーションしている所が、好き。

洋風なイメージですが、万葉集にも詠まれているタチアオイは、少なくとも奈良時代には日本で見ることができたよう。原産は中国や中近東当たりということなので、シルクロードを伝わって、種の大きなタチアオイは、日本に持ち込まれたのかもしれない。

日本の絵画の中でも桃山時代から江戸時代にかけての襖絵や屏風絵にも描かれているのを時々見かけます。

逆円錐形にすっと高く伸びた姿や大ぶりなシンプルな花、葉の形も五裂で形がいいので、「絵になる植物」として昔から愛されてきたのでしょう。

私は、子どもの時の思い出とともにこの植物は好きですが、時々、拒否反応を示す人もいます。

不思議な魅力のタチアオイ。

 

| | コメント (0)

2019年6月30日 (日)

Crafts for living : 漆の弁当箱

D7k_8254

漆塗り二段弁当箱           木曽      よし彦

ずっと、使っていた曲げわっぱのお弁当箱。ご飯が美味しく、無塗装の木肌はご飯が美味しく食べられ、職場でお昼を食べても家庭の味たゆったり食べられる良さを楽しんでいました。けれどとうとう、黒ずんだり、ふたの側面が木目に沿って割れてしまいました。

今、空前の曲げわっぱブームのような気がしますが、いろいろ考えてみて、次のお弁当箱は、木曽の漆工房 よし彦 の栓の木をくりぬいて作った箱に漆を塗りこんだ「拭き漆」仕上げのお弁当箱にしました。表面の漆により、木肌を守る効果があり、長く使えると思います。

プラスチック製のものに比べ、こちらもゆっくりご飯を食べられる気がします。

D7k_8256_20190629193101

D70mm×W165mm×H75mm

細身の2段なので、カバンの中にすっぽり入れることができるサイズ。栓の木は下駄などにもつかわれてきた材で、軽い材です。漆を塗ると欅の木目にも似ています。

Img_3544

2段のうち浅い方の底の角は、重ねるための窪みが彫られているので、重ねた時にきれいに収まるように作られています。

また、ふたの内側(右下)も加工が施されています。材を張り合わせたりしていない一木造なので、丈夫な造りです。

D7k_8263

私は、上段にご飯、下段におかずを入れます。時々、おかずが上段の底についてしまうことがあるので、詰める時注意しています。

Img_3546-2

お箸箱は、前は使っていなかったけれど、このお弁当箱を使うようになってから欲しくなり近所で見つけました。硬いマホガニー(紫檀)を刳りぬき加工しているもの。

海外で日本向けに作られたものでしょう。お箸箱自体、日本オリジナルなものかな?

D7k_8262_20190630060801

お弁当包みは、京都の手拭い屋さん「むす美」の刺し子の布巾。たまたま、ヒカリエで京都のものを紹介しているときに見つけたもの。

風合いと色が気に入っています。

 

 

 

| | コメント (0)

2019年6月29日 (土)

Veranda Garden : ムクゲ 2019

D7k_8376-2

Hibiscus syriacus         June.29,2019

’Rose of Sharon’と呼ばれるムクゲ。八重咲の’桃花笠’という品種を鉢植えで育てています。

ポツリぽつりと毎日のように咲き出しています。

D7k_8378-2

今年は、2月の下旬に用土を替えました。すると、いい枝ぶりで春先から生長。

ただし、ベランダの花台の上で育てていたので、花の大きさが小ぶり。もう一段上の逆梁の花台にのせた方が日当たりが良かったかも。

今年は、バラにその場所は、譲っているので、バラは、生育がいい。

2010年に挿し木苗で購入し、現在9年経過。

2012年の9月に咲いた時の写真は、もっと花径が大きいので、天候にも関係しているの。かもしてません。2012年9月の様子はこちら

| | コメント (0)

2019年6月16日 (日)

Veranda Garden : アジサイ アナベルの鉢植え

D7k_8330   

Hydrangea arborescens 'Annabelle'             June.15.2019

地下茎を伸ばして株を大きくするアジサイ’アナベル’少し根のついた枝をもらって植木鉢で育ててきたもの。

今までベランダの端っこに置いてあまり陽もあたらないところに置いていたのですが、今年は、場所を移動し、用土も変えていたので、順調に生長し、ふんわり枝葉を伸ばし、咲き始めました。

D7k_8327

D7k_8332_2

アナベルの装飾花の小さめなところや、剪定が春先の萌芽前までいつでもいいところなど、手入れが楽なところもいいですね。

 

 

 

| | コメント (0)

2019年6月15日 (土)

Visiting a garden : 明月院 Bright Moon Hermitage

Img_3484 

Meigetsu-in      Kamakura    June.14.2019

あじさい寺として有名な明月院に行きました。アジサイの時期なので、平日早めと思い、朝の9時には到着。でも有名な山門までの階段の景色は人込みでした。淡い水色のアジサイに囲まれながら、いい写真もとれずに本堂に。予備知識もなく訪れたわけですが、本堂前は枯山水の庭が作られていました。臨済宗の禅寺の塔頭(僧の住む住居)として整備された今の建築、庭園。

古くは、この地に1160年に平治の乱で戦死した山内首藤俊通の供養のために子の経通が明月庵を作らせたのが始まりとされます。見渡せば鎌倉特有の砂岩質の山肌を掘り、やぐらも見えました。鎌倉では最大級の横穴式墳墓。国の史跡に指定されています。

その後、この地は北条家のものとなり、「最明寺(さいみょうじ)」が作られました。そして南宋から来た僧、蘭渓道隆(らんけい どうりゅう)により、「禅興寺(ぜんこうじ)」として開山。室町時代に1380年には、足利氏が上杉氏に伽藍を整備させ、寺域を拡大させたようです。開山は密室守厳禅師。

Meigetuinn

「明月院絵図」紙本淡彩(南北朝時代)国重要文化財 (拝観券図版より)

「明月庵」は塔頭として「明月院」として整備され、その頃の面影が今の姿に至っているようです。残されている絵を現在の様子と比べると、右下に今は存在しない塔があったことが分かります。

しかしその後、明治初年廃仏毀釈の流れの中で「禅興寺」自体は廃寺となったそうです。

そのような歴史を持つ明月院は、アジサイを戦後、杭のかわりに植えていったそうです。

Img_3528

Hydrangea Macrophylla subsp.serrata var.amoena

フワっと澄んだ水色のアジサイが道の両側にいっぱい大きく生長し、今は満開。別天地にいるような気持になりました。

寺では、剪定した枝を挿し木にして、このアジサイを育苗していました。挿し木をしてから開花する株になるまで、4,5年かかるそうです。

その作業を何十年も繰り返してきた業の末に、この別天地がここに生まれたのです。

帰ってからこのアジサイの品種を調べると、ホンアジサイと呼ばれるガクアジサイ系とエゾアジサイの交雑種ということが分かりました。

牧野富太郎が昭和の最初の頃、日本の植物を調査した時に、信越地方でこの交雑したアジサイを見つけ、「ヒメアジサイ」と命名したそうです。

そういえば、西洋アジサイを路地植えにして今、あちらこちらで色々な色のアジサイを見かけますが、それに比べ、「線が細い。」といった印象。それは、装飾花の厚みが薄く、一つの装飾花の直径も2㎝ぐらいとこぶりでした。

葉に関しても、つやのない薄手の葉です。

東国と鎌倉の幾たびにもわたる戦いがあった中で、植物は昔から交雑したものが生まれていたと思うと、意味深い感じがします。

また上杉氏は越後の国に移ったので、このヒメアジサイはそのあたりから持ってきた特に美しい品種のアジサイなのかもしれません。これは、私の想像ですが。

以前、明月院を訪れた人の感想を聞いた時、「あそこのアジサイは他とは違うのよね。」と言っていたことを思い出します。

Img_3499

Iris ensata var.ensata

本堂後ろには、庭園があり、ここも公開になっていました。花しょうぶが満開のまたまた別天地。

なかなか、満開の菖蒲園に行けることは今までも少なく、ラッキー。

Img_3504

Acer palmatum

秋になると紅葉するモミジ。今は新緑が美しい。脇の山から水が流れてきており、紅葉にはうれしい環境。

Img_3506

苔の生えている場所の緑陰も美しい。

思い切って、出かけ、満足。ここから、歩いて若宮大路で蕎麦をいただき、鬼頭天薫堂でお香を求め、寿福寺、和田塚に手を合わせ、江ノ電へ。15000歩の1day tripでした。

 

 

 

 

 

| | コメント (0)

2019年6月13日 (木)

Visiting a garden : パリジャンの庭

Img_3369-2

Vacance de Parisian    Laurent Borniche May.19.2019

今年からスタートしたNHKエデュケーショナル主催の「ばら フェスタ」に5月に行ってきました。

この催しが「国際バラとガーデニング ショウ」終了後の新たなバラの展示会となっていく催しのようです。バラの生産各社の新品種や切り花の新品種発表の場がメインの展示となっていました。

国バラの時にいつも楽しみにしていたローラン・ボーニッシュさんの展示があったのでうれしかったです。

今回のお庭は、「パリジャンのヴァカンス」

Img_3384

自然に囲まれた田舎の家でのんびりソファに寝そべりながら過ごすような感じ。

右側のテーブルには、クルミやブドウ、リンゴなどが盛られ、つまめるような位置に置かれています。

 Img_3374

向って右側には、光を集めるようにローランさんならではのバラのブーケが飾られていました。

Img_3379-2_1

右脇には、デルバール社のバラ ’フラゴナール’が壁に沿って置かれていました。

フラゴナールは、フランスのロココの時代の宮廷画家。この明るめの濃いピンクは、可愛い。

Img_3388-2

裏手には、温室がありました。

Img_3395

左側から温室内を見た所。ゼラニュームは、深紅のカリオペでしょう。

バラはデルバールの’ギー・サヴォア’こちらも赤よりも朱味によった和名でいえば、紅がかったバラ。

Img_3393 

ローランさんならではのビバーナムやリョウブを入れた丸いブーケ。

こちらは、温室になっている花屋さんといった設定のよう。

アジサイやシャクヤクなどの初夏の美しい花々がたくさん置かれ、満足満足。

ローランさんの活けたお花は、切り花であっても活き活きと咲いている姿を見せてくれ、フレッシュな気持ちにさせてくれます。

横浜の大桟橋ふ頭の展示スペースで行われたばら・フェスタ。横浜市主催の「横浜ローズウィーク」も周辺で開催しており、JR関内駅で降りて、日本大通りの園芸店のテントを見ながら、大桟橋ふ頭、それから山下公園のバラ園等眺めながら、園芸三昧の一日でした。最後は中華街へ。

「国際バラとガーデニング ショウ」の雰囲気を拡大し、太陽の元でバラの花を愛でることのできる催しになっていますので、おすすめです。

これから、横浜で開催が継続されるなら、横浜市民の私にとってはうれしい限りです。

 

 

| | コメント (0)

2019年6月 8日 (土)

The Roses : Moonlight 2019

D7k_8214_1

Rosa 'Moonlight'  Hybrid Musk Pemberton En  May.18.2019

 ベランダで育てて、22年目のバラ ’ムーン ライト’。今年も開花しました。

昔の記事はこちら

D7k_8241

香りはほとんどないけれど、房咲きに咲くところや葉色の明るいグリーンが部屋の中からベランダを見た時にそよそよと風に揺れてきれいです。

D7k_8220

今までは、ウィスキーの樽に植えていたのですが、2年前から底が抜けてきて土がもれるようになり、バラの生育も悪くなっていました。昨年は、あまり花が咲かなかったので、今年の2月に手持ちの大鉢に植え替えました。

多少、オベリスクの支柱の径をすぼめるようにしないと入らなかったのですが、なんとか設置できました。

土の流出もなく、落ち着いて春の芽だしから生育できたので、こじんまりと花を咲かせることができました。

1997年から新苗で育ててきたもので、振り返るとこの間のことのようにここにバラを置いたことを思い出します。

いろいろ、枯らしてバラもあったけれど、このバラは育ててた期間が最長のバラとなっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| | コメント (0)

2019年6月 5日 (水)

The Roses : バラとクレマチス 2019

 D7k_8314-2

Clematis 'Pretty pinwheel' & Petunia  'Surfinia series Lavender race' 

 June.1.2019

クレマチスがたくさん咲きました。2016年に国バラで苗を購入し、3年目。

ペチュニアは、サフィニアのラベンダーレース。

D7k_8310-2

ポンポンと咲いているのはバラ ’ホワイト ドロシー パーキンス’。

今年3月にラティスの桟の部分をペイントしたので、イメージが明るくなりました。

D7k_8316

もうちょっとバラは、つぼみがあったけれど虫に食べられてしまったよう。

D7k_8320

真ん中に置いたコニファー’ムーン ライト’の青味のグリーンとラティスの色が似ています。

 

 

| | コメント (0)

«The Roses : アカデミー オルレアン